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「民放5年間出演禁止」を越え、本格的俳優をめざした
西島秀俊さんの学歴と出身校について。
西島秀俊さんは、根っからの映画好き俳優として知られます。しかし、順調にデビューしたものの、アイドル路線とはあえて袂を分かち、その結果「民放5年間出演禁止」という時期もありました。
ところが現在では、ご本人の意図した「息の長い俳優」として、魅力の奥深い俳優として、活躍しています。(詳細は下記に・・)
八王子市の出身で、地元の小学校を経て、中高一貫の桐朋中学校・高等学校に進学し、さらに横浜国立大学に進みました。1971年生まれ。
桐朋中学校・高等学校 ⇒ 横浜国立大学
大学に入ってから、19歳のころ渡辺プロダクションに所属し「はぐれ刑事純情派V」で俳優デビューしました。その後、語弊があるかもしれませんが、いわば干されたような期間を経て、本格的な活躍となりました。
現在の注目俳優としての位置は、たいへん安定しており、視聴者からも敬愛と安心感をもって見つめられる役者さんとなっています。
西島秀俊(にしじまひでとし)
生まれ:1971年3月29日
出身:八王子市
1977年:(推定)長房小学校入学、6歳
1983年:(推定)東邦中学入学、12歳
1986年:(推定)東邦高校入学、15歳(内部進学)
1989年:(推定)横浜国立大学入学、18歳
1992年:『はぐれ刑事純情派5』で俳優デビュー
1993年:『あすなろ白書』同性愛者の役
1994年:『居酒屋ゆうれい』
1996年:『菜の花配達便』主演、25歳
2002年:『Doll』松本 、31歳
2006年:連続テレビ小説『純情きらり』、『春、バーニーズで』主演
2008年:『戦士の資格』主演
2012年:『ダブルフェイス 潜入捜査編』
2013年:大河ドラマ『八重の桜』山本覚馬、42歳
2014年:『MOZU』主演、43歳
2015年:『流星ワゴン』主演
2016年:『とと姉ちゃん』小橋竹蔵
2019年:『きのう何食べた?』内野聖陽とダブル主演、『名探偵・明智小五郎』主演
2021年:『おかえりモネ』朝岡覚、『ドライブ・マイ・カー』主演、50歳
2022年:『グッバイ・クルエル・ワールド』主演・
2023年:『首』明智光秀、『警視庁アウトサイダー』主演
2024年:『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート』主演、『スオミの話をしよう』草野圭吾、53歳
その他出演多数、
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
おはよう御座います✨
— テリー番長 (@terry841) May 20, 2021
今、朝ドラ観てていつも思うことは
西島秀俊は「あすなろ白書」や「悪魔のキス」辺の若い頃の西島秀俊より
「純情きらり」辺りからの西島秀俊の方が断然カッコいいよね✨
僕の印象では昔はパッとしなかったけど今は輝いてる✨
歳を重ねる毎にカッコいいって
何だかスゴくいい pic.twitter.com/lWPdxajdLR
西島秀俊さんの出身地八王子と出身小学校
西島さんの出身の小学校については、多数の情報で八王子市立長房小学校だったと伝えられています。 周辺のコメントから得ているということですが、2020年現在のつぶやきでもこんな感じーー。
トヨスポ とよほ~ 我道に生きるあれこれうるさいアカウント@toyosupo
八王子会 西島秀俊もですよね?
確か長房小だったとか。午後5:36 · 2020年10月31日
ということで西島秀俊さんが八王子市の長房小学校に通学していたことは確かなようです。
◯出身小学校:八王子市立長房小学校
所在地:東京都八王子市長房町340−4
長房というのは、学校名であると同時に出身の皆さんにとっては地名そのもののようです。
地図にどこかで見たことのある名前の高校がありました。道を挟んで、長房小学校の隣は、東京都立富士森高校。
こちらは俳優の白洲迅さんの出身高校になります。
西島秀俊さんは、出身地は高尾山に近いと語っていましたが、たまたま長房小学校の写真に、高尾山の日本遺産認定を祝う横断幕がかかっていました。
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この時期の西島さんについては、お姉さんがお転婆だったことが有名ーー。なので周囲から「西島の弟」と呼ばれていたとかーー。どうなっているのでしょう!
いずれ、八王子市のこの学区近辺で少年時代を送ったと見られます。
西島秀俊さんの出身高校は桐朋高校(出身中学も)
西島秀俊さんは、このように公立小学校を経て、私立の中高一貫校に進学しました。
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「桐朋中学校・高等学校」は、男子校で、同じ学校法人桐朋学園が運営する女子校は「桐朋女子中学校・高等学校」となります。
また、同法人が運営する大学が、『桐朋学園芸術短期大学』と『桐朋学園大学』
ついでに話がズレますが、桐朋学園大学という名称に「音楽」はついていませんが、英語での公表は『Toho Gakuen School of Music』となります。
つまり設置される学部は音楽学部のみ。小澤征爾さんらの出身校として著名です。個人的には東邦音大と、勘違いしてしまったことがあります。
女優の高畑淳子さんは桐朋学園大学短期大学部を卒業。これは系列大学の話でした。
桐朋高校は、高校から入る生徒の偏差値は、たとえば「みんなの高校情報」サイトに拠ると「72」とされます。
参考までに、お茶の水女子大付属校や開成高校が78、立教池袋高校も72というランキングでの72ですから、かなり高いというデータです。
西島さんは中学から入学し、高校へ内部進学しました。したがって同校は西島さんの出身高校でも、出身中学でもあります。
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桐朋中学校・高等学校
所在地:東京都国立市中3丁目1−10
アクセスとしてはJRの国立駅から徒歩15分ほど。
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駅から桐朋高校にまっすぐ向かうその途中に一橋大学がある、というそんな関係となります。
また、146号線を挟んで反対側には、都立国立(くにたち)高校があります。さらにその横には国立(くにたち)第一中学校があり、多和田葉子さんの出身中学となります。
西島さんは高校時代はバスケット部だったそうです。バンドも組んでいたとか。
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高校時代について、2014年のある時、インタビューでこのように語っています。
夏が大好きで暑さも苦にならないという西島さん。
「バスケ部だったので、夏は部活や合宿で、男子校だったので暑苦しい思い出が…」
と苦笑交じりに懐かしそうに語る。
(https://www.cinemacafe.net/article/2014/06/17/24092.html より)
部活に励む一方で、偏差値の高い高校ですから、西島さんはその中でもふつうのレベルという様子で国立大学の一つ、横浜国立大学に進学しました。
【桐朋高校の大学合格実績】は2022年の実例で、「みんなの高校情報」によると以下となっています。
東北大学 22名
東京農工大学 22名
北海道大学 22名
一橋大学 22名
東京大学 20名
東京工業大学 16名
横浜国立大学 14名
東京都立大学 12名
京都大学 10名
千葉大学 9名 (その他多数)
東大20名だけでも凄い数ですが、東北大、北大など全国にくまなく合格者を出しているのはちょっと驚きでした。
この一覧を見るだけでも、西島秀俊さんが横浜国立大学に進学したのは、在校生としてたいへん普通の進学先という様子がわかります。
なお、上記のように姉妹校が女子校の「桐朋女子中学校・高等学校」でそちらに中学時代だけ在籍したのが、門脇麦さんです。
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西島さんの出身大学は横浜国立大学
進学先は、横浜国立大学の工学部でした。専攻は、生産工学科。
学部の名称は当時のもので、現在でいえば理工学部となります。
本部と同様に、横浜国立大学ではすべての学部が常盤台キャンパスにあります。
横浜国立大学
所在地: 神奈川県横浜市保土ケ谷区常盤台79番1号
広い横浜市のなかで、こちらの大学は海沿いではありませんが、決して内陸というほどでないことが分かります。
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横浜国立大学は、名前のとおり横浜にある国立大学。それにしてもわざわざ、「国立」と付いているのには理由があります。
神奈川県にある現在の『横浜国立大学』、『横浜市立大学』、私立の『神奈川大学』の三者が、ある時期に大学名について協議し、その結果これらの名前に落ち着いたということーー。
県名を冠した私立大学が全国にいくつかあるという話で、博多華丸さん、大吉さんの出身大学、福岡大学も神奈川大学と同様になります。私立の青森大学などもあります。
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さて西島秀俊さんは、父親も理工系ということで、横浜国立大学の当時の工学部に1989年に現役合格しました。学生時代は、家庭教師で英語を教えていた時期もあるそうです。
そしてオーディションに合格して、1992年には東京アクターズスタジオ第一期生になり、俳優デビューは同年の『はぐれ刑事純情派5』でした。
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当時、西島さんが急激に注目されたのは、特に翌1993年のこと。木村拓哉さん主演の『あすなろ白書』にて同性愛者の役を演じて有名に。
ちなみに、大学はデビューに前後して中退したと見られます。ご両親は、反対はしなかったけれど自立を求められたとのことーー。
大学中退後の決裂期から大成した役者、西島秀俊さん
華々しいデビューのようにでしたが、しかし1997年から2002年にかけて、秀俊さんは、民放に出演せずマイナーな映画のみ出演という事態に・・なったのです。
その経緯を、次の記事は伝えています。このテキストは少し過激なトーンなのかも知れません。
「西島人気に目をつけた同プロはアイドル路線で売ろうとしたが、西島は今後売れるのはアイドルではなく演技力を備えた役者で、
自身もキャリアを積んで息の長い俳優を目指したいとして正面衝突。
もともと映画好きで裏方志望だった西島は、やたらチヤホヤされたり、人気がなくなれば使い捨てされるアイドル的な扱われ方に納得いかず、ついに決裂。
(https://www.asagei.com/excerpt/24183 より)
今は安定した人気俳優の西島さんに、そんな時期があったとは意外でした。
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しかし復活の転機となったのは『北野武監督』の映画への出演ーー。
もともと映画好きの西島さんは、北野武ファンでした。
以下は2016年の「女が眠る時」でたけしさんと西島さんが共演したときに、回想した2002年当時の話になります。
「たけしさんは僕にとって、僕を見出してくれた恩人です。僕の中では『心の師匠』、僕が勝手にそう思っているだけなんですが(笑)・・」・(中略)・・
「Dolls」前後の西島秀俊はTVドラマ「あすなろ白書」で注目を浴びたものの、諸々の事情もあってその後はTVでの露出が限られてしまっていた。・・(中略)・・・
・・・一方たけし=北野武はすでに97年の「HANA-BI」でヴェネチア映画祭金獅子賞を受賞済みの“世界のキタノ”となっている状況だった。・・・
・・「Dolls」では・・・02年の当時では西島秀俊は大抜擢といわれてもおかしくない起用だった。
(https://cinema.ne.jp/article/detail/36100 より)
これが上の略歴での2002年『Doll』松本役です。その後、西島さんは快進撃とも言える数多の出演を果たしています。
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ちなみに、西島氏が映画好きで映画館をハシゴしながら映画を観る、というのは今では多忙でおそらく難しいように見えます。しかし、ともかくDVDで鑑賞等でなく、映画館で観る派だそうーー。
これまで朝ドラにも何度も出演しましたし、大河ドラマ『八重の桜』(綾瀬はるかさん主演)での山本覚馬役も、忘れがたい姿でした。
内野聖陽さんとダブル主演だった『きのう何食べた?』も、ユニークな盛り上がりを見せ、『MOZU』の人でない、そのギャップに萌えた人も多いとのこと。
2021年の朝ドラ『おかえりモネ』では、気象予報士の朝岡役が早々に人気を呼びました。
『ねぇ、今から晴れるよ』なのが「天気の子」
— Deer@ゆー🌙🌱🐇ギャンパレイクゾ!3·2·1·GO! (@deedeedeer) May 19, 2021
『およそ10分後、雨が降り出すと思います』なのが朝岡さん(西島秀俊)#おかえりモネ pic.twitter.com/vKjjaZ914Q
『ドライブ・マイ・カー』で共演の三浦透子さんも注目されています。
お若くてかっこよさが全く崩れないと言われる俳優さんながら、西島さんはいま50代となりました。
2024年の『スオミの話をしよう』も注目されています。
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以上簡単ですが、西島秀俊さんの出身校についてでした。