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大学に進学せず

尾美としのりさんの出身大学と出身高校、子役から活躍し進学校から大学へは進まず

尾美としのりさんは『転校生』で主演し、大林宣彦監督の作品の常連だった

尾美としのりさんの学歴と出身校についてご案内します。

尾美としのりさんは都内の目黒の出身で、60代となる俳優。

 

子どもの頃から子役として少しずつドラマに出演していたようですが、中学生の時に手塚治虫の『火の鳥』実写映画でデビューしました。

映画では大林宣彦監督の作品に多数出演。
高校時代に『転校生』の主役がきっかけで注目されるようになりました。

 

小・中学校時代に「劇団ひまわり」の活動があったけれど、地元の進学校とされる東京都立大学附属高校に進学していました。

東京都立大学附属高校 ⇒ 進学せず

また高校時代はかなり映画等で活躍しており、大学へは進学していません。

映画の他に、あまりに多くのドラマに出演しており、宮藤官九郎さんの作品にもよく登場。

大河ドラマ、連続テレビ小説のみならず、出演作は挙げきれない状態となっています。『バイプレイヤーズ 〜名脇役の森の100日間』 の作品に出ているのも、たいへん納得のいくことです。

尾美としのり

生まれ:1965年12月7日
出身:東京都目黒区

1972年:(推定)中目黒小学校入学、7歳
1973年:『走れ!ケー100』、『チョットだけョ 全員集合!!』に出演(非公式情報)
1977年:『みんななかよし』(非公式情報)
1978年:(推定)第五中学校入学、13歳、『火の鳥』でデビュー
1979年:『草燃える』北条泰時

1981年:(推定)東京都立大学附属高校入学、16歳
1982年:『転校生』(大林宣彦監督)主演、17歳
1983年:『時をかける少女』堀川吾朗
1984年:高校卒業
1985年:『さびしんぼう』井上ヒロキ、20歳

1987年:『ハチ公物語』尾形才吉
1989年:『鬼平犯科帳』うさ忠
1995年:『あした』、30歳
2004年:『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』大神陽太郎
2005年:『七人の恋人』(宮藤官九郎演出)転校生の尾美くん等、40歳

2008年:『ナツコイ』後藤篤郎
2010年:連続テレビ小説『てっぱん』横山隆円 、45歳
2012年:大河ドラマ『平清盛』 平維綱
2013年:連続テレビ小説『あまちゃん』黒川正宗 、48歳

2017年:『おんな城主 直虎』榊原康政、『アキラとあきら』北村利夫、52歳
2019年:『集団左遷!!』梅原尊
2020年:『麒麟がくる』土岐頼芸、55歳

2021年:『バイプレイヤーズ 〜名脇役の森の100日間』 尾美としのり役
2024年:『海に眠るダイヤモンド』池ヶ谷和馬 、【推しの子】 金田一敏郎、59歳
2025年:『サラリーマン金太郎 【暁】【魁】』黒川 、『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺』平沢常富、60歳

その他、出演など多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。

 

尾美としのりさんの出身高校は東京都立大学附属高等学校

尾美としのりさんは、東京都立大学附属高校の卒業生であることが知られています。

同校の卒業生には、久米宏さんやうじきつよしさんらがおり、多くの学者や経済人を輩出しています。

つまり、歴史も伝統もある進学校でした。

image

その割に昨今、その名前を聞かない印象もあるのは、2005年から現在名の桜修館中等教育学校に吸収されており、都立大付属高校は2011年に閉校されたからです。

 

名前の通り都立大学の付属校でしたが、都立大学が「首都大学東京」に改組されていったことに関連して、同校は、付属校でなく都立高校の一つとなりました。

 

出身高校:東京都立大学附属高等学校(現在の桜修館中等教育学校)

所在地:東京都目黒区八雲1丁目1−2
創立:1929年

じつは大学のほうは、都立大学→首都大学→都立大学 というふうに単純に表しては間違いともいえる微妙な事情がありました。(そのへんに関連して、速水もこみちさんについても、出身校の詳細は分からない部分があります。)

 

それはともかく、子どもの頃から劇団ひまわりに所属して子役を演じてきた尾美としのりさんにとって同校は、目黒の「地元の公立高校」だったとも言えます。

なお、現在名の東京都立桜修館中等教育学校になってからも、都立大学との交流は盛んだそうです。

 

東京都立桜修館中等教育学校(後期課程)の進学状況は、公式サイトによると、88%が大学進学で、残りの殆どは浪人ということで、事実上100%の進学と見られます。

【桜修館中等教育学校 後期課程の大学合格実績】は、「みんなの高校情報」から一部を抜粋すると、2024年の例で以下となっています。

国公立大学
一橋大学 11名
横浜国立大学 11名
東大 5名
東京工業大学 5名
東京農工大学 5名 など多数
私立大学
明治大学 79名
早稲田大学 75名
上智大学 51名
慶応大学 46名 など多数

ということで、現在も進学校であることが明らかです。

尾美としのりさんの時代はすでに40年以上前のことですが、やはり進学一辺倒だったと考えられます。
しかし尾美さんは、高校時代にも映画で主演を務めており、同校の卒業生としては珍しく進学せずに仕事に邁進したということ。

 

略歴にもあるように、高2のころに大林宣彦監督の『転校生』にて、小林聡美さんとW主演を務めました。

 

『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』とともに大林氏の尾道三部作のなる第1作でした。「尾道三部作」と関連して、後に尾道が舞台となる朝ドラ『てっぱん』で尾美さんが住職役を務めたのも話題となりました。

 

『転校生』は小林聡美さんにとっても重要作品となりました。そういえば小林さんも1965年生まれで尾美さんと同学年になり、小林さんも都内の公立高校(都立篠崎高校)の生徒ーー。

 

二人とも2025年には還暦となるわけです。

また尾美としのりさんと大林監督との縁は深く、大林監督の映画にはその後17本の作品に登場することになりました。

***

高校時代には、『ユッコの贈り物 コスモスのように』にも『時をかける少女』にも『廃市』にも出演しており、『時をかける少女』はヒット作で、主演は原田知世さん

 

原田知世さんは当時高校一年生だったわけですが、なるほど尾美さんは2歳年長ながらほぼ同世代だったことにも今さら感心しました。

原田さんはすでに上京しており、日出高校ではなく当時は「日出女子学園高校」だったのですが、尾美さんはふつうの(?)公立高校で、演劇活動を続けていた・・ということになります。

 

 

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尾美としのりさんの出身地東京都目黒区と出身小学校、出身中学校

尾美としのりさんは、公式の発表はありませんが周囲のつぶやき等から拾い上げると以下の公立校が出身校と見られます。

 

小学校は「思い出こみゅ」にも書き込みがあり、その前と思われるmixiの東京都目黒区立中目黒小学校コミュのS39年生まれ・・・いるかな?」のページには、2008年当時に以下のテキストがありました。

 

・・長嶋監督が来たんですか!知りませんでした。当時、子役俳優だった尾美としのりさんも生徒でしたよね?

・・尾美くんは、うちの学年でした。
遠足で他校の子達に囲まれてた姿を思い出します(笑)
確か五中に行ったんじゃなかったかな?

 

また、2013年の『あまちゃん』のころのつぶやきで・・

ERI@erineko0310
あまちゃん始まった。キョンキョンの元夫役の尾美としのり、目黒の五中で弟と同じ頃学校にいました。今は中央中学と名前変わり、六中とかあれこれ統合されました。なんか地元の人って応援してしまう。(*^o^*)
2013年5月16日

 

つまり中学は、現在から考えると分からないくらい名前が変わっているようで、ともかく当時の「五中」と言えそうです。

 

出身小学校:目黒区立中目黒小学校

所在地
創立:1901年

同校は「目黒高等小学校」だった時代もあるくらい長い歴史を持ちます。位置としては目黒区役所の近隣。おそらく目黒川の桜も見えるのでしょう。

***

なお、中目黒小学校の児童は昨今は「目黒区立目黒中央中学校」に進むようです。

上の書き込みとも符合し、尾美さんは今はない「目黒区立第五中学」の出身と考えられます。
さらに、地図上には今も「目黒五中跡」が存在しました。

 

出身中学校:目黒区立第五中学校
目黒五中跡

所在地:東京都目黒区中町2丁目37−38

***

尾美さんは、書き込みにも見られるように「子役」として周囲に知られていた様子です。
実際、幼稚園時代にはすでに劇団ひまわりに所属していました。

 

2021年の『ライブドア』のニュースです。

「幼稚園には友達もいたし楽しかったんですが、あるとき、『なんで同じ時間に同じ場所に行くの?』って思ったら、どんどん行くのが苦痛になって。仮病を使って、こたつの中で体温計をこすったり水銀を引っ張り出して怒られたり(笑)。
(https://news.livedoor.com/article/detail/20415129/)

子どものころの気持ちとしては、かなり共感してしまいます。

 

ちょうどそのころ、友達が幼稚園を休んだので先生に聞くと『コマーシャルの撮影があるから』って言われましてね。それで母に『テレビに出たい』と言って、友達が入っていた劇団ひまわりに入れてもらったんです。
(同上)

 

こうしてたまたまの経緯にも見えるのですが、俳優・尾美としのりさんがスタートしました。

 

しかし、劇団ひまわりに入ってから「オーディションもたまに受けては落ちての繰り返し」とのことで、いろんなことから逃げ回っていたとーー。

その転機は高校時代に大林監督と出会い『転校生』に出演したことで訪れるのですが、小学校時代も多少の出演があったと伝わっています。

公式にデビュー作とされるのは、中学に入ってからの1978年の『火の鳥』でした。

 

『火の鳥』は手塚治虫氏の原作を実写化したもので、ナギ役の尾美さんの当時の表記は「尾美トシノリ」でした。

ネット上には今も、『火の鳥』の尾美としのりさんが可愛らしい・・等々のコメントが見られます。

 

尾美としのりさんの出身大学はなし

このような経緯で尾美としのりさんは大学等へは進学していません。

上記のように出身高校からすると、珍しい例かもしれません。というより詳しい状況は分かりませんが、中学で役者をやっていた一方で、地元の進学校をしっかり受験して合格していた、ということでしょう。

 

高校卒業後は、略歴のように、また記しきれないくらいに、多くの作品に出演してきました。

大林監督映画にたくさん出演したこと、ある時から止めたことなどが知られています。映画に詳しくないと、たとえば2013年の『あまちゃん』でのんさん(当時の能年玲奈さん)の父親として尾美さんを知った視聴者も多いかもしれません。

 

 

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じつは大河ドラマ出演は、2025年の『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』で5回目になり、平沢常富(ひらさわ つねとみ)という風流人を演じます。

初回の『草燃える』で北条泰時を演じたときは、14歳で子役だったわけです。

また朝ドラも、『天花』、『てっぱん』に続いて『あまちゃん』は3作目でした。

 

宮藤官九郎さんの作品に多く出ていることも知られますが、宮藤さん作品に限らず、どこかほっこり、のんびりしたキャラクターがにじみ出る役が多いようです。

 

たとえば阿部寛さんの『結婚できない男』(2006年)でも主人公の知人で、小心者で気のよい医者でした。

2024年の『海に眠るダイヤモンド』では出演者も多かったのですが、しっかり宮本信子さんの息子を、飄々とした空気で演じていました。

 

 

私生活では既婚で、『SmartFLASH』の記事によると、もともと飲み友達だったの奥さん(一般の方)と歩いていたところ、下北沢の商店街で柄本明さんとたまたま会って、柄本さんが彼女だと勘違いしたことから付き合いが始まったのだとか・・

そしてある時、その彼女のお母さんのお見舞いに行った時・・

お母さんから『いつもすみませんね、なんのお返しもできなくて』って言われたときに、『いえいえ、そのうち大きなものをねだりに行きますから』と口が勝手に言った。
(https://smart-flash.jp/entame/entertainment/42157/ より)

 

とかで結婚にいたったとのこと。

奥さんのママさんバレーの手伝いもしているのだそうです(2018年当時の話)。

これからも、ますます円熟期の人生を演じてくれそうです。

***

以上、簡単ですが尾美としのりさんの出身校についてでした。

-大学に進学せず

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