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一ノ瀬ワタルさんは、格闘家から俳優に華麗なる転身
一ノ瀬ワタルさんの学歴と出身校についてご案内します。
一ノ瀬ワタルさんは佐賀県の塩田町(現・嬉野市)の出身で、K-1に憧れキックボクサーを目指して上京しました。
キックボクサーの時代に、縁あって『クローズZERO II』に出演したことを機会に、役者を目指すようになりました。現在では多様な役柄をこなしています。
佐賀県の塩田町で小・中学校時代を過ごし、高校には柔道の特待で進んだとされます。ただし具体的な高校名は不明。
佐賀県の私立高校? ⇒ 進学せず
高校に入ってまもなく、K-1に憧れて高校を辞めて上京。
さらに沖縄のジムに弟子入りし、タイにも修行に行き、ふたたび東京に戻った頃に俳優への転機が訪れました。
その後、初主演にして大反響の『サンクチュアリ -聖域-』などで有名になり、ホームドラマ等にも活躍するようになりました。
2025年の『対岸の家事〜』では、娘を持つ優しい父親を演じました。
一ノ瀬ワタル (本名・一ノ瀬 亘 いちのせ わたる)
生まれ: 1985年7月30日
出身:佐賀県
1992年:(推定)小学校入学、7歳
1998年:(推定)塩田中学校入学、13歳
2001年:(推定)柔道で高校入学、上京してキックボクシングを始める、16歳
2004年:沖縄のジムに内弟子入り、19歳
2009年:『クローズZERO II』鳳仙学園の不良役、24歳
2011年:格闘技を引退して俳優になる、26歳
2012年『車イスで僕は空を飛ぶ』不良役
2013年:『ストロベリーナイト』龍崎組組員、28歳
2015年:『デスノート』メイソン・フジヤマ
2016年:『HiGH&LOW THE MOVIE 』関虎太郎
2018年:『獣になれない私たち』岡持三郎
2019年:『宮本から君へ』真淵拓馬、34歳
2022年:『石子と羽男-そんなコトで訴えます?』違法カジノの黒服、37歳
2023年:『サンクチュアリ -聖域-』主演・猿桜、『ヴィレッジ』大橋透 、38歳
2024年:連続テレビ小説『おむすび』 佐々木佑馬
2025年:『少年と犬』木村龍一、『対岸の家事〜これが、私の生きる道!』村上虎朗 、40歳
その他、出演など多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
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一ノ瀬ワタルさんの出身高校は柔道の特待生で入った地元校?
一ノ瀬ワタルさんはこれまで、高校に進学せずに格闘家を目指したと多くのサイトで伝えられていました。
しかし、実際は柔道の特待で高校に進学していたことが、2025年の取材や2023年の放送であきらかになりました。
幼少期からK-1に憧れ、柔道の特待で高校に進学するも中退。16歳でキックボクシングを始め、19歳で沖縄のジムに内弟子入り。タイのジムで2年、修行も経験した。
(『デイリースポーツ』2025.05.13 より)
しかし、具体的にどの高校だったかは不明。
「柔道の特待」に着目すると、ふつうに考えると私立高校が推測されます。
一般論として、公立高校にスポーツ推薦で入るというケースは考えられますが、スポーツ推薦よりさらに待遇の厚い「特待」の場合、おそらく私立高校だったことでしょう。
また、同じく2025年の『日刊スポーツ』では次のように報道されました。
ずっと柔道をやっていて、15~6歳の時に高校に行くが「K-1にすごく憧れてた」という。
・・中略・・
高校1年の時に「俺、将来はキックボクサーになりたいんです」という話を部活の先生にしたという。しかし「いや、お前は新日本プロレスに入れるよ」と言われ、「すいません…新日じゃなくてK-1に…」と言っても、
・・中略・・
「やばい…オレ新日に入れられるぞ…。プロレスラーになっちゃう…」と思い、高校を辞めて、佐賀から東京へ。
(https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202504060001257.html )
ということで、やはり高校の詳細は不明ながら高校1年の最初のころは部活をやっていました。
***
ところで佐賀県で柔道の強い高校としては、佐賀工業高校などが挙げられます。ただし、こちらは佐賀市にある公立高校。
一方で単純に佐賀県にある私立高校を、女子校を除いて探すと以下の8校があります。
敬徳高等学校 (伊万里市)
弘学館高等学校 (佐賀市)
佐賀学園高等学校 (佐賀市)
佐賀清和高等学校 (佐賀市)
東明館高等学校 (基山町)
北陵高等学校 (佐賀市)
龍谷高等学校 (佐賀市)
早稲田佐賀高等学校 (唐津市)
しかし、福岡県や長崎県に隣接する佐賀県において県内に限って探すことが適切か否か、何とも言えません。
また単純に「地元」にこだわると、嬉野町には佐賀県立嬉野高等学校があります。
しかし「特待」という表現がもしアバウトなものなら、私立校に限定するのも的はずれかもしれませんし、いずれ詳しいことは不明ーー。
確かなことは、柔道で高校に進学したが高1くらいで中退したということです。(後述の番組で1学期だったことも判明)
そして、東京での活動に続きます。
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一ノ瀬ワタルさんの出身地佐賀県塩田町と出身小学校、出身中学校
東京での話の前に、子どものころに戻ります。
一ノ瀬ワタルさんが佐賀県の塩田町(現在は嬉野市の塩田町)出身であることは、広く知られるようになりました。生まれたときは福岡県の久留米市。
ちなみに一ノ瀬さんという名字は、佐賀県では珍しくないようです。
まず嬉野市はどちらか・・というと、
塩田町が合併して嬉野市に含まれたのは2006年のことですから、一ノ瀬さんの当時は藤津郡の塩田町でした。
この塩田町には、のちに上記の嬉野高等学校と合併した「佐賀県立塩田工業高校」もありました。
塩田町の地域にある中学は、塩田町立塩田中学校だけですから出身中学は塩田町立塩田中学校で間違いないでしょう。
出身中学校:塩田町立塩田中学校
所在地:佐賀県嬉野市塩田町大字馬場下甲1801番地
一方で出身の小学校について、ネット上には塩田小学校という説が多いようです。ただし塩田小学校という直接根拠は特に見つかりません。
塩田小学校以外に塩田町の小学校としては以下があります。
五町田小学校
久間小学校
大草野小学校
塩田中学校とも近いため、塩田小学校が有力候補とは言えそうです。
嬉野市立塩田小学校
嬉野市塩田町馬場下甲3817番地
***
一ノ瀬さんのご家族については、2023年8月の千鳥の『相席食堂』にて、じつのお兄さんと再会するという場面がありました。
プロの格闘家を目指し、16歳で上京したワタル。上京資金を貯めるためにアルバイトをしていた忍者村から相席旅はスタート。すると、次々と懐かしい人たちと遭遇し、一気にテンションが上がる。
(ABCTV,『相席食堂』2023年8月8日放送 一ノ瀬ワタル&小沢仁志の旅! より)
ここでは、
「ナンパスポットだという足湯では遠距離恋愛をしていた頃のひたむきなエピソードを明かし、名物の温泉湯豆腐の店では食レポで言葉が出ずに大弱り」
ということで、「サンクチュアリ-聖域」主演ですっかり注目俳優となった一ノ瀬ワタルさんの凱旋のような旅でもありました。
何年も会っていない兄に会いたいと、山にこもる兄のもとへ。この日は奇しくも34歳の若さで他界した兄弟の父親の誕生日。6歳年上の兄が「バリバリ怖かった」というワタルに、兄は静かに胸の内を明かす。
(同上)
相席食堂の一ノ瀬ワタル回おもしろい。 pic.twitter.com/dM0XkuNMRz
— 圧死😸 (@gimmenicetime) August 12, 2023
このように、ワタルさんは6歳年上のしげのりさんと6年ぶりの再会となりました。
一ノ瀬さんの兄弟は自身が真ん中の3人で、お兄さんと弟さんがいることが分かっていました。
この番組のテロップでも「16歳で格闘家の夢を追い上京するため、高校1年生の一学期に退学した」という文字が流れました。
やはり高校生活は短かったことが判明。
お兄さんは、父親代わりのようにワタルさんたちを見守ってきた様子。
番組では二人で相撲を取る場面もありました。
父親は「34歳の若さで他界」ということで、当時ワタルさんは5歳のころ。
実兄のしげのりさんは一ノ瀬さんを見るなり「おーい、元気そうやん」と右手で一ノ瀬さんの体を抱き寄せてハグ。しげのりさんは仏像などを作る工房を営んでいると説明し、この日がちょうど「親父の誕生日やったん」と言い、「酒だけあげて、ありがとうって言おうと思って兄弟で」と一ノ瀬さんを仏壇へと案内しました。
(https://quick-timez.com/2023/08/12/ichinosewataruaiseki/ より)
番組によると、一ノ瀬さんは自分が怖い役を演じるときに、このお兄さんの姿が頭に浮かぶくらい、怖い存在でもあったようです。
母ちゃんから電話あってさ、ワタルが(役者を目指して)高校辞めるって言うから止めてくれってね。その時でも今思えば、分かってやれんかったな、みたいな。でも今回、肩の荷がね、ホッとしたね。(同上)
なるほどです。
高校生になったばかりで辞めるというその時に、ご家族が心配したのは当然だったことでしょう。
また、ワタルさんの弟さんについては一時はワタルさんと弟さん二人の写真が旧Xに投稿され、ワタルさんの兄弟がイケメンだと話題となったようです。
***
さらに子どものころの一ノ瀬さんは、柔道を習っていたことは確かですが、元気いっぱいだったかというと病弱で、学校には午前中しか行けなかったという話もあります。
こちらも2023年9月の『突然ですが占ってもいいですか?』に出演したときの話で、『スポーツ報知』の記事。
占い師の星ひとみさんが子どものころ病弱だったでしょうと指摘すると、小学校くらいまでは午後は病院だったとのこと。
「左目が当時、色が見えなかったこともあって。母ちゃんもシングルマザーだから、佐賀から福岡まで病院に連れて行かないといけないから。給食食べたら、母ちゃんが迎えに来てくれて、いつも病院まで連れて行ってくれてた」
(https://hochi.news/articles/20230905-OHT1T51051.html? より)
つまり、おそらく中学生になってから、柔道をやるようになったことでしょう。シングルマザーのお母さんが、病気のお子さんを連れて病院通いとは、過酷な状況が想像できてしまいます。
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一ノ瀬ワタルさんの出身大学はなし、沖縄にも、タイにも・・
上記のように、高校を中退してワタルさんは東京に向かいました。このサイトのフォーマットに従えば、大学等へは進学していません。
その後の一ノ瀬さんは、概略として次のような動きとなりました。
東京時代 ⇒ 沖縄の真樹ジム時代 ⇒ タイでの修行時代 ⇒ 再び東京時代
このあたりが、略歴でいうと2000年代の一ノ瀬さんです。
上京してキックボクサーを目指して練習し、悩みもあり練習に集中できる環境の沖縄のジムに移り、さらにタイでのムエタイのジムでは、激しい練習の日々を送りました。
「飯足りないからカエルとかスズメをジャングルに取りに行くんすよ。当時ジムの水飲んだら死ぬって言われてた。でもその水で米たいてるんすよ!」。タイでの過酷な日々は今は笑い話となっている。
(https://www.daily.co.jp/gossip/2025/05/13/0018977293.shtml)
タイからの帰国後に転機が訪れ、ジムの関連で三池崇史監督を紹介され、映画「クローズZERO2」にエキストラ出演することになりました。
「『眉毛と髪それるなら出てこいよ』って言われて、出たっすな!」 とのこと。
そこで格闘家兼エキストラとして活動するなか、「他人」を演じるうちに一つの結論に至ったそうです。
「俺キックボクシング向いてなかったんすよね」。
無意識のうちにも人を殴ることができず、だからこそ俳優業に専念できたとのこと。役の上では暴力的な悪役でも、フィクションだから演じられるーーー
そういうこともあるのかと感心しました。
***
略歴のように『クローズZERO2』が契機となり、少しずつたくさんのドラマで多くの役を演じてきました。
2019年の映画『宮本から君へ』では、真利子監督に「体重を110キロに増やす」という約束をして、実際に2ヶ月で33キロも増量しました。
Netflixの中で断然面白かったのは相撲界のアレとかコレとかアンタッチャブルに触れたフィクションドラマ「サンクチュアリ -聖域-」です。
主演の一ノ瀬ワタルさんは元キックボクサーの俳優さんで、トレーナーの指導の元で最終的には40kgまで増量したとか。
ここまで増量出来るのは才能かと。 pic.twitter.com/Fwp3LRA2T7
— しげらない (@Shigerious) November 28, 2024
真利子監督は、一ノ瀬さんを選んだ理由を次のように語りました。
「身体だけではなくその性格と、拓馬を演じるにふさわしい経験をしていたこと。この経験がある方は滅多にいないですが、彼は格闘家時代にその経験があって痛みを知っていた」
(https://eiga.com/news/20190911/12/ より)
『宮本から君へ』の主演は池松壮亮さんで、池松さんとは、後に『マイナビ転職』のCMでも共演しています。
***
Netflixオリジナルドラマ『サンクチュアリ -聖域』では初主演にしてものすごい反響を呼びました。主人公の小瀬清は、借金・暴力・家庭崩壊…と人生崖っぷちで荒くれ者。
その才能を猿将親方(ピエール瀧)に見初められて相撲界に入門。そして主人公は・・
やる気もなく稽古もサボり気味、先輩には盾突きまくり…と手が付けられないクズっぷりだったが、徐々に大相撲にのめり込み、若手力士“猿桜”として大相撲界でのし上がっていく。
(https://www.oricon.co.jp/news/2269238/full/)
同作の配信は2023年で、制作が発表されたのは2020年のことでした。
一ノ瀬さんはオーディションで選出され、力士役を演じる俳優は皆、専門家の指導の下、1年間に及ぶ肉体改造や相撲の稽古を行ったという異色作です。
サンクチュアリ -聖域- 見た。
パレハから面白いから見てって聞いててようやく見た。とにかくめっちゃおもろくて8話まで一気に見た。一ノ瀬ワタルがめっちゃめっちゃよかった!
凄く体張ってるなって思った!一ノ瀬ワタル好きやわ!相撲にも少し興味が出てきた。染谷将太、ピエール瀧も凄くよかった pic.twitter.com/rn5lphWEgo— エレントランキーロ (@wrestlingnjpw1) May 11, 2025
Netflixのこの作品は日本ランキング1位を獲得しました。
また、この年の『ヴィレッジ』では元格闘家同士の、横浜流星さんと共演。
***
一ノ瀬さんといえば、『サンクチュアリ -聖域』のイメージがたいへん強かったのですが、さらに数々のドラマで、もろもろの表情を見せてくれています。
2024年の連続テレビ小説の『おむすび』では、ほんわかしたマネージャー役が似合っていましたし、2025年の『対岸の家事〜これが、私の生きる道!』では、多部未華子さんの夫という大役を、しっかり務めています。
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かつては悪役、怖い役が実際多かったのですが、表現の幅広さも加わってまさに自由自在の俳優の一人となっています。
これからの役がますます楽しみです。
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以上、簡単ですが一ノ瀬ワタルさんの出身校についてでした。