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公式ブログも充実、美大の可能性もあった?のん(元・能年玲奈)さん
のん(元・能年玲奈)さんの学歴と出身校についてご案内します。
のんさん(本名で元の芸名・能年玲奈さん)は朝ドラの『あまちゃん』で一気にブレイクした女優さん。
その後、名前の使用問題などの理由で、一時は出演が減ったように見えましたが、そこには業界の特殊事情も関連しているようです(後述)。
兵庫県の中央部にある神河町の出身で、地元の小・中学校を卒業しました。中学時代に「ニコラモデルオーディション」で受賞し、モデル活動をおこなっていたため、高校は都内の堀越高校へ。
堀越高校 ⇒ 進学せず
大学進学については、美大に行きたかったという話もありますが、実際は芸能活動に忙しく進学していません。
2013年に放送された『あまちゃん』のヒロイン発表は2012年7月でしたから、のんさんが高校を卒業して間もなくのことでした。
2016年に女優・創作あーちすと「のん」と改名し、さらに7年後の2023年に「女優・創作あーちすと」の部分を「俳優・アーティスト」と変更したのには、ご本人の強い思い入れがあるようです。
なお、のんさんの公式ブログは、たとえば2024年5月も19記事が投稿されており、リアルタイムでのんさんの様子を読むことができます。(のんさんのアメブロ記事一覧)
のん(元・本名・能年玲奈)
生まれ:1993年7月13日
出身:兵庫県神河町
2000年:(推定)寺前小学校入学、7歳
2006年:(推定)神河中学校入学、「ニコラモデルオーディション」でグランプリ、13歳
2009年:(推定)堀越高校入学、16歳
2010年:『告白』桐谷修花、でデビュー
2011年:『高校生レストラン』宮沢真帆
2012年:(推定)堀越高校卒業、『カラスの親指』河合まひろ、19歳
2013年:連続テレビ小説『あまちゃん』ヒロイン、20歳
2014年:『ホットロード』主演、『海月姫』主演
2016年:女優・創作あーちすと「のん」として活動を始める、『この世界の片隅に』北條すず
2017年:『創作あーちすとNON』を出版、「KAIWA(RE)CORD」(カイワ・レコード)発足、24歳
2018年:『ミライさん』主演
2019年:『おちをつけなんせ』主演、脚本、監督、26歳
2020年:SDGs people 第1号に選定、『私をくいとめて』主演、27歳
2021年:『Ribbon』主演、脚本・監督、YouTube「のんやろが!ちゃんねる」、28歳
2022年:『さかなのこ』主演、『天間荘の三姉妹』主演
2023年:肩書を「俳優・アーティスト」に改める、30歳
2024年:『スイッチインタビュー のん×百田夏菜子』、『私にふさわしいホテル』主演、『幸せカナコの殺し屋生活』主演、31歳
その他、出演など多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
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#あまちゃん #のん pic.twitter.com/HXUkdmpmPJ
— ももいろのも (@EJzPr0uNew71500) June 19, 2024
のん(元・能年玲奈)さんの出身高校は堀越高校
のんさんは中学時代に「第10回ニコラモデルオーディション」でグランプリを獲得し、専属モデルを務めましたから、高校進学時には堀越高校に進みました。
知られているように、事務所に所属している俳優として同校の「トレイトコース」を選択しました。言い換えると高校からは上京したことになります。
そして特記事項として、堀越高校において1993年生まれの能年さんは、「華の93年組」と呼ばれるメンバーの一人でした。もちろん高校の中でそんな組があったわけでなく、結果としてスゴイ方々が同期にいたということ。
ざっと挙げても男性では
神木隆之介さん
山田涼介さん
知念侑李さん
野村周平さん らがいます。
女性では、
西内まりやさん
志田未来さん
川島海荷さん
大後寿々花さん らがいました。
あらためで、志田未来さんと能年さんは同じ年齢?と不思議な気がします。どちらが年上に見えるという訳でないのですが。一緒に出演していないからでしょうか。
なるほど神木隆之介さんも、山田涼介さんも1993年生まれです。
お互いに忙しい高校生同士の高校生活は、ちょっと想像がつかない気もします。
しかし、意外と神木さんもモテる努力をしていたとかーー現実はわりと堅実なもの・・と思ったことを思い出しました。
堀越高等学校
所在地:東京都中野区中央2丁目56−2
創立:1923年
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のんさん(当時の芸名・能年玲奈さん)にとって高校時代は2009年春〜2012年春になります。
2010年まではニコラの専属モデルを務めました。
映画『告白』にも、ドラマ『高校生レストラン』にも高校時代に出演しています。 『告白』は湊かなえさんの原作で松たか子さん主演の話題作。
能年さんは『告白』のなかに沢山いる生徒の一人で、橋本愛さんも井之脇海さんも出演しました。
高校時代は、このように芸能生活と高校生活を両立していたと言えます。
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のん(元・能年玲奈)さんの出身地兵庫県神河町と出身小学校、出身中学校
高校以前の地元の話です。のんさんの出身地は兵庫県の神河町ーー。
神河町出身者として、石野真子さんとともに著名になっています。神河町の公式サイトでは、「~神河町は女優のんさんを応援しています~」というページを作って文字通り応援!
2017年の「第3回全国ふるさと甲子園2017」でも、のんさんが秋葉原の舞台に登場して神河町の魅力をPRしました。この年は神河町が「行きたいまち」第三位にランクインという快挙で、のんさんの出演した神河町PRビデオも公開されました。
ということで、神河町出身は有名なこと。
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神河町は2024年現在人口が1万人弱の町。町の中に現在は中学は1校だけとなり、その「神河町立神河中学校」がのんさんの出身校と言われています。
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さて今では「のん」さんですが、2013年当時の『ZAKZAK』では能年玲奈さんとして、以下のように説明されました。2013年とは『あまちゃん』の放映時。
能年の出身地は兵庫県のほぼ中央部の内陸にある神河(かみかわ)町。2005年11月に旧神崎町と旧大河内町が合併して誕生した。人口は約1万3000人。
・・中略・・・
能年は神河町で両親と妹の4人で暮らしていた。13歳のとき、ローティン向けファッション誌「ニコラ」の人気モデルだった新垣結衣に憧れてモデルオーディションに応募。グランプリを獲得したあとは、東京まで1人で仕事に通っていたという。
(「能年玲奈“2つの地元”にみる女優開花の秘密 豊かな自然で伸び伸び演技」2013.09.27 より)
ここで、妹さんとご両親という家族構成が分かります。
また2017年の、『創作あーちすとNON』出版にあたっての記事では通っていた寺前小学校についても触れています。
なお、本書(未見)には、のんさんの子どものころの遊び場や母校、生家など思い出の場所が映っているそうです。
秘密基地のあった畑や、オタマジャクシを飼っていた空き地、友達と遊んだ寺前小学校のゴンドラ…。中学卒業まで過ごした古里を童心に戻って駆けた。
(『兵庫おでかけプラス のんさん、故郷の神河巡る 初のアートブック出版』2017年04月18日 より)
この記事によると、中学時代にバンドの練習で毎日のように通ったスタジオもあるそうです。この町で、のんさんはすでに広く知られていたということでしょう。
(↓ 左写真中段左 & 翌年応募用紙 だそうです、13歳のころの能年玲奈さん)
#ニコラ モデルオーディションもいよいよ本日応募しめきり‼️👗(ネット:23:00まで、郵送:本日消印有効)
ニコ㋲の大先輩 #のん (#能年玲奈)さんも きっと応援してるよ😊
因みにのんさん第10回(2006年)グランプリ👑 (左写真中段左)&翌年応募用紙でモデルも務めてます(右写真)…昔のだけど参考になれば♪ https://t.co/6SEK7od69V pic.twitter.com/Ec1KqiPh0g— マー坊豆腐 🇺🇦 ☮️🇷🇺 (@eba65213) June 14, 2024
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このように諸々の報道の他に、口コミでも多数の情報があり、のんさんの出身小学校、中学校は以下となります。
出身小学校:神河町立寺前小学校
所在地:兵庫県神崎郡神河町寺前435−1
あえて広域で見ると、神河町が兵庫県の中央部にあることが分かります。
出身中学校:神河町立神河中学校
所在地:兵庫県神崎郡神河町上岩25−1
上記の寺前小学校も、数百メートルの近隣に見えています。
両校とも、JRでいうと「寺前」が最寄り駅となります。記事にあるようにグランプリ受賞のあと、ここから東京まで通うのは、なかなか大変だったことが想像できます。
しかし一方で、のんさんに限らず、どこに住んでいても諸々のオーディションに応募して受賞した人には、道が開かれるということも、あらためて感じます。
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先述のように、能年玲奈さんは中学時代というより入学したばかりの2006年に「第10回ニコラモデルオーディション」でグランプリを得て、仕事のときは上京するという中学生活でした。
なお子どものころについて、能年さんは2016年の「エンタがビタミン」の記事で「青い柿を取ったりとか、落書きしまくって怒られたりとか…。あとはキックボード対自転車で競争したりとか。そういう無茶な子どもの遊びをやっていました」と答えていました。
想像できる気がします。
また2014年の『ZAKZAK』では 「中学時代は母への反抗心がありました」とも答えています。主演の『ホットロード』の役に関連しての話。
「組んでいたバンドのメンバーに『まじめにやってよ』と言って気まずい雰囲気になり、悩んでいたとき」があったそうです。
その時にお母さんが・・
最終的に『どうでもええやん』みたいな感じになって。その面倒くさくなってくる感じが許せなくて、けんかをしました。今は楽しい母親でよかったと思っていますが・・
(https://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20140818/enn1408180700001-n1.htm より)
やっぱり中学生らしいというか微笑ましい気がしました。ちなみに『ホットロード』の中の母親の木村佳乃さんも、明るく優しく接してくれたそうです。
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(のちにCM出演時)
のん(元・能年玲奈)さんの出身大学はなし、美大のオープンキャンパスにも行っていた
このように能年玲奈さん(当時)は、堀越高校を卒業後は仕事に専念してきました。卒業して数ヶ月後には『あまちゃん』のヒロインとして発表されています。
放送前の2013年3月の取材(『高校生新聞』)で能年さんは、「一つのことに夢中になると周りが見えなくなるアキの性格を、私と似ている」と答えています。
女優になりたいと思い、大反対した母親をなんとか説得して、高校入学と同時に兵庫から上京しました。あの頃は、ここから抜け出したい、自分を変えたい、といつも思っていたんです。
(https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/641 より)
『あまちゃん』にあたっては演技だけでなくプールで特訓したりして「海女」の練習もしたとのこと。ドラマのなかで憧れの薬師丸ひろ子さんとも共演しています。
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しかし、このとき玲奈さんはまだ誕生日が来て20歳という若さだったと、あらためて思います。
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ところで「能年」さんが「のん」さんに名前を変えた後の2017年に『ホコとのん Jocomomola x non』のメディア向けイベントでのこと。
のんさんは、今後やりたいことを聞かれて「美大生になりたい!」と答えて驚かれました。高校3年生の時には既に検討していたそうです。
同インタビューで彼女は、
美大生になりたいとずっと夢見ていた。
美大に行ってる人はとても忙しそうだから、お仕事ができなくなると思って当時は諦めていた。
当時の夢を今も大事に持っている。(https://media.thisisgallery.com/20180960 より)
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しかも・・「美大のオープンキャンパスにもこっそり行きました…!! 全然バレなかったですよ!」と語っていたのが面白かったです。武蔵美、多摩美、女子美あたりでしょうか・・
そこに反応したか分かりませんが、あの奈良美智さんが、奈良さんのTシャツを着ているのんさんの写真付きでツイートしていたのが面白かったのです。
嬉しいことがまたひとつ。 pic.twitter.com/gstFys0hjt
— yoshitomo nara / 奈良美智 (@michinara3) August 11, 2018
その後にのんさんが美大に入ったという話はまだありませんが、いつになっても夢は活きているような気もします。
実際、絵本を出したり、絵を描いたり多彩な活動を続けているのんさんです。
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「能年玲奈」さんから「のん」さんへ
ここで2016年に名前が変わったことについてーー。
と言っても本当のことは当事者にしか分からない、というのが結論として弊サイトの感想です。滝沢充子さんの事も含めて。
事実としては「レプロエンタテインメント」との契約を2016年6月に終了し、「Speedy社」がエージェントとなり、現在のんさんは「株式会社non」の代表でもあります。
Speedy社の福田淳社長は2023年9月の「J-CASTニュース」で次のように語りました。
「能年玲奈」という「商品」は、それが自分の本名だったことが悲劇なのですが、「のん」という芸名に変えたことでブランディングは十分できています。
本人が地上波ドラマに出られる状態が正常だとは思いますが、それを目的にしていないのと、テレビドラマに出ることが成功だという時代ではなくなっています。
(https://www.j-cast.com/2023/09/30469819.html より)
微妙なニュアンスは分かりませんが、福田氏によるとのんさんは「ずっと売れているので、常に2年先ぐらいまでほぼ休みなし」だそうです。そして氏によるとのんさんは元気で「自己肯定感が200%ぐらいある人」とのことーー。
置かれた状況は全く異なるものの、結果的に本名を使うようになったのは水上恒司(元:岡田健史)さんです。
名前との関連か、インスタのご本人アカウントには、改名以前の写真はありませんが、2016年以降多数の写真がアップされています。上記の公式ブログも充実・・・
2019年の『おちをつけなんせ』と2021年の『Ribbon』では「主演、脚本・監督」というまさに「監督業」も果たしています。ここでは脚本家でもあります。
(のんさんが名付けた「ポチ美術大学」の門、さすが監督です)
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のんさんは大学進学の可能性も含めて、まだまだ次の活躍が楽しみです。
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以上、簡単ですがのんさんの出身校についてでした。