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総理の孫「孫タレ?」からのスタート
宮澤エマさんの学歴、出身校についてご案内します。宮澤エマさんは女優で、総理大臣を務めた宮澤喜一氏の孫にあたります。
父親が外交官のアメリカ人で、母親が宮沢喜一さんの娘の啓子さん。すなわちエマさんはハーフとなります。
幼稚園時代にアメリカで過ごしたことがあり、小学校は横浜の森村学園に入学しました。
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さらに中・高にあたる時期を「聖心インターナショナルスクール」に入り、大学はアメリカのオクシデンタル大学を卒業。大学在学時にケンブリッジ大学へも留学しました。
聖心インターナショナルスクール ⇒ オクシデンタル大学
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歌いたい等の願望は子どもの頃からあったそうですが、まずは大学に進学し、宗教学を学んでいました。しかしケンブリッジ大学への留学時に、あらためて自分を表現することの魅力に目覚めたとのこと。
初めてのテレビ出演は、総理の孫「孫タレ」という枠でDAIGOさん(北川景子さんの夫)と共演だったことはよく知られています。
宮澤エマ(旧芸名:ラフルアー宮澤エマ)
生まれ: 1988年11月23日
出身:東京都
1995年:(推定)森村学園初等部入学、7歳
2001年:(推定)聖心インターナショナルスクール入学、13歳
2007年:(推定)オクシデンタル大学入学、19歳
2011年:(推定)オクシデンタル大学卒業、23歳
2012年:芸能界デビュー、「ネプリーグ」でDAIGOと共演、「THE PRESENT」パーソナリティー2016年まで
2013年:『メリリー・ウィー・ロール・アロング 〜それでも僕らは前へ進む〜』
2015年:『ラ・マンチャの男』
2017年:『紳士のための愛と殺人の手引き(英語版)』
2020年:連続テレビ小説『おちょやん』竹井栗子、32歳
2021年:『神様のカルテ』、 『緊急取調室』
2022年:大河ドラマ『鎌倉殿の13人』阿波局、34歳
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
「#おちょやん」に出演中の栗子役「#宮澤エマ(1988年11月23日生)」の母方の祖父は第78代内閣総理大臣の宮澤喜一。
— コリコ@美・サイレント (@DrColico) December 5, 2020
母は宮澤喜一の長女でジュエリーの輸入・通販を行う会社の代表取締役ラフルアー宮沢啓子。
父はアメリカ人で元駐日代理大使クリストファー・ラフルアー。
筋金入りのセレブ。 pic.twitter.com/UouZavxolj
宮澤エマさんの出身高校は聖心インターナショナルスクール
「出身高校は◯◯インターナショナルスクール」等の表現は本当は正しくないでしょう。
日本においてインターナショナルスクールは各種学校の扱いになるため、あえて形式的な言い方をすれば、インターナショナルスクールだけでは義務教育を終えたことにならないとのことーー。
その分かりにくいテーマにいま深入りできないのですが、ざっくり言うとレベルの高い諸々の理由で、あえてインターナショナルスクールを選ぶ方々がいるということでしょう(私見)。
授業料はかなり高額。元来は日本に駐在する外国の方のお子さんが多い傾向でした。
たとえばNHKの国谷裕子さんは聖心インターナショナルスクールからアメリカのブラウン大学に進学しましたし、タレントの関根麻里さんは同校からエマーソン大学へ進学。
幸田シャーミン光代さんは、同校から聖心女子大学英文科に進んでいます。
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同校はカトリック系の女子校で、区分としては各種学校として認可されています(認可されないインターナショナルスクールもあるということ)。聖心女子学院外国人部を起源としています。
聖心インターナショナルスクール
所在地:東京都渋谷区広尾4丁目3−1
広尾にある聖心インターナショナルスクール、ということですが、要は、聖心女子大学の所在地と同じ。学校法人聖心女子学院の本部もあります。
インターナショナルスクールではなく、本体の聖心女子大学の出身者には上皇后美智子さまや緒方貞子さん、曽野綾子さんらがいます。
ちなみに系列校の『聖心女子学院初等科・中等科・高等科』は近いながら別の場所(港区白金)にーー。こちらで幼稚園から小・中・高を過ごした方に安倍昭恵さんがいます。
宮澤エマさんは小学校は森村学園なので、International School of the Sacred Heart(聖心インターナショナルスクール)ではミドルスクールの時期に入ったと考えられます。
ちなみにセントメリーズインターナショナルスクールに小学校から高校まで通っていたのが、宮沢氷魚さんです。たまたま名字が宮澤エマさんと似ていますが、宮沢氷魚さんは宮沢和史さんの息子さん。かつクオーター。
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宮澤エマさんの出身小学校
冒頭のようにご両親が、父は外交官、母は宝石輸入ビジネスの社長(クラブサー代表、ラフルアー宮澤啓子さん)ということで、エマさんは小さいころ、一時米国で過ごしていました。さらに日本に戻り、学校法人森村学園の初等部に入学しました。
森村学園初等部
所在地:横浜市緑区長津田町2695
長津田に広大な敷地を持つ森村学園は、敷地の一部が横浜市緑区と東京都町田市のちょうど境にもなっています。(町田市にたいへん近いという話)
森村学園は幼稚園から高等部まで擁しており、創立者の森村市左衛門氏(6代目)が自邸の庭に小学校と幼稚園を開いたのが起源となります。
一青窈さんが高等部まで在学しており、イサム・ノグチ は幼稚園のみ。松本伊代 さんは中等部の出身です。若手の関水渚さんは中学・高校とも森村学園の出身者とされます。
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小学校時代のエマさんはどんな少女だったのでしょうか。
昔から歌ったり踊ったりすることが好きで、小・中学校の頃から演劇部に入ったりバンドをやったりしていまして。
漠然とこういう世界に進みたいとは思ってはいたんですが、大学入学後は他の世界もあるかもしれないと思い一度離れたんです。
(https://www.oricon.co.jp/special/60/ より)
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他の箇所でも語っているように、小さい頃から演劇方面に意識が向かっていたようです。しかし後述のように まずは大学へということで渡米します。
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小さいころのエマさんについては、写真も多数紹介されています。なんとも可愛らしいことです。ことに宮沢喜一氏との関わりが微笑ましい!
祖父は優しかった。多忙だったが、誕生日に「たまごっち」をねだると一緒に玩具店に並んでくれたという。夜に食卓を囲むと、祖父と外交官の父親は英語で政治の話で盛り上がった。
「私は注意を引きたくて空想のお話を始めるらしいんですけど、みんなはうんざりしてても、祖父はいつも最後まで聞いてくれたらしいのです」。
(https://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20121114-1046307.html より)
宮沢喜一氏は東大卒の、立派な貫禄とどこか素朴な味わいとを併せ持った総理大臣でした。英語が堪能で抜群に頭が切れる印象ながら、ユーモアも。
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宮澤エマ、まだ32歳なのに老け役、いい役者になったなあ。おじいちゃんの宮沢喜一も天国から朝ドラ見てるかな。 #おちょやん pic.twitter.com/TDNiPVHaTU
— ヘルベルト•フォン•スダヤン (@suda_yan) April 28, 2021
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首相だった当時に、宮沢りえさんの写真集が発行され圧倒的な話題となり、「あっちの宮沢さんのほうが有名ですが・・」なんていうコメントもできる人物でした。(首相への囲み取材で答えていた、そんな映像を観ました)
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(こちらはウィキペディアに示されている宮沢喜一氏の系図から)
すごい面々の方々です。
図には出ていませんが、エマさんの父方の【祖母リディア・ラフルアーさん】は、若いころに舞台を目指していたという女性。しかし、母親一人となり子どもたちを育て上げ、一区切りがついた熟年以降にあらためて女優になったという劇的な人物だそうです。
エマさんは大学進学以前にも、子どものころ、父の国アメリカに何度か行っており、祖母とも接し、知らず知らずのうちにもそんな生き方の影響があったかもしれません。
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宮澤エマさんの出身大学はオクシデンタル大学
アメリカのオクシデンタル大学は、カリフォルニア州にあります。というよりロサンゼルス市内。
オクシデンタル大学
所在地:1600 Campus Rd, Los Angeles, CA 90041
オクシデンタル大学にてエマさんが選んだのは宗教学でした。
演劇の世界を夢見ていたことを考えるとちょっと意外な気もします。
しかし、エマさんの育ったインターナショナルスクールという環境を振り返ってみると、そこには多様な宗教を持つ生徒がいました。
そして2001年のアメリカ同時多発テロ事件が起きたとき、エマさんは14歳。日本の学校でいうところの中2くらいの時期でした。
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14歳の時に“9・11”が起こりました。学校にはもちろんイスラム教の方もいたけれど理解しえないこともあって、世界情勢の問題を紐解くとそこには歴史だったり、文化の違い、そして宗教というものがある・・・
・・(中略)・・
・・社会学の勉強になると思って、宗教を学ぼうと決めました。今になって、ミュージカルに出演しているとだいたいの作品に宗教が絡んでいるので、学んでおいて良かったなと思います」
(https://allabout.co.jp/gm/gc/460605/3/ より)
オクシデンタル大学では当初の2年くらい幅広く学び、いわゆる一部の日本の国立大の教養部のような仕組みと考えられますが、その後に専攻を決めたとのこと。要するにリベラルアーツカレッジ。
学部の学生数は2000人ほど。
オバマ大統領は、オクシデンタル大学に2年在学してからコロンビア大学に編入しました。
学費は年間およそ55,000ドルなどと言われます。生活費を含めると70,000ドルは下らないことでしょう。
ちなみにオバマ大統領が編入したコロンビア大学は小泉進次郎さんが修士を取得した大学でもあります。
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さらに宮沢エマさんは、3年時に大西洋の向こう側のケンブリッジ大学にも留学しました。ケンブリッジ大学はいうまでもなく世界的な名門大学。
このケンブリッジでの期間が、結果的にエマさんに道を示したとも言えそうです。
イギリスの大学に1年留学した時に、ビッグバンドのボーカルで歌ったり音楽に触れる機会が多くて、やはり自分を表現する仕事をしていきたいなと改めて再確認しました。
(https://www.oricon.co.jp/special/60/ より)
ちなみに大学時代にYouTubeで聞いた、ちあきなおみさんの「喝采」が大好きだそうです。
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帰国後のデビュー
大学卒業後にといういうことで、エマさんは22歳で、芸能界を目指すことになりました。その年齢でのスタートは歌では遅いと判断し、おもにタレントとしての活動を始めたそうです。
テレビ初出演となったのは、有名なことで「ネプリーグ」でDAIGOさんとともに出演。2012年のことで、いつの間にか10年ほど前になります。
そして当時の2012年のインタビューで、DAIGOさんのことを、こう語っています。
初めてのバラエティ番組でおどおどしていた私に気を使って話しかけてくださって、すごく良い方でした。
しかも「“孫タレント”としてがんばりましょう」って言ってくれて、“そんなジャンルあるの?”って不思議だったけど(笑)、やさしい方だなと思いました。

エマさんが素晴らしいと思う点は、率直でいて、かつ冷静に事象を分析しているところ。
祖父が総理大臣ということを、厭わず淡々と時に用いさせてもらい、しかしそれだけでは通用しないという現実も、当然わきまえているーー。そんなしっかりしたキャラクターを感じました。
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そしてデビューから10年近く経った現在、タレントとうより女優というほうがふさわしい実力を備えて見えます。
2020年の朝ドラ『おちょやん』では、憎らしいほどの嫌な女を演じ、視聴者からも充分な反応がありました。
嫌な役というのはストーリーから仕方ないとして、個人的な感想をいえばとても32歳ほどには見えない、重量級の存在感でした。そう、下記のように「この人まだ若かったんだ」とあとで思うのでした。
晩年期まで栗子役を演じました。
朝ドラの #おちょやん に宮澤エマがお婆ちゃん役で出てたんだけど
— たら太 (@okustet) May 15, 2021
今 #ぶらり途中下車の旅 に出てて、あぁそういえばこの人まだ若かったんだっけと思ったのは俺だけじゃないはず😅 pic.twitter.com/6nLWrwKFO6
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また2021年にゲスト出演した『緊急取調室』の 第8話では、怖いほどの迫力の女性ーー。眼力を感じる人物で、あとから「ああエマさんだった・・」というような感想も見かけました。
第8話のゲスト#宮澤エマ さんと✨✨
— 緊急取調室 (@kintori_tvasahi) September 5, 2021
このメンバー…もしや⁉️👀#緊急取調室🚨#キントリ#9月9日木曜よる9時から❗️#天海祐希#塚地武雅🌼🚙#宮澤エマ🌸🧺 pic.twitter.com/Yc7tljg6uF
もはやバラエティー番組でお見かけするエマさんではなく、成熟した女優・・
というには、しかしまだまだお若いです。
2022年の三谷幸喜さんの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での阿波局役で、やはり注目される女優さんの一人となっています。余談ながら朝ドラから大河ドラマへという、NHKのあるあるパターンに適ったということでしょう。(北条政子の妹である「阿波局」を、エマさんは期待通りの貫禄で、かつコミカルに演じてくれました。さらに信頼が増しました。)
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以上簡単ですが、宮澤エマさんの出身校について、でした。