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筒井道隆さん、キックボクサーの息子として厳しく育てられる
筒井道隆(つついみちたか)さんの学歴と出身校についてご案内します。
筒井さんはすでに50代なかばの中堅俳優。デビュー当時はトレンディドラマに連続して出演し、一躍トレンディ俳優の1人となっていました。
父親の風間健さんは、キックボクサーで俳優でもあり、道隆さんは父親のもとで早朝から起こされ、トレーニング等に励んでいました。
小学生にして自転車で名古屋まで一人旅したり、かなりワイルド。(ご本人は辛い家にいるより楽しかったと・・)
調布の地元の小・中学校から、高校は堀越高校に進学。
堀越高校(普通コース) ⇒ 進学せず
堀越高校といえば、芸能コースが思い浮かびますが筒井道隆さんにとって当時、芸能を意識していたわけではありません。
しかし高校卒業時に父親から、役者か自衛隊かを迫られ(後述)、結局、俳優の道を進むことになりました。
その後の出演作は、トレンディ当時の爽快な役柄に加えてコメディー要素も、どこか頼りない役柄も加わり、近年では少し抜けた中年男性役も味わいを出しています。
筒井道隆(つつい みちたか 本名)
生まれ:1971年3月31日
出身:東京都調布市
1977年:(推定)小学校入学、6歳
1983年:(推定)第四中学校入学、12歳
1986年:(推定)堀越高校入学、15歳
1989年:高校卒業、18歳
1990年:『バタアシ金魚』主演
1992年:『二十歳の約束』藤村旭、21歳
1993年:『あすなろ白書』主演・掛居保、22歳
1994年:『君といた夏』主演
1995年:『王様のレストラン』原田禄郎、24歳
1996年:『こんな私に誰がした』主演、『明日はだいじょうぶ』主演、25歳
1999年:『洗濯機は俺にまかせろ』主演、28歳
2000年:連続テレビ小説『私の青空』村井健人、29歳
2003年:『百年の恋』主演
2004年:大河ドラマ『新選組!』松平容保、33歳
2008年:『鶴瓶の家族に乾杯』で道隆寺を訪ねる、37歳
2013年:「オートルート・アルプス」完走
2016年:『リテイク 時をかける想い』主演
2020年:『半沢直樹』乃原正太、49歳
2023年:『法廷遊戯』佐久間悟、52歳
2024年:『グレイトギフト』本坊巧
2025年:『あなたを奪ったその日から』望月耕輔、54歳
その他、出演など多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
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筒井道隆さんの出身高校は堀越高校、ただし普通コース
筒井道隆さんは公式プロフィールで堀越高校の出身であることを明らかにしています。
芸能人の多い堀越高校ですが、筒井さんは芸能コースでなく、普通コースにいたと伝わっています。
出身高校:堀越高等学校
所在地:東京都中野区中央二丁目56番2号
当時の堀越高校を卒業した俳優には、稲垣吾郎さんや、光GENJIの元メンバーの佐藤アツヒロさん(ともに1973年生まれ)、工藤夕貴さん(1971年生まれ)などがいました。
高校時代の筒井さんは、芸能コースでなかったことから明らかなように、芸能界を意識していたわけではありません。
しかし高校卒業にあたって、各種の取材記事で書かれているように父親の風間健さんから、かなり強引な二者択一を迫られたようです。
「父から『役者になるか、自衛隊に入るか、どちらか選べ』と。ひどいですよね…。高校生に向かってそれを選択肢にあげるというのが。
まあ、しょうがないとも思うんですけど、本来僕がベストだと思うのは、高校生の子にもっとたくさんの選択肢を与えるか、もしくは自分のなかからこうしたいというのを言わせるのが子育てだと思うんです。(https://news.livedoor.com/article/detail/15961319/)
道隆さんは、次項にあるように、子どもの頃から父親にかなり厳しく育てられました。
上の言葉から分かるのは、二者択一を迫るくらい厳しい父親ということが一つ。
もう一つは、「しょうがない」とその後も繰り返すように、厳しい父に反抗というより、道隆さん自身がある意味強い意志を持って、圧力に負けず、道を切り開いてきたことです。
結果的に俳優を選んで成功しているのですが、・・
生き方も厳しいし、だから何事も死ぬ気でやらなければいけないという思想で育てられましたから、多分何をやってもある程度はいったはずなんですよ。だって死を覚悟してやっているんですもん。(同上)
この取材では、「命がけでやる」ことだけを叩き込まれて、すごく苦しんだということを語りました。
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ということで高校卒業後は事務所に所属することになりました。
筒井道隆さんの出身地調布市と出身小学校、出身中学校
高校の前に・・
筒井さんは1990年のデビュー以来35年以上経過しており、これまでの諸々の情報から多くのエピソードが伝わっています。
直接的な根拠は不明ながら、「思い出こみゅ」では出身中学が調布市立第四中学校であるとされ、三浦翔平さんらとともに、同校の出身者の一人となっています。
(ただし筒井さんと三浦翔平さんとでは年齢が18歳くらい離れています。)
出身中学校:調布市立第四中学校
所在地:東京都調布市若葉町3丁目15−1
同校は1965年に開校し、1970年代から1980年代にかけて生徒数が1000人以上の大規模中学校でした。
ちょうど筒井さんが在学した1983年〜1986年がその時期に当たります。
なお地図を拡大すると、第四中学校と隣接するように若葉小学校があります。
地域的に第四中学校に進むことになる調布市立の小学校はいずれも調布市立の以下の3校。
滝坂小学校
若葉小学校
調和小学校
よって、この3校が道隆さんの出身小学校の候補となりそう。三浦翔平さんの場合は若葉小学校の出身と言われています。
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子どものころの筒井さんにとって、まずは、父親がキックボクサーの風間健(本名・筒井稔)さんということが、否応なく大きく影響します。
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そもそも道隆さんの「道隆」とは、父親の僧名「風間道隆」から取ったものでした。
周知のように1934年生まれの作家、筒井康隆(つつい やすたか)さんとは関係ありません。
風間健さんは、結婚して一男一女が生まれたあとに離婚しており、その時期は道隆さんにとって中学生のころだった様子。
ご家族としては道隆さんの下に妹さん。
上記の取材(2019年)でも、父が厳しかったことについて「父が運動をしていたので、朝4時とか5時にたたき起こされて走らされて、そのあと筋トレ。」と語っています。
さらに家の中とか庭とかの掃除をしてから学校に行ったそうで、まるでお寺に生まれた息子さんにお話を聞いたときと同じような回想でした。
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また、小・中学校時代に父親から1万円を渡されて、「名古屋のおばあちゃんの家」に1日半かけて、一人で自転車で行ったこともあるそうです。
「当時はスマホとかがないので地図を切ってセロテープでとめて、そしてぬれないようにカバーをして持って。全部ひとりでやっていました」
ーーすごいですね。途中でイヤになったりしなかったんですか-
「それはなかったです。とにかく父が厳しかったので、その苦痛から解放されるという、その喜びですごい楽しかったです。(同上)
「解放される喜び」・・とは、そんな子供心を想像するとちょっと胸が痛みました。
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「家のなかで笑う会話とかは全然なかった」
とも語っていますから、筒井さんは、よくぞ反抗心から道を外れたりすることなく、真っ当に育った・・と感心しました。
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ところで、風間健(本名・筒井稔)さんについて。
風間健さんは2024年現在80歳、でお元気です。
1972年にキックボクシング引退し、1974年に東京の代田に「風間塾」を開設しています。それが道隆さんが生まれた直後くらいのこと。
俳優としても、映画『やくざ刑事』や、ドラマ『12時間大型時代劇 竜馬がゆく』などで活躍してきました。
風間さんが、道隆さんのことを語った言葉があります。道隆さんに厳しく接したということで・・
一日も休みを与えなかった。子供の頃はあいつもつらかったと思う。でも、私の息子になるってことは、そういうことだもの。
(『日刊ゲンダイ』2024年 キックボクサーから「和製ブルース・リー」に…風間健さん80歳 長男の筒井道隆さんが俳優を選んだワケ より)
これでは、まるで小説のなかの言葉のようです。
また進路についても・・
息子は最初、高島屋に就職が決まっていました。でも、自分の子供が百貨店の店員というのが我慢ならなくて『自衛隊か芸能界に』と二者択一を迫ったら芸能界を選んだ。(同上)
ということで、色々あっても父子ともに逞しかった当時の様子を想像してしまいました。
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(2023年の風間建さん)
さすが親子で似ておられ、80歳の誕生日にして端正なお姿です。
筒井道隆さんの出身大学はなし
このように、自衛隊か芸能界かということで、筒井道隆さんは芸能界に進むことになりました。大学等へは進学していません。
高校卒業が1989年で、その翌年には映画『バタアシ金魚』で主演していますから、たいへん順調なスタートでした。
さらに3年連続して『二十歳の約束』、『あすなろ白書』、『君といた夏』というトレンディドラマに出演し、「トレンディ俳優の1人」とも言われました。
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『あすなろ白書』の原作は柴門ふみさん。主演は石田ひかりさんで、筒井さんとW主演。
しかも共演者は木村拓哉さん、西島秀俊さんというそれぞれが眩しく輝くような面々でした。
1023.君といた夏
1994年フジテレビ系月9枠で放送されたドラマです。全12話 主人公 入江耕平(筒井道隆)と入江の大学の後輩 杉矢稔(いしだ壱成) 入江の親戚の 佐野朝美(瀬戸朝香)の3人がひょんな事から共同生活をする事から始まる切ないラブストーリーです。総集編がVHS化されて以降は映像化されてません pic.twitter.com/ddKMN0NusB— レトロ 颯 (@Retrohayate) January 13, 2023
(1994年 『君といた夏』)
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さらにトレンディドラマだけでなく、『王様のレストラン』のようにコメディー要素も演じるようになりました。
トレンディドラマのころを知らないファンには、2000年の連続テレビ小説の『私の青空』で、結婚式当日に別の女性に連れ去られてしまう花婿が、強烈なインパクトでした。
主演は田畑智子さん
ところで筒井道隆さんは、自転車乗りとしても知られておりロードレースに出場してきました。
2013年には『オートルート・アルプス』で完走し、2016年には『ホノルル・センチュリーライド』に参加しました。
表紙が筒井道隆! RT @cyspo: 自転車雑誌。4/19発売!サイクルスポーツ6月号。今年こそ目指せ! 「自転車力」向上計画 http://t.co/ukpIFmI3gq pic.twitter.com/NuzDqUyo7x
— ぴんりん ≪N☮ WAR≫ (@killer_snail88) April 14, 2014
ツール・ド・フランスに関わる取材で、筒井さんにとってツールとはどんなものか?と聞かれて・・
最初から最後まで、本当に素晴らしい1つの作品だなって思います。長い距離を走って、風景も変わるし、人間模様も動いていく、ドラマみたいなんです。
・・中略・・ツールに限ったことではないですが、大人ならわかるストーリーがそれぞれにあります。
(https://www2.myjcom.jp/special/column/tsutsuimichitaka/ より)
昨今では、たとえば2025年の『あなたを奪ったその日から』では、頼り甲斐がなさそうな、凡庸なお人好し中年を演じました。
『あすなろ白書』時の22歳の筒井さんと、2025年の『あなたを奪ったその日から』での54歳時では、あまりに異なって見えます。
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しかし、双方ともに年齢相応の説得力が感じられ、年輪を加えてきたということでしょう。
『あなたを・・』の前に、2020年『半沢直樹』では、悪徳弁護士を演じて、若い頃の爽やかイメージとは大きく異なりました。
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(「風間公親-教場0」にて 2023年 )
あらためて役者という仕事はすごいと感心させられます。まだまだこれからも、主演などの演技を期待しています。
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以上、簡単ですが筒井道隆さんの出身校についてでした。