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自主映画の女王と言われた室井滋さん
室井滋さんの学歴と出身校についてご案内します。室井滋さんは個性派女優として、著書も面白く、存在感の大きな方です。
1958年生まれ、富山県の出身で富山の県立高校を経て早稲田大学へ。
早稲田の在学中にシネマ研究会で活躍し「自主映画の女王」という呼び方は、この頃から来ています。
富山県立魚津高等学校 ⇒ 早稲田大学
早稲田では社会科学部でしたが、7年で中退しました。その後の多彩な活動にはずっとパワーが感じられます。
室井滋(むろいしげる)
生まれ:1958年10月22日
出身:富山県滑川市
1965年:(推定)小学校入学、7歳
1971年:(推定)滑川中学入学、13歳
1974年:(推定)魚津高校入学、16歳
1977年:(推定)早稲田大学入学、19歳
1981年:『風の歌を聴け』(村上春樹作)劇場映画デビュー
1982年:『パン屋襲撃』『闇打つ心臓』『刑事物語』
1984年:(推定)大学中退、26歳
1987年:「東京ブギウギ」 で歌手デビュー
1988年:『やっぱり猫が好き』(小林聡美、もたいまさこと共演)
1997年:『心療内科医・涼子』望月涼子
1999年:『のど自慢』日本アカデミー賞優秀主演女優賞受賞、41歳
2000年:『進ぬ!電波少年』の司会、42歳
2004年:『竜馬がゆく』坂本乙女、46歳
2012年:喜劇人大賞特別賞受賞
2014年:『花子とアン』安東ふじ、室井滋のしげちゃん☆おはなしラジオ
2015年:『遺産争族』矢幡月子、57歳
2019年:『砂の器』山内和代
2020年:『七人の秘書』鰐淵五月、62歳
2021年:『大コメ騒動」清んさのおばば、『草の響き』宇野正子
2022年:『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』丸谷路子、64歳
2024年:『南くんが恋人!?』木村久子 、66歳
その他出演、司会ナレーションなど多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
長谷川義史さんの絵、室井滋さんのテキストという絵本がたくさんあります。 猫好きなのは有名。
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ちなみに長谷川義史さんは絵本作家で1961年生まれ。映画監督の長谷川和彦氏(1946年生まれ)とは別の方です。長谷川義史さんと室井滋さんは定期公演があり、人気だそうです。
一方、長谷川和彦氏と室井滋さんについては少々のウワサがありましたが、いずれウワサの話・・・
(長谷川和彦氏は広島の、広大付属高校から東大へ進んで映画監督になり、しかし結果的に寡作で有名な監督。逸話の多い人物です)
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室井滋さんの出身高校は富山県立魚津高等学校
富山県立の魚津(うおづ)高校は1899年設立の歴史ある高等学校で、旧制中学の「魚津中学」だった時代もあります。
富山県立のおもな進学校とされます。
昔と言いますか1958年には、全国高等学校野球選手権大会に初出場してベスト8に進出したという歴史もあるそうです。すこし古い話でした。
富山県立魚津高等学校
所在地:富山県魚津市吉島945
魚津高等学校の出身者には室井滋さんの他に、東北大学教授の宇田新太郎氏、熊谷組社長の大田弘氏らがいます。
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【魚津高等学校 大学合格実績】は2021年の例で以下となっています。(「みんなの高校情報」による)
国立大学
大阪大学 2人
富山大学 25人
金沢大学 9人
信州大学 8人
新潟大学 5人
東京都立大学 3人 など合計 74人
私立大学
金沢工業大学 19人
立命館大学 16人
金沢星稜大学 15人
富山国際大学 15人
東京理科大学 3人
明治大学 3人 など多数
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なお室井さんは高校時代は、小学校の頃に両親が離婚されたあとだったので、父と暮らしながら祖母の面倒を見るような生活をしていたそうです。
父と暮らしたという背景には、諸々あったでしょうけれど、一つには室井家を継ごうという意志もあったとかーー。
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また、高校時代に父親が再婚され一年後に離婚など、慌ただしい家庭環境もあった様子。なにかと周囲への影響(トラブルも含めて)の大きかったお父さんで、父親の結婚に関わることで室井さんもお見合いの席に付いていったことも何度もあったとかーー。
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いずれにしても少女のころから精神力の強かった室井さんの姿が想像できるような気がします。
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室井さんの故郷、滑川市
ちなみに室井さんの、出身地は富山県の滑川(なめりかわ)市であることはよく知られています。小学校時代、中学校時代は滑川市立の学校で過ごし、高校は隣の市、魚津市に通ったということでしょう。
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室井家はもともと10代も続く旧家で、『造り酒屋』だったそう。滑川市内には今も「旧宮崎酒造」などが史跡として地図にも記されています(室井さんの関係ではありません)。
滑川市と魚津市はともに日本海に面して内陸に広がる形で隣接しています。滑川市はホタルイカで有名。
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室井さんは富山の故郷をこよなく愛し、東京でもずっと富山の魚を取り寄せて食べているそうです。
公式サイトを見ると、たとえば平成29年には「平成29年度北信越地区高等学校PTA連合会研究大会富山大会 記念講演(トークショー)」などにも参加されています。
(滑川漁港近辺)
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室井さんの出身小学校と出身中学校
室井滋さんは著名人として、富山県滑川市の寺家(じけ)小学校の卒業生となっています。また滑川市の情報では、寺家小学校の児童は、滑川中学校に進学することが分かっています。
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出身小学校:滑川市立寺家(じけ)小学校
所在地:富山県滑川市寺家町98
室井さんの小学校時代には運動会でホタルイカ音頭を踊る、というのがあったそうです。
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出身中学校:滑川市立滑川(なめりかわしりつなめりかわ)中学校
所在地: 富山県滑川市下島54
両校は当然ながら、近い距離関係にあります。海が見えているわけではないようですが、特に寺家小学校は、500メートルも歩けば海という環境。。日本海を見ながら育つというのは、どんな気分でしょうか。
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室井滋さんの出身大学は早稲田大学、社会科学部
上記のように1977年に早稲田大学社会科学部に進学し、結局は7年後に中退したた室井さんでした。
早稲田の社会科学部はもともと1966年に、第二政治経済学部、第二法学部、第二商学部を統合し設立された学部でした。さらに1998年に昼夜開講学部となり、2009年以降は昼間学部へ移行されています。
室井さんが入学した当時は第二系列だったもよう。
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早稲田大学社会科学部
所在地:東京都新宿区戸塚町1丁目104
早稲田では、室井さんが入学式当日に演劇サークルに入ったというのは、有名なのでしょうか。「早稲田=演劇」というカラーは強く、室井さんの活躍もその一因となっていることでしょう。コメディーも難なくこなせる、クセのある役もなんのその・・という人物。
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ちなみに室井さんの、どのエッセイに書かれていたか、書名は覚えていないのですが、波乱に富んだ父が大学時代、3年くらいで亡くなられたこと・・等々、自身も曲折の多かった室井さんの学生時代です。
(著書はじつに多数あります・・・)
室井さんの父は、かなり破天荒な方だっ様子で、大学を辞めたことと、父親が逝去されたことは、直接は関係はないと思いますが、見方を変えると、父亡き後の学生時代もあったということで、とうに自立していたということでしょう。
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また、これも曖昧な記憶で恐縮ながら、早大時代のある時期は誰かの部屋の留守を預かる形で、結構長いこと、都心に住んでいた時期もあった模様ーー。生活力というか、あっけらかんとした運の強さというか、そんなものを感じました。
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早稲田の在学中には、やはり自主映画に凝っていた内藤剛志さんとも共演しています。(長崎俊一監督、8mm映画『闇打つ心臓』)現在も友人関係。
俳優で早稲田大学出身者は多く、代表的にはやはり堺雅人さんでしょうか。堺さんより5年ほどのちに早稲田に入り演劇研究会にはいったのが波岡一喜さんでした。ほぼ同じ時代に社会科学部に入学したのが筒井真理子さんです。
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またやっぱり猫が好きみたいな1シチュエーションコメディ放送しないかな〜って思うけど
放送当時、もたいさん36歳、室井さん30歳、小林さん23歳。
この年齢で演技力とアドリブ力とギャグが出来る女優っているかな?って思ったらいないよね〜。
しかもこの年齢で三人とも大御所をネタにしてたしねw pic.twitter.com/HiPmFzteti— ときめき!ぺぱーみんとくらぶ (@tokipepaclub) January 3, 2019
逸話が多くこの記事はまとまりがないのですが・・近頃読んだ本では、室井さんが「ロケ弁」について語っていました。たいへん美味しいそうです。
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以上、簡単ながら室井滋さんの出身校についてでした。