宮本信子さん、夫は伊丹十三氏、長男は池内万作氏
宮本信子さんの学歴と出身校についてご案内します。
宮本信子さんは1945年生まれのベテラン女優さん。年齢は?と気にされる方のお一人です。
2020年には75歳になられ、今さら出身校の話でもないのですが、愛知の私立高校を卒業後、女優になり、現在まで活躍しています。
MHKの朝ドラでいうと、2013年の『あまちゃん』でナツさんだった宮本さんが、2017年の『ひよっこ』ですずふり亭の鈴子さんとして活躍しました。
生まれは北海道の小樽。
4歳から名古屋で育ち、名古屋の愛知淑徳高等学校を卒業し、親族の千秋実氏(俳優)を頼って上京し、文学座研究所を経て劇団青俳に入っています。
脇役が中心だったのを、伊丹十三氏が、ならば主役にした映画を自分が作ろうと「お葬式」などのヒロインに続々としたとのこと。
愛知淑徳高等学校 ⇒ 進学せず
その後の長い活躍は周知のとおりとなっています。
宮本信子(みやもと のぶこ・本名:池内信子)
生まれ:1945年3月27日
出身:北海道小樽市
1949年:4歳で名古屋に移る
1951年:(推定)小学校入学、6歳
1957年:(推定)中学入学、12歳
1960年:(推定)高校入学、15歳
1963年:愛知淑徳高校を卒業し上京、18歳
1964年:劇団青俳
1969年:伊丹十三氏と結婚、24歳
1984年:『お葬式』(伊丹十三監督)主演、39歳
1987年:『マルサの女』板倉亮子
1992年:『ミンボーの女』井上まひる
1996年:『スーパーの女』井上花子
1997年:夫の伊丹十三氏が突然亡くなる、52歳
2002年:『まんてん』花山百合子、57歳
2005年:『Jazz in Tokyo Live@Toranomon Nobuko Miyamoto』リリース
2007年:『眉山-びざん-』、連続テレビ小説『どんど晴れ』加賀美環
2013年:『あまちゃん』天野夏、68歳
2014年:『私という運命について』佐藤佐智子、紫綬褒章受章
2016年:『坊っちゃん』清
2017年:『ひよっこ』牧野鈴子、72歳
2020年:『STAND BY ME ドラえもん 2』のび太のおばあちゃん
2021年:『キネマの神様』円山淑子、76歳
2022年:『メタモルフォーゼの縁側』市野井雪
2023年:『日曜の夜ぐらいは…』樋口富士子
2024年:『母の待つ里』 藤原ちよ、『海に眠るダイヤモンド』いづみ、79歳
その他出演多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
夫の伊丹十三氏については、短く述べようのないマルチ才能の俳優で映画監督でした。伊丹十三さんを記念する伊丹十三記念館の理事の一人でもあります。
夫の伊丹さんの死(原因について不可解な点ありとされる)のあと、しばらく映画館にも入れなかったという宮本さんですが、上記のように『眉山-びざん』で10年ぶりに映画に出演しました。
宮本信子さんの息子が俳優の池内万作さん。池内万作さんはアメリカの高校を卒業して更にロンドンで脚本を学んで俳優となっています。
今日の『ひよっこ』は、すずふり亭でみね子が給料が減り高いものを食べる目標が実行できず泣いてしまい、鈴子さんが慰めていて泣けた!訛りがうつった鈴子さんは夏ばっぱのまんま!若い春子と『んだんだ』言ってて泣けすぎ!いつもは澄子だけど、今日は宮本信子さんが持って行った!素晴らしい女優! pic.twitter.com/vhx9sBwib5
— 山本 雅(もっさん) (@spidey1014) 2017年5月26日
【宮本信子】
映画『STAND BY ME ドラえもん2』初日舞台挨拶に登壇しました!
詳しくはこちら⏬https://t.co/kpd159SiJV#宮本信子 #STANDBYMEドラえもん2 #ドラえもん pic.twitter.com/ZImgrAozVX— 東宝芸能 (@TohoEnt) November 21, 2020
宮本信子さんの出身高校は愛知淑徳高等学校
宮本信子さんの進学した愛知淑徳高等学校は、「愛知淑徳学園」が運営する私立の中高一貫の女子校で、千葉にある淑徳大学等とは関係がありません。
愛知淑徳大学の系列校になります。
現在は完全に中高一貫のみの入学。 1959年から現在の場所になったので、宮本信子さんはこちらに通っていたと思われます。
愛知淑徳高等学校
所在地:愛知県名古屋市千種区桜が丘23
愛知淑徳大学のサイト「学長室のお客様」というコーナーで、宮本信子さんの記事が・・
名古屋の中日劇場で舞台劇「あげまん」が興行されたとき、宮本信子さんが挨拶に来られたそうです。
学長は宮本さんを「強さと優しさを兼ね備える淑徳魂を持つ女性」として、讃えていました。
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愛知淑徳高等学校の出身者には、日本の女性洋画家の代表的存在といえる三岸節子さんやシンガーソングライターの八神純子さんらがいます。
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宮本信子さんが高校を卒業した1963年とはどんな年かというと、東京オリンピックの開催が1964年。「ひよっこ」ではその翌年にみね子たちが就職で上京していました(1965年)。まさにそんな時代でした。
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宮本信子さんの育った地、名古屋と出身中学校
宮本さんは北海道で生まれ、4歳から名古屋に移ったわけですが、小さいときのこと(出身校など)はあまり知られていません。
しかし5歳で日舞の発表で舞台に立ち、その時の感動が残った様子。また、大きくなったら歌手かCA(当時はスチュアーデス)になりたいと憧れていた可愛い少女だったようです。
昔のことでもあり、宮本信子さんの出身中学や小学校などのことは分かっていません。
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宮本信子さんの出身大学はなし
宮本さんが上京されたころの東京は、上記のように、ひよっこでの<みね子たちの東京>とほぼ重なると思ってもいいのではないでしょうか。
東京オリンピックを機に、日本が大きく動いていた時代でもあります。
あの時代に役者を目指していたのは、まさにドラマの中の時子のようです。
先述のように宮本さんは親族の千秋実さんを頼って東京に来て以来、女優を目指してきましたので、大学には進んでいません。
宮本信子、夫・伊丹十三監督の言葉で続けられた女優業「あなたはいい女優なんだよ」 #宮本信子 #伊丹十三 #STANDBYMEドラえもん2 https://t.co/0udmHV2uoE pic.twitter.com/S9LHpDB0XZ
— クランクイン! (@crank_in_net) November 27, 2020
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また、伊丹十三さんと結婚してから13年ほどは女優を止めていた時期がありました。上の項目の1969年に伊丹十三さんと結婚し、しばしの期間が空いて、1984年も『お葬式』で主演という、その経緯のことです。
そして1997年に伊丹市氏が突然、逝去されたあと、映画への出演はありませんでしたが、10年を経過して出演した『眉山』の宮本さんは、潔く、強く、ハッとさせられる底知れない深さのあるような女性でした(観たときの感想)。
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大好きな宮本さんです。『あまあちゃん』の時には春子(有村架純さん)だった娘と、『ひよっこ』では他人役だけど、仲良しになって良かったという感想も多いことでした。
宮本信子さんは、2020年にはどらえもんにて「のび太のおばあちゃん」としての登場に、流石〜という絶賛を浴びました。
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その後も活躍を続けておられます。
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以上、貫禄も深みも尽きない人物、宮本信子さんの出身校についてでした。