やはり「五郎」さんでなく松重豊さん!
松重豊さんの活躍は、出演ドラマ等あまりに多くてとても記載しきれません。孤独のグルメはSeason8まで進み、スペシャルも含めて繰り返しの人気です。(追:Season9も2022年配信オリジナルも、続いています)
福岡の出身で、地元の西南学院高校から明治大学に進み、作る側の演劇を学びました。しかし結局は演じる側にーー。
在学中に「スペースデン」で初舞台のあと、三谷幸喜さんの東京サンシャインボーイズに参加するようになりました。
2018年には急逝された大杉漣さんの最期を看取った松重さんのことも多々報道されました。
孤独のグルメはあまりに有名ですが、五郎さんのキャラクターもあるけれど、やはり、そこに溶け込んでいる松重豊さんの人格も感じます。
西南学院高等学校 ⇒ 明治大学
明大では文学部の文学科を卒業しています。
卒業後に蜷川スタジオに入団し3年後に退団しその後はしばらくフリーの活動でした。
フリーになってから、仕事が必ずしも順調だったわけではなく、休業して建設作業現場で働いていた時期もあったそうです。
大学卒業後にテレビドラマ、映画、Vシネマ、CM、ナレーションといった仕事をこなすが困窮して1年間俳優を辞める。
その間、建設会社で現場作業員として正社員として勤めていた。 しかし、実力を認められていた為に誘いがあって復帰。日頃からいい仕事をしていたから引退を引き止められた。復帰したからこそ今の活躍があるわけで、継続は力なりだと知らされる。
( INLIFE 男の履歴書 松重豊 http://www.inlifeweb.com/reports/report_3881.html より)
松重豊(まつしげゆたか)
生まれ:1963年1月19日
出身:福岡県の現久留米市
1975年:(推定)中学入学
1978年:(推定)西南学院高校入学
1982年:明治大学入学
1983年:『6ペンスの唄』
1986年:明治大学卒業、「蜷川スタジオ」に入団
1992年:『地獄の警備員』
2004年:『家政婦は見た!22』
2005年:『離婚弁護士II』
2007年:『ちりとてちん』和田正典役、『しゃべれども しゃべれども』湯河原太一役
2012年〜:『孤独のグルメ』井之頭五郎役
2017年:『アウトレイジ最終章』繁田役、『バイプレイヤーズ 〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』
2018年:『素敵なダイナマイトスキャンダル』、『バイプレイヤーズ 〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』
2018年:孤独のグルメ season7
2019年:孤独のグルメ season8、「悪党〜加害者追跡調査〜』主演、『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』主演
2020年:「父と息子の地下アイドル」主演
2021年:「バイプレイヤーズ~名脇役の森と100日間」
孤独のグルメ大晦日スペシャルは度々、その他の出演もあまりに多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。
松重さんといえばしばしば強面と表現されますが、怖いというよりも、どこかユーモラスな、とぼけた雰囲気が魅力ではないでしょうか。
1992年の『地獄の警備員』から知名度が上がっていったそうです。
【250RT】“アウトレイジ軍団”が大杉漣さん追悼 最期みとった松重豊「これからも見守って」 https://t.co/YrKWN8Bc1Y pic.twitter.com/2lgFLQNZ2w
— 映画.com (@eigacom) 2018年2月27日
松重豊さんの出身高校は西南学院高等学校
「西南学院中学校・高等学校」は私立の中学、高校の一貫教育の学校で、高校から入る生徒も多いという私立校。
元来は男子校でしたが、高校は、1994年から共学になっています。
松重さんが西南学院高校にいたころは、男子校だったことになります。西南学院高校からは著名人を多数輩出しています。福岡県を代表する進学校で、九州大学に50名ほどの合格者がいるとのこと。
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俳優の陣内孝則さん、鈴木浩介さんの出身校でもあります。井上芳雄さんや芸能レポーターの井上公造さんなどの出身者がいます。
鈴木浩介さんも長身ですが、松重豊さんはひと頃は190センチまでいったという高身長。
所在地:福岡市早良区百道浜1丁目1−1
高校時代の松重さん、というよりもっと早く、中学時代から松重さんはロックバンドに関心を持ち、ライブハウスに通ったとかーー。「めんたいロック」とか、福岡には独特の文化があった様子。
めんたいロックの一つ「ザ・ロッカーズ」の陣内孝則さんには、俳優になってから出会い、陣内さんの映画に出演したりのご縁となりました。
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2019年5月には日テレの「俺達のノープラン×ドライブ」にて、光石研さん、鈴木浩介さんとともに、福岡を回りました。
光石研&松重豊&鈴木浩介が故郷の福岡をノープランでドライブする旅番組、今週末に日テレ系でOAhttps://t.co/gfZT6Nlmml#光石研 #松重豊 #鈴木浩介 pic.twitter.com/D7dFhdms9h
— CINRA.NET カルチャーメディア (@CINRANET) May 23, 2019
光石研さんも北九州市出身で、ユニークな経歴をお持ちです。
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高校時代の松重さんは、このように目指す選択肢は色々あったとしても、進学校の一人として、相応に勉強し、明治大学に進学したと言えるでしょう。
松重さんの出身地福岡と、出身中学校
時間はさかのぼりますが、松重豊さんは生まれた時は長崎。すぐに転居して福岡で育ったことが知られています。豊さんという本名は、相撲好きの父が「豊山」からとった一文字とのこと。
諸々の情報を縦覧してみると、小学校も中学校も何度か転校したもようです。
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松重豊さんの出身小学校は今のところ不明。出身中学校は、おそらく福岡市立香椎第二中学校となります。
「おそらく」がついてしまうのは、mixiの福岡市立香椎第二中学校コミュにて、松重さんが同校の出身者という一方で、「松重くんは、二中卒ではありません。途中お引っ越ししました。同級なので間違いありません」というコメントもありました。
一方で、転校したけれど再びもどって卒業は二中という情報もあり、とてもとても細かい話になってしましますが(笑)、そういうことです。
福岡市立香椎第二中学校
所在地:福岡市東区香住ヶ丘1丁目8−1
住所のとおり香椎第二中学校は福岡市の東方面となり、たまたま福岡女子大学がすぐ隣となります。
転居がたぶん多かったことは、父親の仕事のゆえでしょうか。ちゃぶ台をひっくり返すような「厳しい父」というエピソードはあります。しかし小さい頃の事情はまだまだ謎が多いようです。
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松重さんが激しい音楽を聴くようになったのは中学時代からとされます。また中学で、すでにかなりの高身長でかつ相撲が好きだったことから、相撲取りになることを真剣に考えたもよう。
また、中学から高校にかけては柔道部に入っていました。
もし松重さんがそちら方面に進んでいたら、俳優の松重さんも孤独のグルメもなかったわけで、ちょっと不思議な気分ですネ。
しかし、いずれ松重さんの成績は良かったのでしょう。西南学院高校に進学しました。
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松重豊さんの出身大学は明治大学
松重さんは1982年に明治大学に入学したことが分かっています。年齢からすると一浪したのかもしれませんが、特にデータはありません。
おりしも2018年2月に放送されたバイプレーヤーズ4話では、松重さんが学生時代のことを大学には行かずに芝居ばかりしていた、等のコメントがありました。
在学中は東京サンシャインボーイズの作品に連続、出ていましたからそれもその通りだったでしょう。
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明治大学文学部文学科、演劇学専攻とは、まさに役者を志す人が明治大学に行く、真正面の分野。
所在地:東京都杉並区永福1丁目9−1
明治大学の文学部は1、2年が和泉キャンパス。3、4年が駿河台キャンパスとなっています。あまり大学に行っていなかったと本人は言っておられますが、しっかり卒業した松重さんです。
卒業した年の1986年に「蜷川スタジオ」に入団しました。その後の活躍は周知の通り。
明治大学は、多くの芸能人を輩出しています。田中裕子さんや、北川景子さん、井上真央さん、西田敏行さんなどがいます。
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2018年2月21日に逝去された大杉漣さんは、明治大学の出身で、学生だった1973年に転形劇場主宰者の太田省吾さんの記事に触発されて、明治大学を中退して劇団員となっています。
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大杉漣さんと松重豊さんは、固い絆のいわゆる仲間というだけでなく、大杉さんが突然具合が悪くなったその日に、一緒に病院へ送ったとされます。
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「井之頭五郎」さんでお馴染みの松重さんは、孤独のグルメでは、できるだけお腹を空かせてから撮影に臨んでいるそうです。2012年に始まった時は、その先が見えないような気分だったそうですが、ご存知のように大人気で続行中。
2021年6月には『孤独のグルメ』シーズン9の制作が発表されました。
再開にあたり松重さんは9年経って、演じる上でなにか変化があるかという質問にこう答えていました。
老けました。もう痛々しいから辞めろという声が聞こえてきたら、
辞める覚悟は出来ています。(https://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume9/ より)
いえいえ、楽しみです。
いま日本を救えるのは井之頭五郎しかいないと思うんだけど、
なんで政府はまだ松重豊さんをCMに使わないんだろう?まさに『孤独のグルメ』が飲食店も医療機関も両方を救う一番の手段だと思うんだけどな。
『みんな、孤独のグルメでうまいものを食いましょう』なら、なんか前向きじゃない? pic.twitter.com/Cz1E0izvSr
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) April 10, 2021
2020年に上梓された『空洞のなかみ』は表紙が、一見、割り箸一つのように見えて、驚きました。
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まだまだ大活躍の松重豊さんについて、出演作などは記載しきれません。簡単ですが、出身校についてでした。