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今や名女優、黒木華さん
黒木華さんの学歴と出身校についてご案内します。黒木華さんは代表的な中堅女優として活躍中。演技派として知られ、静かな奥深い表現が目を引く実力派。
本名で、読みは「くろきはる」さん。
大阪の茨木市で育ち、地元の小・中学校を経て追手門学院高校に進学しました。同校は、演劇部の実績のある地元の私立高校。
さらに、京都市内の京都造形芸術大学にある映画学科俳優コースに進学しました。
追手門学院高等学校 ⇒ 京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)
在学中も演劇を続け、卒業後に『東京オアシス』で映画に初出演しました。その後の怒涛のような活躍は周知の通りです。
黒木 華(くろきはる、本名)
生まれ:1990年3月14日
出身:大阪府茨木市
1996年:(推定)三島小学校入学、6歳
2001年:「探偵!ナイトスクープ」に出演
2002年:(推定)三島中学校入学、12歳
2005年:(推定)追手門学院高校入学、15歳
2008年:(推定)京都造形芸術大学入学、18歳
2009年:「野田秀樹演劇ワークショップ in 大阪」に参加
2010年:NODA・MAP番外公演『表に出ろいっ!』ヒロインの娘役
2011年:『東京オアシス』ヤスコ 役
2012年:連続テレビ小説『純と愛 』田辺千香、22歳
2013年:『舟を編む』岸辺みどり、『シャニダールの花』主演
2014年:『花子とアン』安東かよ、『小さいおうち』布宮タキ
2015年:『天皇の料理番』高浜俊子
2016年:『真田丸』梅、『重版出来!』主演黒沢心
2017年:『みをつくし料理帖』主演、27歳
2018年:『西郷どん』西郷糸
2019年:『どちらを』主演、『凪のお暇』主演
2020年:『浅田家!』 川上若奈
2021年:『イチケイのカラス』坂間千鶴、31歳
2022年:『余命10年』高林桔梗、『僕の姉ちゃん』主演
2023年:『せかいのおきく』主演、『キリエのうた』寺石風美 、『下剋上球児』山住香南子
2024年:『光る君へ』源倫子、34歳
その他出演等多数 *略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。。
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黒木華さんの出身高校は追手門学院高等学校
追手門学院高校は茨木市内にある私立高校。読みは「おうてもん」高校ですが、「おいこう」と呼ぶそう。
名前の由来は大阪の、現在の中央区大手前に追手門学院高等学部として1950年に創立されたことなのですが、その後、茨木市の現在地に移転。
さらにその後、茨木市にある「 追手門学院中学校・高等学校」と追手門にある「 追手門学院大手前中学校・高等学校」が姉妹校として、ともに運営されるようになりました。
黒木さんが入学した当時は追手門学院高校にコース制が導入された後でした。2011年にスポーツコースが導入されたことから、多くのサッカー選手を輩出しています。
追手門学院高校
所在地:大阪府茨木市太田東芝町1−1
同校は追手門大学の総持寺キャンパスに隣接しています。
追手門学院高校は、全国大会で優勝実績もあるという演劇の名門校です。その演劇部にて黒木さんはエースとして、ずっと主役を務めていたそうです。
高校時代の恩師が次のように語っていました。
自宅から離れているため、彼女はバスを使って通学。
「最初に見たときの印象は『目立たない、もの静かな子だな』という印象でした。でも、演劇部に入部して基礎練習を見たときにびっくりしました。一言で言えば演技力や表現力があったということですが、『他の部員とは違う』と感じたんです。
(『女性自身』2014年2月「黒木華、名門演劇部で3年間主演…、高校時代の恩師が語る素顔」より)
年間8回の公演のために、練習もびっしりで休みがなかった、とのこと。
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(中略)
そのため授業が終わると、下校時間ギリギリまでみっちり2時間練習があり、土日も練習漬けで休みがないんです。でも彼女は一度も休んだことがなかったし、演技についての考え方を聞いても即答していました。極端なことを言えば、24時間、芝居のことを考えているようなコでした。(同上)
この記事は、2014年に黒木華さんが23歳で、ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を得た当時の記録です。
ともかく演劇のために学校を選び、演劇に明け暮れた高校時代だったもよう。
黒木華さんの出身地の茨木市と出身の小・中学校
黒木華さんは茨木市の出身で、小・中学校を茨木市で過ごしました。小学校6年生の時には、たまたま応募した「探偵!ナイトスクープ」の訪問を受けたことを、後年のテレビ出演でも明かしています。
出身は、茨木市立三島中学校だったことが、複数の同窓生のつぶやき等から、推測されます。
かるばん わどー くらいん@wadou_jp
黒木華と書いて、くろきはるちゃんなのです。茨木市は三島中の出身なのです!
午後11:01 · 2018年10月10日
なお地域情報によると、当校のすぐ脇にある三島小学校では、卒業生は基本的に茨木市立三島中学校へ進学するということ。また「小学校も中学校も同窓だった」というコメントが、多々見られることから、黒木さんの出身はおよそ以下ということになります。
出身小学校:茨木市立三島小学校
所在地:大阪府茨木市三島町3−13
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出身中学校:茨木市立三島中学校
所在地:大阪府茨木市西河原1丁目17−10
なお、小6の時の黒木さんの出演動画もネット上には残っています。
関西で長年、人気を誇るテレビ番組「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送)に依頼を送り、実際に出演も果たしていたのだ。
依頼の内容は「母親が友人に『娘は運動神経がない』とメールを送ったのに腹が立つ。足を高く上げる特技で母を驚かせたい」というものだ。
放送されたのは2003年で、黒木はまだ小学6年生だった。(『東京スポーツ』2014年4月13日 https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/254714/ より)
『探偵!ナイトスクープ』に依頼者として出演した、黒木華 pic.twitter.com/WwCsha8JPI
— 風化させないbot (@bot05179422) December 12, 2018
小学生の華さんが、なんとも初々しく可愛らしいです。
黒木華さんの出身大学は京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)
京都造形芸術大学映画学科俳優コースへ進んだ黒木華さん
京都造形芸術大学は、京都にある美大系の私立大学の一つとなっています。
ただ黒木華さんの場合、演劇に進みたい意志は明らかですから、ひたすら石膏デッサン重視という美大受験ではなかったと考えられます(デッサン試験の有無は未確認ながら)。また、京都造形大学では科目選択式の選抜があるようです。
黒木華さんが進んだのは、京都造形芸術大学映画学科俳優コースでした。黒木さんの入学当時、映画学科には「映画監督コース」、「映画技術コース」、「プロデュースコース」、「映画俳優コース」がありました。
現在、同大では2018年以降は芸術学部に13学科があり、さらに22コースがあります。
京都芸術大学
所在地:京都市左京区北白川瓜生山町2−116
キャンパスは東山三十六峰の一つである「瓜生山」の裾野に位置しており、大学の略称も「瓜芸・うりげい」と呼ばれていました。
教員には過去に秋元康さんや演出家の宮本亜門さん、映画監督の東陽一さんらがいました。
出身者には、女優の土村芳さん、狂言師の茂山宗彦さんらがいます。
また女優の大西礼芳(あやか)さんも京都造形芸術大学の俳優コースに居たことが分かっています。同じ1990年生まれながら、学年としては黒木華さんのほうが1年上という関係となります。
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京都芸大の誕生について
(こちらの項目は黒木華さんと、直接は関係ありません)
また、京都造形芸術大学は2020年に京都芸術大学に名称を変更することを発表しました。この件は広い意味での美大関係者に、少なからずの反響を呼びました。
一つには、東京藝術大学がおよそ東京芸大と呼ばれ日本を代表する「芸大」であるのに対し、「京都芸大」(と呼ばれるでしょう)が生まれることへの、戸惑いというか、語弊はあるものの一種の危惧というかーー。
もう一つは、京都にある「京都市立芸術大学」の反発、という言い方は正しいか分かりませんがーー。歴史ある京都市立芸術大学は美術関係者の間で「京都 しげい」とも呼ばれ、東の東京芸大、西の京都市芸という対比でもありました。
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偏差値も高く、卒業生へのリスペクトも得ていた京都市立芸術大学の略称は「京都芸大」でもあります。偶然か否か分かりませんが、2020年に京都造形芸術大学が京都芸術大学と名称を変えるタイミングで、京都市立芸術大学は140周年ロゴとして、「140」と「京都芸大」が大きく見えるロゴを発表しました。
ちなみに、東京芸大と京都市立芸術大学は、双方とも学部は「美術学部」と「音楽学部」の2学部となっています。
興味あるテーマなので記していますが、諸々の考え方があると思います。
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ちなみに京都芸術大学の名前も定着し、その後、黒木さんの後輩として上川周作さん、土居志央梨さんが大活躍し、ますます注目を浴びています。
在学中からデビューした黒木華さん
黒木さんは、上記のように明確な目的をもって俳優コースに進みました。
学内だけでなく、「野田秀樹演劇ワークショップ in 大阪」などに参加しNODA・MAP公演でデビュー。
4年で卒業したとしたら2012年のことですが、華さんは上項にあるのように、すでに2011年には舞台もこなし、映画でもデビューしていました。
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連続テレビ小説『純と愛 』の、ヒロインと同期となった一見大人しい社員役、だったのは印象的。
その後の活躍の幅も広く、存在感も増し、2014年の「第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)」を受賞したのは、日本人女優では4人目という快挙でした。
その後の『天皇の料理番』でも、『凪のお暇』でもその演技力に感心しました。『天皇の料理番』は森下佳子さんの作品で、佐藤健さんの主演。『凪のお暇』では高橋一生さんと中村倫也さんの対比も楽しめました。いずれも凄い方たちです。
2021年はドラマ『イチケイのカラス』の坂間千鶴役が注目されました。その後も『下剋上球児』でも『光る君へ』でも黒木さんらしいいい味を見せてくれました。
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いつどんな大役に起用されても不思議のない人物だと思います。
以上、簡単ですが黒木華さんの出身校について、でした。