ソルボンヌ出身の俳優さん・・
長塚京三さんの学歴と出身校についてご案内します。
長塚京三さんは、ベテラン俳優ですが、早稲田大学中退後にソルボンヌ大学へ留学し、その間にフランス映画で俳優デビューという異色の経歴を持ちます。
都内の世田谷区出身で、早稲田大学に進学する前の、出身高校は分かりません。
都内(?)の高校(不明) ⇒ 早稲田大学 ⇒ ソルボンヌ大学
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品のある俳優さんと思っていましたが、フランス語は得意で理想の上司像とされるのも頷けます。個人的には「ペテロの葬列」での知的な悪役が印象的でした。
生まれが1945年ということは、まさに終戦の年。団塊世代周辺の代表的な存在という役割もありそうです。
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年齢が70代後半になる長塚さんの、高校時代等については情報がありません。早稲田の第一文学部で演劇科にいたのは、後の活躍から逆算しても納得がいきます。
しかし早稲田を中退した経緯も、その後の留学にいたった経緯も、残念ながら不明。
ただ、少なくとも1974年にはパリで留学していたわけで、何れにしてもハイレベルな「学生」であったことは確かでしょう。
長塚京三(ながつかきょうぞう)
生まれ:1945年7月6日
出身:東京都
1952年:(推定)小学校入学、7歳
1958年:(推定)中学校入学、13歳
1961年:(推定)高校入学、16歳
1964年:(推定)早稲田大学入学、19歳
1974年:ソルボンヌ在学中、『パリの中国人』で俳優デビュー、29歳
1977年:大河ドラマ『花神』土方歳三
1984年:『中卒・東大一直線 もう高校はいらない!』
1992年:『ザ・中学教師』
1996年:『ナースのお仕事』、51歳
1997年:『理想の上司』『瀬戸内ムーンライト・セレナーデ』
2008年:大河ドラマ『篤姫』島津忠剛、63歳
2011年:『家族法廷』小野寺達彦
2014年:『ペテロの葬列』佐藤一郎
2015年:大河ドラマ『花燃ゆ』 杉百合之助
2018年:『平成細雪』蒔岡吉次郎、73歳
2019年:『歪んだ波紋』相賀正和、『孤高のメス』大川松男
2021年:『UMAMI 』Tetsuichi Morita
2023年:『発見 昭和天皇御進講メモ〜戦時下 知られざる外交戦』松田道一、78歳
2024年:『お終活 再春!人生ラプソディ』五島英樹、『広重ぶるう』葛飾北斎、79歳
2025年:『敵』主演・渡辺儀助
その他出演等多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
JR東海の「そうだ 京都、行こう。」が有名で、しかし、2018年10月から放送のCMをでもって、終了。
「#連続ドラマW #孤高のメス」
最終話は、3/3(日)よる10時⇒https://t.co/rQ2nI192OG大川(#長塚京三)の肝移植手術当日。京阪新聞が野本から情報を得、スクープを出したことで脳死肝移植が行なわれたことが公になる。徳武は後日当麻(#滝沢秀明)を呼び出し説明と謝罪を求めるのだが…。#wowow pic.twitter.com/Fzz7enMSoR
— WOWOWオリジナルドラマ (@drama_wowow) March 1, 2019
【予告解禁】筒井康隆の小説『敵』吉田大八監督が映画化 – 主演・長塚京三、共演に黒沢あすか・瀧内公美・河合優実
人生の最期へ向かう男の恐怖や喜びを描き出す – https://t.co/65uPV3HjBR pic.twitter.com/FI5FdNkyuX
— Fashion Press (@fashionpressnet) October 16, 2024
長塚京三さんの出身大学、まずは早稲田大学
長塚京三さんは高校卒業後、まずは早稲田大学に進学しました。
早稲田大学では演劇サークル「劇団木霊」に所属していたとのことで、田中真紀子さんも少し年上ですが、劇団木霊の一員でした。
田中真紀子さんも女優をしていた時期がありました。
上記のように長塚京三さんが早稲田を中退した時期等は分かっていません。
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早稲田大学
所在地:東京都新宿区戸塚町1丁目104
年齢から推定すると入学時はまだ1964年のこと。
まさに東京オリンピックに向け高速道路も建設され、日本中が高度成長に目まぐるしかった時代でしょう。
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また計算上は、早稲田に入学してから10年くらい経過した時期にパリに留学しています。そのあたりの経緯は今のところ不明です。
長塚京三さんの進んだ名門のソルボンヌはパリ第一もパリ第四も・・
日本人にとって、単純に「ソルボンヌ留学」は、眩しいようなイメージがあります。それはその通りでもあるのですがーー。
ちなみにパリ大学は13校あります。パリ大学のなかに「ソルボンヌ」が付くわけです。
ソルボンヌを冠する大学としては
「パリ第1大学(パンテオン・ソルボンヌ)」
「パリ第3大学 (新ソルボンヌ)」
「パリ第4大学 (パリ・ソルボンヌ)」
があります。
長塚京三さんが学んでいた「ソルボンヌ」はパリ第4大学とされます。
在学中にオーディションに合格して映画出演したくらいですから、演劇関連を学んでいたのでしょうか。
後年のコメントで、何かの折に声をかけられたそうです。
パリ第四大学
所在地:16 Rue de la Sorbonne, 75005 Paris, フランス
大雑把に言うならパンテオンにも、リュクサンブール公園にも中世美術館にも近い場所。
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フランスにて俳優デビューとは、目指してできることではないような気がします。それを成し遂げた凄い方です。
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余談ですが、フランスの大学は、学費(授業料)そのものは低額になっています。留学そのものは生活費のかかる都市ですがーー。
イギリスは学費が高く、アメリカはもちろん学費が高い国。
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長塚京三さんの息子さんが俳優の長塚圭史さんで、2009年に常盤貴子さんと結婚しました。
長塚圭史さんは、戸塚高校を経て早稲田大学第二文学部の演劇専修を卒業。
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長塚京三さん自身は、しばし独身でしたが圭史さんの結婚式の翌日に再婚されました。
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2025年公開の『敵』にて、長塚京三さんは2024年11月に最優秀男優賞を受賞されました。おめでとうございます。
「僕は、ひょんなことから俳優になった。ボチボチ引退かなと思っていたので、奥さんはガッカリするでしょうけど。もう少しこの世界でやってみようかな。東京国際映画祭、ありがとう」
とコメントされました。(「日刊スポーツ」2024年11月7日)
知性、品性の香りが漂ってくる大好きな俳優さんです。お体に無理なくまだまだ活躍していただきたいです。
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以上、簡単ですが長塚京三さんの出身校についてでした。