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半海一晃さんは卒業すると「オンシアター自由劇場」に所属
半海一晃(はんかい かずあき)さんの学歴と出身校についてご案内します。
半海一晃さんは舞台での活躍を経て、ドラマや映画などに数多く出演してきたベテラン俳優。
宮城県の石巻市の出身ということも有名で、高校は地元進学校の石巻高校でした。同校では俳優の中村雅俊さんが先輩に当たります。
宮城県石巻高等学校 ⇒ 日本大学、芸術学部
高校を卒業後は上京して、日大の芸術学部(日藝)の演劇学科で演劇を学びました。
大学の卒業後はオンシアター自由劇場に入り、ご本人の言葉によると「40になるまでずっと小劇場でやってきた」とのこと。
その後、ドラマや映画でも広く知られる俳優となっています。
中間管理職のような役回りが多いということで、課長とか教頭とかいった、味のある役を多く担っています。
半海一晃(はんかい かずあき)
生まれ:1958年8月11日
出身:宮城県石巻市
1965年:(推定)小学校入学、7歳
1971年:(推定)中学校入学、13歳
1974年:(推定)石巻高校入学、16歳
1977年:(推定)日本大学入学、19歳
1981年:オンシアター自由劇場に入団、23歳
1988年:オフオフ東京を結成
1993年:『にごりえ』、35歳
1997年:『せいぎのみかた』
1999年:『3年B組金八先生』安斉記者、41歳
2001年:『サトラレ』事務局長
2005年:『女王の教室』上野教頭、46歳
2006年:連続テレビ小説『純情きらり』秋山均
2010年:『ナサケの女〜国税局査察官』倉田オーナー、51歳
2013年:『シェアハウスの恋人』杉ノ原二郎、『んで、全部、海さ流した。』佐藤塾長
2015年:『デスノート』ワタリ、56歳
2018年:『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』鈴木二郎、59歳
2020年:『新解釈・三國志』魯粛、61歳
2021年:『ひきこもり先生』長嶺幸二 、大河ドラマ『青天を衝け』小村寿太郎 、『にじいろカルテ』筑紫次郎
2022年:舞台『富士見町アパートメント2022』実智、63歳
2024年:『厨房のありす』柳田医師 、『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室』武藤晴夫、66歳
2025年:『サンセット・サンライズ』狩野和彦、67歳
その他、出演など多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
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(『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室』にて)
半海一晃さんの出身高校は宮城県石巻高等学校
半海さんの卒業した石巻高校は創立が1923年で、旧制中学時代は「石巻中学」でした。
長い歴史を誇る伝統校で、ずっと男子校だったものが2006年に共学となりました。
よって著名な出身者としては今のところ男性が大半で、ジャーナリストの扇谷正造氏や、衆議院議員の安住淳さん(早稲田大学へ)、俳優の中村雅俊さん(慶應義塾へ)などが知られています。
石巻市は、仙台からは松島町を挟んでさらに東北方面に進んだところにあります。たとえば仙台市に隣接するような多賀城市の出身の千葉雄大さんは、仙台市内の高校に通っていました。
おそらく石巻市では地元の高校に進むということでしょう。
たまたま私用で石巻近辺のJR矢本駅の近くに泊まったことがあります。航空自衛隊の基地も含めてずっと海が続く地域です。海が続くといっては当たり前ですが、ほんとうに「海」を感じる一帯だと思いました。
高校名は地名の前に宮城県立ではなく宮城県がつきます。
出身高等学校:宮城県石巻高等学校
所在地:宮城県石巻市大手町3−15
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【宮城県石巻高等学校 大学合格実績】は、「みんなの高校情報」から一部のみ抜粋すると2024年の実例で以下となっています。
国立大学
東大 1名
東北大学 6名
山形大学 13名
宮城大学 11名
宮城教育大学 7名
岩手大学 6名 など多数
私立大学
東北学院大学 61名
東北福祉大学 35名
東北工業大学 32名
東北医科歯科大学 11名
日本大学 7名
東京農業大学 7名
石巻高校からは仙台の大学などを中心に、関東の大学にも多数進学しており、いわゆる進学校の状況です。
しかし半海さんは芸術系なので、当初から美大系の大学を目指したと考えられます。
高校時代にどんなことをしていたか、興味深いのですが詳細不明。その後、演劇専攻に進むのですから、その分野の視野を広げていたことは確かでしょう。
半海一晃さんの出身地石巻市と出身小学校、出身中学校
半海一晃さんが宮城県石巻市の出身であることは、広く知られています。
ただし出身校のことは、現在よく分かっていません。デビューしてから40年くらいになり、半海さんの当時の小・中学校の名前がその後変わった可能性も考えられます。
よって詳細は分かり次第追記させていただきます。
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ところで、2025年に映画『サンセット・サンライズ』が公開された時、出演した半海さんの「訛り」に感動したという声が「X」にて多数見られ、そこでも「石巻出身」が話題となりました。
えり@poooon816
キャストの方の方言がネイティブで違和感なくスッと入ってきたんだけど、個人的に半海一晃さんの方言が1番聞き馴染みがよくて、おじいちゃんとおばあちゃんの会話を思い出した。調べたら石巻出身の方だった!!!1月18日宮城のbot@miyagi_no_bot
半海 一晃さんでした。石巻市出身で、中村雅俊さんとは石巻高校の先輩後輩とのことで、あまりにも自然な方言にグッと映画に引き込まれました。素晴らしい演技に拍手を送りたい…👏 1月24日もすっ@ran_03
演者の皆さんほんと宮城訛り違和感なくて驚いた! 石巻と女川出身の半海一晃さんと中村雅俊さんはマジで訛りネイティブすぎてワラタ😂(特に半海一晃さんの訛りがw)あとは竹原ピストルさんめっちゃ良かったなぁ、特に芋煮会のシーン。東北の方に特に見てもらいたい映画!#サンセットサンライズ 1月19日kopi@kopianchoco
モモちゃんの上司役の「半海一晃さん」の訛りリアル!と思ったら石巻ネイティブだった!あと三宅健さんの訛りがお上手だったの驚き! #サンセットサンライズ 2月5日
また、半海さん自身のアメーバブログでは、2011年の東日本大震災のあとの5月、石巻に帰った時のことが以下のように綴られていました。
・・前略・・途中ドライブインで休憩とりつつ13時頃石巻に入りました。
実家の方は少し前に畳が入ったりお風呂が治ったり見違えるほどきれいになっていました。
・・中略・・それにしても自衛隊の隊員さん達は本当にすごいです。いつ終わるとも分からない行方不明者の捜索や瓦礫の撤去を黙々と続けながら被災者の為にお風呂を作ってくれたりしています。
(https://ameblo.jp/kazuaki-hankai/entry-10897014012.html より)
実家は、まさに大きな被害を受けた石巻でした。
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また2024年に半海さんは石巻市から「いしのまき観光大使」に委嘱されています。
「いしのまき観光大使」には「サンドウィッチマン」なども務めており、21名ほどいるようです。(2024年の『河北新報』より)
ちなみに石巻出身の中村雅俊さんと半海さんは、2022年に舞台『富士見町アパートメント2022』で共演しました。
プライベートでは半海さん中村さんを「先輩」と呼ぶそうですが(実際中村さんが年長)、この舞台では半海さんのほうが年上の役。
半海一晃さんの私生活はあまり知られておらず、既婚。
公式サイトで身長は158センチと発表されていました。小柄な体格もあってか、どこかユーモラスでその間を和ませるような空気が醸し出されているようです。
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(『GoHome 警視庁身元不明人相談室』 にて 2024年 )
半海一晃さんの出身大学は日大、芸術学部
日大の学部の中で「芸術学部」はたくさんの「学科」を抱えています。
今さらながら日藝にどんな学科があるかというと・・
美術学科
音楽学科
デザイン学科
写真学科
映画学科
文芸学科
演劇学科
放送学科
たとえば東京芸大等の伝統的な流れからすると、芸術大学では美術学科と音楽学科が筆頭となりそうです。しかし日大の芸術学部は、以前からこのように幅広い分野の学科があり、幅広いプロを輩出してきました。
芸能人で日大の芸術学部出身者が多いのも、映画学科や演劇学科という芸能ズバリの学科が設けられていることから、充分にうなずけます。
日本大学 芸術学部
所在地:東京都練馬区旭丘2丁目42−1
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半海 一晃さんは、「演劇学科」を卒業したことが古くから知られています。演劇学科には2024年現在以下のコースがあります。
舞台構想コース
演技コース
舞台美術コース
舞踊コース
コース名は変遷してきたとみられ、たとえば笹野高史さんは、当時、日大の俳優コースに行きたかったけれど、あえて「映画学科」の「監督コース」に入ったことが知られています。
また池松壮亮さんは同じく日芸の「映画学科」の「監督コース」に入り、監督も専攻しているけれど現在は俳優業が多忙という状態。
まさに日大の芸術学部から、昨今の若手(見上愛さんら)を含めて優れた人材を出していることが分かります。
半海さんは卒業した年とみられる1981年にオンシアター自由劇場に入団しており、すぐに演劇活動を始めました。
『オンシアター自由劇場』は、串田和美さんらが六本木の小劇場「自由劇場」を拠点に1975年に始めていました。
オンシアター自由劇場の団員としての活動は略されているだけで、当時は諸々の「劇」に出演していたことでしょう。
このころの活躍について、半海さんと中村雅俊さんが共演した、上記の『富士見町アパートメント2022』での対談で、興味深いことが語られていました。
中村雅俊、半海一晃、河本準一、アキラ100%らが出演 舞台『富士見町アパートメント2022』上演決定 #中村雅俊 #半海一晃 #河本準一 #アキラ100P #富士見アパート2022 https://t.co/33t34Hy5t6 pic.twitter.com/JhQTG6nNXu
— SPICE[舞台情報メディア]/e+ (@spice_stage) February 1, 2022
僕は40になるまでずっと小劇場でやってきたので、今でも舞台の方がホームの感じはしますね。
今は映像の仕事の方が割合的には多くなりましたけど、どうしてもまだ映像はアウェーだなという、ちょっと緊張するところがあります。だから今回の舞台は、先輩と一緒にやれますし、緊張っていう感覚よりも楽しみな方が大きいですね。
(https://spice.eplus.jp/articles/300543 より)
年齢が40というと単純に計算して1998年ですから、あらためて略歴を振り返ってもその通り、半海さんは舞台が中心であったことが分かります。
なお、この対談において半海さんがオンシアター自由劇場に入った時、小日向文世さんがいたこと、小日向さんは当初、中村雅俊さんの付き人をしていたことなども語られました。
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ドラマや映画に限ると、1990年代の前半から諸々の番組に出演しており、その後の出演作は現在に至るまで、あまりに多いため挙げきれない数に上ります。
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ずっと継続している活躍ですが、2020年代の近年、特にテレビでもおなじみの顔となっている印象です。
2020年の『河北新報』では「新解釈・三國志」と「にじいろカルテ」の出演に関して、それぞれ半海さんのコメントがありました。
監督が福田雄一さん。テレビのドラマでご一緒したことはあったが、福田組の映画は初めてだった。現場ではあのメンバーの中でやるので瞬発力、対応力が要求された。役づくりというより、何もやらないようにやった。それでも、ただいるだけでおかしいと言ってもらえて光栄。
・・中略・・
主演は高畑充希さんで、山奥の診療所にやってくる、ある秘密を抱えた若い女性ドクター役。僕の役は「じじーず」と呼ばれる村の老人3人組の1人。あとの2人は泉谷しげるさんとモト冬樹さん。にぎやかで楽しい。
(https://kahoku.news/articles/20201219khn000041.html より)
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(『にじいろカルテ』にて)
まだまだ味のある役を見せていただけそうで期待しています。
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以上、簡単ですが半海一晃さんの出身校についてでした。