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今やベテラン女優となった伊藤沙莉さん
伊藤沙莉(いとうさいり)さんの学歴と出身校についてご案内しています。
伊藤沙莉さんはもともと『女王の教室』で子役、当初はいじめっ子役で有名になったとされます。当時はまだ11歳のころでした。
しかし、その後たくさんのドラマ出演を経て、2017年の朝ドラ『ひよっこ』でも注目され、その後は主演も多数こなしてきました。
千葉県出身の伊藤沙莉さんは、高校は県立若松高校という情報が有力でしたが、現在では確定的情報となっています。
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千葉県立若松高校 ⇒ 進学せず
知られているように、兄は吉本興業所属のお笑いコンビ「オズワルド」のツッコミ・伊藤俊介さん。
三人兄弟の母子家庭で育ち、近年では、兄の俊介さんとの共演が実現したり、たまたま沙莉さんの自宅取材には姉のしおりさんがおられて、テレビに映ったりーーという状態。
近ごろは伊藤さんの諸々の面が知られ、ますますの安定した女優さんとなっています。
さらに2024年のNHK連続テレビ小説の『虎に翼』の主演で、まさに破竹の勢いが続いています。
(伊藤さんの出身校はこのページを作成後、徐々に明らかになっており、ところどころ上書きで読みにくいと思われます。伊藤さんが有名になってきた足跡の意味も含めて、どうぞご了承ください)
伊藤沙莉(いとうさいり)
生まれ:1994年5月4日
出身:千葉県
事務所:アルファエージェンシー身長152センチ、血液型 A型
2001年:(推定)小学校入学、7歳
2003年:『14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜』ドラマデビュー、9歳
2005年:『女王の教室』11歳。
2007年:(推定)中学入学、『わたしたちの教科書』13歳
2008年:『スクラップ・ティーチャー〜教師再生』
2009年:『上地雄輔ひまわり物語』
2010年:(推定)若松高校入学、16歳
2011年:『大切なことはすべて君が教えてくれた』宇野沙莉
2012年:『嘘の証明 犯罪心理分析官 梶原圭子』バスの乗客 、『悪の教典』
2013年:(推定)高校卒業、19歳『みんな!エスパーだよ!』ユウコ
2014年:『GTO』楠見加奈、20歳
2016年:『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』主演、『獣道』(須賀健太さん主演)
2017年:『ひよっこ』米屋の娘、安部さおり
2018年:『恋のツキ』水野晴子、24歳
2019年:『これは経費で落ちません!』 佐々木真夕
2020年:『ペンション・恋は桃色』ヒロイン、『いいね!光源氏くん』藤原沙織 、『タイトル、拒絶』主演
2021年:『大豆田とわ子と三人の元夫』ナレーション、27歳
2022年:『ミステリと言う勿れ』 風呂光聖子 、「アクターズ・ショート・フィルム2あんた』主演、28歳
2023年:『キッチン革命 第2夜』主演、『シッコウ!!〜犬と私と執行官』主演、『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』主演、29歳
2024年:連続テレビ小説『虎に翼』主演・猪爪寅子(いのつめともこ)、30歳
その他出演多数、
*略歴は当サイト独自のまとめであり、公式発表ではありません。略歴中の学校関係などに添えた年齢は、およそ誕生日を迎えた時点での「◯歳」を示しています。
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伊藤沙莉さんの出身高校は若松高等学校
伊藤沙莉さんは千葉県の出身で、高校は千葉県立若松高校が出身校と言われています。その根拠となっているのはこちら
こちら、というのはある方のブログです。その中で妹さんのことが記されています。
「私の妹、伊藤沙莉」と書いた方(推定、沙莉さんのお姉さん)のブログで、断定はできないながら、状況からして伊藤沙莉さんのことと思われます。(←その後2022年以降はブログサービス自体が終了していました)。
ただし、ご本人がそう明言しているわけではありません。お姉さんの卒業と入れ替わるタイミングで若松高校に入学したようすが示されており、上記のブログは2010年のことでした。
千葉県立若松高校
所在地:千葉市若葉区若松町429−439
伊藤さんの生年月日からすると、高校卒業は2013年の3月と考えられます。
高校の卒業時期にはやはり進路を悩んだそうです。
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しかし高校時代である2012年に『悪の教典』に出演し、それを家族皆で千葉の映画館で観て、エンドロールに自分の名前を見て、決心が固まったもよう。
以下は『朝日新聞デジタル』による2020年11月の記事・・
私は家族に褒められるのが一番の喜びで (中略)・・そんな私が、大きなスクリーンで家族と一緒に出演作を見ることができた。・・(中略)・・
大きなスクリーンに自分の名前が出てきた感動をいまだに覚えています。
(https://www.asahi.com/and_w/20201113/2651407/ より)
ということで、高校卒業後は役者の道に進みました。
追記:2022年、その後、今や著名人の伊藤沙莉さんの出身高校は、兄のオズワルド伊藤さんとともに、有名になっており、さいりさんも千葉県立若松高校の出身者の一人として掲げられています。
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9歳でデビューし、しかし「売れない子役」と言われた子ども時代
高校から時間をさかのぼって・・
伊藤沙莉さんが子役でデビューしたことはよく知られています。
略歴のように9歳(小3)にして、『14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜』で「35歳の女性が体だけ子供になった」という難しい役を演じました。
おはよーぐると🎵
— きもぴ (@kimopi888) October 25, 2020
📺#35歳の少女 は大変にオモシロイ訳だが、だがしかし、元祖 #三十五歳の少女 は、ドラマ『14ヶ月』での #伊藤沙莉 さんであったのだ。
タクシーのドアガラスに壱萬円札を叩きつけている この少女が、中身は30代で見た目は“いとうちゃいり当時9ちゃい”である。9歳だが声は今と同じ🙄 pic.twitter.com/ys3dZcnWLv
あどけなさが可愛い9歳の伊藤さんでした。
幼時からダンスを習っていて、そこの掲示板で子役オーディションを知ったとか・・。『14ヶ月〜妻が子・・』の現場では蒼井優さんが遊んでくれたというのですから、凄い。
(蒼井優さんは伊藤沙莉さんよりも9歳ほど年上)・
「文春オンライン」の2017年の記事によりますと、出演後に自分の声を聞いて驚いたそうです。
「え? 私ってこんな声だったんだ!」って。
ただ、家族みんながワーッて盛り上がってくれたのは嬉しかったです。
お姉ちゃんが小6くらい。お兄ちゃんは思春期真っ盛りで(素っ気なく)「へー、なんかすげーじゃん」みたいな感じだったけど。
(https://bunshun.jp/articles/-/4709 より)
9歳で華々しいスタートを切ったように見えますが、周囲からイジられるタイプで、中学を終えるころまで、伊藤さんのあだ名は「売れない子役」だったそうです。
でも、「おっ、売れない子役、どうした?」みたいな言葉に全然普通に反応してましたね。そのくらい言いやすい感じの存在だったんだと思います。(同上)
なるほどですが、今や華々しい女優さんも、そんな時代があったのですね。
いじめっ子役も多かったため、イメージが一人歩きして、実生活でもあることないことを書かれたこともあったそうです。それだけ演技力があったという証左でもあります。
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ところで中学時代に、伊藤沙莉さんは『保育士』に憧れたことがあるとのこと。こちらは2020年7月のインタビューから。
実は、保育士さんが私の憧れの職業のひとつでもあったんです。私は9歳から子役として今のお仕事をしているので、他の職業への浮気心みたいな感情がちょっとあって(笑)、中学生の時に学校の職場体験で保育園に行った時から、ずっと憧れていました。
(https://www.pintscope.com/interview/sairi-ito/ より)
この取材は、2020年の映画『ステップ』にて、沙莉さんが保育士を演じたことに関連して、でした。結婚3年でに妻に先立たれた父を山田孝之さんが演じ、娘と歩みだす一歩を温かい視線で見守る保育士・・という役柄。小さいときから演じてきた伊藤さんに、こういう面もあったのですね。
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沙莉さんのご家族について、その後、取材や番組出演が多くなったため、それらを通して、もろもろのことが明らかになってきました。
ご家族は、母が父親と離婚したあとは、母、叔母、兄(オズワルドの伊藤俊介さん)、姉のしおりさん、沙莉さんの5人で暮らした時期がありました。
父親は破天荒な人物だったようすです。
離婚後、たいへん生活の苦しい時期もあったけれど、ご家族で力を合わせて乗り越えてきたようです。叔母さんが送り迎えなど、もう一人の母親のように尽くしてくれた様子。
「ハーフ」というキーワードが取り沙汰されたことがありました。真相は分かりませんしどちらでもいいこと。しかし特に公表していないけれど隠しもしない・・という伊藤さんのサッパリした気性が反映された現象ではないでしょうか。
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兄の、オズワルドの伊藤俊介さんは、妹のほうが先に有名になったため敢えて関係を明かしていなかったけれど、思い直してオープンにーー。今では、妹のほうが家賃の四分の三を出していた等々・・の兄妹関係は有名な話となっています。詳しくは伊藤俊介さんのページにて。
伊藤俊介さんは駒沢大学の出身であることを、大学の広報が示しています。
伊藤沙莉さんの出身地、千葉市若葉区と出身中学校
このように、伊藤さんにとっては、小学校から高校まで、一方で子役をしながらの生活でした。
そして上記の若松高校は、千葉市の中でも『若葉区』にあります。若葉区は、JRの千葉駅などからは離れて東に延び、四街道市などに接するかなり広い区となります。
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さて、伊藤沙莉さんの出身小学校、出身中学校についてネット上にいくつかの情報が見られますが、一つだけ言えるのは確かなソースはないということ。
↑追記:2021年、その後、伊藤沙莉さんの出身小学校はみつわ台北小学校、出身中学はみつわ台中学という情報がネット上で多数記されています。
ということで、まず小学校は、
千葉市立みつわ台北小学校
所在地:千葉市若葉区みつわ台3-5 .
千葉市立みつわ台中学校
所在地:千葉市若葉区みつわ台2丁目41−1
上記の若松高校から、直線距離3キロほどの位置関係です。
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重要なことではありませんが、以前に沙莉さんが蘇我市出身と言われてきた理由も不明。しかし2017年の伊藤さんの、他の方とのやり取りで次のようなものがあります。
江野沢愛美 @manami_enosawa
わたし千葉出身だけど
白井市生まれじゃなくて、行ったことないです笑😂
よく聞かれるけどウィキペディアは間違ってます、、、笑伊藤沙莉 @SaiRi_iTo
私も蘇我出身になってるよ、違うのに😂
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伊藤沙莉さんの出身大学はなし
上記のように、高校時代の進路に悩みはあったけれど、役者への道を決心した伊藤沙莉いさんは、大学へは進学していません。
高校卒業が2013年で、2014年には『GTO』に出演。
ところが、役者の道はそう簡単ではなかった。19歳で一気に仕事がなくなった。この道で良かったのかと悩んだものの、役者道に邁進できたのは20歳の時に学園ドラマ「GTO」に出演し、飯塚健監督と出会ったからだ。
始まりは最悪だった。
オーディション後のワークショップでは飯塚監督が「この中で芝居を見られるなと思うのは、強いて言えば松岡くらいかな」と言った。
(https://www.asahi.com/and_w/20201113/2651407/ より)
「松岡」とは後に親友となる松岡茉優さんのこと。
しかし『GTO』を通して、伊藤さんは飯塚健監督から演技の基礎となることを、いくつも学んだそうです。「人間を2Dで描くことは絶対にしないでくれ。3Dでいてこそ人間だから」との助言・・
そして、『GTO』ではいじめっ子という役だったけれど、結果的にむしろ人気のあるキャラクターを演じたもようです。
2016年の『獣道』の共演はやはり子役から活躍してきた須賀健太さん。
また2017年の『ひよっこ』では、米屋で相棒となる泉澤祐希さんと、伊藤さんの誕生日の5月4日には「パン、送る」みたいなやり取りがありました。
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また、おねえさんの「しおりさん」は、2017年7月28日に放映された『【窪田正孝も衝撃美食CA&激辛に憑かれた女優】』にて、少しの時間ながら、放映されました。
タイトル通り「激辛」を平然と食べる姉妹たち・・
家には伊藤の姉のしおりさんが泊まりに来ていた。
伊藤は肉じゃがにタバスコを大量投入。すると姉のしおりさんはカレーうどんに七味唐辛子を大量投入。姉妹二人で激辛スパイシを料理に投入していた。
(https://kakaku.com/tv/channel=4/programID=45307/episodeID=1082881/ より)
お姉ちゃんのしーちゃんも登場
— もぐっち (@MOguuCh) July 29, 2017
声も顔もそっくり😆
カレーうどんに七味ひと瓶って……😱#伊藤沙莉#沸騰ワード10#妖怪七味ババア#最強のおそるべし激辛シスタ ーズ pic.twitter.com/dDcwe8zb1L
お姉さんも雰囲気があって、いい感じの方です。
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子役のころの話に戻ると、伊藤沙莉さんの出演した『女王の教室』(天海祐希さん主演)は観ていないのですが話題作でした。志田未来さんがメイン生徒を演じました。
『わたしたちの教科書』(菅野美穂さん主演、菅野さんの元婚約者役が谷原章介さん)は観ました。沙莉さんの出演場面はそう多くないながら、教室の端に座っていた伊藤さんの表情にたいへんインパクトがあり、中学生ながらすでにオーラを発しているのでした。
あらためて、子役のころからの歴史が、層をなして深みある女優さんとして、現在、活躍していることに感心させられました。
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また2021年の人気ドラマ、『大豆田とわ子と三人の元夫』にてはナレーションを担当しました。
伊藤さんの特徴のある声は、ある時はご本人の悩みのタネであったそうですが、しかし考えようによって武器となり、そして今回、その声のパワーが遺憾なく発揮されました。
とりわけドラマの冒頭、とわ子の登場シーンで「これ、歩いている大豆田とわ子」とナレーションが流れると、
早くも伊藤の声に気づいた視聴者から驚きの声があがり、
「伊藤沙莉」がTwitterのトレンドワードにも名を連ねるなど、大きな反響を呼んだ。
(カンテレTIMES サプライズ発表!ナレーション・伊藤沙莉、念願の坂元裕二作品に「幸福すぎて叫びました」2021/04/19 より)
坂元裕二さんの作品に出るのは、じつに『わたしたちの教科書』以来のこと。本番まで、ナレ担当をネタバレしないよう、じっと忍耐していたとかーー。
昨夜の
— たかし (@tsob2011) April 27, 2021
「大豆田とわ子と三人の元夫」も
面白かったな。
松たか子さんなど役者さんたちは全員素晴らしいのだが
伊藤沙莉さんによるナレーションも最高。
てか
伊藤沙莉さんも普通に出演させればいいのにw
おはようございます☀#まめ夫 pic.twitter.com/vj6zLLNhYi
その後、伊藤沙莉さんはますます主演を務めるようになり、2024年の『虎に翼』では三淵嘉子さんをモデルとした女性初の弁護士、さらに裁判長という役柄。
『虎に翼』は朝ドラにして特出して面白い・・という評価を得ています。そして主役の微妙なあの表情は、伊藤沙莉さんだからこそ成り立つ・・これも世論と言えそうです。
石田ゆり子さんのベテランぶりはもちろんのこと。
兄の役は上川周作さん。同僚に土居志央梨さんがいます。こちらの二人は大学の同期でもあります。
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ところで単行本、『【さり】ではなく【さいり】です』(2021/6/10発行)が2024年3月にAudibleにアップされていました。
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聞かせてもらいました。伊藤家の沙莉さんのことが良く分かり、このページもご本人の著に合わせて書き直すべきかという気もしました。・・しかしそれも違うように感じますので、『【さり】ではなく【さいり】です』を、是非読まれることをオススメしたい思います。
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以上、ますますステキな伊藤沙莉さんの出身校などについて、でした。