本田なおさんから本名の奈緒さんへ
奈緒さんの出身校や学歴についてご案内します。『 半分、青い。』や『あなたの番です』で一気に知名度を上げた人気女優の奈緒さん。
もとの芸名は本田なおさんでしたが、本名の奈緒さんに改名したころから、出演が増えたという逸話もあります。
福岡市で育ち、地元の公立高校1年のころにスカウトされ、高校時代もモデル活動などをしていました。高校卒業にあたり、迷いもあったけれど女優への道を志して、大学へは進学しませんでした。
福岡県立筑紫中央高校 ⇒ 進学せず
福岡での活動の後、二十歳で上京し、数々のオーディションを経て3度めの朝ドラ挑戦で、『 半分、青い。』のヒロインの親友役を演じることになりました。
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当時の木田原「菜生」という役は、もともと「奈緒」だったけれど、さすがに同じというのを避け、役名のほうを変えたとのこと。
『あなたの番です』での怪演はかなり注目され、中の人はどんな人物だろうと思われた、というのも、奈緒さんの実力と言えるでしょう。
奈緒
生まれ:1995年2月10日
出身:福岡市
2001年:(推定)小学校入学、6歳
2007年:(推定)三筑中学校入学、12歳
2010年:(推定)筑紫中央高校入学、15歳。スカウトされCGEに所属する。
2013年:(推定)筑紫中央高校卒業、18歳。『めんたいぴりり』
2015年:上京、20歳
2016年:『雨女』映画初出演、『Chef〜三ツ星の給食〜』宮田加奈
2017年:『赤ひげ』天野まさを
2018年:連続テレビ小説『 半分、青い。』木田原菜生
2019年:『ハルカの陶』小山はるか 、『のの湯』連続ドラマ初主演、『あなたの番です』尾野幹葉、24歳
2020年:『やめるときも、すこやかなるときも』ヒロイン、『姉ちゃんの恋人』浜野みゆき
2021年:『あなたの番です 劇場版』尾野幹葉
2022年:『可愛かった犬、あんこ』主演、『ファーストペンギン!』岩崎和佳、『両刃の斧』川澄日葵、『マイ・ブロークン・マリコ』マリコ 、27歳
2023年:『#マンホール』ヒロイン、『あなたがしてくれなくても』吉野みち
2024年:『春になったら』椎名瞳、『陰陽師0』徽子女王 、『先生の白い嘘』原美鈴、29歳
その他、出演など多数
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
#ファーストペンギン!
— 奈緒Staff (@Nao_Staff6101) October 2, 2022
第1話放送まで
あと3日🐧https://t.co/uQnoe6sZwr#奈緒 pic.twitter.com/a19NLQaq1G
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奈緒さんの出身高校は福岡県立筑紫中央高等学校
すでに著名人となった奈緒さんについて、出身高校は福岡県立筑紫中央高等学校であることが知られています。
同校は、似た近隣の名前の高校と区別して筑中(ちくちゅう)とか中央などと呼ばれるそうです。「筑中」の場合は、中学校との区別も少々紛らわしいように見えますが・・
設立は1917年の「筑紫実業女学校」までさかのぼります。
現在名になったのは戦後の1949年のこと。
それ以前は女子校でした。前身とは関係ないかもしれませんが、令和に入った時期で、在校生の女子比率は6割くらいという状態が続いています。
福岡県立筑紫中央高等学校
所在地:福岡県大野城市中央2丁目12−1
土地勘のない者からすると、住所が大野城市になるのが意外でした。
しかし、同校への通学区として大野城市だけでなく福岡市の中央区や博多区が含まれるので、こちらの通学区事情からするとふつうのことなのでしょう。
事実、博多育ちの武田鉄矢さんも福岡県立筑紫中央高等学校の卒業生です。
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福岡県は進学校として著名校が多くあります。
有名なところでは、久留米大学附設高校や、県立の修猷館(しゅうゆうかん)高校 、九州国際大学付属高校 などが知られ、博多華丸さんや池松壮亮さんの出身校である福岡大附属大濠(おおほり)高校も有名。
数が多いのでランキング的に筑紫中央高校が何番目、とシンプルにいえる状況ではありません。
しかしざっくりなところ、奈緒さんの出身校、筑紫中央高校も上位に入る公立高校です。
【筑紫中央高校の大学合格実績】は、同校の【公式サイト】によりますと、「令和3年度入試」の例で以下となっています。
国公立大学
佐賀大学 14名、
福岡教育大学 5名
九州工業大学 5名 など合計 48名
私立大学(述べ人数)
福岡大学 330名
西南学院大学 98名
福岡女学院大学 99名
九州産業大学 182名 など合計 1071名 一部のみ抜粋
(述べ人数の故か、すごい数ですね)
ということで、奈緒さんは大学には進学しなかったのですが、女優になる決意を秘めての、あえての決断だったことが、出身高校の様子からも充分に伺えます。
奈緒さんは高校時代は美術部でした。後に2018年の「第23回NHKハート展」に、加藤諒さんらとともに出品しています。
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奈緒さんは上記のように高校時代にスカウトされました。
最初はモデルやリポーターの仕事をしており、1年くらい経って、お芝居のワークショップを受けたころに「ハマった」と、2020年4月の【澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所】の記事で語っています。
当時は地元の『ももち浜ストア プラス』という番組で、「おすすめ通信 なおちゃんねる」というコーナーを持っていました。高校生ながらすごいと思うのですが、奈緒さんいわく、下手だったと。
でもすごく下手くそだったので、たぶん福岡で一番下手なリポーターだったと思います(笑)。
(https://www.advertimes.com/20200424/article312457/2/ より)
スカウトされるまでは目立つタイプではなかったとーー。
芸能の仕事に、特に興味があったわけではないけれど、お母さんが働いてくれているので「早く働きたい」と思っていた女子高生でした。
ちなみにお母さんは最初は心配し、ことに上京には大反対だったそうですが、2018年ころからは都内で一緒に暮していると、この取材で語っていました。
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さらにこの取材での奈緒さんの話がユニーク。
もとの芸名の本田なおさんの「本田」は漫画『フルーツバスケット』のヒロインの女の子の名字だそうです。それを「奈緒」さんに変えたきっかけは、マネージャーさんから字画が悪いと言われたこと。

それ自体は、あまり驚かないのですが、以下のエピソードが強烈。
うちの父が、私が7カ月の時に亡くなっているんですけど、「お墓参りに行ってる?」って聞かれたので、「ずっと行けてなくて……」という話をしたら、「お父さんもきっとこの仕事を応援したいけど、自分の知らない名前になっていて、応援するにもしきれないような状況で……たぶん今そばにいるよ」って。「『芸能界で頑張るから応援して』って今すぐ行って来なさい!」って、飛行機代まで出していただいて。
(同上)
そのお墓参りのあと、すぐ、連続テレビ小説『 半分、青い。』への出演が決まったそうです。
高校時代の話からちょっと追加でした。
奈緒さんの出身地博多と出身小学校、出身中学校
奈緒さんの出身中学は福岡市立三筑(さんちく)中学校であることが、もはや有名となっています。先述の武田鉄矢さんも同校の出身であることから、話題性が高いのかもしれません。
さらに三筑中学校へ進学する児童は、通学区の関係で三筑小学校か、那珂南小学校のどちらかであることも明らかになっています。
したがって出身小学校は、これらの2校の可能性が高いでしょう。
ただし小学校の途中で引越し等の可能性もありますから、入学時も同じであったかも含めて、いまのところ推定の範囲です。
◯出身小学校:福岡市立三筑小学校? 福岡市立那珂南小学校?
所在地:博多区元町または、博多区三筑 あたり
◯出身中学校:福岡市立三筑中学校
所在地:福岡市博多区三筑1丁目10番1号
あらためて地域の様子を見ると、上記のように、筑紫中央高校が大野城市であることが初めは気になりましたが、じつは三筑中学校ともすぐ近いことが分かります。
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(ご本人による小さいころの写真、目がそのままですね)
福岡市立三筑中学校は奈緒さんだけでなく、武田鉄矢さん、千葉真一さん、佐々木健介さんの出身校であることも知られています。
地元の方には今さらながら、太宰府天満宮も近いのでした。興味の尽きない地域です。
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子どものころの奈緒さんは漫画家を夢見るときもありました。
実家を整理していたら子どものころに書いた画用紙が出てきて、将来の夢は「マンガ家」と書いてあったそうです。
画用紙の下の方に『私の尊敬する“空知”について』って書いてあって。私『銀魂』が好きで、でも子供だったので(原作者の)空知(英秋)先生のことを呼び捨てにしていましたね」
(https://mantan-web.jp/article/20180510dog00m200047000c.html より)
女優になってからも絵を描くことが大好きな奈緒さんは、時間があれば描いているとのこと。ダリの絵が特に好きだそうです。
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『半分、青い。』の撮影時には共演の矢本悠馬さんの似顔絵を描くことにハマっていたとかーー。
ちなみに、福岡ですでに芸能活動をしてから上京したという点で、今田美桜さんも同様。今田さんのほうが2歳ほど年下です。
奈緒さんの出身大学はなし
高校を卒業してしばしは、地元で活動していた奈緒さんですが、20歳で上京することになりました。大学等へは進学していません。
お母さんからは反対されたそうですが・・
「東京に行こうと思う」とは言いました。でもそれが20歳になるタイミングだったので、最初は「何で東京に行こうとするの?」ってずっと引きとめられていて。でも行くと決めていたので、何とか説得して出たという感じですね。
(https://www.advertimes.com/20200424/article312457/2/ より)
上京してから、野島伸司さんが総合監修のアクターズスクール『ポーラスター東京アカデミー』との縁は大きな飛躍の契機となったもようです。

『半分、青い。』への出演が決まる一年ほど前に、奈緒さんはたまたまバスの中で読んだ記事で、ポーラスターについて、野島さんといしだ壱成さんが対談しているテキストに心を奪われました。
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『本物の役者主義』という考え方が、素敵だな、私もこういう輪のなかに入りたいと感じて。野島さんが直接見てくださるオーディションなんて、田舎から出てきた私には想像もできないから、挑戦したいと思って、初めて自分でオーディションに応募しました」
(https://deview.co.jp/News?am_article_id=2097299&set_cookie=2 より)
このように奈緒さんは、自ら「ポーラスター東京アカデミー」のオーディションに応募しています。お母さんが勧めてくれたという逸話があるのは、佐々木このみさんという別の女優さんです。
このとき、奈緒さんは「着飾って行くのはやめよう」と思い、あえて、黒いタートルに眼鏡、目にかかるぐらいのパッツン前髪のおかっぱ、下はダボッとしたカーキのカーゴパンツでオーディションにでかけたとのこと。
何か、覚悟が感じられます。
のちに「オーディションのときだけあんなにダサかったんだ?」とスタッフに言われるのも面白いですが、奈緒さんの、芯の強さが透けて見える気がします。
その時、奈緒さんは即、「ポーラスター東京アカデミー」に採用となったようです。
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私はオーディションが終わってすぐに“特待生として迎え入れたい”という連絡をいただきまして。大人の方々から説明を受けながら、一歩後ろから自分を観ている感覚で“芸能界っぽい”って感じてました。
(同上)
「ポーラスター東京アカデミー」は特待生として優遇してくれたわけですが、結果として「ポーラスター東京アカデミー」にとっても、奈緒さんは看板女優さんのような存在となっていますから、これは運命的な出会いだったと言えるでしょう。
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『あなたの番です』の「尾野ちゃん」は、真犯人以上の迫力、存在感だったとあちらこちらでコメントされました。まさに怪演・・・(主演は田中圭さんと原田知世さん。)
先日、あなたの番ですの映画化を知り恐怖に慄いていたのですが、まんまと悪夢を見ました。怖いけど最推しの尾野ちゃんを観にいかなくては…。 pic.twitter.com/1cK6gW0NeT
— ブリアナ・ギガンテ (@Briana_Gigante) November 22, 2021
『 半分、青い。』で共演した永野芽郁さんとの『マイ・ブロークン・マリコ』での共演も、二人の成長というか、さらなる姿を見せてくれており、感動ものとされています。
また、2023年の『あなたがしてくれなくても』においても、菜緒さんらしい演技を見せてくれました。
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以上、簡単ですが奈緒さんの出身校についてでした。