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「半沢直樹」の池井戸潤!自ら花の銀行員だった
池井戸潤さんの学歴と出身校についてご案内します。
池井戸潤さんは『半沢直樹シリーズ』の著者としてあまりに有名。連続ドラマだった『空飛ぶタイヤ』がさらに映画化されることでも注目されました。
岐阜県の出身で、県でも代表的な県立進学校の加茂高校から、慶應大学に進んでいます。
岐阜県立加茂高等学校 ⇒ 慶應義塾大学
慶應義塾大学を卒業後、自ら三菱銀行で勤めた経験があり、やがて執筆活動に入りました。
半沢直樹のみならず、その後も『アキラとあきら』など映画化される作品は増えており、多くのファンがさらに期待しています。
池井戸潤(いけいどじゅん)
生まれ: 1963年6月16日
1970年:(推定)久田見小学校入学、7歳
1976年:(推定)久田見中学入学、13歳
1979年:(推定)県立加茂高校入学、16歳
1982年前後:(推定)慶應大学入学、19歳前後
1988年:三菱銀行に入る
1995年:銀行を退職しビジネス書執筆など、32歳
1998年:『果つる底なき』江戸川乱歩賞、作家デビュー
2004年〜『半沢直樹シリーズ』
2006年:『空飛ぶタイヤ』直木三十五賞候補など
2010年:『下町ロケット』
2012年:『ルーズヴェルト・ゲーム』、『七つの会議』
2015年:『下町ロケット2 ガウディ計画』
2018年:『七つの会議』映画化
2019年:『ノーサイド・ゲーム』ドラマ化
2020年:半沢直樹 2020年版原作:『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』放映
2022年:映画『アキラとあきら』竹内涼真、横浜流星主演、WOWOW『シャイロックの子供たち』井ノ原快彦
2023年:映画『シャイロックの子供たち』公開予定
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
池井戸氏の作品のうちかなりがドラマ化、映画化されています。以下はほんの一例です。
2009年:『空飛ぶタイヤ』(仲村トオル)
2013年:『半沢直樹ーオレたちバブル入行組・オレたち花のバブル組ー』(堺雅人)、
2015年:『ようこそ、わが家へ』(相葉雅紀)、『民王』(遠藤憲一・菅田将暉)
2019年:『ノーサイド・ゲーム』(大泉洋)
2020年:『半沢直樹ロスジェネの逆襲、銀翼のイカロス』(堺雅人)
2022年:映画『アキラとあきら』竹内涼真、横浜流星主演、WOWOW『シャイロックの子供たち』井ノ原快彦)
・・・など、人気ドラマで池井戸潤氏を知ったファンも多いとのこと。
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上記のように1988年に三菱銀行に入行し、1995年に退職するまで「銀行」を熟知しているからこそ、生まれた「半沢直樹」シリーズでしょう。
*ちなみに「三菱UFJフィナンシャル・グループ」の人事発表によるとかつての三菱銀行、現在「三菱UFJ銀行」の頭取に半沢淳一常務の昇格が決まったとのこと(2020年12月)。
しかもこちらの「半沢」氏、は池井戸潤氏と三菱に入ったのが同期だったと、そんな縁が話題となりました。
【5F くまざわ書店】5/20に桜ヶ丘店でサイン会が行われます!来てくださるのはあの半沢直樹の作者の池井戸潤さんです‼5/17発売の「アキラとあきら」を予約、もしくは購入されたお客様に整理券を配布しております。整理券配布店舗は桜ヶ丘、八王子、橋本、オペラシティ、都庁店です! pic.twitter.com/zurfqNc8As
— くまざわ書店 シァル鶴見店 (@kbc_cialtsurumi) 2017年5月14日
池井戸潤さんの出身高校は県立加茂高等学校
池井戸潤さんは次項のように、岐阜県の八百津町(やおつちょう)の出身ですが、高校は隣の美濃加茂市にある加茂高校に進学しました。
県立加茂高校は特に1990年代までには、東大等の国公立大学への合格者を多数出していたとのこと。
池井戸氏の高校時代はまさにその時代に当たりそうです。
岐阜県立加茂高校
所在地:岐阜県美濃加茂市本郷町二丁目6番地78
文字通り、県を代表するような公立の進学校となっています。
脚本家の北川悦吏子さんも同じく加茂高校出身とは、また凄いです。
北川悦吏子さんは1961年生まれなので、勝手に推測すると加茂高校において北川さんが高3、池井戸さんが高1という時期があったのではないでしょうか。
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【岐阜県立加茂高校の大学合格実績】は当校の公式サイトに寄ると、2021年度で以下のようになっていました。
タイトルとして「国公立大学現役60名合格」とされています。
国立大学の部分は公式サイトの画像からお借りしますが、やはり地元の岐阜大学が多くなっていました。さらに公立大学は全国に合格者を出しており、27名。
私立大学では多い所で以下のようになっています。
中部大学 43名
名城大学 58名
中京大学 25名
岐阜医療科学大学 11名
岐阜聖徳学園 13名
愛知大学 15名
愛知学院大学 13名 など私立大学合計 369名
ほとんど進学ということです。この年に限って見ると早稲田は1名、慶応は0となっていました。
いずれにしても、池井戸潤さんは当時の校内でも優秀な成績を修めていたのではないでしょうか。
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池井戸潤さんの出身地、岐阜県八百津町(やおつちょう)と出身小・中学校
池井戸潤さんの出身地は、岐阜県の八百津町であることが、周囲の諸情報から分かっています。
八百津町のなかでも池井戸さんが過ごしたのは久田見(くたみ)地区という場所で、八百津町の中心地からさらに車で20分くらい、という山間の地域になります。
出身小学校:八百津町立久田見(くたみ)小学校
所在地:岐阜県加茂郡八百津町久田見2741
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出身中学校:八百津(やおつ)町立久田見(くたみ)中学校
現在の所在地:岐阜県加茂郡八百津町久田見3376-1
久田見中学校は、戦後すぐに開校し、1991年には八百津町立「八百津東部中学校」として統合されました。
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池井戸さんが公式に発表しているわけではありませんが、ファンの方が国の無形文化財である久田見地区の神社を訪ねた時の記録もありました。
また、同じ小・中学校出身者の池井戸さんの後輩さんによる記録などから、出身地区や出身校の様子が分かりました。
ことに「トマト工業のブログ」さんによると、こんな様子が面白かったです。
店のおばちゃんに
「池井戸さんはこの辺ですか?」聞きますと
「どこの池井戸さん?」と言われました。
「池井戸潤さんです。」
「ああーっつ潤先生ね!!! この辺池井戸さんばっかりだから(笑)」・・・(後略)・・・
(https://tomatokogyo.com/nikki/archives/池井戸先生に会いに行く❢❢❢八百津山岳徘徊ラ-2.html より)
さすが、地元では「池井戸さん」は珍しくないのですね。(トマト工業のブログさんに感謝)
【広報誌にちぎんバックナンバー:池井戸潤氏インタビュー(2020年)】
『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』などエンターテインメント小説の第一人者である池井戸潤氏。2020年春号では、人気小説の創作にかける秘めた思いを語って頂いた。https://t.co/0FIAehfIvb pic.twitter.com/MeYb8LmZoU— 日本銀行 (@Bank_of_Japan_j) June 22, 2021
八百津町は8割が山林という町だそうです。
人口は1万人ほど。池井戸潤さんの件だけでなく、訪ねてみたい地域となりました。
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池井戸潤さん出身大学は慶應大学
池井戸潤さんの進学先は慶應義塾大学でした。
大学進学時や卒業時の詳細は分からないのですが、慶応の卒業が「文学部・法学部卒業」とデータに載っています。(https://www.keio.ac.jp/ja/news/2011/kr7a43000006wi2p.html)。
文学部を4年で卒業してから法学部に入ったのか、または途中の編入か不明ながら2011年に『下町ロケット』の直木賞が発表された時、慶應義塾内のニュースにそのように掲載されました。
慶應義塾大学
所在地:東京都港区三田2丁目15−45
三菱への入行時期を考えると、未確認ながら途中での編入であったかと、計算上、考えられます。
慶応大学出身の作家やジャーナリストは、池井戸氏以外に、ご存知のように多数で挙げきれません。
池上彰さんや竹田恒泰氏、山本一郎氏などもいます。
テレビで見かける俳優やアナウンサーは数え切れませんが、石坂浩二さんも小出恵介さんも、阿川佐和子さんもふかわりょうさんも慶応です。
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新刊『アキラとあきら』(徳間文庫)も発売され、その後ドラマ化されました。映画の主演は竹内涼真さんと、横浜流星さん。
大人気の「半沢直樹」シリーズは、2020年も多くの反響をーー。今のところアマゾンプライムなどでも視聴できませんが、アマゾンでは下町ロケット(2018)【TBSオンデマンド】が視聴可能です。(タイミングによって入れ替わります)
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2022年にはWOWOWにて『シャイロックの子供たち』が井ノ原快彦さんの主演で放映され、注目されました。
今晩10時、#WOWOW にて『#シャイロックの子供たち』episode1が放送です‼️ 池井戸が「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と語る連作ミステリーです。ぜひお見逃しなく‼ 主演は #井ノ原快彦 さん https://t.co/CuUlHBaKnX https://t.co/atd6Mb2Y3t pic.twitter.com/6hiIZ3ZAhc
— 池井戸潤の事務所です【公式】 (@officeikeido) October 16, 2022
さらに2023年、戦慄のホラーミステリーとテレビ朝日のサイトで宣伝される池井戸氏原作の『ハヤブサ消防団』が注目されます。スランプ気味の作家とされる三馬太郎役を中村倫也さんが演じます。
この小説はたいへん面白かったのですが、特に地域の特性、住んでいる人でないと分からないのでは?と思われる細部のニュアンスが秀逸でした。
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以上簡単ですが、池井戸潤氏の出身校について、でした。