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木野花さんの若い頃は美術教師だった、国立大学卒業の異色経歴
木野花さんの学歴と出身校について。木野花さんはベテランの女優であり、演出家であり、朝ドラにも3度出演して活躍してきた方です。(『ブギウギ』で4度目となりました )
青森県の出身で、地元の公立高校から青森県の国立大学である弘前大学に進学し、教師の資格も得て一時は中学校の美術教師もしていました。
たまたま見たアングラ演劇に踏み込むことになり、やがて「劇団青い鳥」を結成し、アングラ演劇ブームの到来に貴重な役割を果たしました。
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青森西高等学校 ⇒ 弘前大学
地元の、その当時は女子校だった公立高校から、地元の弘前大学に入学。弘前大学では教育学部が昔から充実しており、木野花さんは美術科を専攻し一旦は美術の先生になったわけです。
ちょうど劇団を退団した年に、出演していたコマーシャルで(金鳥ゴン)「亭主元気で留守がいい」というセリフがその年の新語・流行語大賞の銅賞を受賞しました。
この時、木野花さんともたいまさこさんが共演し、反響を呼びました。「木野花」さんと入力すると、「もたいまさこ」さんの名前が出てくることは、多くの視聴者が体験しているのではないでしょうか。
木野花(きのはな、本名: 木野目留美子)
生まれ:1948年1月8日
出身:青森県
1954年:(推定)小学校入学、6歳
1960年:(推定)中学入学、12歳
1963年:(推定)青森西高校入学、15歳
1966年:(推定)弘前大学入学、18歳
1970年:(推定)弘前大学卒業(美術教師となる)、22歳
1974年:「劇団青い鳥」を結成、26歳
1986年:劇団を退団
2004年:『3年B組金八先生』校長
2006年:『純情きらり』沢井ウメ、58歳
2007年:『どんど晴れ』ナレーション
2013年:『あまちゃん』メガネ会計ばばあ、65歳
2015年:『銭の戦争』白石三保子
2016年:『家売るオンナ』城ヶ崎泉
2018年:『愛しのアイリーン』助演女優賞
2020年:『絶対零度』杉原佳、72歳
2021年:『鴎外の怪談』、『月影花之丞大逆転』
2022年:『空白を満たしなさい』田村薫、『凪の島』原田佳子
2023年:『unknown』今福梅、『波紋』水木
2024年:『お別れホスピタル』池尻奈津美 、『義母と娘のブルース』シゲさん、『ブギウギ』大野晶子 、76歳
その他出演等多数、
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
あらためて生まれた年を見ると、70歳を優に越しておられますが、とても若々しいです。
「タンスにゴン」のコマーシャルはこちら。
亭主元気で留守がいい は木野花さん
— ゆずぽんඊ大阪ドレコ🎀寺沢勘太郎一家❣️ (@yuzu_pon1234) May 5, 2022
どこ歩いてんのよ もっと端っこ歩きなさいよ と、また違う(笑) pic.twitter.com/A942b8zb3P
似ていると話題になる、木野花さんともたいまさこさん
前から歩いてきたおばさん、(もたいまさこさんと木野花さんとどちらに似てるって言われてるのかな~)なんて思いながら帰宅。いっぷくしたら、作りおき惣菜を作ろう🍵 pic.twitter.com/I9JmZMBDac
— saguchy (@babirode) February 5, 2018
木野花さんの出身高校は青森県立青森西高等学校
木野花さんの卒業した高校は、青森県立の青森西高等学校です。
ところで青森市の代表的な公立高校である「青森高校」の歴史は、旧制中学の時代を経て、1950年に男女共学の「青森県立青森高等学校」となりました。しかし、その後の1955年ころに同校をもう一度、男女別学に戻すかという議論があったとのことーー。
その結果、1963年の4月1日に「青森県立青森西高等学校」が女子校として発足したそうです。
ということは、木野花さんはまさに記念すべき1回目の入学生ということになりそうです。
青森県立青森西高等学校
所在地:青森県青森市新城平岡266-20
通称「西高」と呼ばれる青森西高校は、つまり歴史は浅いようで、主な卒業生としては木野花さんが挙げられます。
年齢から推定すると、高校時代の1964年に東京オリンピックが行われたことになります。そんな時代でした。
さらに、同校は1996年度から再び?男女共学となっています。しかし木野花さんの時代は女子校だったことになります。
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同校は新青森駅に近く、余談ながら「三内丸山遺跡」も比較的近くに見えています。
ちなみに新幹線は「新青森駅」までが「東北新幹線」。新青森駅から北は青森市内でも「北海道新幹線」になります。
高校時代の「木野目留美子さん」は、どのような生徒だったでしょうか。本名は長いのですが、こちらもステキ。
いずれにしても、地元の国立大学に進学する優れた高校生だったことは確かです。
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また、この時代に女子の大学進学率は低かったことから考えても、明確な意思をもって進学したであろうことが伺えます。
また、高校以前の木野花さんの出身小学校、出身中学校については特に情報がないので、分かれば追記します。
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木野花さんの出身大学は弘前大学
弘前大学は、国立大学で、青森県の弘前市にあります。
弘前大学の前身校である「青森師範学校」は戦時中に青森市に作られました。しかし青森大空襲で校舎を焼失したため、1945年に弘前市に移転。
さらに1949年に新制度で弘前大学がスタートしました。
教育学部の教員養成課程が充実しており、2016年以降は形式(構成)が少々変わっていますが、現在も美術を専修する中学校コースがあります。
木野さんは大学ではおもに彫塑を学んだ様子。
弘前大学
本部所在地:青森県弘前市文京町1
多くの県において、県庁所在地に国立大学があり、その県の名前が付いているケースが多いのですが、青森の場合、青森大学は私立大学で青森市に。
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木野花さんは弘前大学で教育学部の美術学科を卒業し、一年間、美術教師として仕事をしました。
教師としての期間はストレスも多く、頭痛などに悩まされた時期でもありました。教師であるけど学校に行けないような状態に陥ったもよう・・
そこでたまたまのように、『アングラ演劇』に接しその魅力に引き込まれていったという木野花さんです。
当初は、そのうち教師に戻るというつもりで、演劇の世界に入ったけれど、上記のように1974年に劇団青い鳥を結成してから、すっかり劇団で大きな役割を果たしてきたのでした。
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(舞台で横に立っているのは瀧内公美さん)
上のツイートにもありますが、 「金鳥ゴン」のコマーシャルはたいへんブームになった様子。なにせ新語・流行語大賞の銅賞受賞でした。
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もう一つの進学先、舞台芸術学院
その後、長い活動歴があり、幅広く知られるようになったのは2013年のNHKの連続小説『あまちゃん』出演が大きかったかもしれません。
能年玲奈さん(現、のんさん)が「メガネ会計ばばあ!」と呼んでいたドラマの、あの独特の世界観は、多くの反響を呼びました。
余談ながら『あまちゃん』では、春子さん(小泉今日子さん)の若い時の回想シーンにだけ出ていた有村架純さんが、後に大きく起用されるようになりました。
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木野花さんについては、『劇団☆新感線』の劇に出演したり、池袋の『舞台芸術学院』の出身者としても知られています。
いわゆる大学進学時での入学ではありませんが、大学を卒業し、女優として活躍する一方で同校で学んだ時期があったもようです。
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舞台芸術学院
所在地:東京都豊島区西池袋3-5-19
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舞台芸術学院は、2024年現在で入学資格の概略は「高卒以上、年齢18歳から25歳まで」となっています。
舞台芸術学院の出身者には、上記のもたいまさこさんの他に、麿赤兒さん、上條恒彦さん、渡辺えりさんといったベテラン俳優の方々がいます。
大倉孝二さん、いとうあさこさん、平岩紙さんも同校の出身者で、柿澤勇人さんも同校に通っていたとされています。
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輝くばかりのオーラを放つ木野花さん。
年齢を考えると、嘘みたい・・と思うほど、パワーに溢れています。
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次の新感線の木野花さん、かっこよくて笑う。スネイプ先生みたいw pic.twitter.com/MgSUwbXEgR
ども。 (@mikecchi09) January 12, 2021
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『ブギウギ』では「青森の女性」というまさにズバリの役で登場し、視聴者を喜ばせてくれました。
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以上、簡単ですが人生の先輩といえる存在感の木野花さん。その出身校についてでした。