おしんの小林綾子さん
小林綾子さんと言えば「おしん」。
とは、ストレートですが、テレビドラマ史上最高の視聴率を記録した「おしん」の少女時代、あの顔が当時10歳の小林綾子さんでした。
2019年の連続テレビ小説「なつぞら」に山田タミさんとして登場し、あらためて脚光を浴びました。以前から小林さんの名前に「現在」と検索用語が出てくるのは「あの少女はいまどうしているの?」と多くの国民から思われてきた証左でしょう。
小林綾子さんは東京都の出身で、子供ころからバレーの習い事をきっかけに、子役を演じることになりました。その後68カ国で放送されることになった「おしん」ですが、意外にも小林さん自身は、ずっと女優を目指していたわけでもないそうです。
地元練馬区の小学校と中学校を経て、都内の都立大泉高校に入学し、大学は立命館大学の文学部英文科に進学しました。
東京都立大泉高等学校 ⇒ 立命館大学
英語はもともと好きで英語力を用いてCAになりたい、あるいは学校の先生になりたいと希望する時期もありました。しかし、やはり…と思いを新たに、女優業を貫いてきました。
主役等はないようですが、地道に女優業を貫いてきてインタビューでは「私はこれからもずっと“おしん”だと思います」と答えていました。
――撮影当時、ここまでの国民的ドラマになると思っていましたか?
もちろん、思いもしませんでした。まさか36年が経った今でも、いろんなところで「おしん」の話をできるなんて……。私は当時10歳でしたが(中略)年配の方々からは、「大変だったねぇ」「寒かったでしょう」なんて、すごくいたわっていただきました(笑)。
――小林さん自身にとっては、「おしん」はどんな作品になっていますか?
宝物ですね。たぶん、私はこれからもずっと“おしん”だと思いますが、それは本当にありがたいこと。・・(中略)・・・
・・・
「おしん」は、私の役者としてのベースでもあります。当時は「お芝居はいいからセリフを覚えてきてね」というスタッフさんの言葉を真に受けて、撮影が始まる前に6週分の台本を丸覚えしていて(笑)。
(https://www.nhk.or.jp/asadora/special/interview/08.html より)
小林綾子(こばやしあやこ)
生まれ:1972年8月11日
出身:東京都
1979年:(推定)小学校入学、7歳
1981年:『スローなブギにしてくれ』娘マリ役、
1983年:『おしん』で谷村しん役、11歳
1985年:(推定)中学入学、13歳
1988年:(推定)大泉高校入学、16歳
1991年:(推定)立命館大学入学、19歳
1997年:土曜ワイド劇場終着駅シリーズ7
1999年:結婚(2010年に離婚)
2001〜 2005年:『街の医者・神山治郎』シリーズ安藤響子
2007年:『テレサ・テン物語』テレサのマネージャー役、35歳
2009年:松本清張生誕100年『中央流沙』片山喜代
2015年:『コウノドリ』 第6話佐野真理子
2017年:『警視庁捜査一課9係』小川静子役、45歳
2019年:『なつぞら』山田タミ役
その他出演等多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
昨日に続き、今日も18:30からbs-TBSで「水戸黄門」再放送です。
「浪花娘のうな丼勝負」大坂編
ゲストは、小林綾子さん、芦屋小雁さん。
再放送ばかり観てないで、仕事したらと家人に叱られています。 pic.twitter.com/xMWesft6ze— 井上泰治 (@yasuji_inoue) November 6, 2020
「んでも、母ちゃん、お前や父ちゃんに顔あわせられねえようなことはしてねえからな。どだな、どだなことしたって。ただ酒田での母ちゃんのことは忘れてけろ。ええな」「母ちゃん」 #おしん #おしん再放送 #朝ドラ #泉ピン子 #小林綾子 pic.twitter.com/urLH6fsKLX
— ギターの妖精ロージードッグ (@roseydog2) 2019年5月9日
ご存知のように『おしん』は、その後、ヒロインが成長して小林綾子さんから田中裕子さんになります。泉ピン子さんの当時の姿も、新鮮な気がいたします。
小林綾子さん出身高校は都立大泉高校
東京都立大泉高等学校が現在名になったのは1950年のこと。旧制中学時代の名称は都立大泉中学校で、設立は1941年で東京府立第二十中学校でした。
アクセスは西武池袋線の大泉学園駅から向かうことになります。
出身者の政治家では厚生労働大臣の加藤勝信さん(2021年現在官房長官)、大臣を歴任した亀井静香さんらがいます。
またジャーナリストの池上彰氏も大泉高校出身です。現代美術家の大竹伸朗さんも。
東京都立大泉高等学校
所在地:東京都練馬区東大泉五丁目3番1号
歴史ある都立高校に通学していた小林さん。おしんに出たことで有名だったかと思いますが、ふつうに勉学に励んで大学に進学しました。
小林さんの出身地、練馬区と出身小学校・中学校
小林綾子さんは東京都の出身で、具体的には練馬区の三原台3丁目の小・中学校に通学していたことが分かっています。
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PANASONICA JPNによりますと、小林綾子さんの出身幼稚園は練馬白菊幼稚園、中学は三原台中学でした。三原台中学は、道を挟んで泉新小学校と隣り合っており、スタデイピアの口コミによると、この泉新小学校に(やはり!)小林さんが通っていたそうです。
◯出身幼稚園:練馬白菊幼稚園
所在地: 東京都練馬区土支田3丁目12−23
幼稚園は少し昔の話なので、今はどうかと思ったのですが、現在も変わらず続いている様子です。下記の小・中学校とは関越自動車道(の終点?)を挟んで、それでも1キロくらい離れた関係となります。
◯出身小学校:練馬区立泉新(せんしん)小学校
所在地:東京都練馬区三原台3丁目18−30
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◯出身中学校:練馬区立三原台中学校
所在地:東京都練馬区三原台3丁目13−41
この道の右に見えているのが三原台中学校、左側の校庭が泉新小学校という、お隣さん同士です。
実家の引越しなど特殊な事情がない限り、公立では泉新小学校から三原台中学校に進学することでしょう。
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さて、小林さんがおしんとして日本中に(後には世界中に?)有名になったのは、1983年、11歳のころ。小学校の5年生ころと見られます。
公立の「ふつうの小学生」が演じたということに、今さらながら驚きます。
しかし一方で、小林さんはずっとずっと子役活動をしたというわけでもないので、中学、高校と、意外と静かに勉強に集中していたのかもしれません。
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小林綾子さんの出身大学は立命館大学
「おしん」で先にセリフを全部覚えてしまうような小林綾子さんは、成績も優秀だったことでしょう。立命館大学に進み、英文科を卒業。
立命館大学は言うまでもなく関西の主要私立大学の一つ。
経緯により、立命館大学は京都法政学校が設立された1900年を創立としています。その前に1869年に私塾立命館が開かれましたが、その年は創始年とされます。
キャンパスは、朱雀キャンパスの他に、衣笠キャンパス、茨木市の大阪いばらきキャンパス、滋賀県草津市のびわこ・くさつキャンパスなどがあります。
立命館大学
所在地:京都府京都市北区等持院北町56−1
京都に詳しくない者の書き方になりますが、仁和寺を観て、龍安寺を観て、歩いていたら立命館大学の衣笠キャンパスが広がっていた・・というような位置関係でした。
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立命館大学の出身者には、立憲民主党の山花郁夫氏や、マレーシアのマハティール首相らがいます。
また、ドラマ『まんぷく』のモデルとなった日清食品の安藤百福名誉会長も出身者で、立命館の名誉館友となっています。
また脚本家の井上由美子さん、俳優で大蔵流狂言師の茂山逸平さんや、俳優の 段田安則さん、長門裕之さんら、ナインティナインの岡村隆史さんも、立命館出身。 また多くのスポーツ選手も生み出しています。
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子役に小林さんが選ばれたのは、人間力のようなものという当時の制作幹部のインタビューを読みました。現在の小林綾子さんも、奢らず気取らず淡々と素敵に女優業をこなしているようで、素敵です。
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「なつぞら」は北海道も、東京も舞台となりました。
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以上、簡単ですが小林綾子さんの出身校について、でした。