国語大好き少女?山崎ナオコーラさん
山崎ナオコーラさんの学歴と出身校について。山崎ナオコーラさんは『人のセックスを笑うな』でデビューした1978年生まれの小説家で、本名は山崎直子さん。
ダイエットコーラ好きということです。生まれが北九州で埼玉県で育ったことが分かっています。大学は國學院。出身高校はいまのところ分かりません。
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埼玉にいた時の高校 ⇒ 國學院大學文学部
高校名を伏せているわけでもない思われますが、社会人になって26歳から小説を書くようになった山崎ナオコーラさん。
2017年発行のエッセイ『母ではなくて、親になる』も育児の視点でも話題になっています。
北九州生まれですぐに埼玉に移動したということで、埼玉時代の高校ということになりますが、たまたまか、高校に触れた話がないので今のところ不明。
↑追記、その後、対談で「目立つのが好きでない」と言い切っている部分を読んで、それがすべてという印象にいたっています。(2021年)。
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ただ、山崎さんの傾向としてご本人の言葉から「数学も英語も苦手で、勝負できるのって現代文と古典だけだったんです。日本人じゃなかったら大学に行けなかったと思う(笑)。」とのこと。
代ゼミに通っていて(おそらく高校時代)、その時の先生の関連で、椎名守著『勝つための古典文法50』を、大学に入ってからの読書生活関連本として挙げているのが、なんとも印象的でした。
勝手な推測になりますが、何れの高校だとしても、わりと極端に国語好きの文学少女だったのでしょうか。
山崎ナオコーラ(本名:山崎直子)
生まれ:1978年9月15日
出身:北九州市、すぐに埼玉
1985年:(推定)小学校入学、7歳
1991年:(推定)中学校入学、13歳
1994年:(推定)高校入学、16歳
1997年:(推定)國學院大學入学、19歳
2004年:「人のセックスを笑うな」で文藝賞受賞。芥川賞候補、26歳
2008年:「カツラ美容室別室」第138回芥川賞候補
2011年:『ニキの屈辱』第145回芥川賞候補
2015年:『かわいい夫』
2016年:「美しい距離」第155回芥川賞候補、第一子出産
2017年:『母ではなくて、親になる』、「美しい距離」で島清恋愛文学賞受賞
2019年:『ブスの自信の持ち方』
2020年:『肉体のジェンダーを笑うな』
2021年:『むしろ、考える家事』、43歳
その他著作等多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
私はあらゆるくくり、特に性別に関するくくりがなぜできるのかをライフワークにして書いていきたい。
(2020年3月https://honsuki.jp/pickup/28620.html より)
この部分だけ取り出すのは適切でないのですが、核心のような気がしました。「本が好き」によるインタビューです。
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『かわいい夫』という著作があり結婚していて、『母ではなくて、親になる』で育児について、「ただの親でいい。愛情と責任があれば十分と考えてみるのもオススメです」と語っていました。この本では母になってからの一年が綴られているそうです。
鉄道の音を聴いていると、暗闇が落ちてくる。連なる窓の、はかない光。
人間はいつも星に似たものを探している。
― 山崎ナオコーラ新作描き下ろしエッセイを、心地よい声で早見沙織さんが読み上げる
ヒーリングプラネタリウム作品「きみ星」を、ぜひ⭐️ご予約はこちら⇒https://t.co/5mgpS2BFBW pic.twitter.com/hVHC92JdCv
— コニカミノルタプラネタリウム天空(押上) (@konicaminoltatk) 2017年11月21日
山崎ナオコーラが考える、性差のない未来 「父親も本当はおっぱいから乳を出したいんだろうな」 https://t.co/btvgePluOR pic.twitter.com/NOLArANFj9
— リアルサウンド ブック (@realsound_b) December 12, 2020
山崎ナオコーラさんの出身高校は不明
このように出身高校は不明です。
上にもあるインタビューによると、中高生時代は文庫本など繰り返し読んでいたそうです。
大学生になってからの専攻は、「平安文学」。
――卒業論文のテーマは何だったんですか。
山崎 : 『源氏物語』の第三部のヒロインの浮舟にスポットを当てて書きました。『源氏物語』って何百人もの女の人が出てきますが、キャラクターの増幅の仕方が特徴的なんですよね。
・・・(中略)・・
紫の上も、源氏がお母さんの面影を求めた相手だし、浮舟も、薫大将はお姉さんが好きだったのに思いが遂げられなかったから妹の浮舟に、ということだし。(後略)
(同上)
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山崎ナオコーラさんの出身大学は國學院大學
山崎ナオコーラさんの出身大学、國學院大學は、神道文化学部が独特ながら、総じて文学部の評価が高いような気がします。気がするというのもなんですが、知人で、師事したい教授がいるから國學院を選んだと言っていた人がいます。
皇典講究所を母体とするという大学。
國學院大學
所在地:東京都渋谷区東四丁目10-28
出身者には、さだまさしさん、漫画家のろくでなし子さん、山川静夫アナウンサー、市川染五郎 さん(7代目)、女優の木南晴夏さん、児童文学の西本鶏介さんらがいます。
人のセックスを笑うな(主演: 永作博美)は、アマゾンプライムの対象となっている時期もあります。
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クラスで一番目立たないような子だった・・
ところで作家の西加奈子さんとは、たいへん懇意にしているそうです。
『親友同士の作家のトークライブをレポート 西加奈子×山崎ナオコーラ』(2012年7月5日)では「お互いの書いた本の感想を、メールで送りあうよね」と語っています。
そしてファンから質問されて「本を書くとき、自分はどこにいますか?」という質問に、このように答えていました。
私は、自意識すごく弱いよ。クラスで一番目立たないような子だったから、目立つのがまず好きじゃない。
自分は本の中にさえいたくないと思う、本の裏側にいたい。
自分の主張は本に書かないし、読者には、作家が何を意図して書いているか読み取らないで欲しい。
(https://www.walkerplus.com/article/1717/ より)
「人のセックスを笑うな」という、インパクトの強いタイトルでデビューしたため、その印象が強いかもしれませんが、そもそも同作も、静かな展開だと思います。
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インタビューでこんなことを語っていました。こちらも、ナオコーラさんらしさかと、思った箇所です。
――以前『フランシスとたんじょうび』を薦めてくださった時に「いい子じゃないところがいい」とおっしゃってましたよね。フランシスは、妹に嫉妬してすねたりする。
山崎 : 本って善悪の問題じゃないところがいいと思うんです。
私自身に妹が生まれた頃に、祖母に絵本をもらったんですけれど、それはお姉ちゃんが妹に優しくする話で。それに反発を覚えた記憶があります(笑)。
本はそういうもののために存在するんじゃない、って。その時にはっきり思ったかどうかは分からないんですけれど。本には道徳とかモラルを越えたものを求めたい。
(http://www.webdoku.jp/rensai/sakka/michi090_yamazaki/index.htmlより
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ニュアンスとしては前後があると思いますので、詳細は「作家の読書道 第90回:山崎ナオコーラさん」からお願いします)
余談:山崎ナオコーラさんの本名の山崎直子さんは、宇宙飛行士の山崎直子さんと同姓同名になります。
宇宙飛行士の山崎直子さんはお茶の水女子大学付属高校の出身で、東大の工学部航空学科を卒業しました。
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以上、簡単ですが山崎ナオコーラさんの出身校についてでした。