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「日本一知名度の低い島根県を応援する」（と名付けられた）団員
佐野史郎さんの学歴と出身校について。
佐野史郎さんといえば、ベテラン俳優さんですが、あまりにも出演ドラマ等が多く、何を挙げていいか戸惑う方の一人。「佐野史郎 冬彦さん」という言葉が今も現役であるくらい「冬彦さん現象」を佐野氏が起こしたとも言えます。
ベテラン過ぎて意外なのが、2018年の『限界団地』で連続ドラマでは初主演となっていること。
島根県の出身で、「リメンバーしまね」の名誉団員であり、この応援団は「日本一知名度の低い島根県を応援するために創設」されたとのこと。
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島根が日本一知名度が低いかどうかは分かりませんが、松江市で代々医者だったという実家は今も続いているので、佐野史郎さんが松江市の路線バスの観光案内ナレーションに登場するのは心強いことでしょう。
地元の小学校と、島根大学の附属中学を経て、地元の松江南高等学校を卒業しました。美大を目指してか、高校を卒業後は東京で絵を学んでいましたが、間もなく劇団の創設メンバーとなり、俳優と監督という道へ進みました。
島根県立松江南高等学校 ⇒ 進学せず
その後の「出演」は多数で、NHKの大河ドラマにも「独眼竜政宗」から始まって5回も出演しています。
佐野史郎（さのしろう・本名）
生まれ：1955年3月4日
出身：島根県松江市
1961年：（推定）小学校入学、6歳
1967年：（推定）島根大学附属中学入学、12歳
1970年：（推定）松江南高等学校入学、15歳
1973年：（推定）上京、18歳
1975年：劇団「シェイクスピア・シアター」創設メンバー、20歳
1986年：『夢みるように眠りたい』映画初主演、29歳
1992年：『ずっとあなたが好きだった』冬彦さん、37歳
1994年：『花の乱』足利義視役、39歳
1999年：『カラオケ』（監督も）
2003年：『共犯者』中尾文彦
2007年：『地獄の沙汰もヨメ次第』城之内竜太
2015年：『しんがり 山一證券 最後の聖戦 』谷口芳雄、『警視庁強行犯 樋口顕』氏家譲、60歳
2018年：『限界団地』ドラマ初主演、『西郷どん』 井伊直弼役、63歳
2020年：『10の秘密』、『私たちはどうかしている』
2021年：『ネズラ1964』『騙し絵の牙』、多発性骨髄腫に罹患、66歳
2022年：『親愛なる僕へ殺意をこめて』 白菱正人、67歳
2023年：『白鍵と黒鍵の間に』宅見、「佐野史郎写真展 瞬間と一日」開催
2024年：『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか! 』鍋岡、『島根マルチバース伝』「みせや」店主、69歳
その他、出演等多数
＊略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
下記は、ご本人公式のアカウントです。
CD化されてますよ🎶
— 佐野史郎 (@shiro_sano) January 6, 2021
ベースにルイズルイス加部さん‼︎
ドラムに大口ひろしさん、ギターにムッシュかまやつさん、鍵盤に早川義夫さん、遠藤賢司さんにも参加していただき、やりたい放題😅
RT @HpQjfPkhmUa1dBz
『 #佐野史郎 /君が好きだよ』はCD化されているのでしょうか？💿pic.twitter.com/MiSzQ0bgCy
ありがとうございました‼︎
— 佐野史郎 (@shiro_sano) December 20, 2020
再映画デビューの心境です🎞🎥🎬
RT @nonnakamura
昨年、WOWOWのはっぴいえんどの再現ライブの撮影現場でご一緒させていただいたスタイリストです。
当時も大好きだった「夢みるように眠りたい」のデジタルリマスター版が観れて嬉しかったです。 pic.twitter.com/9E0fYDWo62
佐野史郎さんの出身高校は松江南高等学校
佐野史郎さんの出身高校は、島根県松江市の公立高校、島根県立松江南高等学校です。
島根県立松江南高等学校は「島根県立松江高等学校」が北と南に別れたことにより、1961年に開校しました。
島根県の高校偏差値の各種データを見ると、松江北高校も松江南高校も現在ともに理数科と普通科があり偏差値も県内の上位で、同じような位置にあると言えそうです。他に出雲高校なども、島根県での伝統校。
ちなみに松江北高校という名前になにか記憶があると思ったら、長谷川博己さんの父、 長谷川堯氏の出身校でした。長谷川博己さんは東京の出身ですが、ファミリーヒストリーでも取り上げられたように、歴史をたどると島根との縁が強いわけでした。
なお、1983年に松江東高校が新設され、高校の学区が変更されておりこの地域では中学により学区が異なる様子。
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島根県立松江南高等学校
所在地：島根県松江市八雲台一丁目1番1号
このように松江市には、地名にも「八雲」が出てくるのですね。
ところで佐野史郎さんは お子さんに八雲とつけるほどの八雲ファンだそうです。著書においても、八雲に触れており、また佐野氏はゴシックホラーファンとしても知られます。
松江南高校のおもな出身者には、後にイチローの夫人となった福島弓子さん、漫画家のそのだたつの助さん、SF作家の飛浩隆さん、弁護士、元検察官の郷原信郎さんらがいます。
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なお、佐野史郎さんの出身高校情報として、南高校に入る前に、島根県の雲南市にある大東高校に入ったという説もあるようです。しかしその点はよく分かりません。
なぜなら、佐野史郎さんと郷原信郎さん（1955年3月2日生まれ）は、まさに数日違いの同学年。 その郷原さんが1977年に東京大学を卒業していますから、東大への入学は1973年と考えられ、逆算すると1970年に高校に入学しているはず。
あるいは1970年に雲南市の大東高校に入学した佐野史郎さんが、高校の途中で、学年として遅れることなく編入試験を受けて南高校に転入したのか、（どっちでもいいかもしれませんが・・）そのへんの詳細は不明です。
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いずれにしても、 佐野史郎さんと郷原信郎さんは幼児の頃からの知り合いで、高校時代は同校において演劇部でした。元検察官として知られる郷原氏が演劇部だったとは少々意外ですが、ペンネームで『司法記者』という推理小説を書いた人物でもあります。
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また、BOWWOWの山本恭司さんもこちら、県立松江南高校の同級生です。
佐野史郎さんの出身小学校と出身中学校、実家は開業医
高校の前にさかのぼると、佐野史郎さんの卒業した小・中学校は以下となります。
小学校： 松江市立乃木小学校
所在地：島根県松江市浜乃木５丁目１−１０
中学校： 島根大学教育学部附属中学校
同校の現在名は、「島根大学教育学部附属義務教育学校後期課程」となっています。そういえば義務教育の後期課程です。
島根大学教育学部附属義務教育学校後期課程
所在地：島根県松江市菅田町１６７−１
島根大学（ヒゲダンことOfficial髭男dismの藤原聡さんたちの出身校）が、当然ながら近くにあります。
県庁所在地にある国立大学附属中学に入学とは、いわゆる「できる小学生」の恒例パターンだったのではないでしょうか。医者の息子であった佐野史郎さんにとっても、自然な経緯だったかもしれません。
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ところで佐野さんの子どもの頃について、2023年に写真展を開催した時のインタビューでは次のように答えているのが印象的でした。
僕の実家は松江（島根県）に江戸末期から続く開業医で、父は写真が趣味だったんです。それに母方の実家が、出雲大社にある写真館で。そんなこともあって、写真はごく身近な存在でした。
（https://toyokeizai.net/articles/-/706907より）
写真には小さいときから縁が深かった模様です。
佐野史郎さんの出身大学はなし
佐野史郎さんは、松江南高校を卒業したあと上京して、中村宏さんという画家のもとで絵を学んだ（美学校の中村宏油彩画工房）とされています。
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これは勝手な推測になりますが、その工房でずっと学んだというより、当時の進学事情から考えても、いわゆる「藝大・美大受験」の準備の意味もあったのかもしれません。
一説では武蔵野美術大学などを受験したい意向はあった模様。
佐野さんが高校を卒業して2年後には劇団「シェイクスピア・シアター」が創設され、その創立メンバーとなっていますから、その2年くらいの間に、進学について結論を出し、あるいは順序は逆かもしれませんが演劇の道へ進むということを決めたのではないでしょうか。
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中村宏さんについては、日本大学芸術学部の出身で、東京造形大学客員教授とされます。その前に桑沢デザイン研究所でも教えていますから、大雑把には美術界の指導者の一人ーー。
中村宏さんは1969年に 「美学校」創設に参加しておりその中の「中村宏油彩工房」担当ということで、佐野史郎さんが上京した時期は、ちょうど創設の数年後ということになります。
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ということで、佐野史郎さんが絵を辞めるとはっきり決めた時点があるかは不明ながら、1975年以降、上記のように次々と映画、ドラマに出演してきました。
佐野史郎さんと「冬彦さん」
『ずっとあなたが好きだった』の主演は賀来千香子さん（賀来賢人さんの叔母）でした。
そこで極端なマザコン男を演じた佐野さんの演技は反響を呼び、「冬彦さん」が流行語にも選ばれました。
🍎こんにちは&お疲れ様🍎
— 🎀YUI🎀～🦋D.Sの癒し姫🦋～ (@YUI_smileKEN) January 19, 2021
今日は朝から風邪が強い😵
ご利用者の送迎は気を付けないと💦そしてウド鈴木さん、松任谷由実さん、宇多田ヒカルさん、Coccoさんの誕生日🎁🎂おめでとうございます💐✨
松任谷由実のあの歌を聞くと冬彦さんが頭に浮かぶ人ってどれくらいいるんだろう(笑)
午後もファイトです☺️ pic.twitter.com/PUdzvBD5ES
野際陽子さんの姿の懐かしいこと・・・
このドラマを演じるにあたって佐野史郎さんは、山崎哲さんの論文や作品を研究したそうです。
また、自分の一人娘である八雲さんが生まれたばかりで、その赤ちゃんである娘さんの仕草を研究して「んん～」と唇を歪めて、絞り出すような声を研究したとかーー。
脚本は君塚良一さん。このドラマの途中で佐野さん（冬彦さん）があまりに話題になっていったことで、君塚氏は当初のプロットからかなりの変更を加えて、冬彦こと佐野さんの出番を増やした様子。
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ところで 「冬彦さん」はある方の本名でした。
プロデューサーの貴島誠一郎氏の当時の上司が田代冬彦さん。その田代冬彦さんと佐野史郎さんは、「劇団シェイクスピア・シアター」を立ち上げるころからの友人だったというわけです。
とうことで、冬彦さんの件は古い話ですが、あまりにも多くのドラマ等に出演してきた佐野史郎さんは『限界団地』というドラマで連続ドラマとして2018年に初主演しました。
還暦を過ぎて連続ドラマの初主演をいただくなど考えたこともなかったので、とてもありがたく思っています」と感謝。
26年前に出演したドラマ『ずっとあなたが好きだった』(TBS)で、冬彦さん現象を巻き起こした佐野だが、当時のことを（中略・・）と振り返り、
「視聴者の皆さまには『また、佐野が変なことやっているな』と喜んでいただければとてもうれしいです」と呼びかけている。
（https://news.mynavi.jp/article/20180411-614639/ より）
佐野史郎さんの人柄が感じられる言葉でした。
2021年には『警視庁強行犯 樋口顕』に 氏家譲さんとして出演。しかしその後佐野史郎さんは多発性骨髄腫にかかり、一度は死を覚悟するほどの境地だったそうです。
回復されたあと、2023年には彫刻の森美術館にて【佐野史郎写真展 瞬間と一日】を開催しました（2023年10月14日(土) ～ 2024年1月14日(日）。
体にご無理なく、ますます活躍していただきたいです。
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以上、佐野史郎さんの出身校などの情報でした。
