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染谷将太さん、映画好きで子役からの活躍、菊地凛子さんと結婚
染谷将太(そめたに しょうた)さんの学歴と出身校についてご案内します。
染谷将太さんは小学生の頃から、映画等に多数出演してきた、若手にして経験豊かな俳優。
ご家族の影響で映画やドラマをたくさん観ており、友だちが子役をやっていることに刺激され、将太さんは小3ころには映画に初出演しました。
小学校と中学校は、地元の江東区の公立校が知られています。中学は寺島進さんと同じ。
中学時代に撮影などで友人になっていた仲野太賀さんと、一緒に日出高校に進学しました。
日出高校 ⇒ 進学せず
高校時代も、のちにベネチア国際映画祭で「マルチェロ・マストロヤンニ賞」を受賞するような撮影に多忙だったことが伺えます。
高校卒業後も、出演作というより主演作が絶えない状態で実績を積み上げています。
華々しいような活躍の一方で、各種のインタビューからは堅実な人柄も伺えます。2015年には女優の菊地凛子さんと結婚し、お子さんも2人生まれています。
染谷将太(そめたに しょうた)
生まれ:1992年9月3日
出身:東京都江東区
1999年:(推定)明治小学校入学、7歳
2001年:『STACY』映画初出演
2002年:『かまいたちの夜』日高俊夫
2004年:『暴れん坊将軍 春のスペシャル』倫太郎
2005年:(推定)深川第二中学校入学、13歳
2006年:『あおげば尊し』
2007年:『14歳」雨宮大樹
2008年:(推定)日出高校入学、16歳
2009年:『パンドラの匣』主演、17歳
2011年:高校卒業、『ヒミズ』で最優秀新人賞受賞、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』主演、
2012年:『生きてるものはいないのか』主演、20歳
2013年:『みんな!エスパーだよ!』主演
2014年:『寄生獣』主演
2015年:菊地凛子さんと結婚、『さよなら歌舞伎町』主演、『贖罪の奏鳴曲』 東條幹也 、23歳
2018年:『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』 主演
2020年:大河ドラマ『麒麟がくる』織田信長、『聖☆おにいさん 第III紀』主演
2023年:『ブラッシュアップライフ』福田俊介
2024年:『聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメン VS 悪魔軍団』主演、『地面師たち』、『陰陽師0』、32歳
2025年:『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』喜多川歌麿
その他、出演など多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
染谷さんは特に出演作が多いため、略歴中の作品はごく一部になります。
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染谷将太さんの出身高校は日出高校、共学が始まって3年
染谷将太さんが日出高校(現在の目黒日大高校)の出身であることは広く知られており、日出学園の公式サイトで、染谷さんの「ベネチア国際映画祭の新人賞受賞」について告知されたこともあります。
2010年度卒業生の染谷将太さんが、第68回ベネチア国際映画祭で新人賞にあたる「マルチェロ・マストロヤンニ賞」を受賞しました。本校の卒業生のこのような快挙を喜ばしく思います。
(2011年10月 『トピックス&ニュース』卒業生染谷将太さん ベネチア国際映画祭の新人賞受賞おめでとうございます!! より)
「卒業生」でなくても、日本人初となるマルチェロ・マストロヤンニ賞の受賞は記念すべき快挙でした。
この時、W主演でともに受賞したのが二階堂ふみさん。
目黒日本大学高等学校 (元・日出高校)
所在地: 東京都目黒区目黒1丁目6−15
なお、長い歴史のある日出高校が女子校から共学になったのは、2005年のこと。中村蒼さんも共学になってまもなく入った一人ですが、染谷さんの年代は共学が始まって3年ほどで、男子生徒も増えてきて、結果的に著名人を輩出した学年でした。
日出高校で染谷さんと同期だった方に、足立梨花さん、深澤辰哉さん、仲野太賀さんがいます。
日出女子学園高等学校
↓
日出高校(2001年)
↓
日出高校が共学化(2005年)
↓
目黒日本大学高等学校(2019年)
ところで染谷将太さんと仲野太賀さんは、日出高校でたまたま同級生だったのではありません。中学時代に、オーディション会場で知り合っており、進路を相談し合って、ともに日出高校を受験しました。
これは2024年8月に仲野太賀さんと染谷将太さんが「だれかtoなかい」に出演した時に語ったこと。
2人は中学時代に学園モノのドラマで共演し、仲良くなっていました。
「・・隣の席だったんですよ。で、やっていく中で仲良くなって、一緒に遊ぶようになって」。
しばらくして、高校の進路を相談し合うようになった。
「“高校、一緒のところに行く?”って、芸能コースがある高校に2人で受験して」と、仲良しぶりを明かした。
(『Sponichi Annex』仲野太賀 同い年の人気俳優と運命的?な初対面「扉を開けたら、目の前にいたんですよ」より)
ドラマでなく実際の日出高校の入学式のあと、お互いのお母さんとともに一緒にランチをしたそうです。
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高校時代の将太さんは、引き続き活躍しており『パンドラの匣』では長編映画にて主演しました。
パンドラの匣の染谷くんがかっこよすぎる❤ pic.twitter.com/wVHwT6x8nr
— そめ (@tomoyss) April 3, 2013
さらに高校時代に撮影した『ヒミズ』 が第68回ヴェネツィア国際映画祭に出品され、同作で最優秀新人賞該当のマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞したことは、まさに大きな実績でした。
『ヒミズ』は漫画家の古谷実さんの原作で2001年ころ『ヤングマガジン』に連載。映画では舞台が3.11後の日本に設定されました。
園子温監督の『リアル鬼ごっこ』と『ヒミズ』を観た。
『ヒミズ』は、染谷将太と二階堂ふみが熱演だった。
園子温は『ヒミズ』の時が人生のピークだったんだろうな。 pic.twitter.com/WlJ4mJ9pjY— エレキング@映画 (@ELEKING74) August 1, 2023
染谷将太さんの出身地江東区と出身小学校、出身中学校
子役の頃から活躍してきた染谷さんについて、度々SNSでも学校について語られ、「思い出こみゅ」にも情報が寄せられてきました。すでに小・中学校ともそれぞれの卒業生の一人とされています。
よって出身校は以下となります。
出身小学校:江東区立明治小学校
所在地:東京都江東区深川二丁目17番26号
設立:1873年
同校が小学校ながら名前が知られているのは「明治小学校」と名付けられるくらい歴史が長いからーー。
関東大震災で全焼という、いたましい出来事もあり、また戦時中の東京大空襲では同校が避難者の収容施設となりました。
小津安二郎さんが一時在籍していたことも知られています。
出身中学校:江東区立深川第二中学校
所在地:東京都江東区冬木22−10
同校が出身中学となるのは、ベテラン俳優の寺島進さんと同様。ただし寺島進さんは1963年生まれですから染谷さんとは親子くらいの年齢差があります。
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染谷さんは小学校時代に子役をはじめました。
そのきっかけについて、2021年の10月に『徹子の部屋』に出演した時には、次のように語りました。
まずは当時、友人が子役を始めたそうです。
元々父の影響で映画を見たり、ドラマを見たりするのが好きだったんですけど、友達が出ることで、初めてこうやって作られてるんだって認識して。そこから友達が誘ってくれたんですね。それで自分もやってみたいと言って始めました
(https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/10/29/kiji/20211029s00041000391000c.html より)
その続きで、
「独特な雰囲気でした。7、8歳の子どもたちが集められて、みんな同じことをやって。それを大人たちが真剣な目で見ていて。それで1人の人間が決まるって言うのは、子どもながらに凄い世界だと思いましたね」
とも述べています。
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現場では食事も喉を通らないくらい緊張していたそうです。ご両親は反対することなく、すぐにやめるかもという様子で静観してくれた様子。
また、いざ撮影となるとご両親は、「遊びでなくお仕事だから絶対に迷惑をかけるな」と送り出してくれたとのこと。
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このようにして、9歳ころからはじまった芸能生活でした。
2014年に『寄生獣』の公開にあたっての取材時、「22歳でありながら映画出演数は50本以上」と記されています。
さらにそこから10年以上の経歴がありますが、このとき22歳の染谷さんがどこか老成したというくらい落ち着いた雰囲気のコメントを出していました。
演じる上で、突拍子のないことをやっても説得力のあるものにすることを心がけています。佇(たたず)まいが大事だと思っていて、セリフがなくても立っているだけで成立しているようにしたい。あとは監督の共犯者になりたいですね。
(https://www.zakzak.co.jp/people/news/20141128/peo1411280830001-n1.htm )
また、将来の夢については「心身ともに健康でいたい」と答えているのも驚きでした。ギラギラした野心のようなものとは対極的な、落ち着いた役者魂を感じました。
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染谷将太さんの出身大学はなし
このように芸能活動を継続してきた染谷将太さんは、大学等には進学していません。
高校を卒業してから15年くらいの略歴を見ても出演作はあまりに多く、主演だけを探しても挙げきれないほどのボリュームになります。
そのような活躍ができるのは、上記の意外なほど静かな将来の夢ということと関連しているようにも感じます。
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2015年の元旦には女優の菊地凛子さんとの結婚が発表されました。
染谷将太さんは結婚当時、22歳で、11歳年上の当時33歳だった菊地凛子さんとの結婚は、『ORICON NEWS』などで「姉さん女房」という記事タイトルがつけられたように、話題となりました。
2015年4月の『しゃべくり007』に出演した染谷さんのコメントによると、当時は結婚願望もなかったけれど、凛子さんと出会った瞬間に「この人と家族になれるな」と直感が働いた・・とのこと。
#ちゅらさん に若い菊地凛子が出ていて少し話題になってたけど、染谷将太が子役で #相棒 に出たのがちゅらさん放送の翌年なのか…… pic.twitter.com/Q9NhmJ70vL
— かおち (@ka0ch1) October 4, 2024
なお、二人は2024年の、高橋文哉さん主演の『あの人が消えた』でも共演しています。
お二人の間には、2016年と2019年にお子さんが誕生しており、性別は非公表ですが、すでに小学生となったお子さんもいることになります。
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染谷さん主演の映画は多数に上りますが、2018年に日本でも公開された日中合作映画の『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』では空海を演じました。
このときは、中国語を学んで中国語で話しています。
当時のコメント・・
なるべくしてなっている、今はそう思えていますが、同時にこれは奇跡だとも感じています。監督の美しいアートワークの中でなんと空海として生きられる。こんな凄まじい人生経験はないことでしょう。
・・中略・・
まるで激しい航海の後大唐で真相を探し求めたように自分も撮影に挑んでいます。もちろん全編中国語のセリフであったり平たく言えば“大変”と言えることはありますが、不思議と空海を通して過ごしているとそれがとても解消されていくのです。
(https://www.cinra.net/news/20161017-kukai より)
撮影中は2016年のことで、当時まだ24歳の青年でもありました。
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俳優であると同時に、映画製作にも興味を持っています。
2013年には、フィルムで映画を撮りたいということで、自主制作の短編映画『シミラー バッド ディファレント』を手がけ、12月には一夜限りの上映を行いました。
映画監督に転身の意図はないそうですが、この種の制作はしたいとのこと・・
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2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』ではかなりユニークな(個人の主観?)織田信長。しかし、いくつかの評をみても良し悪しの問題でなく「これが信長?」という印象は、多くの視聴者が抱いたようです。
やや巨体で男っぽいという従来の信長像とは異なる染谷さんが、『麒麟がくる』で登場回数が重なるごとに、純朴さは一部であって、激しい感情がほとばしる信長を演じることに、視聴者が納得させられていった気がします。
鉄砲を通して十兵衛の能力を瞬時に見極めようとする鋭い観察眼、信長と母との関係性を語るなかで見せる、自分を認めない人間への寂しさや、そこに起因する激しい怒りなど、十兵衛との短い対峙シーンだけでさまざまな感情を表現した。ある意味で、これまでの俳優のようなビジュアル的な男臭さを使わず、信長の持つ「魔王」「革命児」という個性を示した。
(『リアルサウンド』「これが信長?」から一転、賞賛の声続出 染谷将太が『麒麟がくる』で見せた“演技力の高さ” より)
#大河ドラマ名場面スペシャル
『麒麟がくる』は、染谷将太さんの信長が、とにかく脳裏に焼き付いた pic.twitter.com/qVwjJ6D2nN— Saitoh Masaya (@MS3110) January 4, 2025
その後も数え切れない活躍ながら、2025年の『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』でも喜多川歌麿という重要人物を演じるので期待されます。
一見、ふわっとしたイメージの染谷さんが喜多川歌麿の人生の曲折をどう描いてくれるかたいへん楽しみです。
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以上、簡単ですが染谷将太さんの出身校についてでした。