Contents
「五代様ブーム」で一気に著名になったディーン・フジオカさん
ディーン・フジオカさんの学歴と出身校についてご案内します。
ディーン・フジオカ(本名・藤岡竜雄)さんは今や俳優、映画監督として人気を確立しています。香港で活動を始めたことから中国語で「藤岡靛」の役者名もあります。
千葉県の鎌ケ谷市で育ち、地元の公立小学校、中学校を経て、千葉県の進学校の一つ、船橋高等学校に進学しました。
千葉県立船橋高校 ⇛ シアトル・セントラルカレッジ
高校卒業後は日本の大学を受験したのではなく、アメリカのシアトルの、IT専門校といえるシアトル・セントラルカレッジ(単科大学)に進みました。
藤岡さんの意図ではなく、週刊文春などが「進学先がシアトル大学」と間違って報道したことで、若干の物議を醸したことがありました。
しかしディーンさんにとっては、もともとアメリカに興味があり、ITを学ぶならアメリカと思っていたこともあり、自分の意志を通しただけのことでした。
卒業後もアメリカで起業する予定でしたが、ビザの関係もあり、これからはアジア・・という考えもあり、香港などに移りやがて台湾での芸能活動が始まりました。
日本でブレイクしたのは朝ドラの『あさが来た』での五代友厚役。ご存知の「五代様ブーム」が起きました。
その五代さん役を大河ドラマでも務めて、現在では諸々のドラマにも出演する不動の人気俳優となりました。人気の反映と言えるでしょう、インスタが大変注目されてもいます。
・
ディーン・フジオカ(本名:藤岡 竜雄 ふじおか たつお)
生まれ: 1980年8月19日
生まれ:福島県須賀川市、育ちは千葉県鎌ケ谷市
1987年:(推定)小学校入学、7歳
1993年:(推定)中学校入学、13歳
1996年:(推定)船橋高校入学、16歳
1997年:第10回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」にて最終選考
1999年:アメリカへ
2004年:香港にてスカウトされモデルとして芸能活動を始める
2006年:台湾でドラマデビュー『スクール・ロワイアル〜極道學園〜』
2007年:台湾TVドラマ『ホントの恋の見つけかた』
2011年:『セデック・バレ』(2013年に日本で公開)
2012年:中国系インドネシアの女性と結婚
2013年:『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』監督・主演・主題歌
2014年:『撃墜 3人のパイロット〜命を奪い合った若者たち〜』日本のドラマ初出演
2015年:『探偵の探偵』、NHK連続テレビ小説『あさが来た』五代友厚
2016年:『ダメな私に恋してください』
2017年:『今からあなたを脅迫します』武井咲とW主演
2018年:『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』単独主演
2019年:『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』井浦新とW主演
2020年:『危険なビーナス』矢神勇磨
2021年:NHK大河ドラマ『青天を衝け』五代友厚
2022年:『Pure Japanese』主演、『津田梅子〜お札になった留学生〜』森有礼、『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』
2023年:『星降る夜に』、NHK連続テレビ小説『らんまん』坂本龍馬
その他、出演など多数(音楽活動は省略しています)
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
ディーン・フジオカさんの出身高校は千葉県立船橋高校
ディーン・フジオカさんは鎌ケ谷市で育ち、地元の名門校である船橋高校に進学しました。
千葉県では公立・私立を合わせると名門校が多数あり、私立では田中圭さんがいた渋谷幕張高校が著名です。公立では、以前からずっと千葉県の御三家といわれてきたのがこちらの三校。
千葉県立千葉高校
千葉県立東葛飾高校
千葉県立船橋高校
東葛飾高校(東葛)の出身者に守本奈実さんがいます。またこちらの三校に次ぐような人気高校である佐倉高校の出身者に藤木直人さんや杉野遥亮さんがいました。
船橋高校は元首相の野田佳彦さんの出身校でもあります。
なお、千葉県の船橋市内には県立高校であるこちらの船橋高校と、船橋市立である「船橋市立船橋高等学校」があります。
船橋市立船橋高校は通称「いちふな」と呼ばれ、公立高校ながらスポーツが強いことも知られています。
千葉県立船橋高等学校
所在地:千葉県船橋市東船橋6丁目1−1
概略として船橋市の位置は、千葉市よりも東京寄りの中堅都市となります。
・
某所には、こちらの県立船橋高校が湊かなえさんの小説『高校受験』のモデルとなったと書かれているのですが、私見ながら違うような気がします。
作家本人が、モデル校を明確に言及するとは考えにくく、実際、あの小説の中身は、船橋市周辺の状況と違うような気がしています・・しかし、まあ、頑張って主張する話でもないでしょう。
船橋高校の校章が橘(たちばな)の花をかたどったものであることと、小説『高校受験』の「橘第一高校」を関連付けているのかもしれません。
***
【県立船橋高校の大学合格実績】は、「みんなの高校情報」によりますと、2022年の例で以下となっています。東大11名というのが端的に実力を表していることでしょう。
国立大学
東大 11名
京大 13名
千葉大学 63名
一橋大学 21名
東京工業大学 19名
筑波大学 17名
東北大学 11名
横浜国立大学 11名 など多数
私立大学
東京理科大学 180名
明治大学 135名
早稲田大学 113名
立教大学 88名
法政大学 84名
慶応大学 68名 など多数
上記のように、ディーン・フジオカさんについて学歴詐称云々の誤情報が流れたことがありました。
しかしその背景には、「シアトル大学」に進んでいたとしても不思議のないくらい偏差値の高い高校の出身だった、ということもあるでしょう。
一方で、そういう高校にいてディーンさんは、第10回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で最終選考に残り、かつ音楽活動などにも忙しく、いわゆる「進学」の枠にとらわれない高校生活であったことも確かです。
***
さて「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」ですが、このコンテストを契機に俳優への華麗な道を進んだのが、溝端淳平さんでした。
以下は、フジオカさんが高校時代に行っていた美容室スタッフさんのコメント。
高3のとき、ジュノンボーイに応募する直前にも来ていますよ。その際、カタログを見て『こんな感じにしてほしい』と自分で注文したのを覚えています。
その通り、黒髪で耳を出した爽やかな短髪にしてあげました。本人は『妹が勝手に応募しちゃって』と言っていましたけど(笑)」
(https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1612581/ より)
・
ジュノンボーイは原則、事務所などに所属していない人のコンテストなので、溝端さんも同様で、本人の意志と関係なく応募するという話が成り立つのかもしれませんね。
このスタッフさんが続けて、
「竜雄くんは海外に行きたいという強い希望がありました。なので、本当は日本の高校にも行きたくなかったんです。芸能活動も、とくに興味あったわけじゃないですしね」
と語っているのも印象的です。
有力校に入る実力はあった、しかし本人の夢はそんなところにはなかった、ということでしょう。
また船橋高校時代は「フォークソング部」でロックなどを歌っていました。
ディーン・フジオカさんの出身地千葉県鎌ケ谷市と出身小学校、出身中学校
先述のように船橋市は、千葉県でも大雑把に言って東京寄り。その「船橋市」と、常磐線方向の「柏市」を結んだラインの中間くらいに位置するのが、ディーンさんの育った鎌ケ谷市でした。
ディーン・フジオカさんはその鎌ケ谷市で小学校、中学校時代を過ごしたことが分かっています。また出身の小学校・中学校については、情報の一次ソースは不明ながら「思い出こみゅ」などで以下とされています。
出身小学校:鎌ケ谷市立東部小学校
所在地:千葉県鎌ケ谷市鎌ケ谷8丁目3−11
鎌ヶ谷といえば「鎌ヶ谷大仏」が駅名にもなっており、その「鎌ヶ谷大仏」の近くに、こちらの鎌ケ谷市立東部小学校があります。
・
ディーン・フジオカさんのインスタです。小さいころから、なんと可愛らしかったのでしょう。
・
出身中学校:鎌ケ谷市立第二中学校
所在地:千葉県鎌ケ谷市東道野辺4丁目19−26
東部小学校と第二中学校は200〜300メートルくらいの近距離。
小学校、中学校時代は、バスケットボールに夢中だったことが知られています。
また、上記の記事で、当時、ディーンさんが通っていた接骨院の院長さんはこう答えていました。
フジタツは、バスケの練習中に打撲や捻挫をしては、そのたびに治療に来ていました。大人顔負けの聡明な生徒だったから、よく覚えています。
バスケに一生懸命で、オーバーワークともいえる猛練習に明け暮れていましたね。診察中でも、とても熱心に『どんなトレーニングをすればバスケが強くなれますか?』などと、いろいろ質問してくるので大変でした(笑)。
(同上)
なるほど、じつに聡明な少年だった様子が分かります。
\2月14日(日)から放送 /
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) February 9, 2021
大河ドラマ #青天を衝け
渋沢栄一と同時代を駆け抜けた実業家・五代才助(友厚)役は、大河初出演のディーン・フジオカさん。ディーンさんは連続テレビ小説『あさが来た』でも五代さまを演じ話題に!
▼出演作https://t.co/lS9Bqm3tI6#大河ドラマ #ディーンフジオカ pic.twitter.com/ZDuPHrwmbs
・
ディーン・フジオカさんの出身大学はシアトル・セントラル大学
上記にあるように、「本当は日本の高校にも行きたくなかった」というくらいのディーンさんでした。
船橋高校を卒業して、ふつうに国内の大学受験をしない生徒はたいへん珍しいと思われます。しかしともかくディーンさんはアメリカに行き、シアトルの「シアトル・セントラル大学」に入りました。
シアトル・セントラル大学はコミュニティ・カレッジです。そのコミュニティ・カレッジ(コミュカレ)とは何かというと・・
「地域住民のための教育機会提供の場として設立された高等教育機関」ということで、海外からの留学生にも門戸を拡大する大学が増えているそうです。
アメリカにおいて地域住民だけでなく、留学生を受け入れる環境が整っているということでしょう。
シアトル・セントラル大学(シアトル・セントラスカレッジ)
所在地:1701 Broadway, Seattle, WA 98122 アメリカ合衆国
そこで、シアトル・セントラル大学は、コミュニティカレッジとは言い切れないくらいコースが充実している大学であり、半数近くの学生が4年制大学への編入コースを履修するそうです。
しかしその大学にて、フジオカさんは2年学んだ時点で、ビザが発給されないという、まさかの事態に遭遇します。
***
もう一度略歴を振り返ると、高校を卒業して渡米したのが1999年。その2年後の2001年に「アメリカ同時多発テロ事件」が起きています。
その結果、ビザの取得が困難になり、これからはアジアだ・・という思考もあり、アジアに向けて渡航しました。
大学を卒業した後、そのままアメリカ住んで仕事するつもりでしたが、9・11の影響でビザが取れなくて。そんな中、大学入学当時の教授が「これからはアジアの時代だ!」と話していたことがずっと気にかかって・・・
(中略)・・
渡航先の一つだった香港でオープンマイクのイベントで飛び入りでラップをしたところ、たまたまクラブに香港のファッション誌のエディターがいて、モデルにスカウトされました。
(https://joshi-spa.jp/402429)
・
たまたまとは、何とも劇的なスカウトです。
こちらは2015年当時の「女子SPA!」の記事でした。
しかし考えてみれば、本人の自覚はともかくとして、高校時代にすでに「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で選ばれていた藤岡さんです。素敵でないはずがありません。
この「女子SPA!」の記事にて、「当時は旅を続けるための仕事として、お金をもらえるならという意識」でモデルや、映像の仕事をしていたとも語っています。
***
ところで、ディーンさんが初めて日本の関係の仕事をしたのは、略歴にありますように、2013年にみずから監督も主演も主題歌も務めた『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』でした。
『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』の中身、そして映画となった発端である「リンゼイ・アン・ホーカー殺害事件」について詳しいことは、ここでは略します。
ただ、逃亡劇もあっておぞましく、日本を震撼させたような殺人犯を演じることにためらいがなかったかーー
周囲からはもろもろの忠告があったそうです。
しかし・・
リアルな話をすると、テレビコマーシャルに出られなくなるよとか。この映画によって失うものが大きすぎるんじゃないかとか、いろんな視点からの忠告を受け、リスクを理解したうえでやると決めました。
(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/145722 より)
・
俳優として有名になる前に、フジオカさんが監督の仕事を果たしていたことを改めて確認しました。
僕がディーン・フジオカさんを初めて見て惚れた映画『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで(2013年) 』この映画で監督から主演まで完璧に魅せたディーンさん。市橋達也の心の葛藤を見事に演じ切り、主題歌まで歌った。俳優さんを見て久しぶりに心が震えた。今見ても震えが来る pic.twitter.com/vHPl3nmXjx
— 梅田剛志 (@tyanume7) April 13, 2021
・
そうして2015年に『あさが来た』では清々しい五代友厚を演じて、「五代様ブーム」となったわけです。
私生活ではディーン・フジオカさんは2012年に中国系インドネシアの女性と結婚しており、5人のお子さんがいて、成人したお子さんもいるとのことーー。
名前が横文字(カタカナ)になっているせいか、国籍は? ということも話題になりがちです。しかしご両親ともに日本人。妹さんが、元「チェキッ娘」の藤岡麻美さんとなります。
ファンクラブも結成されました。
・
・
2019年の『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』では井浦新さんとW主演し、このドラマは「レ・ミゼラブル」とはもちろん背景が異なるのですが、切ない展開でした。
2023年の朝ドラ、『らんまん』では、天狗としての坂本龍馬もユニーク。
・
***
逆輸入型俳優と言われる点では、大谷亮平さんとも比較されます。
以上、簡単ですがディーン・フジオカさんの出身校についてでした。