「ファミリーヒストリー」の余貴美子さん
余貴美子さんの学歴と出身校について。お名前の読み方は「よ きみこ」さん。出演ドラマ等はあまりに多く、もはや安定してテレビに「余さんがいる」ような昨今です。
生まれは横浜ですが、お父さんが台湾出身。お母さんは日本の方で、そのルーツはNHKの『ファミリーヒストリー』で2012年に取り上げられ、「余貴美子〜350年前に遡るルーツ不屈の家族〜」として放送されました。(その後、『ファミリーヒストリー』のナレーション担当)
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パワフルなイメージながら、1950年代生まれで現在60代を過ごす余さんは、近頃ますます熟成した演技を見せてくれます。
地元の中学校を経て神奈川学園高等学校を卒業し、その後はオンシアター自由劇場に入団し、当初は舞台で活躍していました。
神奈川学園高等学校 ⇒ 進学せず
連続テレビ小説『ちゅらさん』に登場したときから余さんを知った方も多いそうです。
2017年の『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜』で女性市長役で、その姿勢(制作側)が小池百合子さんを暗示している?と話題になったこともありました。
余貴美子(よきみこ)
生まれ:1956年5月12日
出身:横浜市
1963年:(推定)小学校入学、7歳
1969年:(推定)中学入学、13歳
1972年:(推定)神奈川学園高校入学、16歳
1975年:(推定)高校卒業、19歳
1976年:オンシアター自由劇場に入団、20歳
1984年:自由劇場を退団
1985年:東京壱組を旗揚げ、28歳
1996年:東京壱組を解散、39歳
1996〜2005年:『白線流し』小澤雅子
2001年 :『ちゅらさん』池端容子役、45歳
2006年:山下恒彦氏と結婚、50歳
2008〜2009年:日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞
2008年:『篤姫』 英姫、『おくりびと』上村百合子、52歳
2010年:『龍馬伝』大浦慶、54歳
2016年:『シン・ゴジラ』花森麗子役、「家政夫のミタゾノ」結頼子、60歳
2017年:『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜』河原田晶子
2018年:『半分、青い。』岡田貴美香、62歳
2020年:『病室で念仏を唱えないでください』 澁沢和歌子
2021年:『ドリームチーム』安東佳恵、『痛くない死に方』、
2022年:『犬も食わねどチャーリーは笑う』、『今度生まれたら』66歳
2023年:『風間公親-教場0』中込ふき、『家政夫のミタゾノ』結頼子
2024年:『パーセント』宇佐美のどか、『新宿野戦病院』リツコ・ニシ・フリーマン、『虎に翼』星百合 、68歳
その他出演等多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
『ファミリーヒストリー』で明かされた内容によると、祖父が余家麟さん、その長男が貴美子さんの父の鴻彰さん。
鴻彰さんが明治大学の空手部に入り、空手部の演武会で華が欲しいと踊りの先生に相談したときに、貴美子さんの母・京子さんと出会ったそうです。
余鴻彰は、父・余家麟のもとで音楽喫茶パラダイスを手がけていた。その時、鴻彰は若き日のハナ肇や、山田吾一を見出していた。
(中略)
音楽喫茶パラダイスは大規模な区画整理により立ち退きを迫られた。更に不幸なことに余家麟が大金を貸した友人が姿をくらまし、大きな損失を出してしまった。
そして一家はそれを機に横浜(神奈川)に移り住んだ。そこで余鴻彰は小さなバーを始めた。
(ファミリーヒストリー 余貴美子〜350年前に遡るルーツ不屈の家族〜 https://tvtopic.goo.ne.jp/program/nhk/23759/598554/より)
女優の范文雀(はんぶんじゃく)さんは故人で、余貴美子さんの従姉妹。『アテンションプリーズ』などに出演した著名女優でした。余さんは范文雀さんのお兄さんと同居していた時代もあったとのこと。
余貴美子さんの出身地横浜と出身中学校
上記のように余貴美子さんは横浜で育ちました。国籍は台湾で母親だけが日本人という大家族で、食べるものは中華、遊ぶところは元町・・・といった横浜育ち。
出身校が横浜の老松中学だったことは、周囲の皆さんのつぶやきなどで「寄生獣の主役の泉くんのお母さん役やってた余貴美子さんは老松中出身だよ」というテキストなども残っています。
さらに、ある個人の方が、自分が見た動画から余さんの経歴を抜き出したアメブロの中に、余貴美子さんの経歴として、以下のように記されます。
父の店では、かつてハナ肇や山田吾一が働いていたことがある。
池袋の再開発事業で横浜駅前に飲食店を出した。
横浜市立老松中学校、神奈川学園高等学校卒業。・・・(後略)
(https://ameblo.jp/oomurotoranosuke/entry-12555760360.html より)
横浜市立老松中学校
所在地:神奈川県横浜市西区老松町27番地
京浜急行(地上から見えていない)を挟んで、野毛山動物園と背中合わせのような位置となる同校です。
JRの桜木町まで数百メートルというこの界隈で、横浜らしさを満喫していたことでしょう。
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余貴美子さんの出身高校は神奈川学園高等学校
神奈川学園高校は、1993年以降は中・高完全一貫になり現在の正式名は「神奈川学園中学校・高等学校」です。
余さんの時代は中・高一貫でなく、貴美子さんは1972年に高校から入学しています。
横浜育ちの余貴美子さんにとって、神奈川学園高校に進んだのは自然な選択だったように見えます。
神奈川学園中学校・高等学校
所在地:横浜市神奈川区沢渡18
比較的近くに、県立の名門校、横浜翠嵐高校も見えています。
神奈川学園高等学校は女子校で、出身者には、余貴美子さんの他に女優の五大路子さん(大和田伸也さんの奥さん)らがいます。
同校は「宗教色のない女子校」というカラーが評価されている模様。
高校時代の貴美子さんは、ジャズ喫茶やライブハウスで朝まで遊んだり・・もあった模様。
周囲から「ハマのキミちゃん」とか「ハマのマリア」とか呼ばれたというのも、うなずける気がします。
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余貴美子さんの出身大学はなし
上記のように高校を卒業したあとに余貴美子さんは、劇団に入ります。大学等へは進学していません。
父の余鴻彰さんは芸能界入りを反対していたそうです。
余鴻彰さん自身が、上記のように波乱の生涯だったこともあり、娘さんには安定した立場を望んだと推察されています。
しかし、自由劇場や東京壱組を経て、現在も、あまりにも多くの場面で活躍するようになった余さんでした。
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2006年に50歳で結婚されました。
NHKの連続テレビ小説『ちゅらさん』では若い日の山田孝之さん、余貴美子さんがいました。三味線が好きで、沖縄の三線も習っているとのこと。
2021年のNHKの金曜夜のドラマ『ドリームチーム』では、安東佳恵というちょっとクセのある未亡人?を演じました。流石、余さんならではの味ーー。
新宿野戦病院キャスト→虎に翼キャストの余貴美子さん!逆輸入?だけど7人目です。
やっぱりまったくの別人ですっ!笑
そもそも余貴美子さんはどの作品でもいつだって別人で、幅広いキャラクターを演じることができる素敵な俳優さん。大好きです!#虎に翼#新宿野戦病院#余貴美子さん https://t.co/rwI8pyi0Qh pic.twitter.com/CayJhibLm3— 香澄の部屋 (@kasumi_no_heya) August 11, 2024
2024年には、2018年の『半分、青い。』に続いて連続テレビ小説『虎に翼』に星百合として出演し、評価の高い朝ドラをさらに盛り上げました。
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『新宿野戦病院』でも、「らしさ」を発揮しリツコ・ニシ・フリーマン役でした。2024年夏には、余さんの演技の幅広さにあらためて感心させられました。
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以上、簡単ですが余貴美子さんの出身校について、でした。