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石橋凌さんと原田美枝子さんを両親に持つダンサー
石橋静河さんの学歴と出身校についてご案内します。石橋静河さんはダンサーであるとともに、近年は女優としても活動が目立っています。
石橋凌さんと原田美枝子さんがご両親という、絵に描いたような恵まれた背景と才能の持ち主。もっとも、だからこそ少女時代にはそう言われることへのプレッシャーもあったことでしょう。
石橋さんの出身校については、高校時代に当たる時期に日本を出て、アメリカとカナダでバレエを学んで来たことが分かっています。(詳細は下記に)
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ボストンとカルガリーのバレエスクール ⇒ 進学せず
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3年ほどの留学から帰国したあとは、バレエのダンサーとして活躍し、やがて女優としての活動が始まり、大学へは進学していません。
石橋静河さんの海外での学校名も明らかにされていますが、ご本人が特に詳しく公開しているわけではありません。(下記に加えたように、高校以前に明星学園小学校・中学校・高等学校の可能性はありそうです)。
2020年代前半の昨今は、20代にして、注目されるドラマにも度々出演し、2022年には大河ドラマで義経の愛した「静御前 」を堂々と演じ踊りました。たいへん注目されています。
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当初は「コンテンポラリーダンサー」だったわけですが、そもそもコンテンポラリーダンスとは? と、気になります。
個人的には、古典絵画とコンテンポラリーアートとの違いなら分かりやすいので、ダンスの分野にもそんな違いがあるのかなと思っています。
石橋静河(いしばし しずか)
生まれ:1994年7月8日
出身:東京都
1998年:(推定)4歳でクラシックバレエを始める
2001年:(推定)小学校入学、7歳
2007年:(推定)中学校入学、13歳
2010年:(推定)中学校卒業、15歳、15歳でボストンへバレエ留学
2013年:18歳で帰国、コンテンポラリーダンサーとして活動
2015年:ROGO『銀河鉄道の夜 2015』で女優デビュー
2016年:舞台『逆鱗』出演
2017年:『夜空はいつでも最高密度の青色だ』池松壮亮とW主演、ブルーリボン賞新人賞、23歳
2018年:NHK連続テレビ小説『半分、青い。』佐藤健の嫁役
2019年:『いちごの唄』主演あーちゃん
2020年:『この恋あたためますか』北川里保
2021年:『大豆田とわ子と三人の元夫』 三ツ屋早良、『東京ラブストーリー』赤名リカ
2022年:『前科者』斉藤みどり 、『鎌倉殿の13人』静御前、28歳
2023年:『探偵ロマンス』村山隆子 / 相馬京子、『OZU 〜小津安二郎が描いた物語〜東京の女』
2024年:『燕は戻ってこない』主演大石理紀 、『ブラック・ジャック』ドクター・キリコ、30歳
その他出演など多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係に添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
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石橋静河さんの高校時代は海外のバレエスクール
静河さんが留学した先の学校についてはAidoly[アイドリー]など複数のサイトで、以下の学校名が明らかになっていますので、こちらの学校で学んでいたことは確かと見えます。
ただし細かいことですが、これらの情報の一次ソースが明らかでないため、弊サイトでは、伝聞形の情報とさせていただきます。
石橋さんは米国ボストンのバレエスクール(Boston Ballet School)、その後カナダ、カルガリーのバレエスクール(School of Alberta Ballet)にて、学びました。
◯ボストンバレエスクールはもちろん、アメリカのボストンにあります。
Boston Ballet School
所在地:19Clarendon St,Boston,MA 02116アメリカ合衆国
レンガ壁に埋め込まれた人物写真が印象的です。
◯カルガリーのバレエスクールは、カナダでも敢えて言えば西よりのアルバータ州にあります。
School of Alberta Ballet
所在地:906 12 Ave SW #2,Calgary,AB T2R1K7 カナダ
地図を載せておいてこう言うのもなんですが、カルガリーに行く予定がなければ位置はどうでも良いかもしれませんw。(個人的に地図が好きなのです)
そもそもカルガリーは、1988年に冬のオリンピックが行われた所。平たく言うと冬のオリンピックが開催できるくらい寒い地域、ということでしょう。
「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長」の橋本聖子さんが、選手としてスピードスケートで出場した大会の1つがカルガリー冬季オリンピックでした。
余談ながら同1988年、橋本聖子議員は同じ年に開催されたソウル夏季オリンピックにも自転車競技で出場しています。驚異的です。
余談ついでに、この時まで冬季オリンピックと夏季オリンピックは同じ年に開催されていたわけです。
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石橋静河さんは日本でいう高校生世代の期間を、これらのバレエスクールで学んでいました。
そもそも何故、留学したのでしょうか。決断したのはまだ中学生の15歳の少女であったはずです。
留学は「間違いなく自分の転機」だというが、当時中学校3年生の石橋はなぜその決断をしたのだろうか?
すると、「危機感ですね」とふわりと微笑む。
「留学するまでは、家の近所が私の世界のすべてでした。末っ子で、家族からも大事にされて幸せな子ども時代。でも恵まれすぎていて、ヤバいんじゃないかと勝手にいろいろと想像を巡らせて(笑)。
(https://news.nicovideo.jp/watch/nw8041653 より)
バレエそのものは4歳から始めていたわけで、バレエを選ぶというより敢えて厳しい環境と孤独とに立ち向かったということでしょう。
当時の心境でこんな言葉も印象に残りました。
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留学するのにもお金がかかるし、当時はわがままだなとも思いました。そして孤独だと思っている時にも、助けてくれる人がいたり、優しくしてくれる人がいて。一人の友達ができるだけで、すごくうれしいこともわかった。
(同上)
バレエで留学するには、資金的なバックボーンが不可欠であることは自明。両親が芸能活動をされているからこそできた選択だったかもしれません。
ただ、いざ留学先の一人の10代女性にとって、日々の生活はそんなことと関係なく、技術を習得しなければならないし、友達を得るには自分から努力しなければならない、そんな当たり前の日常があったことでしょう。
このように静河さんは、15歳の時に最初の「ボストンバレエスクール」に入学し、その後17歳の時にさらにオーディションに合格して「スクールオブアルバータバレエ」に編入したことが分かっています。
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石橋静河さんの出身地東京、子ども時代と出身中学(明星学園?)
石橋さんは東京都の出身ながら、出身小学校、出身中学校についてはいまのところ情報がありません。
推測に過ぎませんが、私立の一貫校に通っていた可能性もあるでしょうし、その他別の可能性も、もちろんあります。
⇒追記 2022年11月現在、三鷹市にある学校法人明星学園の著名な出身者一覧(https://ja.wikipedia.org/wiki/学校法人明星学園)に石橋静河さんの名前があります。
いつから掲載されていたかは不明。私立の一貫校という意味でも条件に合っているようです。ただし現在の所、それ以外の情報がなく、確かなことは分かりません。
三鷹の「明星学園小学校・中学校・高等学校」は幾田りらさんらの出身校で、長い伝統があり、出身者には小栗旬さんや岩下志麻さん、加賀まりこさんら錚々たる方々がいます。
一応になりますが・・
明星学園小学校、明星学園中学校
所在地:東京都三鷹市井の頭5丁目7−7
追記ここまで
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上記のように、石橋さんは留学先の学校名も挙げられていますが、ご本人のコメントや公式Profileによるものではありません。時間の経緯とともに情報が増えていくものと思われます。
このように、一説はあるものの詳しくは不明で、静河さんが留学したのと同じ年に、兄と姉と3人とも、それぞれ別の国に留学したとのこと。
一方で子どもの頃の静河さんは、両親とも俳優という家庭に育ったことで、小さなころは『親の七光りとも言われてしまうから、私はお芝居をやらない』と言っていました。
石橋静河さんのご家族の活躍、石橋優河(ゆうが)さんなど
ご家族については、ご両親の石橋凌さん、原田美枝子さんをはじめ、兄の石橋大河さん、その奥さんの石橋エマニュエルさん、静河さんの姉の石橋優河(ゆうが)さんが知られています。
さらに、優河さんのコメントによると小さいころに多忙なご両親を助ける祖母の存在も大きかったようです。
・石橋優河(ゆうが)さん
石橋優河さんが、あのドラマ『妻、小学生になる。』の主題歌を歌っていました。
『妻、小学生になる。』は石田ゆり子さんと 、天才子役と言われる毎田暖乃さんが重なって見える、見事な演出のドラマでした。
それにしても、盛り上がる場面であの声が聞こえてくるのが何ともステキ。
石橋優河さんも、静河さんの姉というより一人のアーティストとして活躍中です。2020年のミュージカル『VIOLET』ではヴァイオレットを演じています。
『妻、小学生になる』で主題歌「灯火」を書き下ろしたことも、驚異的な才能を感じます。
・石橋大河さん
兄の石橋大河さんは実写映像に効果をを加えることで、イメージ上の映像を作り出すという特殊な仕事をされています。「VFXアーティスト」とも呼ばれるそう。
・石橋凌さん
言うまでもないベテラン俳優でミュージシャン。久留米出身です。
2022年6月現在でいうと『やんごとなき一族』で松下洸平さんの父、深山圭一を演じています。
・原田美枝子さん
こちらもまさにベテラン女優。
原田美枝子さんの実の母親、原田ヒサ子さんを撮った映画『女優 原田ヒサ子』は、上記の石橋大河さんの技術で、2020年に作られました。
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映画をはじめ数多くの作品に出演してきた原田美枝子が、本作では、監督・制作・撮影・編集を手掛けた。美枝子の3人の子どもとその家族である、VFXアーティストの長男・石橋大河と妻のエマニュエル、シンガーソングライターの長女・優河、女優の次女・石橋静河らも企画に賛同。
(https://moviewalker.jp/news/article/228048/ より)
ご家族の活躍が華々しく、それらを紹介するときりがないのですが、こちらは何とも興味深い作品です。
原田美枝子さん初監督作『女優 原田ヒサ子』お披露目。
— KumiSato (@quynh_quyt) November 6, 2019
病院のベッドで母が突然、こう言った。「私ね、15の時から女優をやってるの。」私はとても驚いてしまった。何故なら、15の時から女優をやっているのは、母ではなく、私なのだから。制作・撮影・編集・監督:原田美枝子https://t.co/P0ns651uOy pic.twitter.com/EpjcVYK7bJ
↑映っているのは、原田ヒサ子さんと石橋優河(ゆうが)さん。
ご家族の歴史に思いを馳せさせてくれる作品です。
孫の静河がカチンコボードを叩いてカメラが回り始めると、まさに“女優”という表情を見せる。ヒサ子が、育ててきた娘と孫たちに向ける穏やかな笑顔は美しく印象的。
優河が歌う挿入歌が流れる中、美枝子とヒサ子が寄り添い、海を見つめるラストシーンが心にジーンと染み入る。
(同上)
そもそも羨ましいような見事な家族構成です。
しかし認知症という現実にこういう向かい方もあるのかと、原田美枝子さんの姿勢にも感心させられました。
美枝子さんは2022年の朝ドラ『ちむどんどん』にて大城房子を演じました。
石橋静河さんは帰国してダンサーの道に
このブログのフォーマットに基づいて言えば、石橋さんはその後、大学には進学していません。
ところで上記に続いて、お芝居をやらないと言っていた静河さんの変化について。
略歴にあるように、18歳の日本でいえば高校卒業のような時期に静河さんは帰国して、コンテンポラリーダンサーとして活動を始めました。
意識の変化は留学中に起きていたそうです。
ニューヨークで舞台を観る機会があり「芝居ってこんなに面白いんだ」と気付かされたのを契機に、日本でも映画を観ることが多くなり、『銀河鉄道の夜 2015』でのデビューに繋がります。
クラシックでプロになれなかったという事実が受け入れられない、そんな葛藤を抱えた時期もあったとのこと。しかし・・・
バレエには、クリアしなければいけない課題があって、何がよくて何がいけないかがはっきりしている。でもお芝居のいい悪いの境目は曖昧で、どちらかというと、その人の持つ個性の方が重要視されたりします。そうやっていろんな役をいただく中で、自分のアイデンティティが確立してきて、自分の過去に対して客観的になれたときに、『あ、あれは挫折だったんだ。そしてそれは大事な経験だったんだ 』と、やっと受け入れられることができたんです」
(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/86911?page=2 より 色などはこのページにてつけています。)
長い引用になりましたが、挫折経験とその受容の貴重なナマの言葉として、紹介させていただきました。
能楽師の #安田登 さんとコンテンポラリーダンサーで俳優の #石橋静河 さん。日本の本物を考える「#JAXURY」の記事3本をまとめました。@eutonie
— FRaU(フラウ) (@frau_tw) May 31, 2022
#1「石橋静河、私の悩みが消えた瞬間」https://t.co/8DyJSlUfr8
#2 対談前編 https://t.co/XfQhJD1W9h
#3 対談後編 https://t.co/yoUL6mPgwg pic.twitter.com/cBGnWDpOzT
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『能』の面白さに目覚めた静河さんは、2021年のインタビューで「日本の伝統芸能に、私はむしろコンテンポラリーを感じた。 時代の変化に合わせて自分を表現する西洋の考え方も素敵だけど、自然と一体になるような日本の考え方って面白いと思った」とも述べています。
未読ですが、安田登氏の『日本人の身体』という本も、石橋さんのコメントを読んで、読んでみたいと思いました。
熊本の「うつくしいひと」のサバのほうでは石橋静河さんのコンテンポラリーダンスが観られました。熊本出身の高良健吾さんも出演。
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そういえば、静御前の舞を、ダンサーである石橋さんが踊ったのは大河ドラマとしても感慨深いことーー。「しずやしずしずのおだまき」を繰り返したのはかつて富司純子さん、そして石原さとみさんでした。
また有村架純さん主演の『前科者』では、生真面目一方の有村さんを力付けるかのような、弾けた「斉藤みどり役」が板についていました。有村さんらしい魅力も溢れており、好きな映画です。
2024年の『燕は戻ってこない』は重たいテーマでもありました。しかし本作であらためて、この女優さん好きだな・・と思いました。
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以上、簡単でかつ判明部分が少ないのですが、石橋静河さんの出身校についてでした。