恋愛の神様?とされる北川悦吏子さん
北川悦吏子さんの学歴と出身校について。
北川悦吏子さんは恋愛の神様と呼ばれる脚本家。初めて朝ドラを担当した『半分、青い。』も注目されました。
岐阜県の出身で小田和正さんに憧れて早稲田に進学したことは有名でしょうか。
岐阜県立加茂高等学校 ⇒ 早稲田大学
北川悦吏子さんの世代では、早稲田では現在の文学部ではなく第一文学部でした。ご存知のように第二文学部もありました。
生み出してきた作品の、『あすなろ白書』や『ビューティフルライフ』などの数々で、恋愛に関わる人の妙を描く、優れた脚本家になっていきました。
北川悦吏子(きたがわえりこ)
生まれ:1961年12月24日
出身:岐阜県美濃加茂市
1968年:(推定)小学校入学、7歳
1974年:(推定)中学入学、13歳
1977年:(推定)加茂高校入学、16歳
1980年:(推定)早稲田大学入学、19歳
1984年:(推定)早稲田大学卒業、23歳
1989年:『赤い殺意の館』で脚本家デビュー、28歳
1991年:世にも奇妙な物語の「ズンドコベロンチョ」で注目される
1992年:『素顔のままで』
1993年:『あすなろ白書』、結婚、32歳。
2000年:『ビューティフルライフ』
2010年:『素直になれなくて』
2016年:『運命に、似た恋』
2017年:『半分、青い。』、56歳
2018年:第17回坪内逍遙大賞を受賞
2021年:『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』60歳
その他脚本、著書多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
来春、朝ドラ「半分、青い。」ヒロイン決定です!永野芽郁さん!!長旅、頑張りましょう、の2ショットです! pic.twitter.com/V99KLQMP09
— 北川悦吏子 (@halu1224) 2017年6月20日
卒業したのが1984年と考えると、5年くらいの期間で脚本家デビューを果たしています。
北川悦吏子さんの出身高校は岐阜県立加茂高校
岐阜県の県立加茂高等学校は池井戸潤さんの母校でもあります(池井戸潤さんの出身大学と出身高校)。年齢からすると池井戸さんの2年後輩になります。
加茂高校は岐阜県のなかで高位を維持する進学校となっています。同校の創立を遡ると明治時代の「加茂郡立農林学校」だったという歴史があります。
商業科や農業科がなくなり、現在は普通科と理数科。
理数科が1972年設置なので、北川さんの在校当時は存在したわけですが、文学部志望なので普通科だったはずーー。
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岐阜県立加茂高等学校
所在地:岐阜県美濃加茂市本郷町2丁目6−78
同校はボート部が全国優勝を重ねているようで、たまたま写真にもその幟が映っていました。
北川さんが大学で上京することに、家族は反対されたそうです。
しかし、4年後に戻ることを約束して都内の大学へ・・。東京に行くことを反対されたという経緯は、因島出身の作家、湊かなえさんも同様でした。
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【岐阜県立加茂高校の大学合格実績】は当校の公式サイトに寄ると、2021年度で以下のようになっていました。(この部分は、池井戸さんのページと同じ内容になります)
タイトルとして「国公立大学現役60名合格」とされています。
国立大学の部分は公式サイトの画像から一部をお借りしますが、やはり地元の岐阜大学が多くなっていました。さらに公立大学は全国に合格者を出しており、27名。
私立大学では多い所で以下のようになっています。
中部大学 43名
名城大学 58名
中京大学 25名
岐阜医療科学大学 11名
岐阜聖徳学園 13名
愛知大学 15名
愛知学院大学 13名 など私立大学合計 369名
ほとんど進学ということです。この年に限って見ると早稲田は1名、慶応は0ということです。中部の高校にとって関東の大学への進学を数値で表してもあまり意味がないかもしれませんが。
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北川さんの高校時代でしょうか。「日刊ゲンダイ」の2015年の記事によると「16歳の時には腎臓の病で子供の産めない体と宣告されていた」とあります。しかしその後、出産されて娘さんがいる様子。
地元は岐阜県美濃加茂市、「半分、青い。」でロケも・・
北川悦吏子さんの高校以前については出身小学校、出身中学校は美濃加茂市で育ったと推定して、地元の小・中学校と推定されますが、具体的には不明。
地元には美濃加茂市立東中学校、美濃加茂市立西中学校などがあります。「美濃加茂中学校」は私立の中高一貫のため、東中学校または西中学校かと一応推測しています。
また同様に、そこに連なる北川悦吏子さんの出身小学校のこともいまのところ不明です。
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なお、北川悦吏子さんの脚本による『半分、青い。』は舞台が岐阜でした。
もちろん美濃加茂市そのものを描いたわけではありませんが、ロケにおいては、近隣の学校も使われた、北川さんの出身校の加茂高校も使われた、とのつぶやきが当時見られました。
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今日の #半分青い 第20話の学校のシーンは、脚本担当・北川悦吏子さんの母校である加茂高校で撮影されていました。 pic.twitter.com/UoNNy4d1on
— ひぞっこ (@musicapiccolino) April 24, 2018
今日、岐阜の美濃加茂市でドラマ「半分、青い。」のトークショーに北川悦吏子さんと谷原章介さんが来てくれたそうだ #nhk_news #半分青い pic.twitter.com/dGCbpIqpfG
— ジーコまろ@名古屋 (@tabisitegomen) September 2, 2018
谷原章介さんは、2021年現在『めざまし8』総合司会として大活躍中です。ドラマでは佐藤健さんの父、萩尾弥一さんでした。
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北川悦吏子さんの出身大学は早稲田大学
北川悦吏子さんは、早稲田大学の第一文学部の、哲学科東洋哲学を専修して卒業しました。北川さんが早稲田に進学したのは、上記のように小田和正さんに憧れて、ということが伝わっています。
その小田さんは、東北大学を経て早稲田の大学院に入ったのが1971年になります。(小田和正さんの出身大学と出身高校)
小田氏が早稲田の大学院で「理工学研究科建設工学専攻」を終了したのが1976年なので、北川さんが早稲田に入ったのが1980年とすると、同時代に早稲田に在籍という時期はなかったと思われます。
そんな細かいことはともかくですが・・憧れた早稲田大学に北川悦吏子さんも入学しました。
早稲田大学第一文学部
所在地:東京都新宿区戸塚町1丁目104
ちなみに写真は「早稲田大学坪内博士記念演劇博物館」。
2018年には悦吏子さんが第17回坪内逍遙大賞を受賞しました。早稲田出身ということもあらためて、報道されました。
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早稲田の第一文学部出身の文筆家が多いことはもちろんです。村上春樹さんも、角田光代さんも、俵万智さんもーー。
早稲田を出てから広告代理店や、「にっかつ撮影所」を経て、次第に脚本家として活躍しています。
勤務しながら脚本の勉強に励み、実際にデビューするのは流石。そういえば、卒業後は地元に帰る件は反故にされたようです。それも流石ですネ。
1992年の「素顔のままで」では、安田成美さん中森明菜さんのダブル主演で、高いときの視聴率は31.9%というから凄いことです。
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永野芽郁さん18歳当時が主演した『半分、青い。』は好評でした。このドラマの主人公が左耳を失聴するのは、北川さん自身の体験を反映していると言われます。
『半分、青い。』では自身の体験も反映されていることが話題になりました。
ご本人が、番組放映期間にツイッターで多くのつぶやきを発信し、賛否両論もあったようです。しかし注目されたことは間違いありません。作家が、自身を晒さざるを得ない覚悟のようなものも感じました。
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2021年の『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』の主演は菅野美穂さん。沢村一樹さんも中村雅俊さんも、豊川悦司さんも出演し、いい味を出してくれました。
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私生活では産めないことを若いときに宣告されながら、娘さんにも恵まれ、難病を抱えながらも、溌剌と活躍されています。
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簡単ながらそんな北川悦子さんの、出身校についてでした。