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数々の名作を生み出した脚本家、森下佳子さん
森下佳子さんの学歴と出身校についてご案内します。森下佳子さんは、現在活躍中の代表的な女性脚本家。
大河ドラマの『おんな城主 直虎』も反響を呼び、『JIN-仁』や『世界の中心で、愛をさけぶ』でも著名です。
大阪府の出身で、大阪教育大学附属高等学校池田校舎から東大の文学部に進みました。
大阪教育大学附属高等学校池田校舎 ⇒ 東大
大阪教育大の付属に、森下佳子さんが高校からの入学であったか、中学も付属であったかは不明です。
東京大学では文学部の宗教学科を卒業しました。学生時代には自ら女優も務め、劇団を立ち上げて演出や脚本を担当していました。
学業の方では、“人”を学問したかったんですよ。人を見る学問というと心理学とかが思い浮かぶんですけど、心の動きそのものを知りたいわけではなくって、人を動かすものを知りたかったんです。
だから文化人類学に行きたかったけど、人気で進学できず。意外と何でも出来るらしいという噂に導かれ宗教学科に進みました。卒論は歌舞伎と宗教というテーマで書きました。(東大新聞オンライン 2016年4月2日より)
そして卒業後にはリクルートに勤務して、編集の仕事に就くものの・・・シナリオスクールに通おうとしました。
会社の上司に「査定は最低でいいから、私に好きなことをやるまとまった休みをください!」と言ったら「そんなことできるわけないだろ!」と言われたので、正社員を辞めてアルバイト待遇にしてもらい、スクールでシナリオの勉強に励みました。(同上)
シナリオを学ぶなかで、脚本家の遊川和彦さんに認められ、『平成夫婦茶碗』でデビューしました。
遊川さんも『家政婦のミタ』など優れた作品を発表するだけでなく、独特の味わいが醸し出されるユニークな脚本家さん。その遊川さんを「プロデューサー+家庭教師みたいな」存在という森下さんも、たいへん気になる方です。
2000年のデビュー以降、華々しい脚本家活動を続けています。2024年現在独身で夫はいません。
2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜(つたじゅうえいがのゆめばなし)』も期待されます。
森下佳子(もりしたよしこ)
生まれ:1971年1月24日
出身:大阪府高槻市
1977年:(推定)小学校入学、6歳
1983年:(推定)中学入学、12歳
1986年:(推定)大阪教育大学附属高等学校池田校舎入学、15歳
1989年:(推定)東京大学入学、18歳
1993年:(推定)東大卒業、22歳
2000年:『平成夫婦茶碗』でデビュー、29歳
2004年:『世界の中心で、愛をさけぶ』
2006年:『白夜行』
2009年:『JIN-仁』、38歳(2011年にも)
2013年:『とんび』、42歳
2013年:連続テレビ小説『ごちそうさん』、43歳
2015年:『天皇の料理番』
2016年:『わたしを離さないで』、46歳
2017年:大河ドラマ『おんな城主 直虎』
2018年:『義母と娘のブルース』
2021年:「天国と地獄〜サイコな2人〜」50歳
2022年:『ファーストペンギン!』、『大河への道』
2023年:『大奥』、52歳
2024年:『ブラック・ジャック』
2025年:大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』、54歳
その他脚本など多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
個人的にドラマについて疎いほうですが、これまで印象的だったドラマの数々が、かなり森下佳子さんの脚本だったことにいま気がつきました。ちょっと新鮮な驚きです。
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森下佳子さんの出身高校は大阪教育大学附属高等学校池田校舎
大阪教育大学附属高等学校池田校舎は、通称「附高」や「池附」と呼ばれる国立の高校で、大阪府でもトップクラスの偏差値を誇ります。
名前の通り池田市にあり名前の最後が「池田校舎」という独特のリズムも印象的です。
大阪教育大学附属高等学校池田校舎
所在地:大阪府池田市緑丘1丁目5−1
地図にありますように、大阪教育大学付属の小学校、中学校、高校が隣接しています。
出身者には、同じく東大出身の丸川珠代さんもいて、同じ31期生。ちなみに生年月日も、丸川さんが1971年1月19日、森下さんが1971年1月24日と、数日違いです。
しかしお二人が高校時代にどの程度の知人だったか等、詳細は分かりません。いずれ、大阪教育大付属の池田で、同級生だったことは確か。
民進党(旧)の岡田克也さんも同校の出身者とのこと。ちなみに岡田氏は東大の法学部卒業です。
森下佳子さんの出身小学校については今のところ不明です。
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森下さんの出身地高槻市と子ども時代
丸川珠代さんのページにもありますが、大阪教育大学附属高等学校池田校舎ではおよそ1学年は160名の生徒数で、60人弱くらいが高校から入学しています。
また、森下さんについて高校は確かですが、大阪教育大学付属の小学校、中学校の出身か否かは確認できていません。
いずれ高槻市出身の森下さんが、池田市の学校に通うことは、距離的には無理のない範囲と考えられます。
子どもの頃、みずから演出のようなことに関心があった模様です。
以下は2001年の記事なので、少々以前のものですがーー
子どもの時からお芝居が好きだったんです。小学校の時、演劇部に入っていてゴジラのなんとかという子ども用のお芝居があったんですけど、それにギャグシーンを入れたりしてました。それとは別に宝塚出身の先生が主催するミュージカル劇団にも入って『王様と私』なんかのバックで踊ってました。あー恥ずかしい。
(https://allabout.co.jp/gm/gc/198859/ ドラマのお仕事 part1 脚本家・森下佳子さんに聞く より)
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(2022年)
森下佳子さん出身大学は東大(文学部)、宗教学を専攻
森下佳子さんの進学したのは東京大学の文学部でした。
東大の文学部は、ご存知、本郷にあります。
所在地:東京都文京区本郷7丁目3−1
入学の当初は駒場キャンパスに通学。
森下佳子さんは、東京大学を卒業後、上記のように一旦はリクルートに勤務しています。脚本を学びたくて正社員を辞めたわけですが、仕事に就いたことは脚本家として素材を蓄えたことになりそうです。
――東大OGとして東大生へメッセージをお願いします!
最高学府に入れた自分には自信を持って欲しいと思います。でも自分に自信を持つということは、他人と比べて自分が優れていると思うことではないと思うんです。・・(中略)・・
分かりやすく能力を誇るのではなく、そういう自信の持ち方もあるんじゃないかなぁと思います。
(https://www.todaishimbun.org/yoshiko-morishita0308/ より)
さて、東大で学生時代に脚本家への下地を作ろうとしたのか、その辺りについてはこんな答えでした。
中高はなにもしてなくて、大学にいってまず映研に入ろうとしたんですが、先輩のはなしていることがハイブロウすぎてわからない。・・(中略)・・・友だちに誘われた学生演劇に入りました。そこでは女優をやっていて、自分はやっぱり脚本を書きたかったんですが、それはやっぱり難しそうということで。
それで自分で作ろうと「パンパラパラリーニ」という劇団をはじめて、そこから脚本を書き始めたんです。
(ドラマのお仕事 part1 脚本家・森下佳子さんに聞く より)
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そんな森下さんの作品は、『天皇の料理番』も、セリフが秀逸でしたし、『おんな城主 直虎』では高橋一生さん演じる小野但馬守政次が、直虎の槍で刺されて絶命という劇的な最期。
驚くばかりの展開に、いい意味でショックを受けた視聴者が多いようです。
2021年には男女の入れ替わりを、綾瀬はるかさんと高橋一生さん、二人の熱演する『天国と地獄〜サイコな2人〜』が話題。
森下佳子先生の脚本はどの作品も素晴らしいのです…#天国と地獄 pic.twitter.com/H7X9qbePWp
— かしれい🚕 (@pfm_r701) March 14, 2021
森下さんの作品のなかで、高橋一生さんは辛いことになる、とファンが気をもんでいるのもたしか・・そんなドラマでした。また森下さんは綾瀬はるかさんを起用したい傾向があると巷で言われています。
2025年には大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜(つたじゅうえいがのゆめばなし)』(横浜流星さん主演)を担当し、期待が高まっています。
横浜流星、2025年大河主演に決定❗
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) April 27, 2023
『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』https://t.co/R44JleluhA
脚本は森下佳子。江戸時代の版元で、浮世絵師の喜多川歌麿や葛飾北斎、山東京伝を見出し、日本史史上最大の謎の一つ“東洲斎写楽”を世に送り出した #蔦屋重三郎 の生涯を描く。#横浜流星 #べらぼう pic.twitter.com/nZIy7dYEJV
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以上、簡単ですが人気作品を次々と生み出す森下さんの出身校について、でした。