大ベテランの石坂浩二さんも80代に・・・
石坂浩二さんは1941年生まれで、2020年代は80代を演じてくれそうです。2017年のユニークな『やすらぎの郷』でも主演しました。経歴は振り返りきれないほど豊か。幼稚園は「小さき花の幼稚園」だそうで田園調布小学校を経て、あとはずっと慶應です。
慶應義塾普通部 ⇒慶應義塾高等学校 ⇒慶應義塾大学
慶応の法学部の法律学科を卒業しています。大学同期に小泉純一郎元首相がいます。
1970年代には「TBS人気タレント」で3年連続1位に象徴されるように人気は絶大で、職業も俳優だけでなく、画家、作家、作詞家、司会者などたくさんの肩書を持つ石坂さん。
本名は武藤兵吉さん。画家としての師が東郷青児であることはよく知られており、二科展入選の常連でした。
石坂浩二(いしざかこうじ)
生まれ:1941年6月20日
出身:東京都中央区(当時は京橋区)
事務所:プロダクション尾木
1957年:(推定)慶應義塾高校入学
1958年:通行人エキストラでデビュー
1960年:(推定)慶應義塾大学入学
1963年〜NHKの大河ドラマに12回出演、『天と地と』『元禄太平記』『草燃える』の3作品で主演
1966年:慶應大学卒業
1967年:劇団四季に入団し、手がけた『王子とこじき』が大ヒット
1976年:『犬神家の一族』金田一耕助役で主演
1985年:『花のこころ』徳川家光役
1994〜2016年:『開運!なんでも鑑定団』
2001年:『水戸黄門』4代目水戸光圀役
2003年:『白い巨塔』東貞蔵役
2004年:『新選組!』佐久間象山
2006年:『日本沈没』山本尚之総理大臣
2007年:『新マチベン 〜オトナの出番〜』
2008年:慶應義塾創立150年記念式典で遠藤玲子アナと共に司会
2011年:『江〜姫たちの戦国〜』千利休
2014年:『 森光子を生きた女』菊田一夫
2017年:『やすらぎの郷』主演菊村栄
2019 年:『やすらぎの刻〜道』主演、『家康、江戸を建てる』ナレーション
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。
『やすらぎの郷』は、以前にテレビで活躍していた人物だけが無料で入れる高級老人ホームという、庶民にはなかなかあり得ない設定ーー。
しかも石坂浩二さん(菊村栄)の目の前で、かつて石坂浩二さんと同棲していた加賀まりこさん(水谷マヤ)と、元妻の浅丘ルリ子さん(白川冴子)が「男を巡って争う女」の話をしたり、観ている方がハラハラするような、不思議な展開。
シルバー向けの「新・帯ドラマ枠」でした。
— 石坂浩二画像bot (@_ishizaka_bot) 2017年5月18日
石坂浩二さんの出身高校は慶応高校
慶應義塾高等学校は中高一貫の私立高校ですが、高校入学者の半数くらいが外部から高校受験で入ります。
名実ともに難関校で、慶應義塾の関連では慶應義塾女子高校も慶應義塾志木高校も、慶應義塾湘南藤沢高等部もあります。
慶應高校の生徒のほとんど全員が慶應大学に進みます。
政治家や実業家には、慶應高校の出身者が多く、政治家の現役でも石破茂氏や、石原伸晃氏がいて、阿川佐和子さんの兄の阿川尚之氏も、石原裕次郎さんも慶應高校の卒業生でした。芸術分野では千住博さんや松任谷正隆さんもーー。
慶應高校
所在地:神奈川県横浜市港北区日吉四丁目1番2号
慶應の日吉キャンパスの一角でもあります。
石坂浩二さんが通った中学校である『慶應義塾普通部』もやはり日吉駅の反対側にーー。
日吉駅から近く、文化祭の日吉祭は例年、たくさんの来場者が訪れます。石原慎太郎氏の『太陽の季節』は、弟の石原裕次郎さんが、慶應高校(塾高) に通っていた日常がモデルとなったとされています。
石坂浩二さんの出身大学は慶應義塾大学
慶應大学については、小泉純一郎氏は1942年の1月生まれなので、なるほど石坂さんとは同学年になります。小泉氏の方は高校は県立の横須賀高校出身。
慶應の法学部は、近年特に評価を上げているという声もあります。
所在地: 東京都港区三田2丁目15−45
慶應義塾女子高等学校も、慶應義塾中等部も三田キャンパスに・・
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石坂浩二さんの大学進学は1960年と考えられ、上の項目のように、高校時代からすでにデビューしていたわけですが、学生時代はすでに多忙・・
たとえば大河ドラマだけ見ても、1963年の『花の生涯』、1964年の『赤穂浪士』、1965年の『太閤記』と続きます。『太閤記』では留年してもNHKのせいにしないとの内容の誓約書を大学に出して出演したという話があります。
ともかく大人気だったのでしょう。
大空真弓さんとは昔からの親友で石坂浩二という芸名を決めるにあたっても、大空さんの意見が取り入れられそうです。大空真弓さんは『やすらぎの刻〜道』に出演。半分、認知症の入った少々怖いおばあちゃま役でした。
大空さんは、東洋音楽短期大学(現在は廃止)在学中にスカウトされて、中退し、女優デビューした人物。
大人気の学生時代を過ごして、石坂浩二さんが慶應義塾大学を卒業したのは1966年のことでした。
『やすらぎの郷』で「菊村栄」さんの石坂浩二さん
『やすらぎの郷』では主役の菊村栄(石坂浩二)さんは「人気脚本家」でした。
なにせ倉本聰さんの脚本ですから!遊び心がいっぱい! ドラマ中では、石坂さんは浅丘ルリ子さんから「あなた早稲田行っていたでしょ」とか言われていました。そこは、やはり一応フィクションで・・・
それにしても凄い面々で、中島みゆきさんの「慕情」が毎回聞けるのも魅力の一つでした。ある時は、みゆきさんが、倉本聰さんを乗せた車椅子を押してさり気なく背景を通って行き、ファンはもちろん気がついてニヤニヤするような、そんなドラマーー。
出演者の野際陽子さんも八千草薫さんも、惜しくも逝去されました。出演者は他にも五月みどりさん、藤竜也さん、山本圭さんなどまさに「昭和」のカラー。
浅丘ルリ子&加賀まりこ:「やすらぎの郷」でウエディングドレス姿披露 石坂浩二と3ショットも https://t.co/9YHh0U72zb pic.twitter.com/3UGKDo1NAw
— MANTANWEB (まんたんウェブ) (@mantanweb) August 9, 2017
2年後に放送された『やすらぎの刻〜道』では時代を行ったり来たりしながら、清野菜名さん、風間俊介さんという顔ぶれも加わりました。
石坂浩二『やすらぎの刻~道』オールアップ
— TVLIFE(テレビライフ公式) (@tv_life) March 22, 2020
「倉本先生に感謝をささげたい」#石坂浩二#やすらぎの刻https://t.co/34sSr6TrLA pic.twitter.com/BUiXefWRly
以上、大家過ぎて経歴がうまく、まとまりません。まだまだ名演技を見せていただけると思います。石坂浩二さんの出身校などについて、でした。