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「涙そうそう」の人、夏川りみ
夏川りみさんは石垣島の出身で、中1でスカウトされ上京したため、中学の途中で石垣島から都内に転校しています。
杉並区の阿佐ヶ谷中学校から高校は堀越高等学校入学し、大学は亜細亜大学に進学。
堀越高等学校 ⇒ 亜細亜大学
*夏川りみさんのプロフィールで公式に亜細亜大学とは公表されていませんが、各種の情報から亜細亜大学で間違いないだろうと、当サイトでは考えております。
公式サイト等で亜細亜大学に触れていないのは、夏川りみさんのデビューが、1999年に「夏川りみ」さんとしてデビューした後(大学卒業後)について、公表しているからと思われます。
卒業後に一旦故郷に帰った時期もありますが、琉球放送での活動などを経て卒業の3年後にデビューしました。
夏川りみ(なつかわりみ・本名玉木りみ)
生まれ:1973年10月9日
出身:石垣島(沖縄県石垣市)1980年:(推定)小学校入学、7歳
1984年:「素人名人会ちびっ子大会」で優勝
1986年:(推定)中学入学、13歳
1986年:『長崎歌謡祭』で史上最年少グランプリ。上京して田辺エージェンシーに所属
1989年:(推定)堀越高校入学、星美里の名で演歌歌手デビュー、16歳
1992年:(推定)亜細亜大学入学、19歳
1993年:NHK新人歌謡コンテスト、予選で敗退
1996年:(推定)亜細亜大学卒業、引退して那覇市に移住
1998年:琉球放送『岩ちゃんのビタミンラジオ』本名でアシスタント
1999年:夏川りみとしてデビュー
2001年:「涙そうそう」が116週連続チャートイン
2002年:『第44回日本レコード大賞』金賞、『第53回NHK紅白歌合戦』初出場
2004年:『第46回日本レコード大賞』最優秀歌唱賞、『紅白歌合戦』3度めの出演
2006年:全国高等学校野球選手権大会の「栄冠は君に輝く」歌唱者
2009年:パーカッション奏者玉木正昭氏と結婚、36歳
2011年:『紅白歌合戦』にて「あすという日が」
2015年:骨折のためNHK歌謡コンサートの出演取りやめ、第九ひろしまにゲスト出演
2019年:新アルバム発売記念20周年コンサート
その他、シングル、アルバム等多数。
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
子どもの頃から注目されてきた夏川さんですが、しかし、高校から大学にかけては、実力はあってもヒット曲に恵まれなかったようです。
しかし、再デビューしたあと「涙そうそう」が長期に大ヒットしたのはご存知の通りです。
夏川りみさんといえば「涙そうそう」。この曲は同郷のBEGIN提供ですが、沖縄サミット関連イベントでのBEGINの演奏を聞いたことから、夏川さんの人生も変わったと言って良さそうです。
別の曲を作ってあげると言われてもなお懇願し「あなたの風」を提供されてもなお「涙そうそう」のカバーに至りました。
星美里さんの名前で高校時代にデビューしていた夏川さんですが、「涙そうそう」で自分らしさに目覚めたとのことで、まさにアーティストとしての転機だったことでしょう。
夏川りみさんコンサート@山形テルサホール、無事終了しました!
ご一緒させていただいた時毎回ですが、歌声の美しさにステージで泣きそうになります。
今日も本当に素敵でした。さて、山形新幹線が雪で使えず😱、仙台まで車で向かって仙台から帰ります!
山形素敵な街!ありがとうございました! pic.twitter.com/AeorWkFDRJ
— RIE KODERA (@MatsukoderaRie) 2018年1月27日
【PICK UP】 夏川りみが久留米に!「夏川りみコンサート歌さがしの旅2018」久留米シティプラザ https://t.co/PfnL1itrtp #2月 #コンサート #久留米シティプラザ #久留米市 #六ツ門町 pic.twitter.com/zZfalEB0xV
— 久留米ファン (@kurumefan) 2018年1月20日
夏川りみさんの故郷石垣島と出身小学校
夏川さんの出身小学校は、石垣経済新聞によると、2011年に創立130周年を迎えた石垣市立登野城小学校だそうです。
石垣市立登野城小学校
所在地:沖縄県石垣市字登野城290
登野城小学校は石垣島でも南端のように見えます。また小学校からすぐ300メートルばかりの所にある、石垣市立第二中学校がその進学先とのこと。。
石垣市立石垣第二中学校
所在地:沖縄県石垣市字登野城1078
ただし、知られているように夏川さんは中学に入った年の1986年に、『長崎歌謡祭』に出て史上最年少でグランプリを得たことから、都内に転校することになりました。
父親は熱心に、りみさんに歌唱指導してきた方ですから、中学転校も後押ししたに違いありません。
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ところで石垣島とは?という基本事項を確認します。
2021年に、千葉県佐倉市にある国立歴史民族博物館の特集展示「海の帝国琉球-八重山・宮古・奄美からみた中世-」に行ってきました。
琉球と諸外国との関係を示す絵画資料等々の展示は、期待を裏切らないボリュームで、たいへん興味深いものでした。
琉球の歴史や国際的に微妙な位置など、キリがないコンテンツがあります。
しかしともかく石垣島は、その「琉球」でも地図を見ると沖縄本島よりもむしろ台湾に近い、緯度も台湾と同じくらいの、ズバリ南の地域であることに、あらためて感心します。
観光的に「行ってみたい」の軽いノリと、住んでいる方の実感はまた違うと思いますが、やはりたいへん心惹かれる地域です。
夏川さんの東京での転校先は区立の阿佐ヶ谷中学
このように地元の石垣島で中学生になったその年に、夏川りみさんは田辺エージェンシーに所属し、東京に転居し、杉並区立阿佐ヶ谷中学校に転入しました。
名前のとおり公立の中学校です。
杉並区立阿佐ヶ谷中学校
所在地:東京都杉並区阿佐谷南1丁目17−3
JRの阿佐ヶ谷駅よりも、地下鉄の南阿佐ヶ谷に近く、また杉並区役所と隣接するような住宅地となります。
ちなみに、天海祐希さんの出身校、杉並学院中学高等学校(現在は中学は閉鎖)はJR先のすぐ脇でした。
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夏川りみさんの出身高校は堀越高等学校
このように中学一年から東京都内に移った夏川さんは、阿佐ヶ谷中学校から、芸能人の多いことで知られる堀越高校に進みます。
1989年に星美里という名でデビューしたとき、まさに高校一年生でした。
堀越高等学校
所在地:東京都中野区中央2丁目56−2
高校名は堀越高等学校であり、運営が学校法人堀越学園。堀越高校時代はやはり多忙な時期だったと考えられます。
しかし亜細亜大学に進学したことを考えると、勉強にも手を抜かない3年間だったのでしょう。
ご存知、堀越千代さん創立の堀越高校は、芸能人コースと言われる専門コースがあり、多くの芸能人が所属していました。堀越高校出身者では高校卒業後、仕事に専念する人と、大学に進学する人がいて、山下智久さんは明治大学に、蒼井優さんは日大に進学しています。
堀越高校での夏川りみさんの同世代は、稲垣吾郎さんだったそうです。
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出身大学は亜細亜大学(推定)
大学については、上にも記しましたように、亜細亜大学の卒業生で間違いなさそうですが、夏川さん自身がそれに触れているテキスト(資料)には出会っていません。
中学でスカウトされ、高校時代と大学時代は歌手としてトライの時期だったと言ってもよいでしょう。
1993年に意外にも予選敗退の体験をして、1996年には一旦、引退して石垣島に帰っています。そういう試練の時期と、年齢的に夏川りみさんが大学生だった時期は重なっているようです。
亜細亜大学
所在地:東京都武蔵野市境5丁目8
その名も「アジア大学通り」という道路に亜細亜大学があります。
亜細亜大学は芸能人が多いことでも知られています。石田ひかりさん、松たか子さん、一宮里絵さん、加藤あいさん、大路恵美さん、黒川智花さん、ベッキーさんらがいます。堀越高校から亜細亜大学へという流れは、石田ひかりさんも、松たか子さんも同様。
しかし大学の卒業後、那覇に帰ってお姉さんの店での歌が注目されることから飛躍の日々が始まったことは、ファンとしても嬉しい展開に思えます。
夏川さんの声に癒され、慰められ、力づけられた方がたくさんいることでしょう。中島みゆきさんの『時代』をカバーした曲を聞いて、みゆきさんの魅力とはまた違った、かつインパクトのある「時代」には感動しました。
石垣島の皆さんにとっても、たいへん誇りある歌手ですね。私的な好みながら、夏川りみさんの「花(Live)」には、この世のものと思えないような慰めに心打たれたことがあります。
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以上、夏川りみさんの出身校についてでした。