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味のある中年を演じられる貴重な俳優、豊川悦司さん
豊川悦司さんの学歴と出身校についてご案内します。
豊川悦司さんはは1962年生まれのベテラン俳優さん。
人気俳優ながらバラエティーなどに、ほとんど出演しないこともあり、私生活はあまり知られていませんでした。
大阪府八尾市の出身で、八尾市の志紀中学校から府立の清水谷高等学校を卒業し、関西学院大学に進学し、中退しました。
清水谷高等学校 ⇒ 関西学院大学
関西学院大学では文学部でした。
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学生時代に演劇部に入っており、(退学してから)演劇集団「円」の研究生になったり、渡辺えり子さんの「劇団3◯◯」に入ったりしています。
個人的には、吉永小百合さん主演の『北の零年』でのアシリカ役がたいへん印象的でした。声がユニークでずっと頭に残った気がします。監督としての活動でも知られています。
1995年の『愛していると言ってくれ』は、たいへんブレイクしました。
主演は豊川悦司さんと常盤貴子さん。視聴率も高く主題歌のドリカム(吉田美和さん)の「LOVE LOVE LOVE」も高い売上を記録しました。
豊川悦司(とよかわえつし)
生まれ: 1962年3月18日
出身:大阪府八尾市
1968年:(推定)小学校入学、6歳
1974年:(推定)松戸市立稔台小学校卒業、中学校入学、12歳
1977年:(推定)八尾市立志紀中学校卒業、清水谷高校入学、15歳
1980年:(推定)関西学院大学入学、18歳
1982年:(推定)20歳で退学し上京
1983年:「瞼の女」『城みちるの「イルカに乗った少年」』
1989年:『君は僕をスキになる』で映画デビュー、27歳
1990年:「3-4×10月」(監督:北野武)沖縄のヤクザ組長役
1992年:『NIGHT HEAD』霧原直人役
1993年:『青春牡丹燈籠』
1995年:『愛していると言ってくれ』、33歳
1996年:『八つ墓村』金田一耕助
1997年:ヘアメイクの女性と結婚(2005年に離婚)
1998年:「つげ義春ワールド/退屈な部屋」監督
2001年:『Love Story』永瀬康役、39歳
2005年:『北の零年』アシリカ(会津藩士)
2011年:湯布院映画祭4作品が特集上映。『江〜姫たちの戦国〜』織田信長
2015年:元エステティシャンの女性との再婚
2016年: 『荒地の恋』北沢太郎
2018年:連続テレビ小説『 半分、青い。』秋風羽織、56歳
2020年:『逃亡者』保坂正巳、『子供はわかってあげない』藁谷友充
2021年:『ウチの娘は、彼氏が出来ない!! 』 一ノ瀬風雅、『鳩の撃退法』倉田健次郎、59歳
2022年:『キングダム2 遥かなる大地へ』 麃公、『あちらにいる鬼』W主演
2023年:『そして僕は途方に暮れる』菅原浩二、『仕掛人・藤枝梅安』主演
2024年:『地面師たち』W主演、62歳
その他出演、監督等多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
意外ですが、つねにNHK好きで『鶴瓶の家族に乾杯』を気に入っているそうです。アナウンサーでは武田真一アナをお気に入りとかーー。
関西学院大学中退の時期は、大学2年の時でした。
トヨエツ様×猫=最高で最強で最幸🐈💕💕💕
トヨエツ様と猫画像、沢山あるんで、また載せます😻#猫の日#愛していると言ってくれ#榊晃次#愛しの晃次さん#豊川悦司 pic.twitter.com/1lXHAgEEq4— みー (@mietsu0318) February 21, 2021
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(2024年『地面師たち』)
豊川悦司さんの出身高校は清水谷高等学校
大阪府立清水谷(しみずだに)高等学校は歴史のある高校で、創立時は大阪府清水谷高等女学校でした。
校舎のある清水谷東之町は、もともとは豊臣家の下屋敷や茶屋があった場所で、一時は武家屋敷が破却され畑地になっていました。しかしその後、日本女子大学開校の候補地にもなりました。
ご存知のように日本女子大学は東京の目白に作られ、この地に清水谷高等女学校が開学ということ。日本女子大学の開学といえば、広岡浅子さんをモデルとした朝ドラの『あさが来た』を思い出します。主演は波瑠さんでした。
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大阪府立清水谷高等学校として発足したのは1948年のことで、その後は共学校になっています。
大阪府立清水谷高等学校
所在地:大阪市天王寺区清水谷町2−44
そういえば大河ドラマ『真田丸』のときに、真田丸が築かれたのはどこだったか?ということで、「歴史秘話ヒストリア」をはじめ、各分野で取り上げられたのが興味深い内容でした。
大阪府立清水谷高等学校の位置は、おそらく真田丸築城が想定される大阪明星学園明星中学校・高等学校の近辺よりも、大阪城に近い位置になります。
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歴史が長いだけに著名な人物を輩出しており、豊川悦司さんの他に、女優の河東けいさんらがいます。谷崎潤一郎の奥さんで『細雪』の四姉妹のモデルとされる谷崎松子さんもーー。『細雪』の壮大な構成は、今さらながら脱帽です。
日本画家の野村義照さんも清水谷高等学校の出身者。
豊川悦司さん中学・高校時代にバスケットボールに打ち込んでおり、高1ではインターハイにも出場。
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(手話をしている豊川さん)
トヨエツさんの子供時代、松戸の出身小学校と八尾市の出身中学校
ところで豊川悦司さんは、出身地は八尾市とされていますが、生まれは大阪の西成で、父親は靴職人だったと伝えられます。
その後、東京で葛飾区にいた時期も、千葉県の松戸市に住んだ時期もあります。詳しい経緯は不明ですが、卒業したのは松戸市の稔台(みのりだい)小学校だったことが、複数の情報から分かっています。
松戸市立稔台小学校
所在地:千葉県松戸市稔台2丁目36−1
同校は、JR松戸駅から東方面に進み、駅で言えば新京成線の「みのり台」方面の住宅地にあります。
松戸市の専修大学松戸高校の出身が仲村トオルさん。
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また、中学校は入学時からであったかは不明ながら、卒業したのは八尾市の八尾市立志紀中学校だったことが分かっています。
八尾市立志紀中学校
所在地:大阪府八尾市志紀町西2丁目2
地図で見ても明らかなように、八尾空港に隣接する中学校ですから、防音対策などが講じられたとのこと。豊川さんは志紀中学校の出身者として、漫画家の六田登氏とともに掲載されます。
八尾市というと、大阪府立八尾高校を卒業したのが、青木崇高さんでした。青木さんはしかし、豊川さんとは18歳くらい、世代が違います。
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豊川さんは、子どもの頃にはまったく知らなかったながら在日3世ということで、二十歳すぎて、パスポート取得時に知ったそうです。
豊川悦司さんの出身大学は関西学院大学
豊川悦司さんが関西学院大学で文学部を選んだ理由は「やるんだったら一番役に立たない学部に入ろう」と思ったとのこと。文学部の美学科でした。
そして新入生勧誘の公演をたまたま見て、「劇研究部」に入部。しかし大学2年で、親には言わずに大学に退学届を出して上京しました。
(このあたりは武藤起一「シネマでヒーロー」などが根拠となったhttp://www.tvdrama-db.com/content/jinmei/toyoetsu.htm からの情報となります。)
つまり20歳の頃には上京し、渡辺えり子さん主宰の劇団3○○(さんじゅうまる)の「ゲゲゲのゲ」を観て感動。即、劇団の手伝いを経て入団ーーーという行動力にも感心します。
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関西(かんせい)学院大学
所在地:兵庫県西宮市上ケ原一番町1−155
関西学院大学の出身者には、絵画家の吉原治良さんや、笑い飯の哲夫さん、大江千里さん、双子の三倉茉奈さん三浦佳奈さん、松尾諭さんらがいます。
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ちなみに豊川悦司さんと豊原功補さんが似ているとたびたび言われます。
豊原功補と豊川悦司似てる! pic.twitter.com/vt5FoNSso2
— osamuosanai (@coffee_ippku) 2016年7月29日
雰囲気も似ているようです。2018年の一時期は小泉今日子さんと豊原功補さんの報道がありその関連から「あれ?」と、豊川さん、豊原さんの二人が別人物(当然!)であることを、再確認したようなコメントも複数見られました。
念のため、年齢と体格を確認すると、間違われることもありそうな様子です。
豊原功補さん、1965年東京生まれ、179センチ
豊川悦司さん、1962年大阪生まれ、186センチ
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2018年の『 半分、青い。』での秋風羽織役もかなり濃いキャラで反響を呼びました。2020年の年末のテレビ朝日開局60周年記念ドラマスペシャル 『逃亡者』では追う側の、冷徹な刑事を演じ、流石・・・の存在感。
2021年の『ウチの娘は、彼氏が出来ない!! 』ではドラマの鍵をにぎる、菅野美穂が本気で愛した男、を演じることで話題となりました。
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その後も、『地面師たち』では、さすがの迫力です。共演は綾野剛さん。
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以上、情報の少ないことでも知られる豊川悦司さん、トヨエツさんの出身校についてでした。