ラーメンズ終了、俳優としての片桐仁さん
片桐仁さんの学歴と出身校について。
ラーメンズの片桐仁さんは今や俳優の活躍が目立っているようですが、ご存知、小林賢太郎さんとラーメンズを結成しました。
ラーメンズ結成は多摩美術大学の学生時代のこと。(追記:2020年に小林氏の引退によりラーメンズの活動は修了しました)
片桐仁さんは、埼玉県の宮代町出身で、宮代町の「外交官」に就任しています。地元の公立中学(前原中学)から、埼玉の進学校の1つといえる春日部高校に進学しました。
埼玉県立春日部高等学校 ⇒ 多摩美術大学
高校時代あまり勉強には熱が入らなかったようですが、実技の難関を突破して多摩美術の版画科に入学。
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ある日のテレビで、自作のオブジェを持参してインタビューを受けていた場面がありました。ユニークなキャラクターと共に、やはり芸術家なんだ・・と思わされる動作、コメントなどが多々あるようです。
ラーメンズの二人とも、版画科は第一志望ではなかったのですが、在学中に落語研究会の活動に打ち込み、卒業間際にはラーメンズを結成することにーー。
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脚本を書き演出に携わる小林さんと、それを「動いて」見せる絶妙なコンビ。ただ、ラーメンズの活動は舞台が中心で不定期なため、テレビや映画でお見かけする片桐仁さんに比べると、小林賢太郎さんの姿は一般に、あまり知られていないかもしれません。
コンビ結成を進言したのは小林賢太郎さんのほう。当初は絵の道を行きたかった片桐さんですが、まさにお笑いで知名度を上げて、活動の場が開かれてきました。
片桐仁(かたぎりじん)
生まれ:1973年11月27日
出身:埼玉県宮代町
1980年:(推定)小学校入学、7歳
1986年:(推定)前原中学入学、13歳
1989年:(推定)春日部高校入学、16歳
1992年:(推定)多摩美術大学入学、19歳
1996年:ラーメンズ結成、23歳
1999年:NHK爆笑オンエアバトル第一回に参加
2002年:『good day house』小林賢太郎プロデュース公演
2007年:『占い師 天尽』天尽役、34歳
2009年:「ピタゴラスイッチ」
2016年:『99.9 -刑事専門弁護士』明石達也
2017年:『下北沢ダイハード』片桐仁
2019年:『あなたの番です』藤井淳史、46歳
2020年:『病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦』 膳場大輔、『妖怪シェアハウス』 アマビエ役
2020年:小林賢太郎氏芸能界引退(ラーメンズ終了)
2021年:『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室』本人役、48歳
2022年:『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』大賀寛太 、『晩酌の流儀 年末スペシャル 〜一年の最後に、最高の一杯を〜』
2023年:『パパとなっちゃんのお弁当』赤星石太郎、50歳
2024年:『先生さようなら』稲毛哲也、51歳
その他、公演、出演等多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
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片桐仁さんの出身高校は埼玉県立春日部高等学校
埼玉県立春日部高等学校は、名前の通り公立高校ですが、男子校。
歴史は古く、1899年に設立された当初は、旧制の「埼玉縣第四尋常中學校」。「粕壁中學校」だった時代もあり、戦後に現在の名前になりました。
歴史あるだけに出身者には、日本画家の後藤純男さんや、大塚家具創始者の大塚勝久さんらがいます。また直木賞作家の北村薫さんも本校出身。
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埼玉県立春日部高等学校
所在地:埼玉県春日部市粕壁5539
「春日部」という市名は、昔ながらの酒粕づくりなどに由来した『粕壁』という地名から、文字を変えたという話を聞きました。
『真珠の耳飾りの仁』 pic.twitter.com/Sg5v9VOI7I
— 片桐仁なう (@JinKatagiri_now) February 27, 2017
現在も男子校、というのは全国では少なくなっているのですが、埼玉県では東大合格者を多数出している埼玉県立浦和高校も男子校です。
【春日部高校の大学合格実績】は「みんなの高校情報」に寄りますと2022年の例で以下となっています。
国公立大学
埼玉大学 31名
千葉大学 20名
東北大学 14名
横浜国立大学 11名 など多数
私立大学
芝浦工業大学 161名
明治大学 158名
法政大学 124名
中央大学 95名
東京理科大学 94名 など多数
東大 1名 旧帝大 33名 その他の国立大学 128名
早慶上理ICU 183名 GMARCH 468名(分類は「みんなの高校情報」によります)
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高校野球などでも知られる春日部共栄高校は同じく春日部市内にある私立高校。
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高校時代の片桐仁さんは、その前に美術系の高校への進学も考えていたくらいなので、進学校に入学したものの、勉強にはあまり打ち込まなかったそうです。実技の実力の問われる多摩美術大学へ進みました。
片桐仁さんの出身地、埼玉県宮代町と出身中学
片桐仁さんの出身地である宮代町と、春日部市はとなりどうし。
宮代町は、春日部市と合併される可能性はあったかも知れませんが、現在も人口が3万4千人くらいの町となっています。。
東武動物公園のあるところ、といったほうが分かりやすいかもーー。
また、日本工業大学の所在地でもあります。日本工業大学は私立で、工業高校からの進学者も多いという傾向が知られています。
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mixiに以前、『埼玉県宮代町立前原中学校コミュの【ラーメンズ】片桐仁くんは同級生!』というトピが立てられました。2006年のこと。
また、『タウン宮代!コミュの有名人』では片桐さんが「百間小学校→前原中学ですよ!」と記されていました。
「片桐仁くん(もじゃもじゃ頭のほう)は前原中学校の卒業生ですよ」と、わざわざ書かれているのも面白いです。
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よって片桐仁さんの出身小学校は宮代町立百間小学校、出身中学校は宮代町立前原中学校と考えられます。
宮代町立百間(もんま)小学校
所在地:埼玉県南埼玉郡宮代町西原261
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宮代町立前原中学校
所在地:埼玉県南埼玉郡宮代町中461
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(貴重なお写真、幼児期だそうです)
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この2校は数百メートルの近隣で、通学区域ゆえに当然ですが、この近辺で片桐仁さんが小・中時代を過ごしたと考えられます。
前原中は、春日部市との境に近いので進学先の春日部高校とも2キロ程度ーー。
片桐仁さんの出身大学は多摩美術大学
片桐さんの進学した多摩美術大学では、専攻は本来の希望だった絵画科でなく版画科だったそうです。
しかしその版画科で相棒の小林賢太郎さんと出会います。
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ラーメンズのお二人は、2017年以降は所属事務所も異なるコンビとなっていますが、二人が互いをリスペクトしている様子は、随所で見られます。なお、ラーメンズのポスターデザイン等を担当してきた水野学さんも、多摩美時代からの知人。(*上記のように2020年でラーメンズの活動は終了しました)。
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片桐仁さんは粘土細工に秀でており、作品展も開催しています。俳優なので「そういえば・・」というのも変ですが、列記とした美大出身者です。
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多摩美術大学は、代表的な私立美術大学で、美術系の当事者たちからすると、武蔵美(ムサビ)、多摩美(タマビ)のカラーの違い等、尽きないテーマではあります。
ちなみに現在、多摩美の教授となっている佐野研二郎さんも多摩美の出身で片桐さんと同期になります。
多摩美術大学の創立は1935年のことで、現在の名称になったのは戦後の1953年のこと。
多摩美術大学
所在地:東京都八王子市鑓水2丁目1723
八王子でも、JR八王子駅のある中央線方面とはかなり離れる「鑓水」に広大なキャンパスが広がっています。
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現在の教授陣も、もちろん著名人が揃っており、故人の高畑勲氏も情報デザイン学科の教授でした。大津英敏さん、椹木野衣さん、妹島和世さんら、横尾忠則さんらの他に峯村敏明さんら、名誉教授も多数。
出身者はとても挙げきれませんが、佐藤可士和さん、深澤直人さん、日比野克彦 さん、小栗左多里さんらがいます。
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芸能界で活躍するのはラーメンズの二人の他に、竹中直人さんや、加藤諒さん、多摩芸術学園映画学科の出身者の佐藤浩市さんがいます。
片桐仁さんは、ユニークさの故に素なのか、演技か分からない魅力を持っています。太郎さんら二人の男児の父親でもあります。
2日ぶりの帰宅。犬の顔舐め止まらない…。どっちの舌なのか…。 pic.twitter.com/pxBmhhNC0y
— 片桐仁なう (@JinKatagiri_now) February 24, 2021
以上、簡単ながら片桐仁さんの出身校についてでした。