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聡明で頼もしい杏さん
モデルから、今では著名女優となった杏さんについて、出身校はすべて明らかになっています。
幼稚園から小学校、中学校までは青山学院。
高校は堀越高校に入学して中退しました。
幼稚園からということは、高校もそして大学も、青学に進むのではないかと予想されそうです。しかし中学時代にモデル活動を始めたということもあり、堀越高校に進学しました。
青山学院中等部 ⇒ 堀越高校 ⇒ 進学せず
高校生になった年に、当時のご家庭にはご両親の調停や経済問題などがあったようで、杏さんは高校を中退しました。
その動機として、兄の大さんには大学に進んでもらってでも、自分が借金を返そうと考えた、当時の強い意志が感じられます。
しかし一方で、杏さんは高校中退の後に大学入学資格検定に合格しています。聡明な女性ですから、状況が許せば大学進学は充分に可能であったことが予想されます。
その後の変遷の中でも活躍中で、パリ在住ですがそれゆえ「杏 現在」で探されることも多くなりました。
杏(あん 本名・渡辺杏)
生まれ:1886年4月14日
出身:東京都
1993年:(推定)青山学院初等部入学、7歳
1997年:(推定)アマチュア無線の資格取得、10歳
1999年:(推定)青山学院中等部入学、13歳
2001年:『non-no』専属モデルとして活動を始める、15歳
2002年:(推定)堀越高校入学、16歳。堀越高校中退。
2005年:パリコレに出演、19歳。
2006年:News Week誌の「世界が尊敬する日本人100人」に選出、20歳
2007年:『天国と地獄』で女優デビュー、21歳
2008年:『Oggi』専属モデル、ラジオ『BOOK BAR』ナビゲーター
2009年:ユーキャン流行語大賞の「歴女」で受賞者となる、23歳
2011年:『名前をなくした女神』
2012年:『25ans』表紙モデル、「杏のふむふむ」
2013年:連続テレビ小説『ごちそうさん』主演、『真夏の方程式』、27歳
2014年:『花咲舞が黙ってない』主演
2015年:『デート〜恋とはどんなものかしら〜』主演、東出昌大さんと結婚、29歳
2016年:『オケ老人!』映画初主演、双子の女児を出産、30歳
2019年:『偽装不倫』主演
2020年:東出昌大さんと離婚。
2021年:Instagram、YouTubeチャンネルを開設、35歳
2022年:『競争の番人』主演、坂口健太郎とダブル主演、『とんび』由美。36歳
2023年:『キングダム 運命の炎』紫夏、『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて』桔梗魁
2024年:『かくしごと』千紗子、38歳
その他出演など多数、
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
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フランスに到着したと、文字で伝えてくれています。↑
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杏さんの出身高校は堀越高校
杏さんは堀越高等学校に進学し、一年のうちに中退したことが分かっています。
堀越を選んだ理由は、上記のように、すでにモデル活動をしていたため。ご家庭の事情もあったかもしれません。
また中退した理由も先述のように、端的にいうとご家庭内の当時の問題解決のために、自ら学校を辞めて仕事に専念するためでした。
モデルとしての仕事の他に、各種アルバイトをしてお金を貯めたことが知られています。その後、連続テレビ小説『ごちそうさん』の主演を務める頃には、多額だった借金を完済したとも伝えられています。
堀越高等学校
所在地:東京都中野区中央2丁目56−2
創立:1923年
堀越高校には、繰り返すまでもなく芸能(トレイト)コースを備えた独特のシステムがあります。
1986年生まれの杏さんと、堀越高校で同期だった人物には勝地涼さんがいます。
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つまり実際のところ「高校時代」は短期だったことになります。
しかし生来の関心の幅が広く、たとえば、小6で必要になるかもしれないから小4でアマチュア無線の資格をとってしまった、という逸話に見られるように、意欲も行動力も人並み以上の杏さんです。
一般にいう高校時代の16歳から19歳くらいまでを、実際に金銭問題と向き合って解決していったもようです。一日3、4時間しか睡眠時間がなかったことも伝わっています。
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そして、高校卒業の年齢のころには、パリコレにも出演し、News Week誌の「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれるという快挙を成し遂げました。
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杏さんの出身地東京都と出身小学校、出身中学校(幼稚園からずっと青山学院)
時間はさかのぼって、杏さんの通っていた学校は中学まで青山学院だったことが分かっています。兄の渡辺大さんも、同じく青山学院。
小学校の前に、幼稚園も青山学院幼稚園でした。
ところで届け出上のことですから、青山学院幼稚園も青山学院初等部も、青山学院中等部も高等部も、住所は同じく「東京都渋谷区渋谷4丁目4−25」となります。すべて、青学の青山キャンパスにある、という話。
ちなみに「青山」の語源は、地域名。
「東京英和学校」としてこの地に移転してきた当時、周辺が「青山」と呼ばれる土地だったことに由来します。青山学院の住所は「渋谷」ながら、高橋一生さんのページにもあるように、この近辺には青山という地名が残っています。
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青山学院幼稚園は児童数が120名程度だそうです。蓮舫さんも、貴乃花親方の息子の花田優一さんも青山学院幼稚園に通っていました。
出身小学校:青山学院初等部
所在地:渋谷区渋谷4丁目4−25
青山学院初等部は、1学年が4クラスで児童数はおよそ720名となります。
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出身中学校:青山学院中等部
所在地:渋谷区渋谷4丁目4−25
青山学院中等部は1学年が8クラスとなっています。
中学受験としては2月2日に国語・算数・社会・理科の4教科で試験が行われます。中学受験事情に詳しい方には今さらかもしれませんけれど、日程がことなるので学習院女子と併願するケースが多いのだとかーー。
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このような「青学」に、杏さんは10年以上通学したことになります。俳優の高橋克典さんも、ずっと青学という一人です。中村勘九郎さんは中学までと、さらに高校の途中まで青山学院でした。
青山学院中等部の公式サイトには、杏さんの写真とメッセージが掲載されています。
讃美歌を歌った講堂。友人と将来を語ったベランダ。屋上で見た夕焼け。文化祭の前、作業を終えて学校からみたまんまるの月。
漫画やビートルズのCDで急速に埋まっていく図書カード。世界の全てが変わるような気がした、クラス変え。購買のカツ丼と牛乳の組み合わせ。(後略)・・
(https://www.jh.aoyama.ed.jp/voice_graduates/杏(あん)/ より)
中学生の杏さんが楽しんでいたことが伝わってくるようです。そして中学生へのメッセージとして「失敗や後悔だってあるけれど、そのつど納得した瞬間があればあるほど、後から振り返ることができるんじゃないかと思う」と綴っていました。
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大人となり、3人のお子さんの母となった杏さんが、今語る言葉として聞くと、ますます説得力があるように思えます。
なお、2021年に解説したYou Tubeチャンネルでは、青山学院を訪ねて賛美歌を歌ってきた日の動画もアップされています。
杏さんの出身大学はなし
このような経緯で杏さんは、大学には進学していません。
それにしても、高校時代にあたる年齢にたくさん働いてきた杏さんが、いつ大検の資格を得たのでしょうかーー。そのパワーはじつに驚異的です。
杏ちゃんは、何かと先読みしすぎちゃうクセがあるんだそうで、成人式で自分の髪で日本髪を結うために、16歳から髪の毛を伸ばしたり…。いつか大学に行きたくなるかもしれない!と先読みをして、大検をとったり…
(http://www.1242.com/program/an/2014/03/post-25.html より)
この記事ではサラッと書いていますが、清々しく力強いことです。
19歳から23歳くらいのいわゆる大学生の年齢の時の略歴を振り返ると、2005年ころには単身で渡欧し、パリコレに出演したり、『天国と地獄』で女優デビューしたり、さらに『Oggi』の専属モデルになるなど、めいっぱい仕事をしています。
2012年4月に、これはまだ朝ドラ『ごちそうさん』に出演する前のことですが、テレビ番組『ソロモン流』に登場したときは、こんな様子が伝えられました。
オープニングでは、「今日は挑戦しつづける女優 杏に密着。いまだから語れる苦難の過去にせまる 」という導入でした。当時、モデルとしてじつに「一流」の太鼓判を捺されていました。
あらゆる雑誌がなぜ彼女を起用したがるのか25ansの現場を取材。編集長は内面からにじみ出ているものがとてもクリエイティブなモデルさんだとはなした。
(https://datazoo.jp/tv/ソロモン流/561137 より)
杏さんの小さいころの夢は、漫画家やイラストレーターになることで、人前に出ることは得意ではなかったというエピソードも紹介されました。
ちなみに、2008年から杏さんはJ-WAVEの『BOOK BAR』で、本を紹介。
そのために年間120冊以上本を読むということも番組で紹介されました。パーソナリティを務める大倉眞一郎氏も、杏さんが「つらい」等々の弱音を聞いたことがないと話しました。
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そして朝ドラ『ごちそうさん』のヒロインを務め、テレビでも人気が定着してきたということでしょう。主題歌はゆず、菅田将暉さんも出演しました。キムラ緑子さんの嫌がらせ演技もなかなかでした。
『ごちそうさん』で共演した東出昌大さんとの結婚、離婚は記すまでもありません。ともかく杏さんはすでにパリに居るということを、上のほうにあるインスタでもコメントしていました。(文字とイラストが素敵ですネ)
『デート〜恋とはどんなものかしら〜』では長谷川博己さんとの、双方ともじれったい行動をする展開が、なんとも愛らしいのでした。
俳優の上川隆也が、4月スタートの日本テレビ系ドラマ『花咲舞が黙っていない』(毎週水曜 後10:00)に出演することが19日、わかった。モデルで女優の杏が、不正を見て見ぬふりできない“あきらめない”銀行員・花咲舞役で主演する同作。 pic.twitter.com/myO9OUefPC
— 花咲舞は半沢より面白い (@hanasak_imai) September 30, 2022
(『花咲舞が黙ってない』は今田美桜さん主演で2024年に第3シリーズが放送されました。あらためて杏さんを思い出す視聴者も多いそうです)
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杏さんと渡辺大さん、渡辺謙さん
上記のように、杏さんは、自分が高校を止めてでも兄、渡辺大さんの大学を続けさせようとしたとされます。
ところで青山学院高校から、青学学院大学への進学はどうなっているでしょうか。公式サイトによると、以下のように、大半(85%)が青学に進学するとされています。
高等部を卒業する生徒の約85%は青山学院大学へ進学し、 専攻分野の関係で約15%の生徒が他大学を受験しています。この内部進学は、・・(後略)・・・・(在学中の成績の確認など)
青山学院大学の出身者を見ると、「青学」のなかでずっと進学した蓮舫さんや寺島しのぶさんなどがいます。もちろん、大学受験で初めて青山学院に入る学生も多いわけですがーー
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杏さんの兄、渡辺大さんは、ずっと青学だったということになります。1984年8月生まれの大さんは、杏さんより2歳上なので、杏さんが高校を1年で中退した当時はまだ高校生だったはず。
そして、順調にいけば青山学院の大学生になるはずの兄を優先して、自分は進学を辞退したということーー。
渡辺大さんは、すなわち青山学院大学に進学し、在学中の4年時に俳優デビューしています。
BS松竹東急のドラマ「シネコンへ行こう」が無事撮影終了しました!なかなかに大変な撮影でしたが面白く撮れてると思いますのでぜひご覧ください📺月曜夜10時半からです!BSが見れれば無料でご覧いただけます📡詳しい視聴方法はこちら👇https://t.co/p0cdbQoKTl pic.twitter.com/SzhGZgSaqp
— 渡辺大 (@daiwatanabe) June 30, 2022
二人とも、渡辺謙さんの子どもであることを、当初は隠してのスタートでした。親の七光りと評価されるのを避けたとのことーー。しかし、隠しても明らかになるのが実力、ということでしょう。
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杏さんと渡辺謙さんについて、あるいは杏さんと母親との関係など、ご家庭の詳細を詮索するようなことは控えたいと思っています。
仮に冒頭の略歴に、これまで報道されてきた杏さんのご家庭での出来事を添えて考えてみると、杏さんが高校を中退したり仕事に邁進して借金を完済したとされる時系列に納得がいくというか、理解しやすいようです。
しかし、いまお元気で、いま目の前のことに取り組んでおられるということがすべてを語っていることでしょう。
「いま」の一つとして2022年08月28日 の動画で杏さんが「【謙&杏】親子で料理をしました」という様子をアップしています。これは何年ぶりだろうというような・・視聴者としても感慨深いことです。
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ご本人のコメントとしては
父娘あるあるですが、
娘、父に対しての受け応えが超塩対応です😇…⭐️
でした。なるほどですね。
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周知のように、杏さんは3人のお子さんを連れてフランスに行くことにーー。パリコレモデルとしても活躍してきた杏さんが、以前に、将来パリで生活したいと話していたこともあり、それが実現する形となりました。
上の動画が公開された2022年夏で、杏さん36歳。渡辺謙さん62歳という親子。パリに移ってからも順調に活動を続けています。
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『かくしごと』も期待作です。
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以上、簡単ですが杏さんの出身校についてでした。お読みいただきありがとうございます。