柴門ふみさんは「東京ラブストーリー」で有名な漫画家。恋愛の教祖等と呼ばれると派手なイメージもありますが、大人の佇まいや落ち着きを感じさせてくれるエッセイも多数。人生相談でも見かけます。徳島県の出身で、徳島の市立高校からお茶の水女子大学に進みました。
徳島市立高等学校 ⇒ お茶の水女子大学
お茶大では、文教育学部の哲学科でした。当時のお茶の水女子大学の哲学科には、『われ笑う、ゆえにわれあり』等の土屋賢二氏が哲学教授としていたはず(土屋氏の本でも柴門さんが教え子だとありました)。
柴門さんは、学生時代から漫画研究会で同人誌を発表していました。また学生時代から漫画家の弘兼憲史さんのアシスタントを務めていました。
柴門ふみ(さいもんふみ・本名:弘兼準子)
生まれ:1957年1月19日
出身:徳島県
1975年:(推定)お茶の水女子大学入学
1979年:(推定)大学卒業、「クモ男フンばる!」でデビュー
1980年:弘兼憲史さんと結婚
1981年: 『P.S. 元気です、俊平』連載開始 ⇒1999年ドラマ化、堂本光一
1990年:『東京ラブストーリー』⇒1991年ドラマ化、鈴木保奈美・織田裕二
2000年:『九龍で会いましょう』
2011〜2012年:『同窓生〜人は、三度、恋をする』⇒2014年ドラマ化、井浦新
2012年:徳島市観光大使に就任
2016年:『東京ラブストーリー 〜After 25 years〜』
その他著書多数
柴門ふみさんの「柴門」とは、サイモン&ガーファンクルのサイモンから。出典が曖昧で恐縮ですが柴門さんが憧れのサイモンさんに会う機会があり、そのとき自分のペンネームの由来を伝えたけれど、いまいち伝わらなかった・・・というようなエッセイを読んだ記憶があります。
年譜をみると、なんとも順調に漫画家としてデビューしています。私生活では1男1女のお子さんのうち娘さんは吉田戦車の『伝染るんです。』企画に寄稿したそうです。
おおお、動いてる柴門ふみを初めて見たけど…男脳だなこの人#漫道コバヤシ#東京ラブストーリー#弘兼先生の嫁 pic.twitter.com/LCZJaq5KJT
— 川上将浩 (@kokonogi) 2017年7月27日
出身大学はお茶の水女子大学、出身高校は徳島市立高校
徳島県で「市立」の高校は徳島市立のみです。ちなみに徳島県立の徳島高校はあるかというと、徳島市内に徳島県立徳島北高等学校はあるものの、徳島高校はありません。徳島が総合選抜の入試をしていたときの1校が徳島市立高校だそうです。
徳島市立高校は現在、徳島県でもっとも偏差値の高い高校になっています。出身者は、やはり柴門さんが著名と思われますが、ニュースキャスターの浜尾朱美さん、民進党の小西洋之議員などがいます。プロの元サッカー選手がたくさんいるのも注目されます。
お茶の水女子大出身の漫画家が他にいるか分かりませんが、文学者では川上弘美さんが有名。柳沢桂子さんは生物学者でもあり、著書でも知られます。アナウンサーでは井上あさひさんが有名。加藤真輝子さん、結城さとみさん、中村仁美さん、加藤シルビアさんらもいます。
先日のあさイチに織田裕二さんが出演したときに、有働由美子さんが「カンチ!」と言って感動していたのが、面白いと言っては悪いけれどかなり印象的でした。盛り上がっていたわけですね。
若い頃から順当に活躍された柴門さんは、これからも色々と新たなストーリーを作り出してくれそうです。
追記:一度だけ講演会(学内)を聞いたことがあります。素敵な方でかつ浮つかない成熟した雰囲気が印象的でした。