「まさか私が・・」から女優になった南沢奈央さん
南沢奈央さんの学歴と出身校についてご案内します。
南沢奈央さんは高校生のころからドラマや映画に活躍し、かつ高校の系列の大学でなく、立教大学にて自分の学びたい学科を選んで進学しました。
埼玉県の出身で、地元の埼玉大学付属の国立小・中学校の出身と見られます(根拠は下記に)。
高校は白金台の明治学院高等学校と見られ(根拠は下記)、立教大学のAO入試の一つの形態である「自由選抜入試」を経て同大の「現代心理学部」に入り、映像身体学科で学びました。
明治学院高等学校 ⇒ 立教大学
高校時代に続いて、現役大学生のときもドラマや映画で活躍する一方で、大学も4年で落語関連の卒論を描いて卒業しました。落語好きは著名となっています。
その後、ドラマだけでなく、舞台でも活躍も注目されます。
*南沢奈央さんの出身校については、説が複数あるなど不詳点も多い現状です。 しかし諸々の理由からこちらのページでは、下記の小学校、中学校、高校であろうと推定しています。
南沢奈央(みなみさわ なお )
生まれ:1990年6月15日
出身:埼玉県
1997年:(推定)小学校入学、7歳
2003年:(推定)中学校入学、13歳
2005年:中3でスカウトされる(当時は固辞)
2006年:(推定)明治学院高校入学、16歳、『恋する日曜日 ニュータイプ』主演デビュー
2007年:『生徒諸君!』神崎あゆみ、『象の背中』映画初出演
2008年:『栞と紙魚子の怪奇事件簿』主演、『赤い糸』竹宮芽衣 、『南沢奈ƒ央のビビッとコイ!』
2009年:立教大学入学、19歳。『赤い城 黒い砂』舞台
2010年:『大河ドラマが描かない坂本龍馬の真実』お龍、『八月の二重奏』美保
2011年:『赤坂BLITZ 寄席LIVE』古典落語「雛鍔」
2012年:『高校入試』滝本みどり
2013年:立教大学卒業。卒論「落語における名人論」、『お父さんは二度死ぬ』大沢麻衣子、『名もなき毒』1〜5話梶田梨子、23歳
2014年:大河ドラマ『軍師官兵衛』おたつ、24歳
2015年:『まんまこと〜麻之助裁定帳〜』
2016年:『最上の命医2016』美咲しおり
2017年:『不機嫌な果実スペシャル〜3年目の浮気〜』神崎葵
2018年:『特命刑事 カクホの女』 阿川伊代
2020年:『阿呆浪士』お直、30歳
2022年:『血の婚礼』
2023年:『BARレモン・ハート お正月スペシャル』織田美紀、33歳
2024年:『メディア / イアソン』メディア、34歳
その他、出演など多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
この投稿をInstagramで見る
南沢奈央さんの出身高校は明治学院高等学校
南沢奈央さんの出身高校は、結論として明治学院高等学校と言えそうです。
その理由は、直接的には「2008合唱コン3- A「愛をこめて花束を」(Superfly)」というYou Tube動画(https://www.youtube.com/watch?v=84xP1KCpzh0)である高校の合唱祭が収録されており、その最後列の左端にいるのが南沢奈央さん・・ということ。
この動画はふつうに(?)クラスの記録として撮影されており、南沢さんを強調している要素はまったくないのですが、途中で顔がアップされる瞬間を確認すると、たしかに南沢さんのようです。
またこの動画チャンネルにおいても、中身が明治学院高等学校と明記されませんが、生徒たちの制服は同校の公式サイトにおいて公開している制服に間違いないと言えます。
さらに2008年というと、南沢さんが高3であった年代とも合っています。
ちなみに南沢奈央さんは本名ではありません。
また公式の発表ではありませんが、「みんなの高校情報」サイトでは明治学院高等学校の卒業生の一人として、奈央さんが挙げられています。
***
明治学院高等学校は名前の通り、「学校法人明治学院」の運営する高校で、創立は1863年のヘボン塾に遡るという長い歴史があります。
また学校法人明治学院の運営するもう一つの高校に「明治学院中学校・明治学院東村山高等学校」があるのですが、南沢さんはこちらではありません。
その理由の一つに、両校に制服の違いがあることが双方の公式サイトを確認すると分かります。
(余分な説明になっていますが、下記にあるように出身中学は「明治学院中学校」ではないであろう、ということと関連するため)
明治学院高等学校
所在地:東京都港区白金台一丁目2番37号
こちらは明治学院大学の白金キャンパスの敷地内にあり、住所も大学と同じになります。 メトロの「白金台駅」や「高輪台駅」からのアクセスながら、近年はJRの「高輪ゲートウェイ駅 」ができたのでJRからも行くことができます。
同校からは3割くらいの生徒が「明治学院大学系列校特別推薦」という制度を用いて、明治学院大学に進学するそうです。
卒業生に島崎藤村や和田英作がいるのは、なんとも長い歴史を感じさせます。
***
高校時代は奈央さんにとって芸能生活のスタートでした。中学の終わりころにスカウトされ、その時は一旦断っていました。
でも、当時は高校受験が目前だったので断ったんです。それに人前に出ることに苦手意識もあったから、「まさか私が」って感じでした。
・・(中略)・・
そこで「こんなにステキなお仕事があるんだ」って感動しちゃって、私も挑戦してみようと決意しました。
(https://shinronavi.com/column/shinro_story/101010/ より)
具体的には黒木メイサさんの『あずみ〜AZUMI RETURNS〜』を観て感動したそうです。
オーディションに応募したとかでなく、事務所側の熱心な誘いで道が開かれた様子が微笑ましいことです。
そして、南沢さんの爽やかなところは、自分をふつうの高校生と自覚していたことかもしれません。
部活動もやって、予備校にも通ってたし、本当に普通の高校生でした。 もともと好奇心旺盛なタイプで、世の中のいろんなことを知りたいっていう気持ちがあったので、勉強第一だったんです。だから、大学には絶対に行きたいって思ってました。
(同上)
高校時代は略歴のように、入学した時に『恋する日曜日 ニュータイプ』にてデビューしました。
また他のインタビューでは、女優の仕事について「それから3年くらいでやめるのかなと思っていたのですが、もう10年目になります。それがとても不思議ですね」とも語っています。
南沢奈央さんの出身地埼玉と出身小学校、出身中学校
南沢奈央さんは埼玉の出身であることが知られています。
出身の小学校、中学校については、公式の発表はないものの埼玉大学附属の小学校と、同じく埼玉大学付属の中学校だったと当サイトでは考えています。
奈央さんの出身中学については、「明治学院中学校」という説もあるようです。しかし、上記の「明治学院高等学校」は中高一貫ではありません。
仮に「明治学院中学校」だとしたら、東村山市にある「明治学院中学校・明治学院東村山高等学校」であり、一貫校としては明治学院東村山高校に進むと想定されます。
・
おそらく、出身高校が明治学院高校だから中学も明治学院中学校ではないか・・のような説があったかと思われます。いずれ明確な情報ソースはありません。
***
一方で「埼玉大学附属」となる決定的な情報もじつはありません。
しかし、SNSのもろもろのつぶやきでは「後輩だった」「先輩だった」云々は多数見られます。ただし文字として書き込まれているものは少ない現状です。
ただ、東海林のり子さん(1934年生まれで2023年現在88歳)の出身校が、現在名でいうと埼玉大学教育学部附属小学校、埼玉大学教育学部附属中学校だったことは一般に知られています。
ヨあら@配信 ヨ談 BEER AND etc.@44tk
同クラのやつが南沢奈央と同じ中学(たしか埼玉大付属)だったよ。あの手の顔ばっかやんけ。 2010年11月11日
梅宮接骨院@FlatCoatedRyu
中学はね東海林のり子と南沢奈央が卒業生!←これもだいぶ知名低い(笑) 2012年2月24日
ということで、情報を拾い上げる限りでは、以下の両校と考えられます。
また、南沢さんは基本的に高い学力を持っていることが分かりますし、勉学への意欲も高く、受験のある「大学附属」の小・中学校に通っていたことには、むしろ不思議はありません。
・
国立大学付属の小学校、中学校は、入学を望んでも通学できる範囲に該当校があるかというと・・・全国的には難しいことも多いです。都心や県庁所在地などを除いて・・
しかし、当時ご家族はさいたま市内に住んでいたと考えられ、諸々の条件が合えば受験して国立の小学校、中学校に通うことは可能。そういったケースに南沢さんは当てはまったと思われます。
・
出身小学校:埼玉大学教育学部附属小学校
所在地:さいたま市浦和区常盤六丁目9番44号
・
出身中学校:埼玉大学教育学部附属中学校
>
所在地:さいたま市南区別所4-2-5
小学校と中学校は、たまたま住所の上では浦和区と南区という違いがあります。しかし1キロもないくらいの近隣関係。
スカウトされたのが中3ですから、それまで子どものころの奈央さんは、婦人警官になりたいとか、獣医になりたい等の夢を抱いていおり、まったく芸能界を意識していませんでした。
部活も小学校から高校まで運動部だったと言われますし、英検も漢検も取得しているし、勉強にも熱心な、きわめて健全な小・中学校を過ごしていたと考えられます。
・
この投稿をInstagramで見る
***
たまたま2015年のインタビューで、子どもの頃を語った部分があります。
質問の趣旨は「幼なじみ」のような存在はいるか、ということだったのですが、その途中の言葉がこちら・・・
高校生時代には幼稚園から中学まで一緒だった子と仲良くしていたことがありましたけど…。その子が獣医さんになりたいと言っていたので、その子に影響されて女優になる前に獣医さんを目指していました。
(https://thetv.jp/news/detail/62124/ より)
・
ここから推測されるのは、小学校と中学校は、その友人も含めてつながっているということ。つまり、奈央さんにとって、埼玉大学付属の小学校と中学校がつながっていることに、状況的に矛盾がなさそうです。
・
南沢奈央さんの出身大学は立教大学
このような経緯で、立教大学に、自由選抜入試で合格した南沢奈央さんです。
ところでそもそも「自由選抜入試」とは何でしょうか?
立教大学ではいわゆる「AO入試」に3種類あって、その中の一つが「自由選抜入試」となります。他には「アスリート選抜入試」と「国際コース選抜入試」があります。
南沢さんの合格した「自由選抜入試」は、もちろん楽な入試ではありません。「FAST-UP立教塾」の記事によると、現代心理学部の自由選抜入試の定員は30名なのですが・・
募集人員: 30
倍率:7.0
志願者数:209
ということで、7倍ほどの倍率から勝ち取った合格と言えそうです。もちろん倍率以前に、応募できる資格として、英検やTOEFLなどで一定以上の点数が必要となります。
奈央さんはその件とは別に英検2急、漢検2級の資格を持っていることが知られており、いずれにしても、しっかり勉強してきた生徒であったことが分かります。
***
立教大学
所在地:東京都豊島区西池袋3丁目34−1
ということで、南沢奈央さんが合格したのは立教大学の「現代心理学部映像身体学科」でした。かつ、4年後の2013年に卒業しました。
南沢さんの入学当時が2009年ですから、現在とは若干の差がありそうです。しかし、いずれにしても高校時代に映画やドラマで主演を果たしてきた高校生としては、ハードルの高い難関の受験をしっかり突破したと言えそうです。
・
また南沢さんは、大学生活が始まったものの、入学後、舞台の仕事などが入って、登校するのは遅れたそうです。
大学入学前に舞台の仕事が入り、オリエンテーションに参加できなくて、初登校は5月になってからでした。そうしたら、周りにはすでにグループができちゃっていて、どうしようかと思いました。最初は、一人でご飯を食べたり、図書館に行って時間を潰したりしてたなぁ。毎日不安だったけど頑張って通っていると、いつも同じ授業の子が話しかけてくれて、少しずつ輪を広げていくことができたんです。
(https://shinronavi.com/column/shinro_story/101010/ より)
このインタビューは、在学中のもの。
謙虚に自然体で輪を広げていく、普通の学生としての姿勢が感じられます。
入学してまもなく、上記のように舞台の『赤い城 黒い砂』に出演しました。
卒論は略歴にあるように、落語にかかわるその名も「落語における名人論」・・・きっかけは佐藤多佳子さんの小説『しゃべれども しゃべれども』を読んだとのことで、共感しました。
『しゃべれども しゃべれども』の映画化では松重豊さんが印象的でした。
在学中に出演した『高校入試』(原作・湊かなえ、主演、長澤まさみ)では滝本みどりという若い教師役でした。
間違って小沼雄一監督「咲-Saki-阿智賀編 episode of side-A」をみてしまったw
— ひもの鳥 (@himono_bird) June 22, 2019
麻雀に全く興味ない僕は完全に置いてきぼり。
麻雀って完全にオワコンで今では爺婆しかやらないのかと思っていましたが認識不足らしい。
南沢奈央を見るのは、「高校入試」以来かな? pic.twitter.com/wqS7YMJ8X3
このドラマを久しぶりに観ました。舞台となった高校で南沢さんは違和感なく音楽教師を務めていました。そういえば、この時、まだ大学生だったわけです。
ドラマ『高校入試』にはまだ無名だった中村倫也さんが出ていたり、亡くなられた山本圭さんが校長だったり・・色々感慨がありました。
***
この投稿をInstagramで見る
***
以上、簡単ですが静かに賢く活躍を続ける南沢奈央さんの学歴と出身校についてでした。ご高覧ありがとうございます。