監督コースに入ったけど俳優志望だった笹野高史さん
笹野高史さんはご存知のベテラン俳優さん。近ごろは味のある高齢者の役をあらゆる角度から表してくれます。兵庫県の淡路市出身で、地元の洲本高等学校時代には、陸上競技で活躍しました。
兵庫県立洲本高等学校 ⇒ 日本大学芸術学部
日大では芸術学部映画学科でした。日大の受験に際しては、笹野さんはほんとうは「俳優コース」にしたかったそうです。しかし馬鹿にされそうだと懸念して「監督コース」で願書を提出。
日大は入学後に1年半ほどで中退したそうですが、在学中に自由劇場に入団。
しばし船員として働き、しかし、自由劇場主宰の串田和美さんに連絡して俳優に復帰します。
笹野高史(ささのたかし)
生まれ:1948年6月22日
出身:兵庫県津名郡多賀村(今の淡路市)
1964年:(推定)洲本高等学校入学
1967年:(推定)日大芸術学部入学
1968年:自由劇場に入団
1972年:『ヴォイツェク』で初舞台
1985〜1995年:『男はつらいよ』
1988〜2008年:『釣りバカ日誌』
2007年:『武士の一分』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞
2009年:『天地人』豊臣秀吉役
2016年:『あったまら銭湯』主演
2017年:『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?』
その他出演等多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。
笹野高史さんは42歳で17歳年下の奥さんと結婚しました。4人の息子さんたちは皆、俳優となっています。奥さんからの逆プロポーズだったというエピソードはかなり有名になっていますね。
たしか『天地人』で豊臣秀吉を演じたときには、 高台院(正妻)を演じた富司純子さんのことは、長年の憧れの女優さんで、眩しくて畏れ多くて照れていたというようなコメントがありました。
笹野高史さんは、渥美清さんが心を開いた数少ない友人であったそうです。
笹野高史さんの出身高校は兵庫県立洲本高等学校
兵庫県の県立高校の洲本高校は、キムラ緑子さんの出身校でもあります。歴史ある高校で、作詞家の阿久悠さんや、経済学者の大内兵衛さんらもいます。開校当時は徳島県に所属していたという歴史もあります。
淡路島の洲本市にあります。もちろん、現在は兵庫県。
出身大学は日本大学(芸術学部)
出身大学は日本大学で、御存知の通り、日本大学の芸術学部からは多くの著名人を輩出しています。
日大藝術学部映画学科出身者には船越英一郎さん、池松壮亮さん、竜雷太さん等がいます。
笹野高史さんは、上記のように監督学科に入ったあと、結局日大は、一年半ほどで退学しました。しかし再び俳優にもどったところから、時間をかけて、現在の大変存在感のある俳優として活躍されています。
「ワンシーン役者」を自称ということで、気負わないその姿勢が、道を開いてきたのかもしれません。