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ベテランで味のある演技の麻生祐未さん
麻生祐未さんの学歴と出身校について。
麻生祐未さんは多くの場面で活躍中のベテラン女優の一人。1963年生まれ。年齢より若い役も、より高齢の役も見事に演じています。
出生が大阪の泉佐野市で、すぐに長崎に移動したので中学や高校(幼稚園や小学校も)は長崎だったことが分かっています。
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長崎県立長崎西高校 ⇒ 青山学院大学
青山学院大学では文学部二部英米文学科でした。長崎出身のイメージもありますが、大阪府泉佐野市でも麻生さんの故郷ということで観光大使に任命されています。
麻生祐未さんについては、出身について長崎を指示されたうんぬんの情報もありますが、シンプルに事実は大阪で生まれ、長崎で育ったということです。
麻生祐未(あそうゆみ・本名奥村由美)
生まれ:1963年8月15日
出身:大阪府泉佐野市生まれの長崎育ち
1970年:(推定)銀座小学校入学、7歳
1976年:(推定)江平中学校入学、13歳
1979年:(推定)長崎西高校入学、16歳
1982年:(推定)青山学院大学入学、19歳
1983年:『あいつとララバイ』樹由美子でデビュー
1984年:麻生祐未に改名、『オールナイトフジ』司会
1988年:『君が嘘をついた』
1998年:『女刑事RIKO 聖母の深き淵』安藤琴美、35歳
20代後半:アメリカに留学、サイエンス・アンド・テクノロジー専攻
2004年:永澤俊矢氏と結婚(『ほんまもん』で共演)41歳
2006年:『白夜行』桐原弥生子
2008年:『流星の絆』矢崎秀子、45歳
2011年:『カーネーション』ヒロインの母小原千代、48歳
2017年:『お母さん、娘をやめていいですか?』『あなたのことはそれほど』
2018年:『半分、青い。』藤村麦、『特命刑事 カクホの女シリーズ』 主演
2019年:『特命刑事 カクホの女シリーズ』 主演
2020年:『テセウスの船』木村さつき、57歳
2021年:『六畳間のピアノマン』村野芳江、58歳
2022年:『特集ドラマ「二十四の瞳」』大石民、『やさしい猫』占部
2023年:『PERFECT DAYS』ケイコ、60歳
2024年:『お別れホスピタル』辺見加那子、『闇バイト家族』原佳苗、61歳
その他、出演多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
#あの時君は若かった
麻生祐未さん。好きな女優さんです。
左)レコード出してたんですね。意外 pic.twitter.com/TKkmqnZ6yc— 森永タミー (@tammy_morinaga) July 23, 2022
なお、本名は奥村由美さんで、歌手で「恋の奴隷」などで有名になった奥村チヨさんは叔母にあたるとのこと。
麻生祐未さんの出身高校は長崎県立長崎西高等学校
長崎県立長崎西高校は長崎市の有数の進学校。
現在の名前になったのは戦後のことですが、前身校の旧制中学時代には、長崎県立長崎中学校があり、さらに、長崎県立長崎高等女学校があり、というように、かつての伝統ある学校が統合された形といえます。
長崎県立長崎西高等学校
所在地:長崎県長崎市竹の久保町12−9
さすが長崎。周囲は坂道でもあるようです。
アナウンサーの草野仁さんも同校の出身者で、草野氏は同校から東京大学に進学しました。漫画家の柴田亜美さんも出身者。
麻生祐未さんがデビューするのは大学時代なので長崎西高校では、ふつうに勉学に励んでいたと思われます。
高校時代は美術部に属していたとのこと。
ちなみに、長崎西高校と対にように同時に開校したのが長崎東高校で、その出身者に前原瑞樹さんがいます。
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同校の同窓会にインタビューされた時のコメントで、高校時代に印象深かったこととして、次のように答えています。
美術部に入っていましたので、文化祭に出展する準備や、運動会のパレードの出し物をクラス全員でつくり、間に合わなくて前日こっそり徹夜したクラスメートに朝食の差し入れをしたこと。・・・(中略、印象深かった先生のお名前など)・・・
初恋の人として某TV番組の対面コーナーに出てくださった上野先輩。
蝉の声が子守唄のように聞こえた補修授業や・・・(略)
( 長崎西高在京同窓会ニュース 34回生本名奥村祐未より )
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何か普通のと言っては語弊がありますが、ほんとうに普通の、気負いない女子高生だったイメージで、さらに好感度が上がりました。
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【長崎県立長崎西高校の大学合格実績】は「みんなの高校情報」によりますと2022年の実例で以下となっています。
国立大学
東大 3名
京都大学 3名
長崎大学 76名
九州大学 24名
熊本大学 14名
大阪大学 11名
広島大学 11名 他多数
私立大学
福岡大学 35名
長崎純心大学 18名
立命館大学 15名
早稲田大学 11名
東京理科大学 11名 他多数
地元の長崎大学に76名など、かなりの合格者を出しており、上記以外にも国公立大学に多数の合格者がいます。
麻生さんが進んだ青山学院大学の合格者はこの年は1名で、九州から青学に進む例は多くないかもしれません。それにしても名門大学へ進む卒業生が多いようで、1982年のことながら麻生祐未さんが青学へ進んだのは、たいへん妥当な進学だったように見えます。
麻生祐未さんの出身中学校・小学校と長崎市
高校以前の出身校については、ご自身の言葉で、上と同じインタビューで 以下のように語られています。
生まれてから西高を卒業するまでずっと長崎です。
詳しくは信愛幼稚園 、銭座小学校、江平中学校 そして長崎西高、現在青山学院大学在学中です 。
( 長崎西高在京同窓会ニュース 34回生 本名奥村祐未より)
このように幼稚園から大学まですべて明らかで、ここで挙げられた麻生祐未さんの出身校は、いずれも現在も続いている教育機関です。
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○出身幼稚園:長崎信愛幼稚園
所在地:長崎市上野町10−24
○出身小学校:長崎市立銭座小学校
所在地:長崎市銭座町1−16
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○出身中学校:長崎市立江平中学校
所在地:長崎市江平3丁目10−1
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地元の方には当たり前かもしれませんが、地図でこれらの地を辿ろうとすると、確実に坂道、また坂道です。かつて「ぶらタモリ」でも長崎の坂道について扱っていました。
また、新愛幼稚園などは、長崎の平和公園からも数百メートルの距離。
ちなみに長崎出身のさだまさしさんは中学から上京して音楽の道を目指しました。
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余談で失礼。長崎県には、スポットで一日だけ諫早市に立ち寄ったことがありますが、一箇所だけ行っても土地の前後左右? がまったく掴めませんでした。諫早市の創成館高校の出身者が、若手俳優の水上恒司(元:岡田健史)さんでした。
長崎は、湖と思ったら大村湾だったり、五島列島は、長く長く続いていたり、地理好きとしてはやはり、じっくりと訪ねたい地形的関心の尽きない地です。
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もう一つの出身地、大阪の泉佐野市
麻生祐未さんの出身は、冒頭のように大阪で生まれ、長崎で育ったということです。著名人ゆえにどの地域からも「大使」等の役を担っていただきたい・・というのが率直なところでしょう。
泉佐野市からは「観光大使」の役割を担っています。2012年の記事となります。
女優・麻生祐未が、生まれ故郷の大阪府泉佐野市の観光大使を務めることになり14日、同市内で行われた就任式に参加した。
地元特産のタオルマフラーを巻いた麻生は、「今も親せきはみんな、こちらに住んでいますし、皆さんに退屈しない、おもしろい町だと知っていただきたいです」とPRした。
(デイリースポーツ2012年7月30日 麻生祐未が故郷の泉佐野観光大使就任より)
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泉佐野市は、やや和歌山県よりの市で、関西国際空港も半分ほどが泉佐野市に属しています。sisりんくうタワーが建つ街。人口が約10万人ほど。
観光大使に就任したのは、NHK連続テレビ小説『カーネーション』に出演していた時期でもあります。
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麻生祐未さんの出身大学は青山学院大学
麻生祐未さんは青山学院大学文学部で英文学を学びました。
青山学院の「第二部英米文学科」は2011年に募集を停止しています。しかし、英米文学科は、大学設立時から続く伝統のある学科です。
青山学院大学
所在地:東京都渋谷区渋谷4丁目4−25
麻生さんは英文学科の延長のように、20代のある時期にアメリカに留学しました。その際は日本人はどう見られているか、個人とは何か等々を学んだと語っています。
上の項目にあるように、『あいつとララバイ』でデビューした時は、大学に入って間もなく、2年目ころとみられます。
いつの間にか女優・・というより、子供の頃はむしろかなり繊細なお子さんだったようです。
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ーー演技は小さいころから好きだったんですか。
子ども時代は、授業で教科書を読みなさいと言われたら、気づけば保健室で寝ていたとか、
それほど緊張したり、吃音になったりするコミュニケーション下手でした。それじゃだめ、あれこれやってみようということで、今につながっているんだと思います。
(https://www.kansai-square.com/interview/2012/06/post-6.html より)
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青山学院の出身者は多数活躍しており、鈴木浩介さんや田中隆三さん(田中裕子さんの弟)、寺島しのぶさん、渡哲也さんらがいます。同じく文学部の2部に入った女優さんに横山めぐみさんがいます。
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麻生祐未さんは今も美しい「母」を演じることが多いのですが、かつてのドラマ『白夜行』(少年役は泉澤祐希さんでした)をアマゾンプライム等で見ると、酒に溺れたダメ母ぶりが凄まじく、そちらもまた見事でした。
どんな役を演じても「様」になってしまう女優さんの一人だと思います。
【TVガイド/あの時あの表紙あの番組(1164)】
[85.05.17]麻生祐未’83年に映画『あいつとララバイ』〔監督:井上梅次/主演:少年隊〕で
本格的にデビュー
『オールナイトフジ』司会を経て
この年カネボウ水着キャンペーンガールとしてCM出演@retoro_mode pic.twitter.com/bg6DZ1pSo4— しがない三四郎 (@shinya_bokudake) October 1, 2018
これはもう、眩しいばかりの祐未さん・・ 私生活では39歳のときに出産した長男さんがいます。
2021年のドラマ『六畳間のピアノマン』にも出演、2024年もコミカルな演技が光っています。
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闇バイト家族では、麻生さんはもちろんのこと、光石研さんの安定した自然な演技に、あらためて感心しました。
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以上、簡単ですが麻生祐未さんの出身校について、でした。