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小泉進次郎さんの出身大学と出身高校、学歴が話題となるのは何故?

コロンビア大学での修士取得が話題

小泉進次郎さんの学歴と出身校についてご案内します。小泉進次郎さんといえば、とかく学歴が話題となってきました。

世の耳目を集める存在ゆえの宿命ーーといっては酷でしょうか、普通でしょうか。時には羨望や揶揄も混じって、進次郎さんの「学歴」が話題となり、週刊誌などでも記事とされてきました。

しかし事実はシンプルです。 関東学院大学を卒業後、コロンビア大学の大学院で政治学の修士を取得。

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小泉進次郎さんは衆議院議員で、小泉純一郎元首相の次男。兄は小泉孝太郎さん。妻は滝川クリステルさんーー。今さらの話ですが。

そして政治家としての系譜を辿ると、次のように高祖父の小泉由兵衛さんまで先祖が明らかとなっており由兵衛さんの息子の小泉又次郎氏(進次郎さんの曾祖父)が政治活動を始めました。

小泉由兵衛氏(「小泉組」を率いた鳶の親方)⇒ 小泉又次郎氏(逓信大臣など) ⇒ 小泉純也氏(防衛庁長官など) ⇒ 小泉純一郎氏(総理大臣など) ⇒ 小泉進次郎氏(環境大臣など)

ということで、政治家が代々続いている家系は小泉家だけではありませんが、ことさら注目される一家であることに、間違いありません。

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進次郎さんは小学校から私立の関東学院六浦に入り、中学も高校も関東学院六浦(むつうら)でした。さらにそのまま関東学院大学に進学し、卒業後に渡米し、英語を学んでからコロンビア大学で修士課程を修めました。

関東学院六浦高校 ⇒ 関東学院大学(経済学部) ⇒ コロンビア大学大学院

小泉進次郎 (こいずみしんじろう)

生まれ:1981年4月14日
出身:神奈川県横須賀市

1988年:関東学院六浦小学校入学、7歳
1994年:関東学院六浦中学校入学、13歳
1997年:関東学院六浦高校入学、16歳
2000年:関東学院大学入学、19歳
2004年:関東学院大学(経済学部経営学科)を卒業、23歳
2005年:コロンビア大学で修士課程をスタート
2006年:コロンビア大学で修士学位取得、25歳
2007年:帰国、父の秘書となる
2009年:第45回衆議院議員総選挙で初当選
2012年:再選、2014年3選、2017年4選
2019年:環境大臣で初入閣、滝川クリステルさんと結婚、38歳
2020年:環境大臣再任、第1子が生まれる

*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
 

小泉進次郎さんの育った横須賀と出身小学校、出身中学校 

代々横須賀を基盤としてきた小泉家 

横須賀は進次郎さんの出身地という前に、上記のように小泉家の高祖父、小泉由兵衛さんの時代から小泉家と横須賀の縁が始まりました。

由兵衛さんは当時の六浦荘村(現在の横浜市金沢区)でとび職をしていましたが、やがて横須賀にて労働者を海軍に送り込む請負師の仕事をするようになりました。さらに息子の小泉又次郎氏が土木請負業である「小泉組」を作りました。

小泉組については近代ヤクザのひとつという表現も見かけました。しかし当時どんな社会だったのか、現代の感覚からはよく分かりません。やがて又次郎氏は横須賀市会議員から始まって政界入りしていきます。

その又次郎さんの娘、芳江さんと知り合い、女婿となったのが鹿児島出身の小泉純也氏。純也氏も政界入りし、防衛庁長官などを務めましたが65歳で急死。

その小泉純也氏の跡を継いだのが、1942年生まれの小泉純一郎氏でした。そして次が進次郎さん。

こうして現在も小泉さんの「地元」は横須賀です。

小泉進次郎さんの出身小学校と出身中学校 

出身小学校はこのような経緯で関東学院六浦小学校(むつうらしょうがっこう)です。

関東学院六浦小学校

所在地:横浜市金沢区六浦東1丁目50−1

小学校の位置は、地理にこだわった話で恐縮ですが200メートルも行くと住所も横須賀市となり、横浜市の端のほうとなります。

関東学院大学の金沢八景キャンパスの一角であり、すぐ近くの関東学院大学のスチューデントハウスなどは横須賀市に入っています。

関東学院六浦中学校

所在地:横浜市金沢区六浦東1丁目50−1

六浦校は小学校も中学校も登録地の住所は同一で、金沢八景キャンパスにて大学とともにある形。

一方で、同じく系列校の関東学院小学校と関東学院中学校高等学校は、横浜市南区三春台にあります。

小学校からこちらに入学したのは、兄の小泉孝太郎さんも同様でした。進次郎さんは小学校のころから野球をはじめ、中学も高校も野球部でした。

孝太郎さんも野球で甲子園を目指していたことが知られています。

進次郎さんの当時のご家族

なお子どものころの進次郎さんと孝太郎さんを、伯母である道子さんが母親のようにして二人を育てたこともまた、よく知られています。

母親のエスエス製薬元会長泰道照山の孫である宮本佳代子さんと、小泉純一郎さんは1982年に離婚しており、1981年生まれの進次郎さんが当時のことを知らないのは当然でした。

中学二年生になってから、道子さんが母親ではなく純一郎さんの姉、つまり叔母であることを知らされたそうです。

また離婚当時に佳代子さんが懐妊中であったため、佳代子さんが親権をもつ弟さんが生まれています。

ところで純一郎さんが離婚したとはいえ、純一郎さんの姉弟の結束は強かったこと、純一郎さんを身内が面倒を見ていたことが知られています。

純一郎さんの初当選が1972年で、結婚が1978年。翌年に大蔵政務次官に就任しましたから、進次郎さんが生まれた当時、父親はすでに多忙な政治家だったことも分かります。

兄の孝太郎さんと進次郎さん。

小泉さんの出身高校は関東学院六浦高校

中高一貫校の関東学院六浦中学校・高等学校ですから当然の流れとして、進次郎さんは関東学院六浦高校に進学しました。

野球も続けたもよう。

関東学院六浦高校

所在地:横浜市金沢区六浦東1丁目50−1

創立が1890年代まで遡る同校は、戦後の1949年に校舎を再建し「関東学院中学校・高等学校」として横浜市の南区三春台に移転しました。

そのときに一部が六浦教室として残り、4年後に六浦教室が「関東学院六浦中学校・高等学校」として分離独立したものです。

***

【関東学院高等学校の大学進学実績】は同校の公式サイトによると、2021年の場合、国・公立では東大1名、東京工業大学1名、東京外国語大学1名など、合計10名となっています。

東大合格者が毎年出ているわけではなさそうですが、国公立の合格者は毎年おなじくらいの実績で、早慶上理 ICUの合計22名や、GMARCH + 関関同立の合計32名などの合格実績があります。

知らなかったもので、多くの生徒さんが関東学院大学に進学するのかと思うと違うようです。

院内推薦により関東学院大学に進学した人数は2021年に5名、2020年は18名でした。進次郎さんの当時のことは分かりませんが、多くが関東学院大学にそのまま進学ということでもなさそうです。

進次郎さんの出身大学は関東学院大学

小泉進次郎さんはこのように系列の関東学院六浦高校から関東学院大学に進学し、経済学部経営学科を卒業しました。

関東学院大学には複数のキャンパスがありますが、本部が「横浜市金沢区六浦」。つまり進次郎さんにとっては6+3+3+4の16年間ずっと「金沢八景キャンパス」に通学したことになります。

関東学院大学

(関東学院大学経済学館)

ちなみに現在では学部構成は、経済学部経済学科、経営学部経営学科という区分になっています。

関東学院大学の偏差値は、学部によって多少異なりますが、河合塾などのデータを見ると37.5から52.5の間となり、経済学部、経営学部では50を超えています。

***

先述のように、進次郎さんは生まれたときから父親は政治家でした。そして2001年4月に小泉純一郎氏は圧勝で自民党総裁に選出されました。

進次郎さんの大学生時代は、冒頭の略歴をふりかえっても2000年から2004年にかけてですから、小泉首相の誕生はまさに大学2年のことでした。

進次郎さんは当時を振り返ってこう語っています。

関東学院大学時代の忘れられない原体験と言えば、2年生の頃にあった自民党総裁選挙です。

父は党内の派閥などを考えると勝つのは難しかった。よく父が「人生には3つの坂がある。上り坂、下り坂、そしてまさか」と言っていましたが、そのまさかです。

家族は皆、負けると思っていましたから。

(style.nikkei.com/article/DGXMZO42296510R10C19A3000000/?channel=DF131120184486 より)

当時、田中真紀子さんが小泉さんの応援に回ったことは有名でした。

凡人、軍人、変人の戦い」と言ったことも有名。ちなみにこれは当時の小渕恵三氏、梶山静六氏(梶山弘志氏の父)、小泉純一郎氏を指しています。

ともかく「まさか」のように劇的に小泉首相が誕生したわけでした。

そのころ、純一郎さんから将来のことを聞かれたそうです。

ちょうどその頃、父から「将来どうしたいんだ?」と聞かれ、私は「できることなら跡を継ぎたい」と言いました。

それに対して父は「そうか。じゃあ勉強しないとな」とだけ。父がワンフレーズしか話さないのは、その時も同じでしたね(笑)。


(同上 「心をつかむ進次郎節、原点は留学時代の猛勉強」 より)

上記の引用文は2019年3月の取材です。

学生当時はいかに効率よく単位が取れるかを考えていたという、おそらくごく普通の学生だったようです。

また政治家になることについては、純一郎氏の総裁選以前から、それとなく意識してきたことを以下のように語っています。

総裁選はきっかけにすぎず、本当はもっと小さい頃から興味はあったんだと思います。

でも「孝太郎くん(兄)と進次郎くんのどっちが継ぐの?」というような目で見られるのが嫌で、無意識のうちに政治には興味がないというような振る舞いをしていました。

(同上)

さらにコロンビア大学へ進学し修士取得

コロンビア大学大学院

小泉進次郎さんがコロンビア大学大学院に進み、修士を取得したことについては、以前から個人のつぶやきのレベルながら、かなり辛辣な言葉がネット上に出回っていました。

しかし、特別の準備期間を許可されたうえでコロンビア大学においてジェラルド・カーティス氏のもとで政治学を学び、修士の学位を取得したことは事実です。

コロンビア大学はアメリカでも屈指の名門大学。

ノーベル賞の受賞者は100名を越えます。アイビー・リーグの8大学の一つでハドソン川にそって建つコロンビア大学は、コーネル大学とともにニューヨーク州にあります。

コロンビア大学では大学院生の比率が高く、というより大学院生のほうが多いのが特徴。さらに学生の3割強は留学生とされます。

コロンビ大学は設立当初はウォール街の近くの教会内でした。世界ランキングでも常連上位校の一つ。

コロンビア大学

所在地:New York, NY 10027

セントラルパークにも、もう少し南下するとニューヨーク近代美術館にも近い、羨ましいようなまさにニューヨークの都心です。

しかしそんな環境で、進次郎さんは必死にひたすら勉強したそうです。以下のように語っていました。

ニューヨークってどんなイメージですか?ブロードウエイ、5番街……。ティファニーで朝食を? 

そんなの食べたことないよと(笑)。

私にとっては華やかな街というより、思い出すと胸が苦しくなる街です。それだけ苦しい、自分の限界との闘いだった。

(同上)

留学実現のために奔走してくっださった方々がいたとしても、勉強するのは本人。ーーという当然のことを、淡々とこなしてきたと言えるかもしれません。

「このときのためにそれまで勉強しなかったんじゃないかというぐらい」勉強したというのも印象的でした。

コロンビア大学では、キャンパスの中心部にて戸外で卒業式が行われるそうです。進次郎さんのときは小雨の降るなか、博士帽をかぶる写真が記事で公開されていました。

また、修士課程を終えたあとにすぐ現地でCSIS(戦略国際問題研究所)の非常勤研究員となりました。

大学院進学についての記事

なお、コロンビア大学への留学が許可された背景や、当初は英語力が足りなかったので英語を学ぶための特別の準備期間が設けられたことなどについては、デイリー新潮の以下の記事が伝えています。

◯小泉進次郎、名門「コロンビア大学院」留学の裏側 関係者が証言
(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/08041544/?all)

◯小泉進次郎、名門「コロンビア大学院」留学は「特別なプロセス」 関係者が証言
(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/08200557/?all)

いずれも週刊新潮 2021年8月12・19日号掲載の記事となり2021年夏の新しい情報です。

個人的な感想としては、いずれにしてもやや批判的な視点のように見受けられます。しかし事実関係としては参考になるかもしれません。

一般論としての学歴ロンダリング云々について

進次郎さんと直接の関係はないテーマですが、「学歴ロンダリング」が話題となってから久しくなりました。

著名人の大学院進学については高校卒で慶應義塾大学大学院のメディアデザイン研究科(書類と面接のみ)に入った田村淳さんや、早稲田のスポーツ科学研究科に入った桑田真澄氏らが有名でしょう。

大学院入試がいわゆるペーパー試験でない、諸々の要素を綜合した査定であることは今さらの話ではあります。

しかし、近年特に大学院が早慶をふくめて入りやすくなっていることも確か。慶応の大学院の一部では夜間と土曜日の履修で修士が取得できる分野もあります。

「学歴ロンダリング」実践マニュアル―最短で憧れの学歴を手に入れる方法  (Amazon)

昨今、教授が研究室を抱えているからには大学院生が必要、というような話は、国立私立を問わずあり得る傾向のようです。一応ご参考までの書籍紹介でした。

帰国後、純一郎氏のあとを継ぐ

CSISのあと、帰国して純一郎さんの私設秘書となり、衆議院議員としての道を歩んできました。

話題性のある人物ですし、「総理大臣になってほしい人物ランキング」にも「なってほしくない人物ランキング」にもともに登場するという、芸能界と同じような現象も起きています。

2021年9月上旬現在、自民党総裁選についての各種報道が繰り返されています。進次郎さんの今回の立候補はなさそうですが、長い目で今後が注目されます。

同じ神奈川県選出の自民党議員の牧島かれんさんは若手と言われますが、1976年生まれなので、小泉進次郎さんがいかに若いかは改めて知るところです。

***

以上簡単ですが、小泉進次郎さんの出身校(学歴)についてでした。

高市早苗さんの出身大学と出身高校、松下政経塾の出身

河野太郎さんの出身大学と出身高校

岸田文雄さんの出身大学と出身高校

野田聖子さんの出身大学と出身高校

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