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寺島進さんは、チンピラ役からベテラン刑事まで
寺島進さんの学歴と出身校についてご案内します。
寺島進さんは今やベテラン俳優の一人です。チンピラやヤクザ役から次第に刑事や警察官などを演じるようになり、味わい深い中年男性の演技が魅力的。
江東区の生まれで、地元の出身の小・中学校も高校も分かっています。
ただ、高校卒業後についてはご本人の言葉で「三船芸術学院」に通ったというコメントがある一方で、早稲田を中退したという説もあります（後述）。
東京都立葛飾野（かつしかの）高等学校 ⇒ 三船芸術学院
三船芸術学院は、事実上1981年から3年程度あった芸術機関でした（後述）。
三船芸術学院、さらに剣友会で技を磨いた寺島進さんは、次第に映画、ドラマへと活動の幅を広げていきました。
ビートたけしさんの『オフィス北野』に長いこと所属。
また2009年には当時28歳の一般女性と結婚し、2010年と2015年に女児と男児に恵まれ、子供さんのことも何かと話題となりました。
名前はてらしまでなく「てらじま」さんです。
寺島進（てらじま すすむ）
生まれ： 1963年11月12日
出身：東京都江東区
1970年：（推定）小学校入学、7歳
1976年：（推定）中学校入学、13歳
1979年：（推定）葛飾野高校入学、16歳
1982年：高校卒業、19歳
1985年：ドラマデビュー『私鉄沿線97分署』暴走族の杉山
1986年：映画デビュー『ア・ホーマンス』
1988年：『とんぼ』八田組の組員
1989年：『その男、凶暴につき』
1995年：『みんな〜やってるか!』血まみれのヤクザ
2000年：『広島やくざ戦争 シリーズ』沖永勲
2001年：『聖の青春』大崎善生
2005年：『富豪刑事』、『交渉人 真下正義』木島丈一郎、42歳
2006年：『アンフェア』シリーズ
2008年：『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命』梶寿志
2009年：『空気人形』派出所警官、一般女性と結婚、46歳
2010年：『『再捜査刑事・片岡悠介』主演、47歳
2013年：『海の上の診療所』海藤剛
2015年：『ドクター彦次郎』主演、52歳
2016年：『真田丸』出浦昌相、53歳
2019年：『記憶にございません!』南条実
2021年：『孤狼の血 LEVEL2』角谷洋二
2023年：『どうする家康』水野信元
2024年：『D&D〜医者と刑事の捜査線』弓削文平 、61歳
その他、出演など多数
＊略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
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寺島進さんの出身高校は東京都立葛飾野高等学校
江東区で育った寺島さんですが、高校は地元の近隣と言える葛飾区の、都立の葛飾野高校に進みました。
東京都立葛飾野（かつしかの）高等学校
所在地：東京都葛飾区亀有一丁目7番1号
同校は1940年に 東京府立十七中学校として始まった歴史があります。旧制中学の時代は「葛飾中学」でした。
もろもろの移転などがあり、現在の場所に移ったのは、1949年のこと。
少年犯罪事件などがあるとコメントを見かける社会心理学者の碓井（うすい）真史さんも葛飾野高校の出身となります。
【葛飾野高校の大学合格実績】は「みんなの高校情報」から抜粋すると、2022年の例で以下となります。
国士舘大学 14名
立正大学 13名
帝京平成大学 11名
獨協大学 9名
拓殖大学 8名
亜細亜大学 7名
日本大学 7名
専修大学 7名 その他多数
時代も異なるのであまり参考にならないかもしれませんが、寺島進さんはこれらの大学でなく芸能や殺陣やスタント等々を学ぶ方向へ進みました。
＊＊＊
高校時代の進さんは、後述の取材では「裸に革ジャンでキメた高校時代」としています。
そこではハンドボール部。
やんちゃな先輩がいっぱいいてカッコ良かったんだよ。OBはみんなボンタンジャージで肩に国士舘とか入ってんの。
厳しいけど優しくてね。1週間の仮入部すると、7日目は近所のスナックで、「じゃ乾杯、明日からよろしくな」って。有無を言わさず本入部、というのがしきたり。
（https://san-tatsu.jp/articles/113125/）
なかなか・・です。
寺島進さんの高校時代というと、入学が1979年のこと。
1979年、1980年ころというと、さだまさしの「関白宣言」が流行り、竹の子族やルービックキューブが流行という、想像しても分かったような分からないような時代ーーでした。
ともかく現代と違いますが、寺島さんはかなり自由な様子です。
白河の煮込み屋さんに行ったり、地元の走り屋の仲間も家に集まってギターの練習をしてバンドを組んだり、ライブをして「寺島さん、声いいね」って言われたり・・
俳優を目指したことについては・・
親父は畳屋を継いでくれたらうれしかったんだろうけど、畳が斜陽の時代になってね。親父は中卒で、否が応でも店を継がなきゃいけなかったから、俺には「好きな道でやったらどうだ」って言ってくれて。
そしたら深川祭明会の先輩が、「進の余興は面白いし、目立ちたがり屋だから、そういう業界がいいんじゃない？」って。自分でもそうかもな、やってみるかって。（同上）
ということで、その後、成城にあった三船芸術学院に話は繋がります。成城に初めて行った進さんは「どの家も城みたいで生意気だな！」と思ったそうです。
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寺島進さんの出身地東京の下町と出身小学校、出身中学校
ここで子どものころに戻ります。
寺島進さんは、東京都の江東区出身であることが知られています。すでに芸歴の長い寺島さんについては、これまで複数の記事から子どものころのエピソードがあります。
また自著、『てっぺんとるまで!』 もあります。（アマゾンへ飛びます、よろしかったら）
深川の畳屋さんの次男でした。
清澄庭園、懐かしいなア。小学生の頃さ、友達と一緒に柵乗り越えて忍び込んだことあんの。雪の日で、大通りの雪はどろどろなんだけど・・中略・・
管理人に見つかって、事務所に連れてかれて人生初の“取り調べ”、子供なのに、両手の指紋全部取られたんだから！
（同上）
「清澄庭園」というと東京都現代美術館かと思ったらあちらは木場公園。こちら清澄庭園は隅田川のすぐ近く。下記の江東区立八名川小学校もすぐ側でした。
深川といえば深川飯があり下町情緒のあふれる一帯でしょう。地図を見ると住宅の区割りが細かく、道路も一方通行で細かい道が多い様子が、懐かしい魅力をたたえているように見えます。
（「深川江戸資料館」も見かけたので、訪ねたいスポットが増えました）
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寺島進さんの出身小学校、中学校も明らかとなっています。
出身小学校：江東区立八名川小学校
所在地：東京都江東区新大橋３丁目１−１５
出身中学校：江東区立深川第二中学校
所在地：東京都江東区冬木２２−１０
深川第二中学校では、俳優の染谷将太さん（菊地凛子さんの夫）とともに、おもな出身者となっています。
深川第二中では野球部だったとのこと。
「トラック野郎」が好きで、菅原文太さんに憧れて自転車もデコチャリに改造したりーー。
（imageに過ぎません）
すると、めちゃくちゃ強い兄弟コンビから、「おめえ、そんな生意気な自転車乗ってたら、帳面つけるぞ」と脅されたそうです。
「帳面つける」とは、不良界のブラックリストに載せる？というような・・
中学から、髪はサイドバックのリーゼント、それに先輩から受け継いだ中ランに、ズボンは砂町銀座の店でぶっといのを注文してさ。ところが朝、気合い入れてさあ行くぞって思ったら、ズボンが細くなってんの。おふくろが夜なべして、特注ズボンを細くしちゃったの！
興味深いので度々引用しましたが、とっても自由奔放な少年だった姿が想像できます。
寺島進さんの出身大学、早稲田中退という真相、三船芸術学院と剣友会へ
寺島進さんは早稲田中退なのか？
高校卒業後に寺島さんは、三船芸術学院で学んだとされています。
その前に、早稲田を中退したという説があることについて。
それを示しているのは、『文春オンライン』の2018年12月7日の記事です。「駐在刑事」にて連ドラ主演を遂げた寺島さんについて、このように述べました。
寺島は早大中退後、殺陣師の世界に飛び込んだが、1986年、故・松田優作が監督した「ア・ホーマンス」で役者デビュー。
（週刊文春「駐在刑事」好調の寺島進55歳 子ども好きな私生活 より）
その後、伝聞形で寺島さんを「早稲田二文中退」と伝える個人の記事は見かけますが、特に情報ソースはなく、報道機関による報道は確認する限りこの『文春』の記事だけです。
一方で、2006年の「mixiコミュニティ」にて、
「寺島進氏が学生映画の審査員として早稲田大学に来校します！」
という告知がありました。
mixiにおいては、シンプルにそれだけのことで出身大学とは関係ありません。しかし、著名俳優さんが大学のイベントに招かれることは多々あり、なんらかの経緯で「寺島進」さんと「早稲田」が結びついた可能性もあるでしょう。
つまり早稲田中退というのは、間違いの可能性もある？とこのページでは考えています。
なぜなら・・
率直に雄弁に語る（ように見える）寺島さんが、早稲田を受験したり、通ったり、何らかの事情で中退に至ったとしたら、どこかでそれをコメントされているような気がします。
早稲田に入学していたとしたら1982年で、当時は第二文学部もありました。しかしそれを示す確かな根拠はないため、結局は不明。
新たな情報があれば追記させていただきます。
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三船芸術学院と剣友会
三船プロダクションは三船敏郎さんが設立し、分裂云々の騒動のあと軌道修正のために1981年に「三船芸術学院」が設立されていました。
しかし、1984年に撮影所が閉鎖となり「三船芸術学院」が機能していたのは3年くらいと見られます。寺島進さんが高校を卒業したのが1982年ですから、タイミングは符合します。
「三船芸術学院」は現在はありません。しかし、かつては成城に『三船プロダクション前』というバスの停留所もあったそうです。
高校を卒業したあとは、成城にある三船芸術学院っていう三船プロの俳優養成所に入った。俺、勉強は嫌いだったけど、図工と体育だけは成績が良かったんだよ。・・中略・・
実際に向いてたかは分からないけど、養成所時代は必死だった。基礎的な発声練習とか演劇とかアクションとかいろんなカリキュラムがあるんだけど、女には目もくれないで一生懸命やってたよ。
（https://filt.jp/lite/issue87/s04.html より）
養成所にてモテたそうですが、交際を断っていたのは「必死で稼いだ金で学費を払ってたから」とのこと。
「昼間はドカタやって夜は歌舞伎町で水商売をやって」いました。
なぜなら養成所に行くのは親の反対を押し切って決めた道だから、学費は自分で払おうと考えたーー。そういう所に男気を感じます。
歌舞伎町までは深川の実家から都営新宿線か、バイクで通ってた。交通費は出なかったけど、俺が終電で上がるときは店長がラストまでいたように俺のタイムカードを押してくれたり、いろいろとよくしてくれてね。授業がない日は夕方の5時から朝の5時まで入って……ホントよく働いてたよ。（同上）
進さんの愛される人柄も伝わってくるようです。さらに
「演劇論とかじゃなくて、自分の体を動かして、体を張ってなにかをやる方が好き」
ということで、宇仁貫三さんに弟子入りしました。
殺陣師は演者であり、裏方でもあるっていうところも面白かったし、俺もこうなりてぇと思って宇仁さんのところに弟子入り入門して、K＆Uっていう剣友会に入ることになったんだよ。
（同上）
こうして養成所の卒業公演では大立ち回りをして、父親が近所の人と観に来て、大変喜んだそうです。
その後は略歴のように、しだいに用いられてきました。
松田優作さんが監督した「ア・ホーマンス」でデビューしたことはよく知られています。
6/23（日曜日）、寺島進さんによるトーク開催決定
俳優・寺島進さんに自身の映画デビュー作『ア・ホーマンス』（松田優作唯一の監督作）の上映に併せてトークをしていただきます。
<日時>6/23（日）、14:55の回上映後
映画ご鑑賞後そのままのお席でご参加いただけます。
通常料金、当日券のみです。 pic.twitter.com/mNNuRnPZby— 高崎電気館 (@denkikan1913) June 10, 2024
ただし、20年以上役者だけでは生活できなかったと、上記のインタビューで語りました。
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その後2009年に一目惚れした一般女性の方と結婚しました。寺島さんは46歳、奥さんは28歳でした。
その後お子さんが生まれ、二人いて、子煩悩なことも知られています。
北野武さんから「今売れなくても死ぬ間際に天下取ったら、“あんちゃん”の勝ちだからよ」と言われ、感銘を受けたことは有名なようです。
しかし周知のように、「売れなくても」どころか、現在は出演に絶え間ない人気が続いています。
2021年の『孤狼の血 LEVEL2』では、松坂桃李さん、鈴木亮平さんらと共演して、二代目五十子会・会長を演じました。
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近年では大河ドラマ『どうする家康』にも出演し、2024年の『D&D〜医者と刑事の捜査線』では藤木直人さんと共演して「クセ者刑事」を、らしく、演じました。
今は〜、もう秋〜。誰も〜いない海〜♬
D&Dの撮影も終わり、海が見たくて鎌倉七里ヶ浜へ来てしまった！笑
秋とは言え、冬の香りと潮の香りする浜風の寒さが気持ち良かったばい！#寺島進 #DD #鎌倉 #七里ヶ浜 pic.twitter.com/lqPUm5DMgL— 寺島 進 -OFFICIAL- (@Terajima_JME) November 20, 2024
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以上、簡単ですが寺島進さんの出身校についてでした。
