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出身大学はランキングされたり、年収との関わりや、社長数が多い大学は?等々話題になります。芸能人や著名人の出身大学、出身高校はどちらか。大学情報、高校情報も併せてご案内しています。

法政大学

菅義偉(すがよしひで)さんの出身大学と出身高校

菅義偉

高校まで秋田で、目立たぬ存在?

菅義偉さんの学歴と出身校についてご案内します。

菅義偉総理大臣は2020年10月に第99代総理大臣に就任した政治家。読み方は「すがよしひで」さんとなります。

秋田の農家出身で、高校卒業後に一旦仕事をしてから、巷で苦学したとされる法政大学の法学部を卒業しました。

菅義偉(すがよしひで)さんは1948年生まれ。

父親は満州から引き揚げ後に「秋の宮いちご」をブランド化させたり、町議会議員を務めたりで、農業というよりは政治家的、実業家的気質のある人物だったのではないでしょうか。

一方で母親や叔父、姉などに教員になった人物も多く、教育者的な空気の中で育ったと言えそうです。出身地は現在は湯沢市となった元の「雄勝町」で、地元の小・中学校を卒業しました。

高校は、県立の湯沢高等学校へ進学しますが、こちらが自宅から最も近かった高校とのこと。大学は後に法政大学の法学部に進学しています。

秋田県立湯沢高等学校 ⇒ 法政大学

一時は、菅氏が北海道教育大学を受験したと報道されたのですが、教員になる希望はなかったようで、北海道教育大学のことは本人が否定しています。

菅義偉(すがよしひで)

生まれ:1948年〈昭和23年〉12月6日
出身:秋田県湯沢市

1955年:(推定)小学校入学、7歳
1961年:(推定)中学入学、13歳
1964年:湯沢高等学校入学、16歳
1967年:湯沢高等学校卒業、上京して就職、19歳

1969年:法政大学入学、21歳
1973年:法政大学卒業、25歳。建電設備株式会社に入社
1975年:衆議院議員小此木彦三郎秘書、27歳

1987年:横浜市会議員選挙で初当選
1996年:衆議院議員総選挙で初当選(神奈川2区)
2006年:第1次安倍内閣で総務大臣
2007年:自民党選挙対策総局長に
2012年:第2次安倍内閣で内閣官房長官
2019年:新元号の『令和』を発表、71歳

2020年、内閣総理大臣就任、72歳
2021年:総裁を辞任、衆議院議員総選挙で9選、73歳

*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。
 

菅義偉氏の出身高校は秋田県立湯沢高等学校

菅義偉氏にとって進学先の湯沢高校が近かったというと、無作為な印象ですが、公立の湯沢高校は戦時中には旧制中学の湯沢中学として始まった伝統校。

現在の湯沢高校は、大半の生徒が進学し、半数以上が秋田大学や岩手大学をはじめとする国公立大学へ進学しているもようです。

菅氏が高校に進学した年は1964年と推定されます。統計的なことは別としても、東京オリンピックが初めて開催された当時、高校生にとって大学への進学は、もちろん個人差のあることながら、まだまだハードルの高かった時代かもしれません。

湯沢高校については、菅氏にとって一番近かった高校だったとか2時間かかって通学したという記録がありますが、時代背景が現在と異なるので、菅氏にとって、湯沢高校への通学はわりと普通の状態だったのではないかと考えられます。

湯沢高校

湯沢高校所在地:秋田県湯沢市新町27

湯沢高校の出身者には、湯沢市長の齊藤光喜氏や、俳優の菅貫太郎氏らがいます。高校時代の菅氏を想像すると地道に勉強する高校生だったのではないでしょうか。

菅氏は高校卒業後に、ともかく東京に出ようと上京して働いたとのことです。

菅義偉氏の出身地湯沢市と出身小学校、出身中学校

大学の話の前に、菅義偉氏にとって出身地は、現在の湯沢市ですが、当時は雄勝町(おがちまち)であり、出身の小・中学校も、当時の「雄勝町立」でした。2005年に湯沢市となりました。

菅氏の少年時代は、もちろん雄勝町でした。

出身小学校:雄勝町立秋ノ宮小学校(現:湯沢市立雄勝小学校)
出身中学校:雄勝町立秋ノ宮中学校(現:湯沢市立雄勝中学校)

湯沢市立雄勝小学校

所在地:秋田県湯沢市横堀板橋5

湯沢市立雄勝中学校

所在地:秋田県湯沢市横堀板橋5−5

両校は地図で示すまでもなく校庭を挟んで向かい合うような位置関係にあります。

秋田県立湯沢高等学校は現在の「JR湯沢駅」の近くにあり、 当時の雄勝町立秋ノ宮中学校は駅でいうと3駅ほど離れた「JR横堀駅」の近くです。

つまり菅氏の地元、当時の雄勝町と、湯沢高校のある「新町」近辺までは通学に時間がかかったものと思われます。

菅義偉氏の出身大学は法政大学(法学部)

夜間部の大学に進学した苦労人のような側面を、菅官房長官についてはよく指摘されています。法政大学では二部(夜間部)の法学部は2004年に募集停止になりました。菅氏が入学した1969年当時は、大学への進学率も上がりつつも、夜間部に進む人もまだまだ多かった時代。

「やかん」という単語が通じた時代だったと、あの時代について聞いたことがあります。働きながら大学へ行くという要素から、時間の融通の利きやすい大学(学部)というような途中経過とあったと思われます。有名なところでは、早稲田の1文(いちぶん)、2文(にぶん)と呼んで通じた時代がありました。(ここまでは余談となりました)

***

追記:菅義偉氏の出身大学に付いて 「第二部(夜間部)」と記していましたが、修正しました(2021年1月)。法学部政治学科卒業。二部が間違いという根拠としては、田崎史郎著『安倍官邸の正体 』(講談社現代新書p.168)。未読ですが、昼間の法学部だったことは間違いないようです。

菅氏は高校卒業後2年遅れた形で入学し、法政大学法学部政治学科を4年間で、通常で卒業したあと一般企業に勤務しています。大学に入るまでの2年間については、東京で働きながら、あるいは秋田に帰って等、諸説あるようで、ということは両方ともあったかもしれません。(ここまで追記)

***

法政大学の法学部は、創立は1880年というう歴史を持ち、法律学科、政治学科、さらに現在は国際政治学科等があります。

法政大学法学部

所在地:東京都千代田区富士見2丁目17−1

法政大学は6大学、現在はMARCHなどの呼称でくくられます。言うまでもなく東京の主要私立大学の1つで、各界に人物を多数輩出。

現職の国会議員では、法政大学出身者はやはり菅義偉さんが筆頭。山本拓氏、串田誠一氏、松下新平氏などがいます。

いきなり総理大臣の出身大学の話になると、「法政大学出身の総理大臣」は従来はいませんでしたが、菅氏が法政大出身の初めての総理となりました。

菅義偉氏は市議会議員から政治家への道

菅義偉官房長官が政治家への道を歩み始めたのは、衆議院議員の小此木彦三郎氏の秘書を11年間務めたことに寄ります。秘書となったのは1975年のことでした。

1987年に横浜の市会議員となり、さらに小此木氏は横浜市政に大きな影響力を持っていたとのことで、小此木彦三郎氏の死後には菅氏が「影の横浜市長」と言われるほど活躍しました。

ちなみに、1987年に市会議員になった菅氏の場合、1948年生まれですから40歳近い政治家デビューは、おそらく華々しいというものではなかったかもしれません。

しかし、影で支えて信頼を得るというようなスタンスは、その後安倍内閣を支えてきた実直な人柄や政治手腕に通じるような気がします。

1996年には菅氏は衆議院議員となり、その後の活躍は知られる通りです。

菅官房長官が「ポスト安倍」になる可能性は?

*この項目は、菅氏が官房長官だった時代の記事ですが、経緯として残しています。総理になる前の2020年5月当時のものです。ご参考までに↓。

***

いきなり2020年5月26日現在の状況を確認すると、現職の官房長官で、国会での質疑も激しくかわされるなか、Twitterなどでは菅氏への否定的コメントが目立っています。

それはともかく、安倍晋三内閣が長期政権となった昨今、ポスト安倍というテーマにて、いかなる立場にせよ菅氏の名前はずっと取り沙汰されてきました。

そして、最も最近の状況として、「ポスト安倍」をにらんで官邸内には亀裂が生じていると言われます。ざっくりいうと「菅長官」と「今井尚哉首相補佐官」とが対立していると、そして今井補佐官を重用するあまり、安倍首相と菅官房長官には、大きな溝が空いたと・・・

ポスト安倍というキーワードでは、石破茂氏、岸田政調会長、小泉進次郎氏らの名前が出ており、菅氏の立場は微妙と言われますが、しかし二階+菅という形で、意外な巻き返しがあるかも・・・等々、行方は何とも言えません。

*当サイトでは、政治家の方について、支持・不支持等の意図はありません。

   ***

*ご存知のように菅氏は2020年9月16日に首班指名選挙により内閣総理大臣に指名され、第99代内閣総理大臣に就任しました。

岸田文雄さんの出身大学と出身高校

河野太郎さんの出身大学と出身高校

以上、簡単ですが、菅義偉氏の出身校についてでした。

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