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鈴木亜由子さんは東京オリンピック選出選手
鈴木亜由子(すずきあゆこ)さんの学歴と出身校についてご案内します。
鈴木亜由子さんは名古屋大学出身で、マラソン選手。「2020年東京オリンピック・女子マラソン日本代表」を務めました。
大学卒業後、日本郵政グループで活躍してきた鈴木選手は、2016年のリオデジャネイロオリンピックで女子5000メートル等の日本代表でした。
さらに2018年、初マラソンにして初優勝を飾ったのが「北海道マラソン」。劇的なスタートと言えます。
地元愛知県豊橋市の八町小学校、同じく豊橋市の豊城中学校を経て、愛知県の県立時習館高等学校に進学しました。
愛知県立時習館高等学校 ⇒ 名古屋大学
名古屋大学では経済学部でした。名古屋大学を選んだ理由が「男子選手と一緒に練習できる環境」ということで、ちょっと羨望されるような文武両道の才能でしょう。
鈴木亜由子(すずきあゆこ)
生まれ:1991年10月8日
出身:愛知県豊橋市
1998年:(推定)小学校入学、7歳
2004年:(推定)豊城中学校入学、13歳、バスケットボール部
2006年:第33回全日本中学校陸上競技選手権大会、1500m制覇
2007年:時習館高等学校入学、16歳、陸上競技部
2009年:全国高等学校総合体育大会、陸上女子3000m8位
2010年:名古屋大学経済学部入学、19歳
2013年:夏季ユニバーシアード日本代表、女子10000mで金メダル等
2014年:大学を卒業し日本郵便に入社、女子陸上部第1期選手となる
2015年:全日本実業団、女子10000mで初優勝
2016年:リオデジャネイロ五輪(女子10000m欠場、5000m流血すアクシデント)、25歳
2018年:北海道マラソン、2時間28分32秒で1位(MGC出場権を獲得)
2019年:MGCで2位(2020年東京オリンピック出場内定)、28歳
2021年:「2020年東京オリンピック・女子マラソン日本代表」として出場、30歳
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
ちなみに2016年のリオ五輪では、1万メートル欠場、5000メートルで決勝進出成らず、という悔しい結果とも言えました。
当時も鈴木亜由子さんのご実家で、米穀店を営む父親の鈴木伸幸さんから「亜由子が五輪で走る姿をみられるんだ」という激励のメッセージが届いたそうです。
祝!北海道マラソン優勝!! pic.twitter.com/jiLQrVCzRS
— 鈴木亜由子応援ページ (@Ayuko_ouennpage) August 27, 2018
2016.1.17第34回全国都道府県対抗女子駅伝 愛知県代表として出場した鈴木選手。レース直前の様子。関係者も鈴木選手がアンカーに控える愛知県チームの初優勝を予想していた。 pic.twitter.com/DhHt3O4xJz
— 鈴木亜由子応援ページ (@Ayuko_ouennpage) October 23, 2019
鈴木亜由子さんの出身高校は時習館高等学校
愛知県立時習館高等学校は、地元愛知県でも有数の進学校。鈴木選手にとって地元の豊橋市にあります。
時習館という名前は、県立高校としては不思議な印象もありますが、それは、吉田藩主の松平信復が吉田藩校時習館として創設したことに由来します。
旧制中学時代は、豊橋中学校。
その後、終戦の変遷を経て現在の名前、愛知県立時習館高等学校になったのは1956年のことでした。
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愛知県立時習館高等学校
所在地:愛知県豊橋市富本町国隠
愛知県立時習館高等学校の出身者には、公明党の前代表となる太田昭宏さんや、もと大阪府知事の太田房江さん、俳優の平田満さんらがいます。
偏差値もたいへん高い公立高校です。
中学時代も陸上競技に忙しかった鈴木亜由子さんが、名門の時習館高校に入ったのも素晴らしいですが、部活で忙しく活躍していた鈴木さんが現役で名古屋大学に進学しているのもまた、そのパワーに圧倒されます。
ちなみに鈴木さんは高校時代に2度も、足の甲の疲労骨折を発症して手術を受けたこともあるそうです。
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愛知県には公立高校だけ見ても、偏差値の高い高校が多数あり、名古屋の旭丘高校と明和高校、岡崎市の岡崎高校、一宮市の一宮高校などが有名。
時習館高校もそれらに連なる進学校となっています。
鈴木亜由子さんの出身地豊橋市と出身小学校、出身中学校
豊橋市は、位置的に名古屋よりも静岡県の浜松などに近い都市で、三河湾にも面しています。
鈴木亜由子さんは、豊橋市立八町小学校と、豊橋市立豊城中学校の出身であることが分かっています。
豊橋市立八町小学校
所在地:愛知県豊橋市八町通5丁目5−5
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豊橋市立豊城中学校
所在地:愛知県豊橋市今橋町2−1
豊城中学校は豊橋市役所の隣でもあります。たまたま、鈴木亜由子さんの五輪出場決定を祝う横断幕が見えていました。
道路の反対側の吉田神社は、手筒花火発祥の地だそうです。
両校はともに吉田城址でもある豊橋公園を挟むような位置にあり、豊橋市の中心街の一つと思われます。
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なお、鈴木さんにとって中学時代は陸上競技部がなかったそうです。それでも、『全日本中学校陸上競技選手権大会』で、1500メートル優勝など、驚異的な記録を出しています。
学校ではバスケットボール部。
陸上競技は小学校から中学校にかけて豊橋陸上クラブという地元のクラブに入り、頭角を現してきた。その後、高校では陸上の強豪校は選ばず、地元の進学校である時習館高に進んで陸上部に所属した。
(スポーツナビ、2015年7月『鈴木亜由子の歩むべき道、自分で作った“枠”を打ち破るために』より)
なんとも、さりげなく凄いです。
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鈴木亜由子さんの出身大学は旧帝大の名古屋大学
名古屋大学は言うまでもなく、旧帝大の一つ。
名古屋大学を出た鈴木さんを名古屋大卒の「旧帝大ガール」と表現する新聞記事も見ました。
たしかに、陸上競技を懸命に頑張る選手が、その陸上のゆえに名門大学を選ぶのは、ある意味異例である意味驚くべき才能でしょう。
名古屋大学経済学部には、経済学科と経営学科があります。
名古屋大学
所在地:名古屋市千種区不老町
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名古屋大学からは小林誠さん、益川敏英さんなど関係者6人がノーベル賞を受賞しています。
また、名古屋大学の出身者には、西洋建築史の木俣元一氏や、トヨタ自動車の豊田章一郎氏、芥川賞作家の小谷剛さん、漫画家の鷹岬諒さんらがいます。
元SKE48の菅なな子さんも名古屋大学出身。
また2019年のドラフトで話題になった松田亘哲(まつだひろあき)投手も名古屋大学の出身です。
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鈴木亜由子選手は、陸上競技歴は長いものの、マラソンは初マラソンで優勝という、劇的な成果を挙げています。冒頭のように、「2020年東京オリンピック・女子マラソン日本代表」を務めました。・
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以上、簡単ですが、鈴木亜由子さんの出身校についてでした。