サラダ記念日で有名な俵万智さん
俵万智さんは、現在の歌人で最もよく知られる女性の一人。
大阪の現在の門真市出身で、育った福井県の代表的な公立高校である福井県立藤島高等学校から、早稲田大学に進学しました。
藤島高等学校 ⇒ 早稲田大学
早稲田では第一文学部に入り、日本文学を専攻しています。
高校では演劇部に入り、短歌は大学時代に「心の花」主宰の佐佐木幸綱さんに師事して始めました。卒業して、高校の国語の先生をしながら発表した『サラダ記念日』はあまりに有名。
サラダ記念日、チョコレート革命といった、身近なカタカナが上手く用いられている歌風で、短歌ファンを広げた功績もあることでしょう。
「俵」さんは本名で、父親が希土類磁石という分野の専門家である俵好夫氏。
俵万智(たわら まち)
生まれ:1962年12月31日
出身:大阪府門真市
1969年:(推定)小学校入学、7歳
1975年:(推定)中学校入学、13歳
1978年:(推定)藤島高等学校入学、16歳
1881年:(推定)早稲田大学入学、19歳
1885年:早稲田大学卒業、23歳。神奈川県立橋本高等学校の国語教員。『野球ゲーム』で角川短歌賞次席
1886年:『八月の朝』で角川短歌賞受賞
1987年:『サラダ記念日』がベストセラーに、25歳
1988年 :『サラダ記念日』で現代歌人協会賞受賞
1989年:橋本高校退職
1991年:国語審議会委員
1997年:『チョコレート革命』、35歳
2003年:『愛する源氏物語』文藝春秋、男児出産
2011年:震災後仙台から石垣島に移住、49歳
2018年:『牧水の恋』、56歳
2021年:『未来のサイズ』で第36回詩歌文学館賞、59歳
その他発表作等多数
*略歴は当サイト独自のまとめです。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
宮崎にいらした三浦しをんさん、東直子さんと、地元の書店さんで落ち合いました。サイン本あります😊 pic.twitter.com/gunDsBtSo7
— 俵万智 (@tawara_machi) 2019年2月3日
「昭和の町.豊後高田」の取材…昭和の子どもだった自分を、たっぷり思い出しました。思い出すっていうのは、単に振り返ることじゃなく、自分の人生を味わい直すことなんだなあ。#匠の蔵 pic.twitter.com/164EHissv0
— 俵万智 (@tawara_machi) 2019年1月25日
俵万智さんの出身高校は福井県立藤島高等学校
藤島高等学校は、もともとは福井の藩校、『明道館』から始まっており、創始者は松平春嶽になります。横井小楠や橋本左内も関わる、錚々たる学校としてスタートしました。
藤島高校は現在も福井県のトップ校と言って良さそうです。
福井県立藤島高校
所在地:福井市文京2丁目8番30号
住所からも充分、推定されるように福井市の中心部にあり。対角線上には福井県立美術館。
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出身者には高田博厚さん、宇野重吉さん、ノーベル賞の南部陽一郎さんと、スゴイ人物が並んでいます。平塚らいてうと共に活動した奥むめおさんも、前身の福井高等女学校を出ています。
その後も各界で活躍する人物は多く、詩人の荒川洋治さん、舞台俳優の瀬戸弘司さんらーー。
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この高校にて俵万智さんは、早稲田の指定校推薦を受けるに充分な成績を収めてたということになります。一説によると、東大も間違いない成績であったけれど、失恋の痛手で成績が下がったという話もありました。
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俵万智さんの出身地大阪と、出身小学校、出身中学校
俵さんは自らのプロフィールによりますと、生まれは門真市で、四條畷市に移り、さらに中学の途中で福井県の武生市(現在の越前市)に転居しました。
武生市(越前市)は、福井市とは離れていますが、高校生が電車通学するにはふつうの距離だったのではないでしょうか。
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出身校としては、大阪での四條畷市立四條畷小学校、四條畷市立四條畷中学校、福井での武生第一中学校となります。
俵万智さんの出身小学校:
四條畷市立四條畷小学校
所在地:大阪府四條畷市中野872
俵万智さんの出身中学校(転校前):
四條畷市立四條畷中学校
所在地:大阪府四條畷市岡山東5丁目2−10
四條畷にての両校は並んではいませんが、1キロ程度の距離となります。
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俵万智さんの出身中学校:
越前市立武生第一中学校
所在地:福井県越前市平出1丁目6−1
武生市が越前市となったのは2005年のことなので、もちろん俵さんの高校時代は武生市でした。『越前市』という名称を巡っては、すぐ近隣に丹生郡「越前町」があることから、論議を呼んだ模様です。
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小学校時代には、近所でたくさんの子供向けの本を公開しているお家に行っては本をずっと読んでいたとかーー。また俵さんは、中学一年で英語の先生に憧れて、英検3級をとったそうです。本への興味の一方で運動神経はあまり良くなかった様子がプロフィールの文章から伺えます。
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俵万智さんの出身大学は早稲田大学(第一文学部)
俵万智さんは、指定校推薦にて早稲田に進学ということで、推薦枠の人数など詳しいことは分かりませんが、指定校枠だからこそ高校時代の優れた成績が必要となります。
進学先の早大の第一文学部は、ご存知のようにその後の制度の改変により、この名称で募集されたのは2006年までとなっています。
早稲田大学
所在地:東京都新宿区西早稲田1丁目6
文学関係だけ見ても、阿刀田高さんや五木寛之さん、大口玲子さん、小川洋子 さん、小和田哲男さん、北川悦吏子さん、東海林さだおさん、高橋三千綱さん、野坂昭如さん、久間十義さん、堀江敏幸さん、村上春樹さんなどなど・・
総理大臣になった小渕恵三氏も。ちなみに小渕氏は文学部を卒業したあとに、早稲田大学大学院政治学研究科に進学した方です。
上記のように俵さんは1885年に早稲田大学を卒業したあと、神奈川県の橋本高校で国語の先生をしていました。89年に退職。
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俵万智さんは、歌集の他にもちろんエッセイも多数、著しています。親の視点から「子育てはたんぽぽの日々」も奥深いテキストです。
何かの場面で色紙を頼まれると、歌をその場で一首書くし、複数頼まれたら複数書くというエピソードがありました。そんな泉がどこから湧いてくるのでしょうかーー。
いまも幅広い活動でお忙しそう。2020年現在は石垣島から宮崎へ移られたようです。
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以上簡単ですが、俵万智さんの出身校についてでした。