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大学に進学せず

前原滉さんの出身大学と出身高校、「若き名バイプレイヤー」として活躍

前原滉(まえはらこう)さん、サッカー部の部長だった中学生が演劇にーー

前原滉さんの学歴と出身校についてご案内します。

前原滉さんは「若き名バイプレイヤー」と形容されるほど、様々な役をこなしている若手俳優。

宮城県仙台市の出身で、地元の中学からサッカーの名門である宮城県工業高校に進みました。

宮城県工業高等学校 ⇒ 進学せず

ただし、高校では小さい頃から続けていたサッカーをやらずに、進路を模索するような時期だったもよう。

さらに高校時代に観た演劇がきっかけとなり、卒業後は、後に所属する事務所の養成所に通って芸を磨きました。

事務所に所属するまで3〜4年の期間がありましたが、その後は脇役などを経て、大河ドラマや連続テレビ小説でもお馴染みの役者さんとなってきました。

2024年には主演映画『ありきたりな言葉じゃなくて』も公開。さらに幅広い演技が期待されています。

 

前原滉(まえはら こう)

生まれ: 1992年11月20日
出身:宮城県仙台市

1999年:(推定)小学校入学、7歳
2005年:(推定)五橋中学校入学、13歳
2008年:(推定)宮城県工業高校入学、16歳
2011年:高校卒業、19歳

2012年:上京、20歳
2014年:『奇跡の教室』ドラマ初出演
2015年:事務所に所属、『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』映画初出演

2016年:『重版出来!』書店員、24歳
2017年:大河ドラマ『おんな城主 直虎』角太郎、『あゝ、荒野』川崎敬三、25歳
2018年:連続テレビ小説『まんぷく』小松原完二
2019年:『あなたの番です』管理人、『いだてん〜東京オリムピック噺』 平田、27歳

2020年:『直ちゃんは小学三年生』、『とんかつDJアゲ太郎』平積タカシ
2021年:『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』主演
2022年:『鎌倉殿の13人 』一条忠頼、30歳

2023年:連続テレビ小説『らんまん』波多野泰久
2024年:『スカイキャッスル』永峰泳児、『ありきたりな言葉じゃなくて』主演、32歳

その他、出演など多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。

 

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前原滉さんの出身高校は宮城県工業高等学校

前原さんは宮城県工業高校の出身者とされています。

高等学校:宮城県工業高等学校


所在地:仙台市青葉区米ヶ袋三丁目2番1号
創立:1913年

同校は広瀬川沿いでもあり、仙台市内ではかなり中心地にあると言えます。

じつは次項の「五橋中学校」とも数百メートルの範囲であり、前原さんの子ども時代の生活範囲からも近いと考えられます。

高校は近いから選ぶものではありませんが、前原滉さんにとってサッカーが強い高校で、かつ近所でもあった、ということになりそうです。

***

仙台市内でいわゆる「工業高校」は、こちらの県立の「宮城県工業高校」と仙台市立の「仙台工業高校」があります。
仙台工業高校のほうは宮城野区でやや郊外ーー。
ちなみにサンドイッチマンのお二人の出身校である「仙台商業高等学校」は県立でなく仙台市立となります。

宮城県工業高校に設置される学科は以下の6科です。

機械科
電子機械科
電気科
情報技術科
化学工業科
インテリア科

 

2021年の『CREA』の取材によると、前原滉さんは高校に入って、続けるはずだったサッカーを止めています。その理由は、「坊主にしたくなかったから」・・・

少年サッカーチームで知り合った親友とは「サッカーの強い高校に入って、全国大会に行こう!」と約束していたんです。でも、同じ高校に入ったものの、結局反故にする感じになってしまって。

(https://crea.bunshun.jp/articles/-/30157)

 

この続きによると、その親友はキャプテンとして全国大会に出場したとのこと。
しかし、だからこそ前原さんは、「今後は後悔せず、やりたいことをやろう」と決心しました。

 

 

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(2022年の『鎌倉殿の13人 』にて)

 

この取材の後半で、少々気になった部分があります。

おばあちゃんや妹がいる家庭で育ったこともあり、じつは女性の方が話しやすかったりするんです。

でも、ずっと男子校だったし、サッカーをやっていたこともあって、わちゃちゃしたノリに対して、「なんか楽しそうだな」と、どこか傍から見ていた思い出はあるんです。
(同上)

 

ここで細かいことを言うと、もし「ずっと男子校」だったとしたら、出身校が「宮城県工業高等学校」というのは正しいのか? 気になります。

宮城県工業高等学校は共学校だからです。

 

ただ、多くの方が推測するように、工業高校は男子生徒のほうが多いのが普通。科によってはほとんど男子・・という状態も充分に考えられます。

よって当時の高校生活の思い出が、前原さんにとってほとんど「男子校」にいた・・という実感になっているのかもしれません。

 

Image

 

「男子校」問題を確認するため、一応サッカーの強い私立高校を調べると、仙台市ではサッカーも野球も強い私立校の「仙台育英高校」と「東北高校」があります。「聖和学園高校」も同様。

しかし何れの高校も現在は「共学」になっています。過去に男子校だった時代はありますが、前原さんが高校に進学する時代には共学化されていました。

よって若干の疑問は残るものの、前原滉さんの出身高校は宮城県工業高校で良さそうです。

***

【宮城県工業高校の進学状況】は、同校の公式サイトによると、令和6年3月31日現在の統計で以下のようになっています。

まず卒業生263名に対して、就職(121名)と進学(135名)は、ほぼ半数ずつ。同校への求人は多いようです。進学の場合、大半は4年制大学でした。

進学先の大学名は以下の名前が上がっていました。

東北学院大学
東北工業大学
東北芸術工科大学
東北福祉大学
山形大学 など

 

このような状況ですから、およそ半数の生徒が就職ですが、前原さんの場合、まずは週一に上京して演技を学びました(後述)。

ところで、前原さんの学年の卒業は2011年3月ですから、まさに東日本大震災のその時でした。上京するバスはなんとか運用できたようです。

 

前原滉さんの出身地仙台と出身小学校、出身中学校

前原滉さんは仙台市の出身であることが分っています。

また出身の中学校は「思い出こみゅ」によりますと仙台市の公立中学、五橋中学校とされます。
同校の出身者の一人とされていますが、厳密には「思い出こみゅ」にもたらされた情報ソースは不明。

 

仙台市立の五橋中学校は、創立が1910年という歴史のある学校で、当初は「仙台市東二番丁高等小学校」でした。

古くから仙台市の中心地であり、新宿中村屋を起こし芸術家の荻原守衛などを支えたた相馬黒光さんも卒業生となります。

 

学校名にも使われた「東二番丁」通りとは、仙台市の中心地を南北に貫いている古い通りになり、まさに歴史が降り積もったような地域にある中学。

 

出身中学校:仙台市立五橋(いつつばし)中学校

所在地:仙台市青葉区五橋2丁目2−1

同校のある場所は、東北学院大学のキャンパスにも、東北大学の本部にも近い昔からの市街地で、上記の宮城県工業高校も見えています。

 

 

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(30歳の誕生日にアップされました。可愛らしい時代・・)

 

一方で前原さんの出身小学校は今のところ不明。

ただ、五橋中学校が正しいとしたら、五橋中学校と重なる通学区域の小学校は以下の通りです。何れも「仙台市立」。

東二番丁小学校
荒町小学校
片平丁小学校
連坊小路小学校

よって、前原滉さんの出身小学校はこの中の小学校かもしれません。

 

子どものころの前原滉さんは、このようにサッカーをやっていました。

小1の頃、近所に住んでいた友だちが少年サッカーチームに入っていて、彼に誘われたのがきっかけです。どちらかというと、野球の方に興味あったんですが……(笑)。中学ではサッカー部の部長をやっていたので、高校に入っても続けるつもりでした。

(https://crea.bunshun.jp/articles/-/30157 より)

 

五橋中学校ではサッカー部の部長を務めていたということで、上記の高校での「止めた」ことにつながります。

 

前原滉さんの出身大学はなし

高校を卒業後、前原さんは上記のように俳優を志して学んでいました。

よって大学等へは進学していません。

 

契機は高校時代に舞台「ビロクシー・ブルース」を観て感動し、のちの所属事務所となる「トライストーン・エンタテイメント」の俳優養成所に入所することを決めました。

事務所に所属ではなく、まずは養成所に入ったわけです。

最初の1年間は、地元・仙台でバイトをしながら、週1回のレッスンを受けるために夜行バスで上京していました。翌年の12年に上京したのですが、なかなか結果が出ないし、所属するかどうかをマネージャーさんが決める「マネージャー・オーディション」の声もかからないので、14年にはもうやめようと思いました(笑)。

(同上)

しかし、やがて「マネージャー・オーディション」の補欠に入り、事務所に所属することになりました。

 

上記のように2012年に上京し、事務所所属が決まったのが2015年でした。

ちなみにこの取材で「今後の展望」を聞かれて、「主演・助演、どちらもできる役者になりたい」と答えています。

この時点で2021年ですが、その後まさに「どちらでもできる」俳優となっています。

平成生まれの、昭和顔ですし(笑)。「僕ほど平凡な人間が似合っている役者はいない」とも思っていますし・

 

ということで、「平凡な人間が似合う」と自己分析する前原さんは、気負いのない分、たいへ芯の強い人というのが分かります。

 

 

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ところで2022年に、前原さんがかつて修行していた「トライストーン・アクティングラボ(TSAL)」にて現役受講生に語ったことがあります。

自身もなかなか正式所属を得られず苦労していた前原さんですから、説得力のあるトークだったようです。

夜行バスで通っていた時は・・

夜12時に出て東京に5時に着いて、レッスンは12時から。知り合いもいない中、6時間潰すために無駄に歩き回ったりして。(https://deview.co.jp/Interview?am_interview_id=1178 より) 

たしかに、仙台からの夜行バスは一晩をゆっくり過ごすには早すぎるくらいの距離となります。

 

前原さんは、友人が高校サッカーで活躍することにモヤモヤしていたころ、佐藤隆太さんたちが出演した戯曲を観てその日のうちに俳優になりたいと母親に告げました。

しかし、受講生の頃はあまり目立たない存在でした。

箸にも棒にも引っかからない、完全に窓際族でしたね。今でも覚えてるのが、受講生が代わる代わる役を演じる『アトリエ発表』という授業。上手い人はセリフが増えて、下手な人はどんどん出番が少なくなっていくんですけど、・・・(中略)・・

現場ではもっと冷たい空気になることもあるし、・・

ともかく僕は当然のように窓際に追いやられてるほうでした
(同上)

 

しかし、ある時から「失敗して笑われる」のを恐れなくなった、とのこと。

「青年という設定なのに勝手におじいちゃんに変えて、腹巻を巻いてヨボヨボな芝居して講師からも『何やってるんだ』とか呆れられたり」

 

 

ということで、試行錯誤のあとに『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』にてエキストラながらテロリストという特殊な役をもらい、その後の安定した出演に繋がります。

 

***

また『mirroRliar』の取材では、2017年の映画『あゝ、荒野』にて「自殺研究会」のカリスマ的リーダー・川崎敬三を演じた時のことをこう語りました。

 

僕らのやっていることって、本当に必要なことを省いていくと、なくてもいいものに分類される可能性もある仕事だと思うんです。すごく優先順位の低いもののような気がするんです。

逆に言えば、そのなかで残っていくことってすごく大変だと思います。その意味で、人と同じじゃ絶対ダメだと思っていて、しっかり自分の考えや主義主張を持つことが大切。(https://mirrorliar.com/articles/166)

 

ニュアンスが微妙と思われますので、よろしかったら参照先をお読みください。

事務所に所属することも大切だけど、芝居を磨くことに専念するという当時の迷いや葛藤などが、なるほどでした。

 

 

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周知のように、朝ドラの『まんぷく』に出た時は、「塩軍団」の一人でした。

『まんぷく』では長谷川博己さんの萬平が、戦後、世の中に塩が足りないと知って鉄板を使った塩作りを始めるわけですがーー

中尾明慶さん、毎熊克哉さんとともに注目され、「癒やし」の役回りとされたのが前原滉さんが演じる「小松原完二」。

このとき、クセのある役を果たしたのが桐谷健太さん。

 

 

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朝ドラで言うと、2023年の『らんまん』にて、前原瑞樹さんとダブル前原での活躍もありました。前原瑞樹さんは長崎の出身で、明治大学で演劇を学びました。

 

 

2024年では『スカイキャッスル』にて最終話のサプライズを演じた永峰泳児役でした。

***

以上、簡単ですが前原滉さんの出身校についてでした。

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