温厚な父親像がはまる時任三郎さん
時任三郎さんは生まれは都内ながら、大阪の松原市で育ちました。大阪市立工芸高等学校を経て大阪芸術大学に入学。その後中退して、芸能界デビューは上京後になります。
「過保護のカホコ」では父親役で注目され、温かい父親像でしたが、2019年、2020年の「監察医 朝顔」での「父」もまた味わい深い表情。すでに祖父役でもありました。
大阪市立工芸高等学校 ⇒ 大阪芸術大学
大阪市立工芸高等学校では現インテリアデザイン科の木材工芸科の出身。大阪芸術大学ではデザイン学科。
時任三郎(ときとうさぶろう)
生まれ:1958年2月4日
出身:東京都世田谷区
1970年:(推定)松原中学入学
1973年:(推定)大阪市立工芸高等学校入学
1976年:大阪芸術大学デザイン学科入学
1980年:舞台『ヘアー』俳優デビュー
1981年:「川の流れを抱いて眠りたい」でレコードデビュー
1983年:『ふぞろいの林檎たち』
1986年:『ライスカレー』加納健次役
1988年:三共のリゲインCMで初代キャラクター
1999〜2003年:ニュージーランドに移住(お子さんのため)
2007年:『美ら海からの年賀状』浦崎信夫役
2011年:「江〜姫たちの戦国〜」浅井長政役
2013年:『すべては君に逢えたから Story5「二分の一成人式」』宮崎正行役
2017年:『過保護のカホコ』根本正高役
2019年:「監察医 朝顔」万木平
2020年:「監察医 朝顔 第2シーズン」
その他出演等多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。
YouTubeにはいまでも、時任さんのコマーシャルが見られます。 https://www.youtube.com/watch?v=keo_fT_D87I
暑いねぇ…
ところで今日のサンケイスポーツに取材記事がのってます。
よろしければ。
WEB版↓https://t.co/D51hzHBFB1 pic.twitter.com/TTDGZpudUY— 時任 三郎 (@tokito36) 2017年8月26日
#過保護のカホコ 最終回、本日夜10時です。
(グラチャンバレー中継、最大延長60分)
写真は、パパとママのオールアップに駆けつけてくれた充希ちゃんとの3ショット。 pic.twitter.com/GxbCNtWd9x— 時任 三郎 (@tokito36) 2017年9月13日
時任三郎さんの出身高校は大阪市立工芸高等学校
大阪市立工芸高等学校は文字通り大阪市の市立高校になります。ドイツのバウハウスをモデルとして設計され1924年に竣工された本館がユニーク。
所在地:大阪市阿倍野区文の里1丁目7−2
こちらが本館
大阪市立工芸高等学校の出身者には川上未映子さんや、日本画家の稗田一穂氏らがいます。また巨匠の小磯良平氏が元教員でした。
川上未映子さんの、何かのエッセイで触れていた逸話ーー。大きな賞を受賞したあとたまたま母校の前を通ったら「卒業生の川上未映子さん、祝、○○賞受賞」みたいな垂れ幕があって、驚いて逃げるように立ち去ったとか・・・
当時、時任三郎さんの入った木材工芸科は現在のインテリアデザイン科になります。
高任さんが高校時代にどんな生徒だったかは想像するばかりですが、中学時代の終わりに芸術系を選んだわけで、そのカラーがはっきりしていたことでしょう。
◯時任三郎さんの出身中学校
時任さんが大阪の松原市で育ったことは知られていますが、その地元の松原市立松原中学校出身であることが、叶美香さんとともに掲載されます。
松原市とは・・・というと、次項の大阪芸大にむしろ近い、大阪の中心地からは電車で40分くらいの街となります。
松原中学校が現在の場所に移転されたのは1956年だそうです。
所在地:大阪府松原市新堂1丁目604−1
隣り合うように大阪府立生野高校があります。
松原市から大阪市街地に向かうには、阿倍野区にある上記の大阪市立工芸高等学校は、松原市と10キロくらいの関係ですから、そうそう遠い高校に通ったわけではなさそうです。
時任三郎さんの出身大学は大阪芸術大学
時任氏はその後、大阪芸術大学に入学。高校生で工芸高等学校を選んでいたのですから、自然な経緯のように見えます。
大阪芸術大学は美術系の大学として西日本最大ということで、学生は6000人を超える数。
所在地:大阪府南河内郡河南町東山469
大阪府の南河内郡ということで、交通の事情が分かりませんが、一般に大阪市内から通学するのでしょうか。
しかし(地理にこだわり人・・ながら)松原市にいた時任さんにとっては、さほど遠くなかったことが分かりました。
大阪芸術大学の出身者には、石井裕也監督、あずまきよひこさん、嶽本野ばらさん、筧利夫さん、加藤虎ノ介さんらがいます。
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三郎さんの在学中の細かいことは分かりません。しかし、いずれ2年半で中退して上京し、俳優養成所に通っていた頃の1980年、舞台の『ヘアー』で俳優デビュー。
その後、順調に俳優と歌手として人気を博してきました。
【ふぞろいの林檎たち】のDVD引っ張り出してきた
(1)岩田(時任三郎)が持ってるのはエレッセのチルデンベスト
仲手川(中井貴一)がこれ着て東大・慶応・順天堂大医学部のパーティーに潜り込んだ
(3、4)ワンゲル同好会「オリーブ」の結成を祝ってカンパーイ!
貝殻のランプシェードは当時の流行 pic.twitter.com/nuQEtjLT5G— マクナイト中佐 (@zebra6_537onn) July 14, 2018
『ふぞろいの林檎たち』の若々しい面々を今も楽しんでいるファンは多いそうです。
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時任さんは今もじつに若々しいです。今さらながら188センチの身長は、見上げるばかり。ドラマの中で相手役との関わりから心なしか、背を丸めて遠慮がちに佇むようなシーンも見られ、その姿から優しさがさらに滲み出るようです。
2020年、2021年の「監察医 朝顔」では「万木平」役のたいらさんの優しい顔がなんとも言えません。ドラマ中、大震災で亡くなった妻は石田ひかりさんとなっています。
同作では、父親どころか祖父、しかも認知症で日々大切な記憶を失っていく父としての苦悩を描いており、そんな中で時任さんは、老人を演じてなお上品でした。
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以上、簡単ながら時任三郎さんの出身校について、でした。