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伊坂幸太郎さんは法学部を出てSEを経て作家に
伊坂幸太郎さんの学歴と出身校についてご案内します。伊坂幸太郎さんは仙台在住の推理小説家。
千葉県の出身で1971年生まれ。仙台を知る者には小説の中に場所が分かる話が出てきて、具体的な地点を密かに楽しんだりできます。
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千葉県の松戸市出身で、地元松戸市にある県立高校から、東北大学の法学部に進みます。小学校・中学校は、地元の松戸市と思われますが、今のところ特に情報はありません。
千葉県立小金高等学校 ⇒ 東北大学
特に公表されていませんが「伊坂幸太郎」は本名ではないようで、父親も本を複数出版されている様子です(詳細は下記に)
映画化された作品も多く、熱烈なファンが多いことでも知られます。
伊坂幸太郎(いさかこうたろう)
生まれ: 1971年5月25日
出身:千葉県松戸市
1078年:(推定)小学校入学、7歳
1984年:(推定)中学入学、13歳
1987年:(推定)小金高等学校入学、16歳
1990年:(推定)東北大学入学、19歳
1994年:(推定)東北大学卒業、23歳
1996年 :『悪党たちが目にしみる』サントリーミステリー大賞佳作
2000年 :『オーデュボンの祈り』新潮ミステリー倶楽部賞
2003年:『重力ピエロ』(2009年映画化)
2006年:『終末のフール』
2008年 :『ゴールデンスランバー』本屋大賞等(2010年映画化)
2012年:『仙台ぐらし』
2014年:『アイネクライネナハトムジーク』(2019年に映画化、多部未華子他)
2015年:『ジャイロスコープ』
2016年:『サブマリン』
2017年:『ホワイトラビット』
2020年:『逆ソクラテス』、49歳
2021年:『ペッパーズ・ゴースト』
2023年:『777 トリプルセブン』
2024年:『時ひらく』「Have a nice day!」、53歳
その他、作品は多数につき多くは省略しています
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
東北大学法学部を卒業してからシステムエンジニア(SE)の仕事をしていたのは意外な気がしますが、実際は著作権関係の仕事と思って入った会社でプログラムを組んだそうです。
90年代の初期なら、まだせいぜいWindows95の時代で、むしろSEの先駆的な時期だったことでしょう
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『ゴールデンスランバー』で本屋大賞を受賞した2008年には、山本周五郎賞も受賞し、直木賞も選考対象でしたが、辞退しています。
伊坂幸太郎さん作品、最終候補に - 英国推理作家協会賞https://t.co/fbN4J3mHuc
— 共同通信公式 (@kyodo_official) May 11, 2024
結婚してお子さんも一人いるそうです。どの時点のエッセイだったか・・曖昧な記憶で恐縮ながら仙台駅に近いどこかの喫茶店でいつも執筆しているという話があったはず。
今もだったら、行ってみたいのですが・・
道で声をかけられて「伊坂幸太郎さんですか?」と聞かれるかと思って構えると、ただ道を聞かれただけだった・・とか。味のあるテキストで楽しませてくれます。
伊坂幸太郎さんの出身高校は小金高校
伊坂幸太郎さんの進学した千葉県立小金高等学校は、通称「こがね」と呼ばれる公立高校。
公立ながら私服なのは近隣の千葉県立東葛飾高校(とうかつ)に続きました。(東葛高校の出身者には守本奈実さんがいます。)
小金高校は松戸市内の公立校で共学という位置づけから、進学校としても人気だったもよう。
小金高校は普通科のみでしたが、平成28年からは総合学科(人文国際系列、数理科学系列、医薬看護系列、芸術文化系列)に変更となりました。
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もちろん伊坂さんの時代は普通科。
千葉県立小金高等学校
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所在地:千葉県松戸市新松戸北2丁目14−1
千葉県には偏差値の高い公立高校が多数ありますが、小金高校もその一つ。伊坂幸太郎さんは小金高校から、国立の東北大学を受験して合格しました。国府台高校の出身者に、伊藤淳史さんがいます。
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進学校なので小金高校から東北大学への進学は珍しくはないとしても、伊坂さんは上位の成績を保っていたことと考えられます。(ただし、下記のように小金高校に「伊坂」さんはいなかったはず)。
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【千葉県立小金高校の近年の合格実績】(2020年、「みんなの高校情報」による)は、私立では早稲田18名、慶応9名、東洋大学128名、千葉工業大学96名、明治大学66名など。
国立では、千葉大学14名、筑波大学9名など。ここ数年は東北大学への合格者はないようです。
おそらく当時、伊坂さんは高校内でも上位の成績を収めていたのではないでしょうか。
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伊坂幸太郎さんの出身地松戸と父親の著作と画廊宮坂などについて
伊坂幸太郎さんは上記、小金高校の出身であることは明らかです。しかし出身の小学校・中学校については特に情報はありません。
千葉県の松戸市の出身で、高校で松戸市内の公立に進学していますので私立中学に通っていた可能性は、低いのではないでしょうか。(仮に私立の専修大学松戸中学だったとしたら内部進学するのでは? 等)いずれ、いまのところ不明です。
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松戸市は、千葉県でも千葉市方面と異なり、JR常磐線が都内の葛飾区金町から江戸川を超えると松戸市になります。よって、都内に通う通勤客の多い駅でもあります。
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伊坂幸太郎さんという名前がペンネームであろうという話の糸口は、父親とされる「宮坂祐次さん」が銀座で宮坂画廊を経営しておられる、という話から・・です。つまり本名は宮坂さんであろうということ。
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*念のため、伊坂さんまたは宮坂祐次さんが、この件を公にしているのではありません。しかし銀座「画廊宮坂」で個展を開催した方のコメントや、宮坂氏の著作を読んだ方がのコメントが、複数存在しています。つまり隠しているわけではないけれど自らアピールされてはいないーーと、このサイトでは解釈させていただきます。
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銀座7丁目に「画廊宮坂」さんがあります。
いきなり個人モードになって恐縮ですが、銀座7丁目には濃い縁があったので、「えっ? あの辺りの画廊さん?」と驚きました。
また画廊主の宮坂祐次氏は、画廊から「宮坂通信WEB版」というのを発信しておられたり(現在は休刊中)、これまで少なくとも書籍を4冊、出しておられるようです。2021年現在アマゾンで手に入るのは、こちらでした。
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上記のコメントというのは、個人の方のブログ等になりますが、一例としてこんな感じでした。
宮坂祐次さんの息子さんがベストセラー作家の伊坂幸太郎だ。なるほど文章がおもしろいのは当然だった。
ただこの本は書店では扱われていないと思われる。奥付を見ると、発行元の宮祐出版社は画廊宮坂と同じ住所になっている。
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(https://mmpolo.hatenadiary.com/entry/20120828/1346114124 2012年の「mmpoloの日記」 より)
mmpoloさんの記述にあるように、宮坂氏は出版社も兼ねて自ら本を出しておられるようです。いちばん新しい書籍は2019年発行。
伊坂さんの文筆才能を勝手に推測するのもなんですが、父親も文章を書いておられる方だというのは、納得のいく話でした。
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ついでに余談、出版社というと大手を思い浮かべる方が多いでしょうか。しかし社員が一桁の小さな会社のほうが多いのです。内側の視点から。
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「伊坂幸太郎」さんがペンネームである件
上記のように、本名は伊坂さんではなく宮坂さんのようです。
そして伊坂幸太郎というペンネームは「西村京太郎」さんを参考にして同じ画数になるように付けた、というのも有名で、複数の情報筋がそれを伝えています。ただしご本人からの情報ソースが確認できないので、このページでは伝聞形とさせていただきます。
伊坂幸太郎 画数 6+7+8+8+10
西村京太郎 画数 6+7+8+8+10
ということ。
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ファンの皆さんにとっては今さらの話かもしれません。「伊坂」さんが「宮坂」さんなら、「幸太郎」さんの「・・」さんは何か知りたいところではあります。
作品の『モダンタイム』に「井坂好太郎」が登場するのは、ご愛嬌でしょうか。
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伊坂幸太郎さんの出身大学は東北大学(法学部)
東北大学の法学部は、付属の図書館もすぐ隣にあり、司法試験受験を目指す学生の一部が常駐していると噂されるくらい、勉学への環境が整っている所ーー。
杜の都、仙台は青葉通り、定禅寺通りなど青葉若葉の美しい季節でしょうか。
東北大学法学部というと、枝野幸男さんと同じですが、お二人のイメージは、かなり違います、まあ当然ですけど。
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東北大学 法学部
所在地:宮城県仙台市青葉区川内41
東北大学の出身者は、もちろん法曹会などで多数活躍しています。
政界でも民進党(*その後、党名は変遷)の枝野幸男氏、公明党幹事長の井上義久氏、共産党の小池晃氏、自民党の森雅子(森まさこ)氏、仙台市長の奥山恵美子氏などがいます。
作家では、佐藤賢一氏や、松崎有理氏など。
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ちなみに法学部を出て作家になったというと、若干不思議ですが、決して途中で路線を変えた等でなく、伊坂幸太郎さんは小説を書きたいけれど文学部にいくのは、そのまま過ぎるから法学部・・というようなことらしいです。
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卒業して2年後ほどで「サントリーミステリー大賞佳作」という快挙ですから、学生時代から司法試験を目指す等でなく、作家活動の素材を集めるような生活をしていたのではないでしょうか。
はじめは著作権がらみと思って入社したというのは上記のとおりです。
wowowで連続ドラマW『バイバイ、ブラックバード』が2018年の2月に放送されて話題を呼びました。「絶体絶命を前に、5股中の彼女たちに別れを告げて回るダメ男と、その監視役の怪女の行く末を描く。高良健吾、城田優が熱演」という紹介でした。
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伊坂さんの作品には、映画化、ドラマ化が多いのは今さらながら。
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映画化された作品は上記の『重力ピエロ』(主演:加瀬亮・岡田将生)等だけでなく、『CHiLDREN チルドレン』(主演:坂口憲二)や『アヒルと鴨のコインロッカー』(濱田岳・瑛太)『グラスホッパー』(生田斗真)など多数あります。
「若手」のイメージは、もつ側の勝手だったかもしれません。1971年生まれなので、2021年に50歳になられました。
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以上、簡単ですが人気作家伊坂幸太郎さんが、法学部の学生として仙台に行き、今も仙台を愛し、東北大学のある仙台で作家活動をしているという、出身校の話でした。