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出身大学はランキングされたり、年収との関わりや、社長数が多い大学は?等々話題になります。芸能人や著名人の出身大学、出身高校はどちらか。大学情報、高校情報も併せてご案内しています。

早稲田大学

野田佳彦さんの出身大学と出身高校、千葉の船橋から早稲田の政経へ

野田佳彦さんは「松下政経塾」の1期生

野田佳彦さんの学歴と出身校についてご案内します。

 

まず野田佳彦さんの場合、総理経験者でもあり出身の小学校から大学まですべて明らかとなっています。

千葉県船橋市の地元の公立小学校、中学校を経て、地元の進学校である県立の船橋高校に入学しました。

千葉県立船橋高校 ⇒ 早稲田大学

 

早稲田では政治経済学部でした。

4年で卒業したあとは、新聞社などへの内定もありましたがちょうど松下幸之助氏に寄る「松下政経塾」が始まる時であり、野田佳彦さんは試験を受けて松下政経塾の1期生として選ばれました。

それ以降、政治家への道を進みました。

以下の略歴では党名・団体名など活動の詳細は略しています。
2024年現在は、立憲民主党の顧問でしたが、秋には党の代表戦に立候補しています。

 

野田佳彦(のだ よしひこ)

生まれ:1957年5月20日
出身:千葉県船橋市

1964年:薬円台小学校入学、7歳
1970年:二宮中学校入学、13歳
1973年:船橋高校入学、16歳

1976年:早稲田大学入学、19歳
1977年:『クイズ世界をあなたに』で優勝しアメリカ旅行
1980年:早稲田大学卒業、松下政経塾第1期生に入塾、23歳
1985年:松下政経塾を卒業、28歳

1987年:千葉県議会議員選挙で初当選、30歳
1992年:日本新党の結党に参加、35歳
1993年:衆議院議員選挙に日本新党公認で初当選、36歳

2000年:衆議院議員選挙に民主党公認で当選(2期目)43歳
2002年:民主党代表選挙で鳩山由紀夫氏に敗れる
2006年:堀江メール問題で国対委員長を辞任
2010年:菅直人内閣で財務大臣、53歳

2011年:民主党代表及び内閣総理大臣、54歳
2012年:内閣総辞職、55歳

2020年:新「立憲民主党」の最高顧問
2022年:安倍氏への追悼演説、65歳
2024年:立憲民主党代表選挙へ立候補、67歳

その他の活動多数
(党の合流や党名変更など、政治全般の変遷にともなう詳細は省略」)

*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。

 

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野田佳彦さんの出身高校は千葉県立船橋高等学校

野田佳彦さんの出身高校は、千葉県の公立高校である船橋高校でした。

千葉県立船橋高等学校

所在地:千葉県船橋市東船橋6丁目1−1
創立:1920年

 

千葉県には、「千葉県公立御三家」とされる高校があります。3校とは、千葉県立の千葉高校(千葉市)と東葛飾高校(柏市)とこちらの船橋高校(船橋市)になります。

***

【千葉県の高校偏差値ランキング】は、情報元によりデータに多少の違いはありますが「みんなの高校情報」によると2024年現在、上位の高校として以下のようになっています。

渋谷教育学園幕張高校 (私立)74
千葉高校 (公立) 73
船橋高校 (公立) 73
市川高校 (私立) 73
昭和学院秀英高校 (私立) 73
東葛飾高校 (公立) 71
佐倉高校 (公立) 71
専修大学松戸高校 ・E類(私立) 71

このように千葉県には、著名な進学校として渋谷教育学園幕張高校もあり、田中圭さんの出身校でもあります。

 

さらに上記一覧のように、千葉県には公立御三家も含めて高偏差値と言われる高校が揃っています。そういう中で船橋高校は著名な進学校の位置をずっと保っています。

 

県立船橋高校出身者には野田氏の他に船橋市長の藤代孝七氏や、映画監督の大河原孝夫さん、俳優のディーン・フジオカさんらがいます。ディーン・フジオカさんは1980年生まれで、野田氏とは20年以上の年齢差があります。

ちなみに専修大学松戸高校から早稲田に入ったのが、モデルの谷まりあさんでした。

 

【船橋高等学校 大学合格実績】は2023年の実例として、「みんなの高校情報」から抜粋すると以下のようになっています。
国公立大学
東大 12名
京大 5名
千葉大学 56名
一橋大学 27名
筑波大学 18名
東北大学 17名 など多数
私立大学
明治大学 179名
東京理科大学 161名
早稲田大学 145名
法政大学 89名
立教大学 85名
上智大学 73名
慶應義塾大学 72名 など多数

このような進学先という中で、野田佳彦さんの場合、大学受験は50年近く前のことながら、現在も多数の合格者を出している早稲田大学に進学しました。

 

 

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なお、高校時代は柔道部だったことが知られています。2011年当時の『読売新聞」では、千葉市中央区長の志村隆氏が船橋高校柔道部の1年先輩であると伝えています。

 

***

ところで余談のような話で、湊かなえさんの著書、『高校入試』の舞台となったのは船橋高校であるとWikipediaにありますが、確かな根拠はあるのでしょうか?

「1970年に実際に本校で発生した入試問題漏洩事件を題材にしている」とあります。

しかし1970年に問題が起きていたとしたら、野田氏が船橋高校を受験したのは1973年のことなので、生々しいような、そうでもないような・・・よく分かりません。

 

 

いずれにしても、船橋高校は小説『高校入試』にあったように、懸命に準備して受験する名門校ということは確かです。

また、一般に船橋高校というと県立のこちらの高校を指すことが多いのですが、船橋市立の船橋高校もあるため、市立の船橋高校は「いちふな」と呼ばれたりします。
市立船橋高校は公立ながらサッカー部などが強いことでも知られています。

 

野田佳彦さんの出身地千葉県船橋市と出身小学校、出身中学校

ここで時間を遡りますが、上記のように出身の小学校も中学校も以下の学校名であることが明らかとなっています。

 

出身小学校:船橋市立薬円台小学校

所在地:千葉県船橋市薬円台4丁目5−1

 

出身中学校:船橋市立二宮中学校

所在地:千葉県船橋市滝台一丁目2番1号

創立が1922年という歴史のある中学です。一学年が7クラスということで、今どきはマンモス校と言えるかもしれません。

 

***

野田氏の父親が所属していた習志野駐屯地は、薬円台小学校から数百メートルの位置に見えています。

新京成線でいうと、薬園台駅周辺、あるいは前原駅周辺のこの地域で、子どもの頃の野田佳彦さんが過ごしていたことが想像できます。

 

 

***

子どものころについては、ご本人の回想の寄ると3歳のころに、「浅沼稲次郎暗殺事件」が起き、政治を意識するようになったとのこと。

3歳で? というのが正直な感想ではありますが・・・ジョン・F・ケネディ暗殺事件も1963年ですから、暗殺事件の当時6歳ころでしょうか?

いずれ、幼い日にも忘れがたい事件や光景などが脳に焼き付くということはあるので、野田氏の場合、それが政治方面の出来事だったということでしょう。

ご両親については、父は陸上自衛隊習志野駐屯地に所属する自衛官、母は千葉県の農家の末っ子ということで、世襲とはまったく無関係の政界であったことが分かります。

 

 

なお、弟の野田剛彦さんは千葉県議会の議員となっています。

 

野田佳彦さんの出身大学は早稲田大学

「早稲田の政経」といえば、政治家を志す人が目指すいわば入口の一つのように思われます。

しかし意外と「早稲田の政経出身の総理大臣」は少なく、大学院を別にするとこちらの二人だけとなります。

野田佳彦氏・・・早稲田大学政治経済学部政治学科
福田康夫氏・・・早稲田大学第一政治経済学部経済学科

まさに「政治学科」を卒業したのは野田氏だけ
(小渕恵三氏は大学院の政治学研究科を修了)

 

ちなみに、同じ早稲田でも、岸田文雄首相は早稲田の法学部、森喜朗元首相は第二商学部、小渕恵三元首相は第一文学部英文学科、竹下登元首相は商学部の出身でした。

参考までに東大の「法学部政治学科」を卒業したのは宮沢熹一元首相(宮澤エマさんの祖父)、中曽根康弘元首相でした。

***

ということで野田佳彦さんの出身大学は早稲田大学です。

早稲田大学

所在地:東京都新宿区戸塚町1丁目104
(写真は大隈記念講堂の近辺)

***

広く知られるように、野田佳彦さんはNHKなどの内定を蹴る形で、松下政経塾の第1期生として入塾しました。

5期が高市早苗さんで、松下政経塾の出身者には、2期の山田宏氏、樽床伸二氏、3期の松沢成文氏、4期の原口一博氏、8期の前原誠司氏、玄葉光一郎氏、10期の中田宏氏、11期の小野寺五典氏などがいます。

 

松下政経塾は、松下幸之助氏が1979年に設立した政治塾。第1期に野田氏らが入ったのが1980年のことでした。同塾は「次代の国家指導者育成のため」に松下氏が私財を投入して設立ーー。

 

特定の政治思想を指導されるものではなく、顔ぶれからも分かるように、後に多様な党の国会議員や地方自治体の首長などになっています。

選考はもちろん厳しいもので、論文、口頭試験、語学試験などが施され、さらに適性検査もあります。応募者200人くらいに対して合格者は5名ほどとされます。

 

*ご参考までに松下政経塾の募集は現在も続いており、2024年9月現在、2025年4月入塾の募集は受付終了のお知らせがあり、第47期生(2026年4月入塾)の前期募集は2024年12月初旬に受付を開始するそうです。

公式サイトでは現役塾生のプロフィールがすべて公開されています。

面接時の松下幸之助氏と野田氏の会話は以下のようだったと伝わります。

『キミの身内に政治家はおるか?』
『まったくいません』
『そりゃ、エエな。ところでキミの家は金持ちか?』
『どちらかというと貧乏です』

ということで、第一期生に選ばれました。

 

 

なお、野田氏は世襲政治に反対する立場から、自らのお子さんには政治家になることを反対(禁止?)しているという情報があります。

ご本人の明らかな言葉は確認できませんが、事実、お子さんたちは政治家になっていません。

 

具体的には、2012年のまだ野田氏が現役の首相だった頃の雑誌『FRIDAY』には、野田氏のご家族情報として、奥様の仁実さん、お子さんの竜之介さん等の情報が載った様子。

『FRIDAY』の記事からは、当時、長男さんが筑波大医学部の学生であることが分かるようです。しかし、政治家のお子さんとはいえ、現在は一般の方の情報になります。

 

 

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なお、党の代表選挙関連で、「最近笑ったこと?」という質問に野田氏は孫の顔を見て・・のようなことを答えておられました。

いずれ、現在の職業云々は別としても、息子さんは政治の道に進んでいない(または進ませていない)ことだけは確かです。

***

松下政経塾の話に戻ると「身内に政治家」のいない野田氏は、1期生となり、5年ほどで松下政経塾を卒業しました。

その後、家庭教師など一時的な仕事を経て、1987年に千葉県議会議員選挙にて初当選し、以来ずっと政治家としての道を進んできました。

改めて確認すると総理大臣であったのは、2011年8月30日から2012年の12月26日まででした。首相当時の所属政党は「民主党」。

 

その後、党の合流もあり名称も変わり、2024年9月現在、所属政党は「立憲民主党」です。

(このページでは総理時代も含めて政治的な詳細は略しています)

しかし、たとえば石破茂氏が2016年に、野田氏が民進党幹事長に就任したときに「私は民進党の中では野田氏は極めて真っ当な保守政治家だと認識しています」と語ったように・・

党名では括れないような政治信条を持っている政治家、ということは言えそうです。

***

 

以上、簡単ですが野田佳彦さんの出身校についてでした。

*当サイトでは、政治家の方について、支持・不支持等の意図はありません

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