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『ちむどんどん』(沖縄返還50周年記念ドラマ)主演の黒島結菜さん
黒島結菜(くろしまゆいな)さんの学歴と出身校について。黒島結菜さんは、若手で脚光を浴びている女優の一人といえます。
沖縄の糸満市の出身で、中学3年時に芸能界に入り、高校は地元の糸満高校に進学しました。
東京と沖縄を往復する生活から、高3で都内の高校に転校。さらに日大の芸術学部写真学科に進みました。
沖縄県立糸満高校 ⇒ 都内の高校 ⇒ 日大
転校したのは高3の秋で、東京のどの高校であるかは不明。生真面目な黒島結菜さんは日大に入ってから、仕事と学業の両立にかなり葛藤したそうです。
しかしある時期に決断し、日大を中退して2019年からは仕事に専念しています。
高校生の時からNHKの連続テレビ小説『マッサン』に出演するなど、活躍がたいへん早かったのですが、さらに大河ドラマにも出演。
またドラマや映画の主演でも反響を呼び、知名度も順調に高まり、ついには2022年の連続テレビ小説『ちむどんどん』での主演も成し遂げました。
黒島結菜 (くろしまゆいな)
生まれ:1997年3月15日
出身:沖縄県糸満市
2003年:(推定)小学校入学、6歳
2009年:(推定)中学入学、12歳
2011年:「沖縄美少女図鑑賞」受賞、ソニー・ミュージックアーティスツに所属
2012年:(推定)糸満高校入学、15歳
2013年:『ひまわり〜沖縄は忘れない あの日の空を〜』映画初出演
2014年:『アオイホノオ』連続ドラマ初出演、朝ドラ『マッサン』、上京し東京の高校に転校、17歳
2015年:日本大学芸術学部入学、18歳。大河ドラマ『花燃ゆ』、『at Home アットホーム』
2016年:『時をかける少女』主演、19歳
2017年:『アシガール』主演、20歳
2018年:(推定)日大中退、『プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?』
2019年:大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、『カツベン!』ヒロイン、22歳
2020年:朝ドラ『スカーレット』
2021年:『流れ星』マリー
2022年:朝ドラ『ちむどんどん』ヒロイン、25歳
2023年:『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』主演
2024年:『パレード』大城麻衣子、『夏目アラタの結婚』ヒロイン、宮沢氷魚さんとパートナー関係を公表、第一子出産、27歳
2025年:『鯨よ!私の手に乗れ』
その他出演多数、
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
2022年前期朝ドラ「ちむどんどん」ヒロインは黒島結菜、沖縄の食と4兄妹の物語https://t.co/nDzb95FPUW
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) March 2, 2021
#黒島結菜 #ちむどんどん pic.twitter.com/tmqNaD12Mx
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黒島結菜さんの出身高校は沖縄県立糸満高校(都内の高校に転学)
沖縄県立糸満高等学校は、名前のとおり沖縄県の糸満市にある公立高校で、設置は戦後の1946年でした。現在名になったのは、沖縄返還による1972年のこと。
以前は家政科も商業科もありましたが、2007年以降は普通科のみとなっています。
糸満市出身の黒島さんが糸満高校に進学したのは、地域的にも順当なことに見えます。なぜなら糸満市にある高校は、糸満高校と、沖縄県立水産高校の2校だからです。
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沖縄水産高校の名前は、全国的に高校野球で覚えている人も多いそうで、1990年、1991年に甲子園で準優勝を飾りました。
また、 糸満高校も2011年の夏の甲子園に出場しました。
細かく言うと、黒島結菜さんが入学したのは2012年のはずですから、その前年ということ。
糸満高校
所在地:沖縄県糸満市糸満1696−1
沖縄の方には今さらながら、糸満市は、沖縄県でも南端に位置しています。ひめゆりの塔も、平和祈念公園にある摩文仁(まぶに)の丘も糸満市・・・
ということで、黒島さんは高校まで地元にて育ったわけですが、産経新聞2015年8月23日の記事によると、 2014年の秋に都内の高校に転校し、一人暮らしを始めました。家族との信頼関係が厚いからこそ、可能な選択だったようです。
高3の秋のことを、黒島さんが語っている部分があります。
私はデビューしてからも基本的には沖縄の実家で生活し、仕事の時だけ東京の短期賃貸マンションに滞在する生活をしていました。
ですが、徐々に仕事が増えて東京にいる時間が長くなるとともに、そこにいることが苦痛で、自分の部屋を借りることに踏み切ったんです。
(朝日新聞デジタル2015年8月、沖縄に帰るお父さんとの食事 より)
ということで高校生活の大半まで糸満市で過ごした(東京と行き来した)黒島さんです。
黒島結菜さんのアシガールも
— ミルコ☆ニブンノイチ (@miruko7942) March 3, 2021
面白かったな。#ちむどんどん #2022年朝ドラ pic.twitter.com/fp4bIBgPnG
黒島結菜さんの出身地・糸満市と出身中学校、出身小学校
プロフィールで明らかにはしていませんが、糸満市の公式サイトの記録に、小6の黒島さんらしい児童にかかわる記述があります。
平成21年2月19日の記録で、つまり2009年、中学に入る直前の時期です。「糸満地区小体連駅伝大会」という行事があったらしく、「潮平小学校」の女子が優勝したという記録が糸満市のホームページに、以下のように残っていました。
報告では6年生の・・(中略)・・
同じく6年生の黒島結菜さんは「男女みんなで一つになって頑張ったから優勝ができたんだと思います。(中略)」と
メッセージを送りました。
(http://www.city.itoman.lg.jp/topics/200902/20090219_3.htm より)
これで断定できるわけではありませんが、この6年生は、黒島さんでほぼ間違いないでしょう(笑)。アシガールで見せた脚力の強さも、意外な所で示している気がします。
また地域情報をチェックすると、糸満市の潮平小学校の卒業生は、ほとんど潮平中学校に進学するそうですから、黒島結菜さんの出身校として、
出身小学校:潮平小学校
出身中学校:潮平中学校
で間違いなさそうです。
潮平中学校
所在地:沖縄県糸満市潮平634−2
黒島結菜さんは糸島市の出身で、今さらながら沖縄からはじつにたくさんの人気女優が活躍中。
那覇市出身の新垣結衣さん、沖縄市出身の満島ひかりさん、那覇市出身の 二階堂ふみさんなどなど・・・
こんな広々とした環境で育った様子ですが、結菜さんは、子供のころから目立った存在だったかというと、そうでもないようです。そんな人柄は、後述のように大学生になってからの様子からも伺えます。
芸能界への契機は、中学3年のときに母親が勧めたことで、ウィルコム沖縄のイメージガールコンテストに応募。みごとに「沖縄美少女図鑑賞」を受賞してモデル活動が始まり、それが本格化するのが高校時代のことでした。
さらに高3で都内で一人暮らしをするようになった後、以下のように大学進学も果たしました。
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(「いだてん〜東京オリムピック噺〜」にて)
黒島結菜さんの出身大学は日大(芸術学部)
進学先は、日本大学芸術学部写真学科です。
大学に進学したのは「芸能界とは違う世界も知った方がいいよ」という言葉を受けてのこと。
また、写真学科を選んだ理由は、高校生のころにカメラマンからフィルムカメラをもらって、フィルム写真独特の色味が好きで、写真に興味を持ったためとのこと。
日本大学への入学が2015年で、その年には大河ドラマ『花燃ゆ』にも出演しています。しかし、入学した当初はまだまだ初々しい新入生らしい姿も見られます。
今年の4月からは、自分でお弁当を作って大学に通学しています。お仕事は多くの方とお会いできるのが刺激的で、私自身、いろんな役ができる女優になりたいとがんばっています。
でもいまだに自分が出演したCMやポスターを見ると、自分が自分でないようで、見つけた瞬間に目をそらしてしまうんですけどね(笑)。
(2015年8月3日 「沖縄に帰るお父さんとの食事」 より https://web.archive.org/web/20171217141818/http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2015073193671.html)
あるいは、こんなコメントもーー。
─どんなことでも目標があるっていいですね。大学生活はどうですか?私の性格なんですけど、大学生のキャピキャピした感じになかなかついていけなくて(笑)。
私、授業が終わるとすぐに帰っちゃうタイプなんです。写真学科ということもあって、授業が終わってもみんなでいろいろな写真を撮ったりしているんです。
そういう姿を見て「いいなぁ、私にはできないなぁ」って、そこに入りにくい自分との温度差を感じています。
https://www.oricon.co.jp/special/48199/ 2015-08-28 オリコンニュースより
のちに朝ドラヒロインとなる女優も、大学一年生ではこんな感じ(周囲の人に入りにくい等々)だったというエピソードが、何かしら愛おしく感じられます。
日大の芸術学部には、
写真学科
映画学科
美術学科
文芸学科
演劇学科
放送学科
デザイン学科 があります。
日大 芸術学部
所在地:東京都練馬区旭丘2丁目42−1
日大の芸術学部に進んだ芸能人はたくさんいますが、写真学科を卒業したのが大塚寧々さんでした。
黒島結菜さんは、しかし一方で、仕事と学業の両立に悩むようになりました。一時は芸能界の引退も考えたそうです。
あるインタビューでは「学校に行けないことがストレスだった」と語っています。
そんな時、引退を思いとどまらせたのは家族の支え。
両親から「絶対、結菜の味方だから」「何かあったらいつでも帰っておいで」との言葉を送られ、「本当にダメだったら帰ればいいや」ともっと気楽に考えられるようになったという。
2018.03.10 11:00モデルプレス https://mdpr.jp/news/detail/1752031 より
家族に見守られ、帰るところがあるという安心感は、なんとありがたいことでしょう。 別の記事では「写真は独学でも続けられる、と判断しました」とも語っていました。
そういうことで、2019年以降は女優業に専念しています。
2022年の連続テレビ小説『ちむどんどん』ヒロインへの起用は、沖縄出身の若手女優として、なるほどと納得される一方で、黒島さんの抜擢の速さには驚かされる面もあります。
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でーじ沖縄顔だと思ったら糸満だ。
— 沖縄CHOUJI (@098chouji) June 6, 2022
苗字が黒島だからおとーかおじーが八重山だねぇ(親近感)
ちむどんどん pic.twitter.com/TJgLsrAsdV
『ちむどんどん』は朝ドラの評価としては若干厳しかったようです。しかし「中の人」が本当に可愛い!という評価は盤石。
そんな意味でも派手でない、堅実な中身をもったキャラクターが垣間見えます。
その後、周知のように『ちむどんどん』で夫婦役だった宮沢氷魚さんと、パートナーとなり、お子さんも誕生しました。
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ゆっくりと活躍していただきたい黒島結菜さんです。簡単ながらその出身校についてでした。