船越英二さんの息子、船越英一郎さん
船越英一郎さんの学歴と出身校についてご案内します。
船越英一郎さんは2017年からNHKの『ごごナマ』で長時間を担当していましたが、2021年3月で終了。
和製マルチェロ・マストロヤンニとも謳われた大俳優、船越英二さんの息子ですが、現在では船越英二さんより、船越英一郎さんを知る人のほうが多いようです。
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父の船越英二さんは、俳優になったあとに神奈川県の湯河原町に旅館を始めました。息子の英一郎さん(本名栄一郎)には、旅館を継ぐことが求められていましたが、それを拒んで役者の道にーー。
日本大学三島高等学校 ⇒ 日本大学(芸術学部写真学科)
高校は三島の日本大学三島高等学校に入り、日大の芸術学部に進んでいます。
2017年当時は、時間の長さからもごごナマの印象が大きかったのですが、あらためて出演したドラマなどを振り返ると、じつに多数に上っています。「2時間ドラマの帝王」と言われてきました。
船越英一郎(ふなこしえいいちろう)
生まれ:1960年7月21日
出身: 神奈川県足柄下郡湯河原町
1967年:(推定)小学校入学、7歳
1973年:(推定)中学入学、13歳
1976年:(推定)日大三島高校入学、16歳
1979年:(推定)日本大学芸術学部入学、19歳
1982年:『父の恋人』でデビュー
1983年:(推定)日本大学卒業、23歳
1984年:『気分は名探偵』
1992年:『サルでも撮れるテレビ番組』竹熊健太郎役
1999年:『舞妓さんは名探偵!』狩矢警部役
2001年:松居一代さんと結婚、41歳
2003〜2007年:『京都地検の女シリーズ』北村鉄男役
2009年:『ウルルの森の物語』生野大慈役
2011年:『ホンボシ〜心理特捜事件簿』桐島孝作役、51歳
2013年:『刑事吉永誠一 涙の事件簿』吉永誠一役
2017年:『猫忍』久世剣山役。NHK『ごごナマ』MC(〜2021年3月まで)
2018年:『船越英一郎殺人事件』
2019年:『トレース〜科捜研の男』
2020年:『家栽の人』、『十津川警部の事件簿』、60歳
その他出演多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
松居一代さんとは再婚(本人は初婚)になります。家族仲がよいと伝えられていました。ただし2017年に離婚問題が起き、加熱報道の末に、結果としては離婚ーー。父親の船越英二さんは結婚に反対し、松居一代さんを認めなかったと言われています。
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船越英一郎さんの出身高校は日本大学三島高等学校
日本大学三島高等学校は日大三島と呼ばれています。静岡県の三島市にありますが、県外からの通学者が多いそうです。
同じように日大三島から日大に進んだ方には柴田恭兵さんがいます。ただし柴田恭兵さんのほうが9歳ほど年長。少々、時代が違います。
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日本大学三島高等学校
所在地:静岡県三島市文教町2丁目31−145
日大三島からは日大への進学者が多いもよう。当然ではあります。
柴田恭兵さんの場合は、実家が静岡市なので日大三島高校へ通学するとしたら、比較的距離があるように見えました。
一方、船越さんの出身地は、隣の県とはいえ神奈川県の湯河原町。地図で広範囲を見ると、たとえば静岡市からの距離と比較すると湯河原町は三分の一にもなりません。
同校が県外からの通学者が多いという現状にも納得です。
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なお、日本大学三島中学校が開校したのは2003年のことなので、船越さんがこちらに入学したのは高校から、となります。当時は、校舎も男女で別れていたそうです。英一郎さんは演劇部に所属。
なお中学時代には生徒会長をやったり、科学部の部長をやったり目立った生徒だったもよう。
船越英一郎さんの出身中学がどこかは、不詳です。
船越英一郎さんの出身大学は日本大学(日大)
船越さんはこのように系列校から、日大芸術学部の、芸術学部に進学し、映画学科を卒業しました。
芸術学部の中の映画学科には映像表現・理論(映像・脚本・理論評論)コース、監督コース、撮影・録音コース、演技コースがあります。
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日本大学芸術学部
所在地:東京都練馬区旭丘2丁目42−1
日大芸術学部は江古田校舎も、所沢校舎もともに使用。船越さんの大学時代の同期が真田広之さん。
特に公表はされていませんが、船越さんはふつうに進んだら1983年に23歳になる年の春に大学卒業と推定されます。
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しかし学生時代の1982年に既にデビューし、結果的には俳優として活躍してきました。ただし、そこには、次項のように、大俳優である父から大反対された経緯がありました。また、映画監督になりたいという意思もまた、共にあったことが次項のエピソードで知られます。
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ちなみに船越さんは、卒業制作の自主映画「爆発の臨界」には自ら主演し、キスシーンも演じたそうです。監督志望の意思もあるけれど、若手の有力者たちを見て、叶わない・・という気持ちもあったと伝えられています。
厳しく反対した父、船越英二さん
父の船越英二さんが、息子さんが役者になることを反対した件は、有名でしょうか?
父は
「自分は40年以上俳優として活動してきて、後進を見る目は確かだ。だがお前は親のひいき目に見ても何の才能もないし、人が振り返るほどの容姿もない。だから、お前が役者になることを認めるわけにはいかない」
と言いました。そして
「俳優はどこまでいっても人様から仕事をいただかないとできないし、万が一、成功を手に入れたと感じてもそれは砂上の楼閣で、(中略)・・・
(父に大反対された「2世俳優」デビュー 船越英一郎さん、朝日新聞デジタル2017年5月 より)
父の言葉は、このようにかなりキツイものでした。一般ファンから見たら、才能にも容姿にも恵まれていると思いますが・・。
しかし、当時大学3年生のご本人の気持ちは揺るがなかったそうです。
3月17日は 船越英二さん(1923-2007)のお誕生日で🎂
ご命日💐
ドラマ #熱中時代 では、小学校の校長先生の役でした✨#船越英二 #山口崇 #草笛光子 #音無美紀子#水谷豊 #志穂美悦子 pic.twitter.com/Jp61Hna2e6— MiE (@gomen_maru) March 17, 2021
そこには、佐藤浩市さんや中井貴一さんを見て、二世俳優のブームに乗って自分も成功し、お金が溜まったら映画監督になればいい・・という少々甘い見通しもあったとのことーー。
実際は、役者として自分の甘さを痛感する時期も多々あったようですが・・・結局は、現在のようにベテラン俳優となっています。
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ちなみに船越英二さんは本名が「船越榮二郎」さん。船越英一郎さんは本名が「船越栄一郎」さん。ちょっとややこしいです。
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【芸能生活35周年特別企画 船越英一郎殺人事件】サスペンスの帝王 船越英一郎(TV・ドラマ情報ナビ) https://t.co/ywrpbrdRA6 pic.twitter.com/oVp8lYCdpL
— Runa🌙mama (@03112830) September 5, 2018
時代劇の大スター長谷川一夫さんは大叔父という関係で、栄一郎さんの母、長谷川裕見子さんも女優。妹の平野洋子さんは、温泉を継いで女将となりました。
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私生活では松居一代さんとの件がマスコミを賑わした時期は、大変だったことでしょう。ワイドショーに追われるような日々でしたが、やがてNHKの「ごごナマ」も定着していきました。決して自ら、弁解することもなく相手を批判することもなく貫いた姿は、たいへん印象的でした。
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以上、船越英一郎さんの出身校について、でした。