若手の注目棋士、斎藤慎太郎さん
斎藤慎太郎さんの学歴と出身校について。斎藤慎太郎さんは若手棋士の一人です。藤井聡太さんがあまりに若い時からの活躍が注目されていますが、斎藤慎太郎氏も小学生の頃から脚光を浴びてきた期待の棋士。
奈良市の出身で、大阪府立桃谷高等学校に入り、卒業しました。
大阪府立桃谷高等学校 ⇒ 進学せず
活動に多忙のなか、大学には進学していないと推定されます。
小学校から、中学、高校という時期に将棋で昇級・昇段を続けてきました。高校卒業のタイミングとプロ入りがほぼ重なっています。
斎藤慎太郎(さいとうしんたろう)
生まれ:1993年4月21日
出身:奈良市
1999年:将棋を始める、6歳
2000年:(推定)小学校入学、7歳
2002年:「将棋日本シリーズ こども大会」で初優勝(初出場)
2004年:奨励会に入会(6級)小学校五年、11歳
2006年:(推定)中学入学、13歳
2007年:14歳で三段
2009年:(推定)桃谷高校入学、16歳
2012年:(推定)桃谷高校卒業、19歳
2012年:4月プロ入り、四段に昇段
2015年:六段に昇段
2016年:将棋大賞勝率一位賞と新人賞を受賞
2017年:七段に昇段、第88期棋聖戦で羽生善治棋聖への挑戦権獲→成らず
2018年:中村太地氏を破り初タイトル獲得
2020年:2位が確定しA級への昇級を決め八段に昇段
2022年:一般の女性の方と結婚、29歳
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
*2021年2月27日、斎藤慎太郎八段が佐藤天彦九段に勝ったニュースが流れました。おめでとうございます。
藤井聡太四段の連勝記録で盛り上がっていますが、やはり棋聖戦第3局が楽しみです。羽生善治棋聖が防衛し10連覇を達成するか、挑戦者 斎藤慎太郎七段がタイトル戦初勝利をあげるか。 pic.twitter.com/KSRwpnYPZr
— 岡 稔 (@donsokunoyose) 2017年6月27日
羽生善治さんについての漫画を読んで、プロ棋士に憧れたとのことです。羽生さんと並ぶ姿が、あまりにもカッコいいと評判ーー。
斎藤慎太郎さんの出身高校は大阪府立桃谷高等学校
大阪府立桃谷高校は、大阪府で唯一、公立で通信制の課程をもつ高校です。
桃谷高校では通信制・定時制の2つの課程をもち、定時制の課程は2005年からは多部制単位制高校(クリエイティブスクール)になっています。
大阪府立桃谷高校としての開校は1966年のこと。近年は「多部制単位制Ⅰ部・Ⅱ部」が勝山高等学校と統合して、2020年に、大阪府立大阪わかば高等学校として開校しました。
よって桃谷高校は、多部制単位制Ⅲ部を夜間定時制とし、通信制の定員を拡充するという形で存続しています。
斎藤慎太郎氏が高校時代にどのように単位を取得したかーー。詳しいことは分かりません。
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府立桃谷高等学校
所在地:大阪市生野区勝山南3丁目1−4
高校の場所としては、大阪府立の勝山高等学校があったところ。
通信制、定時制の2つの課程を合わせると生徒数は3000人くらいになるそうです。
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なお同校に斎藤さんが、「総合的な探求の時間」の講座別総合「将棋入門」に講師として来たことがあるそうです。
プロ棋士の登場に生徒も最初は驚いていましたが、その優しく謙虚な人柄と、年齢が自分たちと近いこともあって、先輩でもある斎藤王座と打ち解けていた様子です。・・
(中略)ご自身が在学中に、午前中授業を受けて、午後から将棋会館へ詰めて努力したおかげで卒業後にプロ棋士になれたこと、
正直、在学中は高校の勉強をせず、将棋会館へ行っていた方が良いのではと悩んだこともあるが、いつかこの努力は報われるんだとポジティブに考えて、
頑張って桃谷高校での勉強を続け、3年半で卒業できたことを話されました。
(大阪府のきょういくニュース 第207号 から)
この記事は、令和元年6月12日のことです。授業のあとは、元担任の先生も駆けつけ、斎藤さんは「高校生の頃に戻ったみたいだ」と語られたそうです。
いずれ中学生のうちに三段リーグに参加し、高校を卒業した直後と思われるタイミングでプロ入りしています。
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斎藤慎太郎さんの出身地と小学校時代など
ところで、斎藤さんは、大阪府ではなく奈良県の出身です。奈良市で生まれたこと、冒頭の年譜のように6歳で将棋を始めたことは分かっていますが、どの小学校、中学校に行っていたかは今のところ不明。
斎藤慎太郎さんの出身小学校、出身中学校については、分かり次第追記します。
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ちなみに斎藤さんの父親は「カレーハウスCoCo壱番屋のフランチャイズ加盟店のオーナー」とのことです。経営者ですね。
3~4歳の頃の遊び場は店の休憩室。
私は変な子どもで、1カ月の勤務シフトを見るのが好きで暗記していたそうです。
(日本経済新聞夕刊2018年12月11日 より)
なにか、天才の片鱗を見るようです。
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やりたいことを否定されたことは一度もありません。
棋士を目指すと決めた時もそうです。
小学4年生の時、学習塾にも通っていましたが『将棋が一番やりたい』と直訴。(中略)
両親は驚いたようですが、父は『失敗した時は店を継げばいいから』と送り出してくれました。
(同上)
素晴らしいですね。ご両親がドンと構えていて、しかも、プロになってもタイトルを得ても、浮つかないような品性を感じます。
プロ入りの時も『良かったね』と言う程度でした。
勝負は自分だけでなく相手もいる世界。
勝って気を引き締めなければ、との考えが両親にもあるのかもしれません。(同上)
引用が長くなりましたが、このご両親があってこそのプロの道・・と思わされました。
また別の記事では、将棋を始めてすぐにこども将棋教室に通ったようです。
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将棋を初めて3カ月ぐらいで、関西将棋会館のこども将棋教室に通いました。そこで詰め将棋や囲いなどを教わりました。
そこから、これまでまったく勝てなかったお父さんにも勝てるようになりました。(https://www.jti.co.jp/culture/shogi/kids/about/column/saito/index.html より)
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ところで谷川浩司氏の『光速の終盤術』(アマゾンリンクです)は、この本を読んで棋士になれたと思うくらい愛好しているとのことです。
藤井聡太さんの活躍もあり、斎藤慎太郎さんについても盛り上がり、いま将棋塾がたいへん盛況と聞きます。
斎藤慎太郎さんの出身大学はなし
上記のように高校卒業とともにプロとなった斎藤さんは大学には進学してないと推定されます。
「KUMON くもん NEWスタディ将棋」(Amazon)も、入荷待ちの状態(その後はタイミングにより)だそうです。一部では読み間違いから生じた(ニコニコ生放送)「さいたろう」さんというニックネームも定着してきたとかーー
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2022年には結婚されました。おめでとうございます。
斎藤慎太郎さんの、ますますの快進撃が期待されます。
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以上、簡単かつ不完全ですが、斎藤慎太郎さんの出身校について、でした。