出身大学

出身大学はランキングされたり、年収との関わりや、社長数が多い大学は?等々話題になります。芸能人や著名人の出身大学、出身高校はどちらか。大学情報、高校情報も併せてご案内しています。

青山学院大学

藤間爽子(ふじまさわこ)さんの出身大学と出身高校、私立一貫からあえて堀越、青学へ

藤間爽子さんは女優でかつ三代目藤間紫(ふじまむらさき)

藤間爽子さんの学歴と出身校についてご案内します。

藤間爽子さんは舞踊家(三代目藤間紫)であり、かつ女優として活躍しています。

三代目藤間紫(さんだいめふじまむらさき)とは、爽子さんの祖母である初代の藤間紫さんを継いだということ。

ちなみに二代目藤間紫は祖母の再婚相手の市川猿翁さんということで、2つの伝統芸能の家系を並べると、素人から見ると複雑ですが(後述)ーー

爽子さんにとってはお祖母様の跡を継いだというシンプルなことでしょう。ただし、女優にもなりたいという意思が子どもの頃からありました。

 

小学校から私立の一貫校に入り、そのまま大学へ進むことも可能ながら、あえて変えて堀越高校に進学した模様。

堀越高等学校 ⇒ 青山学院大学(文学部)

また大学も、舞踊の実践を重んじる選択もあったはずですが、あえて自分の意志で、学ぶ分野を青学の比較芸術学科にしました。

自然なようでいて、芯の通った姿の感じられる女優さんです。

諸々の場面に自然に溶け込んだような役が多いのですが、2024年には『つづ井さん』で主演作も演じました。

 

藤間爽子(ふじまさわこ、三代目藤間紫・ふじまむらさき)

生まれ: 1994年8月3日
出身:東京都

2001年:(推定)小学校入学、7歳、初舞台
2004年:「羽根の禿」を市川猿翁が絶賛
2007年:(推定)中学校入学、13歳
2009年:初代藤間紫さんが逝去

2010年:(推定)堀越高校入学、16歳
2013年:(推定)青山学院大学入学、19歳
2017年:(推定)青山学院大学卒業、23歳、連続テレビ小説『ひよっこ』

2018年:三代目襲名が決定、舞台『半身』W主演、『阿佐ヶ谷スパイダース vol.26』花子
2021年:三代目藤間紫を襲名、27歳
2022年:紫派藤間流舞踊会、『ちむどんどん』矢作佳代、『マイファミリー』鈴間亜矢 、『silent』横井真子

2023年:『ブギウギ』タイ子、『大名倒産』お初
2024年:『つづ井さん』主演、『九十歳。何がめでたい』杉山桃子、30歳

その他、出演など多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。

 

藤間爽子さんの出身高校は堀越高校

藤間爽子さんは堀越高校を卒業したことが分かってきました。

公式に明らかにしているわけではありませんが、2022年の『クランクイン』の記事で、【川口春奈と“親友役”藤間爽子はリアル同級生】と報道されました。

その根拠は2022年の話題作『silent』の公式Instagramにて、このように記されたからです。

「紬と真子は親友同士の役ですが、なんと、演じている 川口春奈 さんと藤間爽子さんも、実際に同い年で本当の同級生なんです!」

 

 

ここで、川口春奈さんの出身高校は、自ら発表しているわけではありませんが、川口春奈さんのページにあるように、堀越高校出身のMattさんによる出演したテレビ番組でのコメントから、堀越高校卒業と言われるようになりました。

 

 

ここでも「真子を演じたのは、実際に川口春奈さんの高校の同級生である藤間爽子さんでした」と公式サイトで告げられています。

「実際に」という言葉を受け止める限り、堀越高校となります。

またこの情報が広まったためか、「みんなの高校情報」などのサイトでは、藤間さんが堀越高校の卒業生であるとされています。

 

堀越高等学校

所在地:東京都中野区中央2丁目56−2
創立:1923年

トレイトコースのある堀越高校として知られますが、川口春奈さんと藤間爽子さんが卒業したのが、2013年の春。

その前年が、神木隆之介さん志田未来さん、山田涼介さん等で、卒業は2012年ですが、生まれた年が基本的に1993年のため、「華の93年組」と呼ばれています。

***

藤間爽子さんが堀越高校に進んだことについては、2022年の『週刊女性PRIME』の記事が次のように伝えています。

爽子が通学していた都内の私立小中学校は、高校、大学までエスカレーターで進学可能な名門一貫校だった

成績も優秀だった彼女にとっては、そのまま高校に進むのが既定路線だったが、優等生はちょっとした“路線外の将来”を思い描く。別の高校への受験を決めたのだ。

ここで「優等生」というのは、爽子さんがきちんと勉強する優等生タイプだったという話の続きから来ています。

 

 

それにしても、「高校、大学までエスカレーター」の所にいるのに、あえて堀越に進んだということになります。

また幼時から踊りが秀逸だった藤間さんは、すでに後継者として位置づけられており、だからこそ舞踊を続けるしかないかを考えました。

同級生たちが猛勉強している間、「自分はどのみち舞踊を続けるしかないんだ」という思いが頭をもたげ、人生のルートがすべて定められてしまったかのように思えた。すると、別の道を歩いてみたくなった。

とはいえ、高校時代も日本舞踊は続けていました。

 

 

「私がもし、別の家に生まれていたら、こんなに日本舞踊を好きでいられるのか、悩んだことがありました。」

ということで、名門の家に生まれたからこその悩みがあったと言えそうです。

 

藤間爽子さんの出身地東京都と出身小学校、出身中学校

小・中学校の学校名は不明

上記の引用にもあったように、藤間さんは「都内の私立小中学校」に通っており、そこは大学までつながっている名門校だった模様。

それがどこであったか、今のところ不明です。

藤間さんは2023年になってのインタビューで以下のように語りました。

子どもの頃から学芸会でも主役をやりたいタイプでした。小学校では演劇部に所属。

・・(中略)・・

楽屋の役者たちに憧れを抱くようになり、小学生時代の作文にも〝日本舞踊もできる女優になりたい〞と書いていましたね。
(https://classy-online.jp/lifestyle/275958/ より)

 

「日本舞踊もできる女優」ということで、やはり日本舞踊は既定路線のように存在するけれど、女優でもありたいと子どもの頃から考えていたことが分かります。

祖母である初代の藤間紫さんは、2009年3月27日に亡くなりました。
それは藤間爽子さんにとって、中2のころの出来事。

よって「家を継がなければいけない。でも俳優への夢も諦めきれず」悩んだそうです。

***

ところで、通っていた小・中学校はどこかというと都内に候補となるところは多数あります。

青山学院
立教女学院
成城学園
桐朋学園
白百合学園
学習院
日本女子大
玉川学園
和光学園
慶應義塾
聖心女子 などなど

家元の家系に生まれた藤間爽子さんは、世間でいうお嬢様学校に通ったであろうことは、容易に想像できます。

「紫派藤間流」家元になる萌芽

上記にも学芸会で主役をやりたいタイプ、とありましたが、実際に小3の時は学芸会で自ら志願してネズミの役をしたことがあります。

小学校三年生の時の学芸会で、『フレデリック』っていう作品のネズミの役をやったんです。もともと人前で喋ったり、リーダー役を務めたりするタイプでもなかったのに、オーディションに手を挙げていました」
ネズミの出番はごくわずかだったが、その時、藤間は、何かが変わった実感を覚えたという。周囲の注目を集める瞬間が、なんと心地良いことか。おとなしかった性格が、みるみる変わっていった。
(https://shosetsu-maru.com/interviews/genryuno-hito/25 より)

 

このときが、『俳優・藤間爽子』という夢が萌芽した瞬間とされます。

しかし、一方で爽子さんには『日本舞踊家・藤間爽子』としてエポックメイキングとなった瞬間がありました。

それは小学四年生のころに「羽根の禿(はねのかむろ)」を舞った時のことでした。これは吉原の門口で羽根つきに興じる「禿(かむろ)」を描いた作品で、「禿」とは遊郭の遊女たちの身の回りの仕事をする女の子たち・・・

 

『おお、恥ずかしや、恥ずかしや』と、袖を持って顔を隠して踊った時、観客がワーッと笑ったそうです。

それは、観客たちが心を打たれたからでしたが、当時の爽子さんは、なぜ笑われたのかと泣いたとのこと。

しかし、そんな健気で洗練された姿から「三代目として後継を」という声が上がっていきました。

***

さて、「紫派藤間流」の話です。

紫派藤間流は分派したわけで、祖母の藤間紫さんが初代でした。
二代目を襲名したのがは「二代目市川猿翁」さん。

この二代目市川猿翁さんは、祖母の初代藤間紫さんと再婚しており、爽子さんからすると血は繋がらないけれど義理の祖父となります。

このあたりは複雑なので、こちらから。

(系図引用元 https://hochi.news/articles/20210216-OHT1T50335.html より)

 

図のように、二代目市川猿翁さんの息子が香川照之さんで、香川さんと藤間爽子さんは、血は繋がらないけれど叔父と姪ということになります。

小学4年生の時に舞った「羽根の禿(はねのかむろ)」は猿翁が絶賛し、紫さんが嫉妬したほどで、早くから後継者に指名してきた。(同上)

このように、三代目藤間紫襲名(2021年)の基礎は子どもの頃から築かれてきました。

 

藤間爽子さんの出身大学は青山学院大学

藤間さんは堀越高校から青山学院大学の文学部に進みました。

細かいことですが、堀越高校にも指定校推薦があります。

黒川智花さんのページにあるように、多数の大学と提携していますが、確認した限りでは青山学院は指定校推薦には入っていないようです。

 

だからという間でもありませんが、藤間爽子さんは自力で(一般受験か何らかの推薦かは別として)青山学院に入ったと見られます。

もともとエスカレーター式の進学の道があったのに、自分の意志で高校を変えたくらいですから、大学進学に当たっても、爽子さんの明確な意思があったと見られます。

東京藝術大学には能楽や狂言、日本舞踊の家庭に生まれた子弟が通う『邦楽科・邦楽専攻』がある。しかし、爽子は別の進路に興味を抱く。

実技や実演を中心とした大学生活ではなく、芸術を体系的に学びたいと考えるようになった。

(https://www.jprime.jp/articles/-/23499 より)

 

たしかに日本舞踊の家元の家庭に生まれているのですから、東京藝大に進むということも、自然な選択肢に見えます。

しかし、藤間さんは「美術、音楽、映像・演劇の3領域の鑑賞や歴史的背景を学ぶ」ことのできる青学の文学部比較芸術学科を選びました。

 

青山学院大学

所在地:東京都渋谷区渋谷4丁目4−25

 

渋谷駅からも近く、近隣は表参道駅、根津美術館もあるというお洒落な大学。

しかし、藤間さんが選んだ理由はまさに上記のように、比較芸術学科にあったようです。

歴史も長く学生数も多い青山学院は、輩出してきた人材は多様です。
若い役者さんだけ見ても、木戸大聖さんや、一ノ瀬颯さん、上杉柊平さんなどが、眩しいようでいて落ち着いた演技を見せてくれています。

***

大学をしっかり4年で卒業したのが、2017年。

その年、オーディションで勝ち抜いて『ひよっこ』に出演し、2018年度の劇団員募集で『阿佐ヶ谷スパイダース』に加入しました。

女優になることだけなら驚かなかった母親も、『阿佐ヶ谷スパイダース』の入団には驚いたそうです。

「このオーディション、落ちたとしても別にいいや。今がすごく楽しい!」
そんな思いで挑んだ結果、爽子は阿佐ヶ谷スパイダース入りを果たした。
『紫派藤間流』の家元を継ぐ予定であることは伏せたまま、劇団に応募書類を送った。

長塚もオーディションの途中まで、爽子の履歴は詳しく把握していなかったようだ。(https://www.jprime.jp/articles/-/23499?page=5 より)

 

ここで「長塚」とは長塚圭史さんで常盤貴子さんの夫であり、長塚京三さんの息子。

このように、藤間さんは家元云々をいわば隠したままオーディションを受けています。

 

他の取材でも爽子さんは、「オーディションを受け始めた頃は、落ちることすら嬉しかったです」と述べています。

舞踊の世界ではいつも萎縮している自分がいたけれど、俳優の世界は知らないからこそ無敵状態でした。振り返ると恥ずかしい芝居をしていたと思いますが、「人前で演技したい」という小さい頃の感情も溢れてきて、改めて表現することの楽しさを実感しました。(https://classy-online.jp/lifestyle/275958/ より)

このようにして、女優であり、日本舞踊家であるという双方の位置を確立してきました。

 

略歴のように女優活動も毎年実績を重ねています。

 

朝ドラだけ見ても、『ひよっこ』のあと、『ちむどんどん』『ブギウギ』と三回出演しており、ともかくいつの間にか顔が知られてきた女優さんの一人かもしれません。

 

2024年には『つづ井さん』で主演。

いま絶賛撮影中なのですが、撮影も毎日楽しくて楽しくて仕方がありません!大人であることを忘れて、みんなと筋肉痛になるくらい真剣に遊んでいます。
(https://natalie.mu/eiga/news/589422 より)

伝わってくる空気はなにか伸びやかで自由で、藤間爽子さんらしさが溢れているように見えます。

 

***

以上、簡単ですが藤間爽子さんの出身校についてでした。

-青山学院大学

執筆者:

関連記事

谷村奈南さんの出身大学と出身高校

Contents1 谷村奈南さんの経歴は多彩2 谷村奈南さんの出身高校は帝塚山高校(出身中学も!)3 谷村奈南さんの出身大学は青山学院大学 谷村奈南さんの経歴は多彩 谷村奈南さんの学歴と出身校について …

筒井真理子さんの出身大学と出身高校、青山学院を中退し早稲田へ

Contents1 筒井真理子さんは結婚や実家についても話題に・・2 筒井真理子さんの出身高校は山梨県立甲府第一高等学校3 筒井真理子さんの出身地山梨市と出身小学校、出身中学校4 筒井真理子さんの出身 …

木戸大聖さんの出身大学と出身高校、青山学院を卒業(大学以前は?)

Contents1 木戸大聖さんの出身校は不明も多いがじつは・・2 木戸大聖さんの出身高校は不明(青山学院高等部では?)3 木戸大聖さんの出身地横浜市(生まれ:北九州市)と、ご家族など4 木戸大聖さん …

麻生祐未さんの出身大学と出身高校

Contents1 ベテランで味のある演技の麻生祐未さん2 麻生祐未さんの出身高校は長崎県立長崎西高等学校3 麻生祐未さんの出身中学校・小学校と長崎市4 もう一つの出身地、大阪の泉佐野市5 麻生祐未さ …

寺島しのぶさんの出身大学と出身高校、小学校から大学まで青山学院

Contents1 フランス人の夫と結婚した寺島しのぶさん、眞秀(まほろ)さんも歌舞伎で活躍2 寺島しのぶさんの出身高校は青山学院高等部(出身中学校も!)3 寺島しのぶさんの出身小学校4 寺島しのぶさ …


当サイトでご案内している略歴はファンとしての情報吟味の結果であり、公式発表ではありません。ただし情報の正確さにはことさら留意しております。また、略歴中の(推定)とは特に公表はされていないけれど、計算上では推定されるという当サイトによる年譜です。同じく略歴中の学校関係などに年齢を添えた場合は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。記事中に引用したテキストのうち、色などが付いている場合は、弊サイトによる加工となります。さらに肩書や所属等は記事作成時のもので、その後変わっている場合があります。どうぞご了承ください。



カテゴリーは便宜上、国立、私立と並んでいます。順不同。高校については一部のみカテゴリー分けしています。

ご訪問まことにありがとうございます。緊急連絡先についてはプロフィールのページをご覧ください。

 

追記:偏差値の数値について
このサイトでは、出身大学・出身高校についてほとんど偏差値には触れていません(概念でなく数値として)。その理由は「偏差値」は絶対的数値ではないからです。誰による? いつのデータ? この2点をつねに適切にご案内するのは不可能と考えていますのでご理解のほどお願いいたします。
なおニュアンスは異なりますが、その人物の進学の背景として出身高校の進学状況や大学合格実績を加えている場合があります。

 

弊サイトではグーグルアドセンス広告を導入しております。ご高覧に感謝いたします。

 

 

出身大学トップに戻る