出身大学

著名人の出身大学と出身高校などの学歴等をご案内しています。偏差値や学校名は情報の一つですが、人生においてその学校に至った、あるいは進学しなかったという各々のストーリーのほうが大きいと考えてのサイトとなります。

慶應義塾大学

山崎怜奈(やまざきれな)さんの出身大学と出身高校、元「乃木坂」で慶応のSFC出身

山崎怜奈さんは中高一貫校時代に乃木坂で多忙、しかし受験を突破して慶應へ

山崎怜奈さんの学歴と出身校についてご案内します。

山崎怜奈(やまざき れな)さんは「乃木坂46」の元メンバーでタレント、ラジオパーソナリティなども務めています。

怜奈さんは江戸川区の出身で一之江近辺に住んでいました。

地元の公立小学校時代に思うところがあり、中学受験を決意し中高一貫の郁文館中学校・高等学校に進学。

 

*最初に・・読みが同じで漢字が一文字違いの山﨑玲奈(やまざきれな)さんは、ミュージカル『ピーター・パン』で2023年からピーター・パン役を務めた女優。玲奈さんは2007年生まれで「忄」の怜奈さんよりも10年くらい年少となります。
山崎怜奈さんも本名の「さき」の文字は「﨑」ですが、ほとんどの場合「崎」と表記されています。

 

高校生になる年の2013年に「乃木坂46」の2期生オーディションに合格して加入。よって高校時代は活動と勉学とでたいへん多忙でした。

郁文館中学校・高等学校 ⇒ 慶應義塾大学(環境情報学部)

高3の一時期は勉強に専念して活動を休止し、結局は慶應義塾大学に進学。

 

活動しながらも大学は4年で卒業し、引き続き複数の番組等に出演してきました。大学卒業の2年後には乃木坂46も卒業。

さらにバラエティ番組や報道番組にも多数出演し、本も上梓し幅広い才能で知られています。

 

山崎怜奈(やまざき れな)

生まれ:1997年5月21日
出身:東京都江戸川区

2004年:(推定)一之江第二小学校入学、7歳
2010年:(推定)郁文館中学入学、13歳
2013年:(推定)郁文館高校内部進学、「乃木坂46」2期生加入、16歳
2015年:正規メンバーに昇格、学業に専念するため一時活動休止
2016年:慶應義塾大学入学、19歳

2018年:『金つぶ』(bayfm)アシスタント、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』
2019年:冠番組『乃木坂46山崎怜奈 歴史のじかん』、「乃木坂46 山崎怜奈の『推しの1コマ』」
2020年:大学卒業、『乃木坂46山崎怜奈とおはつちゃん』、『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』『東京GOOD!』レギュラー、「世界遺産検定2級」取得、23歳

2021年:歴史本『歴史のじかん』、「錆びたコンパス」でセンター
2022年:「乃木坂46」を卒業、「サンデージャポン」、25歳

2023年:フォトエッセイ『山崎怜奈の言葉のおすそわけ』、『新しいカギ』公式サポーター、「Mr.サンデー 」
2024年:『NHK高校講座 世界史探究』
2025年:『早口言葉日本一決定戦 極舌』で優勝、28歳

その他、出演など多数
(乃木坂46としての活動の多くは省略しています)

*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。

 

山崎怜奈さんの出身中学と出身高校は郁文館中学校・高等学校、小6の夏に受験を決意

山崎さんは中学受験して中高一貫の郁文館で学びました。

 

出身高校:郁文館中学校・高等学校

所在地:東京都文京区向丘2丁目19−1

 

郁文館中学校・高等学校は「郁文館夢学園」が設置しており、創立は1889年という長い歴史を持ちます。

現在ではワタミ創業者の渡邉美樹さんが理事長となっており、同校の姉妹校に郁文館グローバル高校もーー。男子校として長かった末に共学化されたのは2010年4月でした。

 

山崎怜奈さんの中学入学は2010年ということで、まさに共学化したその時。

共学化の年について、山崎さんが2025年1月の取材でズバリ語っていました。

私の学年は男子校が共学化された初年度だったので、女子生徒が入るのは初めてで。クラスに女の子は少なかったのですが、そのぶんすごく仲よくなったんです
(https://chanto.jp.net/articles/-/1006352 より)

 

郁文館ではその後・・

「特進クラスは、成績が下がらない限りずっと同じメンバーで、担任の先生も3年間一緒でした。だから、今でも関係が続いている子がたくさんいます。」

ということで怜奈さんにとって郁文館は一生モノの出会いのあった学校だそうです。

 

かつては男子校だったため、出身者には柳田國男氏や河合栄治郎氏。関口メンディーさんや漫画家の杉浦茂さんらがいます。若い世代では萩原利久さん

***

 

そもそもなぜ中学受験をしたかというと・・

いちばんの理由は、地元の中学に行きたくないからでした。・・中略・・
クラス内でいじめのようなものもあったので、また嫌な思いをするんじゃないかって。小6の夏休みに母に相談したら、「文句を言うのは簡単だけど、じゃあどうする?」と、中学受験という選択肢を与えてくれて。(同上)

 

そこで塾に通うようになり、志望校を2つに絞ったそうです。

「第一志望は学費があまりかからない都立の中高一貫校で、第二志望が私立の郁文館中学校でした。」

 

結果的に第一志望ではなく郁文館に行くことになりました。(『はぐくむ』の記事によると第一志望は白鷗中学校だったそう。)

白鷗中学校は、公立の完全中高一貫校で正式名は「東京都立白鷗高等学校・附属中学校」となります。

 

小学生だった山崎怜奈さんは・・

「郁文館には、特進クラス受験者の上位4人は入学金が無償になる制度があったのですが、そこにも入れなかったので、『入学金がかかるし、高い学費もかかります。でも私、郁文館に行きたいです。行っていいですか?』と。」

 

この文章の記事タイトルは【山崎怜奈「泣きながら父に電話した」地元の学校に馴染めず小6夏に決意した中学受験「手放しには喜べない結果で」】ということ。

 

それにしても小6にして、じつにしっかりとした意思を持っていました。

***

山崎さんが郁文館の出身であることはもはや有名。

郁文館の公式サイトでも、『朝日新聞』の2021年5月の【乃木坂46・山崎怜奈さん 郁文館高校進学と同時にアイドル 好きなことが“逃げ場”に】という記事について、

「勉強と仕事の両立に励む高校時代についてインタビューに答えた記事が発表されました。」とあえて告知しています。

(https://www.ikubunkan.ed.jp/info/604/ より)

***

なお郁文館に入学してからの山崎怜奈さんは、ひたすら勉学に励んでいました。

上記のように、受験時に「入学金が無償になる制度」には入らなかったけれど、中学3年間の総合成績は学年1位。「成績最優秀賞」も得て名前が今も講堂に刻まれているそうです。

 

(幼い頃の怜奈さん)

 

しかし、そんな姿と乃木坂へ応募が・・こちらから見ると繋がりません・・

何がきっかけだったのでしょうか。

 

一方で、母親は勉強ばかりをしている娘を心配。「社会性もつけるべき」と思い、内緒で乃木坂46の2期生オーディションに応募していた。中3のある日、自宅に届いた「2次審査進出」の通知から、山崎の歩みは大きく変わった。
(https://encount.press/archives/588140/ より)

 

勉強ばかりしている娘を心配・・という流れで「乃木坂46」の一人が生まれるとはーーなんとも驚きます。

 

「土曜日、学校帰りに制服のまま会場行きました。審査が始まり、『特技を』と言われ、中学の英語暗唱大会に向けて準備していたチャップリンの演説をして、歌唱審査では大好きなテイラーの曲を歌いました。当時、それしか覚えていなかったので」
(同上)

結局、1万6302人の中から最終合格者14名に選ばれました。

このようにして高1から学業に加えて仕事もーー。

(同じく乃木坂46出身の生田絵梨花さんは、1期生でした)

 

中3の時に高校のクラスを国公立大進学コースに登録しており、直後には変更もできず、授業と仕事とレッスンが続く日々だったとのこと。

しかし、高3の6月からは活動を一時休止して勉学に励み、結果としては慶應義塾合格となりました。

 

(2023年)

 

【郁文館高校 大学合格実績】は、「みんなの高校情報」から一部のみ抜粋すると2025年の例で以下となります。
私立大学
日本大学 28名
東洋大学 24名
専修大学 16名
駒澤大学 10名
中央大学 10名
慶應義塾  2名 など多数
国立大学
東京大学 1名
東北大学 1名
お茶の水女子大学 1名 など多数

進学前提のようですが、山崎さんが同校のなかで特に優秀な成績を収めていたことも分かります。

 

山崎怜奈さんの出身地・江戸川区一之江(いちのえ)と出身小学校(一之江第二小)

ここで子どものころに戻ります。
山崎怜奈さんは東京都の江戸川区出身とされています。

さらに具体的には一之江に住んでいたとのこと。『モデルプレス』の2022年の記事です。

「江戸川区に住んでらっしゃったらお分かりだと思うんですが、一之江という町に住んでました。私は自由に育ってたので治安が良いこともあり、お小遣いを持って自由に遊びに行ってました」
(https://mdpr.jp/news/detail/3428823 より)

 

この続きで江戸川区の好きなところは・・

「空が広い感じだったり、すぐそばに自然があったりと、住みやすい印象があります。」

と答えていました。

 

(1997年の日付が見えますから、生まれたばかりの姿のようです)

 

出身小学校いついて直接的なコメントはありませんが「思い出こみゅ」では怜奈さんの出身小学校は江戸川区立一之江第二小学校とされています。

怜奈さんのコメントにもあるように一之江に住んでいたことは確かで、すでに著名人となっていますから、情報は信憑性がありそうです。

 

しかしたいへん細かい話ながら、厳密には一之江という地域にある小学校はなく、一之江と道を挟んで一之江通りの近くに江戸川区立一之江第二小学校はあります。

 

出身小学校:江戸川区立一之江第二小学校

所在地:東京都江戸川区春江町4丁目16

 

2023年の12月に山崎怜奈さんが日テレの「午前0時の森」に出演したとき、江戸川区について語ったことも話題にーー。

 

江戸川区は江戸川を越えると千葉県に入るだけに「誇って23区って言えない。家の目の前の川を挟んだら千葉ですし、ほぼ千葉です」と話した山崎。
(スポニチアネックス 【山崎怜奈 地元の東京・江戸川区に本音「小学校6年間で怖いと思って…ファミリー感出してくるのやめて」】より)

 

ここだけ、そして記事タイトルだけ読むとニュアンスが分かりにくいのですが、江戸川区を「ほぼ千葉」と言われて、千葉県市川市出身の水卜麻美アナウンサーが、

「出身ほぼ東京みたいな顔して見栄張ってたので、東京じゃないって言われたらよりどころがなくなっちゃう」

といった会話が交わされたという(だけの?)話かと思われます。

***

 

さて小学校時代の山崎さんは、上述のように地元の小学校になじめず、つらい時期でもあったようです。

小学館の2024年『はぐくむ』という記事ではタイトルが【山崎怜奈さんが中学受験を選んだ理由「地元の小学校になじめない自分をリセットしたかった」】

 

ーーということですが、なじめないという軽い程度より、ご本人にとってはなかなかつらい時期だったようです。

小学校になじめない時期が学年を問わず定期的にあって、学校の校門までは行くけれど、中に入る気持ちになれなくて、近所の公園で暇つぶしをしたこともありました。不登校というわけではないんです。行ったり行かなかったりでしたね。
(https://hugkum.sho.jp/590290 より)

 

昼休みに「外で遊ばないといけない」と決まっていて、それが嫌で外履きに換えたように装って音楽室で過ごしたりしていた様子ーー。

このあたりは山崎さんに限らず良し悪しはともかく、そういう児童は一定数いるようです。近隣からも聞こえてくる話。

 

(2021年 『通販だけ生活』のMCを近藤春菜さんと・・)

山崎怜奈さんの出身大学は慶應義塾大学、環境情報学部

山崎さんは慶應義塾に合格し、「山崎怜奈公式ブログ」の2016.03.02にて「私は今春から慶應義塾大学に進学します」と報告しました。

さて大学生活の前に、高1で乃木坂46に合格した山崎怜奈さんの高校生活3年間は、乃木坂の仕事をしながら高校生であり受験生でもあったーーということになります。

 

乃木坂の2期生として加入したのが、高校進学と同じタイミングでした。学校では疲れ果てて昼休みは寝ているような状態。友達ともあまり話すことができず、学校が終わるとすぐにレッスンへ向かう生活でした。仕事では、移動中も、楽屋でもずっと勉強ばかりで、メンバーも話しかけにくかったと思います。

(『朝日新聞EduA』  【乃木坂46・山崎怜奈さん 郁文館高校進学と同時にアイドル 好きなことが“逃げ場”に】 より)

 

また体力的にも限界で・・
「高校2年から国立大進学はあきらめ、私立特進にクラスを変更しました。」とのこと。

 

*ところで冒頭にある漢字が少しだけ異なる「山﨑玲奈」さんは、2007年生まれで2025年春に高校を卒業したばかり。高校は「渋谷教育学園幕張高校」というあまりに名門校でした。
「渋幕(しぶまく)」の出身者の一人が田中圭さん。

田中さんは渋幕の卒業後に俳優に専念しましたが、同校の卒業生として進学しないのはたいへん珍しいケース。山﨑玲奈さんが高校を卒業後に大学等をどうしているか、今のところは不明です。

 

***

受験について興味深いコメントがありました。『東洋経済』の記事で「ドラゴン桜2編集担当」の西岡氏との対談。

「実際に進学された慶応義塾大学の環境情報学部は、第1志望だったのでしょうか」という西岡氏の質問に対して・・

山崎: 実は、第1志望とか第2志望とか、決めていなかったんですよね。
西岡: 決めていなかったんですか?
山崎: 当たり前だと思いますが、「行きたい」と思ったところを志望したので、言ってしまえば、全部第1志望だったんですよね。模試で第1志望とか第2志望とか、書く欄がありましたが、あいうえお順で書いていました。
(https://toyokeizai.net/articles/-/750232 より )

 

多くの受験生にとって本音の第一志望というのは圧倒的に決まっているケースが多いので・・少々意外でした。

またなぜ「慶応の環境情報学部」に行きたかったのかという質問の答えも、たいへん具体的。

高校時代に、その当時環境情報学部にいらっしゃった水野大二郎先生の著書を読んで、水野先生が環境情報学部で教鞭をとっていたので、興味を持ちました。・・中略・・「こういうところで学んでみたい」と考えるようになりました。(同上)

 

この辺りの山崎さんの動機の強さは確かなようです。

 

 

慶応の湘南藤沢キャンパス(SFC)が持たれがちな派手な印象ーー、芸能人が多い(はずはありませんw)とかのイメージとは、別ものに見えます。

 

ところで、山崎さんは環境情報学部にAO入試だけで早々に決まっていたのでしょうか? 素朴な疑問です。

私は、AO入試(現在の総合型選抜)と一般入試の両方を受けたのですが、楽しかったですよ。センター試験(現在の共通テスト)の会場の雰囲気は今でも覚えていますし、あれは受けないとわからないと感じました。
(https://toyokeizai.net/articles/-/750246 より)

 

このあたりの受験の詳細は当事者にしか分かりません。

しかしAO入試だけで山崎さんが受験を終えていたのでなくセンター試験も受けていたとは驚きました。

 

センター試験のあった1月は、山崎さんが活動を停止していた6月からの3ヶ月ではなく、活動も再開していたし一方で受験生として受験期でもあったーーということ。

 

出身大学:慶應義塾大学 (環境情報学部)

所在地:神奈川県藤沢市遠藤5322

 

湘南藤沢キャンパス(SFC)には総合政策学部・環境情報学部、看護医療学部などがあります。

SFCの出身者として二階堂ふみさん前田旺志郎さん と 菊池風磨さんらが知られています。葵わかなさんも。

 

***

大学生活の4年間は、略歴を振り返ってもやはり多忙な時期でした。

現役4年生のときのインタビュー。

仕事をしながらの学生生活なので、授業以外の時間を大学で過ごすことがなかなかできないのですが、仲間と協力しながら調べ物をしたり、下級生のサポートをしたり、毎日とても充実しています。どうやらキャンパスでは誰も私のことをアイドルと思っていないみたい(笑)。
(http://www.asahi.com/ad/power_of_university/interview/2019/interview9/ より)

 

ーー意外とキャンパスを歩くだけで騒がれたりはしないようです。

学生でかつラジオのレギュラーも務めていました。
ラフな話題も国際情勢についての話題もあるなかで、自分で調べて番組に臨んだ様子。

 

レギュラー出演しているラジオでは、国際情勢にまで話が及ぶときがあるので自分でも調べてから本番に望んでいるとのこと。

***

 

2020年に大学を卒業し、世界遺産検定2級も取得し、2022年には「乃木坂46」も卒業し、中国語も習得し、歴女としても知られるという多彩な活動を続けています。

 

 

クイズ番組にも出る一方、報道番組などでの発言からマスコミの常というのでしょうか。その言説に時には賛否両論もあるようです。しかしパワーのある人物ですから、今後も注目されます。

***

以上、簡単ですが山崎怜奈さんの出身校についてでした。

-慶應義塾大学

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