明るさと貫禄、演技力の蒼井優さん
蒼井優さんの学歴と出身校についてご案内します。蒼井優さんは言わずと知れた演技力に定評のある女優さん。
福岡県の出身で、福岡では当初は筑紫女学園中学に在学していました。さらに都内の公立中学に転校し、高校は堀越高校に。
その後、校内推薦から日大芸術学部に合格しています。
堀越高校 ⇒ 日本大学 芸術学部
蒼井優さんの学歴については諸説あったため、当サイトでは日大(日本大学)芸術学部合格と中退という情報の根拠がいまいち確認できていませんでした。しかし、2003年12月のサンスポコムの記事によると、以下の経緯だそうです。
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この日、東京・テアトル新宿で行われた映画「1980」の初日舞台あいさつ中、ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督がハプニング的に明らかにした。
舞台上では照れてコメントを控えた蒼井に代わり応対した所属事務所によると、堀越学園の学校推薦で11月中旬に受験し、同26日に合格通知を受け取った。30倍の難関だっただけに蒼井は大喜びといい、女優と学業を両立していく決意を新たにしているという。
(https://web.archive.org/web/20040216021759/http://www.sanspo.com/geino/top/gt200312/gt2003120707.htmlより)
つまり高3の11月(2003年)に日大合格が決まっていたそうです。2004年が入学の年になります。
ただし後述のように日本大学については中退しました。その後の、幅広い活躍は多岐に渡っています。
蒼井優(あおいゆう・本名:山里 優)
生まれ:1985年8月17日
出身:福岡県
1992年:(推定)小学校入学、7歳
1998年:(推定)筑紫女学園中学入学、13歳(→都内の中学に転校)
1999年:ミュージカル「アニー」のポリー役に選出される、14歳
2000〜2002年:「ニコラ」レギュラーモデル
2001年:(推定)堀越高校入学、16歳『リリイ・シュシュのすべて』主演
2002年:「三井のリハウス」10代目リハウスガール
2003年:『高校教師』レギュラー出演
2004年:(推定)日大芸術学部入学、19歳『花とアリス』主演
2005年:『ニライカナイからの手紙』主演、20歳
2006年:『フラガール』谷川紀美子役
2008年:『百万円と苦虫女』佐藤鈴子役
2014年:『若者たち2014』澤辺梓役
2015年〜『美の巨人たち』ナレーション
2017年:『先に生まれただけの僕』真柴ちひろ役、『彼女がその名を知らない鳥たち』十和子役、32歳
2019年:山里さんと結婚、34歳
2020年:『ロマンスドール』北村園子役、『スパイの妻』主演、『おらおらでひとりいぐも』『スパイの妻』主演
2021年:『しかたなかったと言うてはいかんのです』鳥居房子
2022年:第1子女児を出産、『Dr.コトー診療所』仲依ミナ
2023年:連続テレビ小説『ブギウギ』大和礼子、38歳
その他出演多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
蒼井優さんの本名は公開されていませんが、「夏井優」さんというキャプションがついた写真はかなり出回っています。(2019年以降の本名は山里優さんになりました。)
相撲ファンであること、タバコが好きなこと、トヨタのランドクルーザーを愛用していたことなどが知られています。
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蒼井優さんの出身地福岡と、都内では葛西と出身中学校
蒼井優さんが福岡で入学した中学は私立の筑紫女学園中学と言われ、西本願寺系の進学校とのことでした。福岡時代は福岡市の中央区、警固近辺に住んでいたというコメントがあります。
筑紫女学園中学は規模の大きな私立女子校で、福岡県で最も大きな女子校とされています。山本美月さんの出身校でもあります。
しかし、蒼井さんは中学時代に既に「アニー」のポリー役に選ばれており、芸能活動が基本的に禁止だった同校で活動することは難しかった模様。
(福岡での中学時代はたいへん短かったため、蒼井優さんと筑紫女学園中学の関係は、あまり報道されていないように見えます。)
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したがって、やがて母親と二人で都内に移動し江戸川区の葛西に住んで、都内の公立中学を卒業したとされます。
じつのところ、すでに中1から都内に転校していた模様です。1998年か、1999年くらいでしょう。 2016年の12月に日テレの「火曜サプライズ」に登場した時の話でその点が明らかになりました。
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葛西駅前に今回のゲスト、蒼井優と太賀が登場。
葛西は蒼井優が中学1年から卒業するまでに住んでいた町だという。蒼井はここで財布を落とし、交番へ行ったところ拾ってくれた人がいた事を話した。(中略)・・・
散策中、蒼井優は13歳で「アニー」に出演し15歳で事務所に所属、オーディションに落ち続けたのが半年弱くらいで済んだという。
映画「リリィ・シュシュのすべて」に選ばれた理由を監督に聞くと「一番やる気がなかったから」と言われた事を話した。
(https://kakaku.com/tv/channel=4/programID=23033/episodeID=1017826/ より)
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(太賀さんはその後、仲野太賀さんと芸名を変えてますますの活躍中です)
葛西駅は、地下鉄東西線が江戸川区を横切る形で通っており、駅は一つが西葛西駅、そしてメインがこの「葛西駅」となります。どうでもいい話ですが、一昔前、屋台のホットドッグが美味しかった駅です。
その葛西駅から数百メートルのところに、「江戸川区立葛西第三中学校」、地元では通称「三中」があります。
江戸川区立葛西第三中学校
所在地: 東京都江戸川区中葛西6丁目6−13
こちらが蒼井優さんの出身中学であるというご本人のコメントはありませんが、著名人となってから同窓生が振り返るようなつぶやきが、複数みられます。たとえば・・
@kanahan_0112
中澤先生が葛西三中にいたときに蒼井優がいたとかいってました!
午後7:40 · 2015年11月11日
等々ーー。
中学時代はこのように慌ただしいなか、所属の事務所も決まった、女優としてはまさにスタート時だったと言えます。
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蒼井優さんの出身高校は堀越高等学校
その後、蒼井優さんは伝統的に芸能人が多いと言われてきた堀越高校に入学しています。
『リリイ・シュシュのすべて』を主演したのは、堀越高校に入った年と考えられ、「三井のリハウス」のリハウスガールに選ばれたり、『高校教師』にて連続ドラマにレギュラー出演したり、じつに充実した高校時代に見えます。
堀越高等学校
所在地:東京都中野区中央2丁目56−2
細かいことですが、高校名は堀越高等学校であり、それを運営しているのが学校法人堀越学園。したがって堀越学園高校ではありません。
以下は2004年当時の記事になります。
堀越高校の卒業式が13日東京・中野サンプラザで行われた。
今年の卒業生314人中、いわゆる芸能人クラスの「トレイトコース」を卒業したのは、ジャニーズの山下智久、長谷川純、田中聖ら男子7名と、酒井彩名、浜口順子、蒼井優、根食真美、dreamの橘佳奈、長谷部優ら女子19名。
(テレビ朝日芸能ニュース 2004年2月13日より)
堀越高校では綾瀬はるかさんが途中、転校してきたり、このように小池徹平さん、山下智久さんとは同級生だったとされます。さらっと言ってみても、あらためて凄い方々がいた高校です。
この堀越高校に通っていたのが鈴木杏さんで、二人は「花とアリス」で共演し、かつ、学校でも大変仲良くしていました。
「花とアリス」の撮影当時、2人は同じ高校に通っており、学校を早退し、一緒に電車に乗って・・・(中略)・・・
撮影から約11年経った現在も仲睦まじく、
蒼井が「家族みたいな感覚。2人で会う時はお互いすっぴんなので、杏が化粧しているのが変な感じがする」と語れば・・(中略)・・・
・・蒼井が高校生活の様子を「杏が昼休憩に教室に来て、『優ちゃ~ん、昼ご飯食べよ~』」とモノマネで再現し、客席を喜ばせた。
(『蒼井優、鈴木杏への強烈な思いを告白 杏のいない人生が考えられない』2015年2月 映画comより)
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すでに女優だった蒼井優さんの高校生活を想像すると、派手なイメージも湧いたりするのですが、実際は学校では無口だったようです。
#セーラー服画像を貼る
ニナイカライからの手紙
フラガール
花とアリス
高校教師
セーラー服と言うより制服とお団子姿の
蒼井優は最強です☺ pic.twitter.com/o8QpUi40yM— ジョニーデップリ (@miou3170) January 20, 2020
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以下は2020年の「エキサイトニュース」から。蒼井優さんが高校時代に、男子と一切口をきいていなかったという噂についてのコメントです。
「1回、落としたペンを拾ってくださった時にありがとうございます、と言いました。たぶんそれだけですね、3年間。異性との会話」と告白。
理由を尋ねられると、蒼井は「いじめられたくなかった」と答え、
「男性と接点があると、女性からイジメられる確率が高まると考えて。女友達を一人だけ作ったら、その子と2人でいようと思って、友達と過ごしていた」と語った。
(蒼井優が高校時代に男子と一切会話なかった理由明かす「いじめられたくなかった」https://www.excite.co.jp/news/article/Narinari_20200118_58009/ より)
いろんな意味で、凄いです。
いじめられたくなかった、とは唐突な印象もありますが、小学生時代とか、小さいときに体験してきた諸々も思いもあったことでしょう。
これらは女優の優さんというより誰の内面にも積み重ねがあって、自ずと人間関係の仕草や対処法に現れるものかもしれません。蒼井さんが特別だったのではなくむしろ「ああ、人間だもの同じね」みたいな感覚も湧きました。
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蒼井優さんの出身大学は日本大学
上記のように、30倍の難関を経て蒼井優さんは堀越高校から学校推薦で日大を受験し、日本大学芸術学部に合格しました。
いわゆる「ニチゲイ」と呼ばれる日大芸術学部ですが、蒼さんは1年で中退したという情報が有力です。詳細は下記に。
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日本大学芸術学部
所在地:東京都練馬区旭丘2丁目42−1
難関の末の合格だったけれど、蒼井優さんが多忙だったことも確かでしょう。具体的には、『花とアリス』の公開時、釜山国際映画祭での体験が、蒼井優さんを大きく決定づけたそうです。
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「初めてレッドカーペットを歩いた時、熱狂的な映画ファンに囲まれてその熱と歓喜にあてられてるうちに、知らず知らずのうちに封をしていた自分の気持ちが解放されてしまったんです。(中略)うれしい気持ちで胸がいっぱいになって、ホテルに帰ってからも興奮やまずにずっと飛び跳ねていたほど(笑)。
一度気持ちがあふれたら止まらなくて、学業を止めて、自分の好きな女優活動に専念しようと決めました」
(2016年女子ツクインタビュー ー https://joshitsuku.com/people012/ より)
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この部分の少し前にはこう、語っていました。
「女優というお仕事ができていることがうれしい反面、学業に専念できないことに対する後ろめたい気持ちがあったんです」
つまり優さんは、元々学業への情熱も半端なかったのでしょう。しかしそれ以上のものがあふれてきた体験から、女優活動専念という決断にいたったようです。
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『花とアリス』が公開されたのは2004年。つまり、日大に入学した年です。どちらもそれぞれ素晴らしかったのですがーー
つまり日大は1年で中退したということ。
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蒼井優さんといえば「魔性の女」と表現されることもあり、穏やかな笑顔で、かつ怖いほどの奥深い魅力を秘めた、凄い人物だと思います。
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その後、蒼井優さんは南海キャンディーズの山里亮太さんとの結婚しました。お子さんも生まれています。山里亮太さんは関西大学の出身。
『おらおらでひとりいぐも』は蒼井優さんと田中裕子さんの共演(若い時と後年二人一役)で、とても気になっている映画です。(←観ました。共演者も濱田岳さんなど贅沢でした)。
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2020年の『ロマンスドール』の北村園子役では、高橋一生さんとの共演で、こちらも、静かな不思議な空気のあふれるすばらしい作品でした。
また、朝ドラの『ブギウギ』では主演の趣里さんの尊敬する「大和礼子」という毅然とした先輩ダンサーを演じました。
USKブロマイド💃大和礼子
USKの大トップ、#大和さん(蒼井優)の麗しいブロマイド…
スズちゃんがはじめて見た「胡蝶の舞」の衣装です。あの時の梅吉さん、スズちゃんに買ってあげていたかもしれないですね😊#ブギウギ pic.twitter.com/5dyaWMuecU— 朝ドラ「ブギウギ」公式 (@asadora_bk_nhk) October 22, 2023
(何とも美しい優さん)
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以上、たぶんに修正を加えた結果で読みにくいのですが、蒼井優さんの出身校について、でした。お読みいただきありがとうございました。